フランス2
(現在パリで仕事をしています。こちらではとても柔道が盛ん…)
地方(都市名など) :パリ
稽古場所(道場名、学校名など):Centre sports BD reims 17e
滞在期間:2004から
現在パリで仕事をしています。
高校卒業以来8年、ほとんど柔道着に袖を通すことはなかったのですが、こちらではとても柔道が盛んなこと、自宅から歩いて5分くらいのところにクラブがあることなどで、中学・高校時代の柔道熱がまた出てきたところです。週1回、日曜日に2時間程の稽古に参加しています。
仕事が飲食関係ということもあり柔道をやりたくてもなかなか時間が取れなかったのですが、パリで出来るとは思ってもいませんでした。
クラブは、総合スポーツセンターとでもいうのか、プール、テニスコート、ダンス教室、ボクシングジム、空手教室・・・と色々ある中に、柔道場も入っています。あまり広くはなく、高校の試合場一つ半くらいというところでしょうか。
指導者の先生はディディエさんという方で、50歳くらいの方です。とても気さくないい方で、なぜか月謝免除にしてくれたり、私生活も色々気に掛けてくれます。
生徒は20人くらい。年齢層は、下は15、6歳、上は40歳くらいまで。僕は26歳なのでちょうど真中ですが、このくらいの年齢が一番多いようです。また、僕は仕事の関係上日曜しか稽古にいけませんが、平日はちびっ子柔道の指導もあるようです。
現在クラブ内では黒帯、茶帯が半々くらいです。なにかの大会を目指すような強いチームではなく、ただ近所の柔道好きが集まってワイワイやる、という感じです。
黒帯は五段が二人、あとは初段(自分を含む)です。ただ、無段者でも、日本に比べると強いのではないかと感じました。これは、フランスでは昇段審査が年に2、3回しかなく、もうとっくに初段レベルの人間でも都合が合わずに昇段を逃してしまっているようなケースが多くあるからではないかと思います。
パリには2万人以上の日本人がいるので、僕の他にも日本人が1人くらいいてもいいものだと思うのですが、パリ17区の一番外れという立地のせいか在仏日本人を見る事はいまのところありません。
技の傾向ですが、体格的にも日本人とは異なるので、内股・跳ね腰などの足長の人が使う技が多いと感じます。(もちろん全体に言えることではないのでしょうが)
後はパワーすくい投げでしょうか(笑)
日本と同じように、稽古前、後には姿勢を正して「神前に礼」「先生に礼」を行ないます。(ただし、「ありがとうございました」ではなく「メルシー」)
これは不思議な感動でした。
道場に入るときには一礼をしますし、その意味も知っています。礼儀正しさという意味では彼ら(全てのフランス人という意味ではなく)のほうがわかっている、と思う事もあります。
あと、好きなところは、乱取りをして相手と礼をするたび握手をすること。これはお国柄ですね。
余談ながら。僕は背負いが一応得意技なのですが、高校の恩師に言われたことと、ディディエさんに指摘される事(足の位置など)がまったく同じだったことには、なんというか、不思議な感動がありました。良く聞く「外人のやっているのは柔道ではなくレスリングだ」という話、あれは真っ赤な嘘です。
20人くらいの少人数ではありますが、白人黒人アジア系と、入り乱れて楽しみながらやっていると、なんで人種差別なんてものがあるんだろう、と思います。大げさですけど。
投稿者:岩本純一
住所:paris FRANCE