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朝飛道場 指導用柔道着で選手を育てる!! ~『基本君』を用いた新立技指導~

朝飛道場 指導用柔道着で選手を育てる!! ~『基本君』を用いた新立技指導~
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「柔道衣」を媒介に指導に切り込む意欲作
監修・指導:朝飛大(朝飛道場館長)
実技:朝飛道場
対象者:指導者
販売元:ジャパンライム
制作年:2011年
メディア:DVD
収録時間:第1巻47分、第2巻49分
定価:2巻セット16800円、1巻ごと8400円、 (税込)
お買い得度(編集部評):★★★★☆ 4.5

寝技指導の定番である「寝技で一本を獲る!」、そして大好評を博した 「大きな柔道のための打ち込み」に続く、全国少年大会4連覇中(2012年1月現在)の朝飛道場の館長、朝飛大氏監修による指導DVDの第三弾。少年指導に携わる方ならば一度は耳にしたことがあるであろう、あの「朝飛式柔道衣」を使った指導ノウハウ公開DVDである。

指導者であれば誰でも、初心者に対するポイント解説の難しさ、イメージを的確に言葉にして伝えることの難しさは身に染みている。「手を回す」「思い切り引く」「思い切り刈る」など抽象的な言葉で解説することはタブー、いかに具体的にポイントを指摘するか、その方法論の多寡と語彙がイコール指導者の力量と言って良いかと思うが、この朝飛式柔道衣「基本君」は具体性という点では究極。
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写真:指導専用柔道衣「基本君」
画像を見てもらえばわかる通り、柔道衣には指導のポイントとなる箇所に番号が付され、線が描かれ、色が縫いこまれている。袖口、肘、脇下、袋、肩口、後襟裏、前襟裏、垂れ・・・と言った具合である。この「基本君」は朝飛館長が長年少しづつ改良を重ね、今回いったん公開するに至った朝飛式柔道衣の決定版だ。

指導は、たとえば背負投であれば、「脇下の赤が見えてから回転する」「釣手は赤を引いて青が見えるまで手首を返す」「相手の前垂の線まで腰を下げる」、「引き手は相手の袖の⑦を持ち、⑦が顔の前に来るように」というように、節目節目のポイント解説に柔道衣を利用した基準を示しながら進められる。

この「基本君」の使用がもたらす効果は2つ。ひとつは「わかりやすさ」、そしてもうひとつは、これを用いることによって初めて可能となる指導、その世界の広がりと「レベルの高さ」だ。

「わかりやすさ」に関しては論を待たない。指導経験者であれば誰でもこの柔道衣自体がもつ雄弁さと説得力に驚かれるはずだ。特に集団指導、大勢の初心者を少数の指導者で指導しなければいけない現場では非常な威力を発揮するだろう。私見だが、武道必修化による中学での一般生徒への指導にもかなり効果があるのではないだろうか。

「レベルの高さ」だが、これは柔道衣という必須ツールを媒介にしたアクション、すなわち「組み手」の解説という部分に現れてくる。柔道衣の部位(明確な名称のある位置が重要な部位とは限らない)と機能に関する語彙はいまだ曖昧なままで、多数の言葉を重ねないと表現が難しい。だからこそ、この「基本君」による有効部位の確定と意味づけが指導上絶大な効果を発揮するのだ。

作品構成だが、第1巻は「『基本君』の組手指導と柔道トレーニング」と題して組み手と組み方の解説、第2巻の「『基本君』の連絡技と投技」では投技と連続技の指導例を紹介する構成となっている。

専用柔道衣を使うという必然性、「基本君」でなければ説明し難いノウハウが詰まっているのはもちろん第1巻だ。「組む」という動作自体が柔道衣を媒介にする以上これは当然といえば当然の話。

力を伝える握り方を正しく指導できているか、お互いにガップリ釣り手を落としあっているときにはどうすればいいのか、先んじて欲しい組み手を得るためにはどうすればいいのか、持つ位置、握り方、そしてその手順を操作することでどのような現象が起きるのか。このDVDは、指導者の単なる経験則、経験者の視点による曖昧な語彙で処理されがちな「持つ」という行為に関して極めて明確な視点を与えてくれる。

格闘技としての柔道という競技を特徴づける必須要素である「ジャケット」と競技力の関係性にここまで踏み込んだ作品はおそらく本邦初、ことによると世界初だろう。

第2巻で紹介されている技の実践性とわかりやすさも白眉。「投技」では基本的な技の指導の方法、そして「連続技」では、極めて取り味のある現代的な技術の「基本君」を媒介にした解説を試みてくれている。

良作を多々生み出しているジャパンライム社のDVDラインナップだが、朝飛道場監修のものはやはり群を抜いて密度が濃い。柔道に対する研究のしつこさ(敢えてこう表現したい)とレベルの高さはもちろん、小学生にこれをいかにわかりやすく伝えるかが勝負という朝飛道場の指導姿勢が、映像解説という方法にマッチするのだろう。1巻、2巻ともに通り一遍の解説ではなく、どこから切り出してもすぐ現場で使え、効果が上がる実践性の高さも買いだ。

個人的には、もう少し厳しい状況での組み手と技のバリエーションを見てみたかったところだが、この収録時間では一杯一杯。しかし柔道衣の使い方、利用の仕方の基本原則はじゅうぶん示されているので、デキる指導者であればこれに立脚してさらに有効な組み方、投げ方、指導法を考案することはそれほど難しくはないはずだ。

視聴者へのサービスとして、希望者への「基本君」の頒布(有料)も行われるが、柔道衣を購入せずとも理解することは十分出来る。さすがに「伝える」段になると、少なくとも何がしかの工夫が必要になるだろうが、指導者、特に少年層への指導者には強く視聴を勧める次第だ。

最後に強調しておきたいのは、これまでのレビューに記したとおり、この作品は「朝飛式柔道衣」の紹介DVDというようなレベルのものでは全くないということ。今回DVDとして起こしたい内容が、「基本君」なくしては説明の難しいもの、「柔道衣」というツールと不可分であるからこその朝飛式柔道衣の登場となったことをご理解の上での視聴をお願いしたい。

投稿者:運営者

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■DVDの内容

■第1巻・『基本君』の組手指導と柔道トレーニング

【道着について】
【はじめに】
・姿勢
・脇の締め方
・移動の仕方
・道着の持ち方
【組み手(相四つ)】
・引き手の取り方
・引き手の取り方(応用)
・片襟からいなす
・脇を差す
・肘出し
・肘上げ

【組み手(ケンカ四つ)】
・釣手、引き手の持ち方
・手首あて
・先に相手の釣り手を落として引き手を持つ
・自分の釣り手を落とされた場合
・襟隠しへの対処
・引き手を先に取られた場合

【トレーニング】
・首
・ブリッジ
・腹筋
・背筋
・朝飛トレーニング
・内股ハンドスプリング
・ロープ登り
・ロープジャンプ登り
・うんてい
・けんすい
・ストレッチ

■第2巻・『基本君』の連絡技と投技

【連絡技】
・青体落→体落
・大外刈→体落
・小外刈→払腰
・小外刈(②→①)
・青体落→内股
・小外刈→大外刈
・小内刈→袖釣込腰
・飛び込み内股

【投技】
・大外刈
・背負投
・大内刈
・内股
・支釣込足
・送足払
・袖釣込腰(相四つ)
・袖釣込腰(ケンカ四つ)
・跳腰
・小内刈
・大腰
・体落
・大内刈

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