寝技で勝つ柔道
基本動作から高度な応用技術までを解説した寝技教科書の決定版
著者: 柏崎克彦
対象者: 全ての柔道家
出版社: ベースボール・マガジン社
出版年: 1998年
ページ数: 183
定価: ¥2,000 + 税
Book Review
本書は、1981年マーストリヒト世界選手権で優勝した柏崎克彦が基本動作から高度な応用技術までを解説した寝技教科書の決定版である。
柏崎は強化選手であった10年間の13国際試合の成績が56勝5敗で、その56勝のうち84%(47勝)が寝技による一本勝ちであったという。まさに寝技のスペシャリストである。また、柔道以外にもレスリングとサンボを学び、プロレスや柔術からもヒントを得て技を開発したという。
抑えている時にうまくバランスをとること、決まらない時、相手が反応したときに変化して決めるという点が著者の寝技の特徴である。また著者は実戦で必要な技術を学ぶために本書の中で様々なアドバイスを与えている。例えば以下のようなことは言われてみれば当然のことであるが、日々意識して実践している人は少ないのではないか。
・得意技を掛けたあと、相手はどう倒れ、自分は相手の柔道衣のどこを持っているかを考え固技を練習する。
・寝技の乱取りにおいても、立ち上がることを防御として許容する。
・立ち技の乱取りの時でも投げた後の多少の寝技を認める。
・試合場を念頭において練習する。
・審判員の「待て」を意識し、流れを止めずに素早く攻める。
(ビデオ版「柏崎克彦の寝技で勝つ柔道」のビデオ評はこちら)
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