柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

mailto:bob@twoj.org eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

マダガスカル

(マダガスカルでボランティア隊員として柔道を教えています。ここマダガスカルは・・・)


地方(都市名など):ツルヌマンディティ
稽古場所(道場名、学校名など): 聖トゥリニトテ中学校
滞在期間: 2005.4〜2007.4

マダガスカルでボランティア隊員として柔道を教えています。

ここマダガスカルはアフリカ大陸の西に位置している世界で4番目に大きい島で、「第七の大陸」とも呼ばれています。面積は日本の1.6倍程。
マダガスカルにはこの島にしか存在しない動物が沢山生息しています。島にある約1万種の植物の80%。魚類,両生類,爬虫類の90%以上、哺乳類の80%以上、鳥類の50%が、他の地域では見られない独自の種です。アフリカ圏ですが純粋アフリカ系は少なく(スポーツのナショナルチームはアフリカ系が多いですが)、人口の多くがアジア系。お米の一人当たりの消費量は世界一だそうです。
気候は、雨季(10月〜4月)乾季(5月〜9月)の二季。地域によって寒暖の差が激しく、乾季には標高の高い所は零下になりますが、乾季の為雪は降りません。一方、海岸部(低地)は冬でも海に入れる暖かさです。

私の指導対象は5才〜大人まで。畳は幸運な事に日本からの援助で20枚程あります。ただし道場が無い為、教会の一部を借りて活動しています。

こちらの子供達は柔道着が買えないので、手作りの柔道着や半そで、短パンで柔道をしていますが皆、楽しそうに柔道をしています。

md1b.JPG

マダガスカルには以前日本人指導者が入っていた為、しっかりした組織があります。
私が所属している機関の上司は嘉納治五郎杯に出場されており、この方が中心になってマダガスカル柔道を進めておられます。
私が配属されているのは教育科学省なのですが、ここは柔道の児童に対する教育的価値を認めており「JUDO IN SCHOOL」という機関を作り全国展開を図っています。現在の大統領が親日家であることも少なからず影響している模様です。

私が活動しているのは、首都から西に220キロ、バスで5時間のツルヌマンディティという町です。
ここには「JUDO IN SCHOOL TSYRUNUNANDYDY支部」があります。
その為、私が赴任する以前から柔道部があり、JUDO IN SCHOOL TSYRUNUNANDYDY代表者(男性40代)が指導していました。しかし、この男性は本で柔道を勉強していただけで、日本人指導者、マダガスカル人指導者の下で柔道をした事はありません。段も持っていません。

赴任当日は、市長から地元テレビ局まで来て、歓迎会をして頂きました。要望の高さを感じプレッシャーを感じました。

練習は水.土曜日の週2回。1クラス2時間程度です。
クラブの人数は50人程度で白帯クラス、黄色帯クラスに分かれています。昇級試験は「五教の形」を行います。

教会の一部に畳を敷くのですが、同一メーカーの物で無い為、畳と畳の間に隙間があったり、畳が動く為、練習中に足を挟む子供がいたり、乱取り中に畳をしき直したりしていました。改善のため、端につっかえ棒をし、畳が動かない様にし、隙間にはスポンジを詰めるようにしました。

苦労しているのは、出席についてです。こちらの人は時間にルーズで土曜日は朝7時半から練習なのですが、人が集まり始めるのが7時半。そこから畳を敷いたり、掃除などをすると急がせても始まるのは8時。何度注意しても、注意した次はキチンとするが回数を重ねるとまた元に戻る状態です。また、週に2回しか練習がないので毎回出席して欲しいのですが、まばらです。出席簿を付け始めたら少し安定してきましたが、まだまだです。

赴任した当初は殆どの子がキチンとした受身がとれず、正座も出来ない状態だったのが、最近では新しく入部して来た子供に以前からいた子供が受身や正座を教える事が出来るようになってくれました。「これで私が帰っても受身は大丈夫かな?」と、すこし嬉しく思っています。

レベルは、低いです。赴任当初はきちんとした前回り受身をとれる人は数人しかいませんでした。こちらの指導者は、受身をあまり重視しておらず、入部初日の子供を乱取りに参加させようとしていたので驚いて止めたこともありました。バネのある子も多いので身体能力は低いとは思いませんが、体育館がないので回転運動すら初めは出来ませんでした。

強い選手は、残念ながら私が活動している所にはいません。男子高校生と練習すると力は強いですが技が無い為、今のところ負けていません。負けられないです(笑)。舐められますからね。
語学研修中に首都の道場で練習をした時、78超のナショナルチームの人と練習をしましたが、その人は谷落としをよくかけてきました。払い腰などキチンと組んだ柔道はしてこなかったです。

最近は、柔道に対する真剣さが変化したように思います。生徒は、しんどい練習でも新しい練
習方法を取り入れると皆が喜びます。以前、生徒と話をした時「練習はどう?」と聞くと「しんどいケド良い練習」と言ってくれたので嬉しかったです。

私は、生徒に礼儀を重んじるように指導していきたいと思っています。いくら強くても、目上の人をバカにするような態度は絶対に許しませんし、道場に上がる時は、必ず道場に向かって礼、自分に礼をさせるようにしています。立ち技、寝技の乱取りの時も同じです。きちんと、練習相手に礼をさせるようにしています。

今度、試合をしたことの無い子供達の為に試合を開催しようと思っています。
日本のように環境が整っていない中での活動ですが、子供達の楽しそうな顔を見るため、これからも任期終了まで頑張ろうと思います。

今は、半そで短パンの子供となんちゃって道着(母親の手作りで綿のペラペラ道着)を着ている子の差をどういう風に詰めようか考えています。子供は半そで短パンの子供と乱取りをするのを嫌がります。やはり、やりにくいですから。
現在、JICAと講道館のプログラムを利用してリサイクル道着を申請中です。
協力隊が活動している国(特にアフリカ圏)は常に道着不足です。柔道をしたくても柔道着が無い為、技を正確に覚える事が出来ません。柔道に重要な「引き手」「釣り手」も学べません。そして、せっかく練習しても公式試合に出る事が出来ません。
このサイトに来られる皆さんの中に不要になった柔道着があれば、是非寄付をお願いします。講道館に送る場合は送料は着払いでよかったと思いますので(不確かですみません。)是非ご協力お願いします。

md2.JPG
(首都の道場。ここには試合場が二面ある)

投稿者:東出



supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.