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※eJudo携帯版「e柔道」8月26日掲載記事より転載・編集しています。

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全国中学校柔道大会女子個人戦マッチレポート
2/4 52㎏級、57㎏級


■52㎏級
米澤夏帆が2冠×2連覇の偉業達成


11年8月24日第42回全国中学校柔道大会女子個人・52㎏級・決勝進出・米澤夏帆
写真:2冠を狙う米澤夏帆
決勝に進んだのは米澤夏帆(香長中)と黒木七都美(大成中)の2人。

世界カデ選手権王者、団体戦王者にして今大会は個人2連覇を狙う米澤は1回戦で前野彩(川辺中)から背負投(0:48)、2回戦は平畠咲(北辰中)からこれも背負投(0:12)、3回戦は向江紗良(紀見北中)から「有効」を奪っての優勢勝ち、準々決勝はGS延長戦の末、一本背負投で一本勝ち(GS0:24)で準決勝に進出。準決勝は佐藤史織(池島中)を相手に時間一杯戦いきって僅差の判定勝ちという勝ちあがり。徹底マークの中を決勝戦に進んだ。

11年8月24日第42回全国中学校柔道大会女子個人・52㎏級・決勝進出・黒木七都美
写真:準決勝を戦う黒木七都美
一方の黒木は2回戦から登場。こちらは初戦を河野朱音(足利第一中)から延長戦の末「有効」を奪って優勢勝ち、3回戦は川口詩織(天理中)から縦四方固(1:47)で一本勝ち、準々決勝は名田ひかる(二見中)から「有効」を奪って勝利、準決勝は柴田理帆(館中)を横四方固「一本」で降しての決勝進出。

11年8月24日第42回全国中学校柔道大会女子個人・52㎏級・決勝戦・山場を作る
写真:米沢が攻め込んで山場を作る
決勝は米澤、黒木ともに右組みの相四つ。

序盤は組み手争いが激しく双方なかなか技が出ない。
米澤、左引き手から寄せて右釣り手を得、右内股に右払腰、右大内刈と攻めるが黒木良く捌く。米澤崩れた相手を寝技に引き込むも黒木逃れて「待て」。
さらに米澤、相手をあおっておいての右内股、釣り手を差しての大腰と攻めるが黒木良く残す。ここで黒木に「指導1」、1分51秒。
米澤、飛び込みの右一本背負投を3度放つがこれも取りきれず、試合はGS延長戦へ。

延長開始と同時に米澤ラッシュを掛け、右大内刈を2連発。さらに黒木を激しく前にあおると黒木は膝を屈して崩れる。
ここで審判が集まり合議となり、残り36秒で黒木に「指導2」が宣告されて試合終了。米澤、団体戦との2冠とともに個人戦も昨年に続く連覇を成し遂げた。
米澤は今期インターハイを1年生で制した出口クリスタ(松商学園高1年)に全日本カデ選手権で勝利して優勝、中学3年生にして既に世界カデ選手権を制している早熟の大物。中学で圧倒的な成績を残し、今後果たしてどこまで伸びるか。成長ぶりが注目される。

11年8月24日第42回全国中学校柔道大会女子個人・52㎏級・優勝の米澤夏帆選手
写真:優勝の米澤夏帆選手
【入賞者】
優 勝:米澤夏帆(香長中・高知)
準優勝:黒木七都美(大成中・愛知)
第三位:佐藤史織(池島中・大阪) 柴田理帆(館中・宮城)
敢闘賞:千葉未来(東松山南中・埼玉)、後藤ひかり(鬼怒中・茨城)、山本玲奈(沖学園中・福岡)、名田ひかる(二見中・兵庫)

米澤夏帆選手のコメント
「優勝できたは、両親や、支えてくれた人たちのおかげ。感謝したいです。まだまだ技も下手だし、自分ではそんなに力があるとは思っていない。優勝はしたけれど、もう一回、これまでやってきたことを見つめなおして修正していくつもりです。新しいことではなく、まずはやってきたことを追求して、しっかりできるようになりたい。」

【準々決勝】
米澤夏帆○GS一本背負投(GS0:24)△千葉未来
佐藤史織○優勢[技有・横四方固]△後藤ひかり
柴田理帆○優勢[技有・背負投]△山本玲奈
黒木七都美○横四方固(1:25)△名田ひかる

【準決勝】
米澤夏帆○GS僅差△佐藤史織
黒木七都美○横四方固(1:25)△名田ひかる

【決勝】
米澤夏帆○GS指導2(GS0:54)△黒木七都美


■57㎏級
西尾直子が中学初の全国タイトル獲得


11年8月24日第42回全国中学校柔道大会女子個人・57㎏級・準決勝・西尾直子
写真:西尾直子が準決勝を一本勝ち
決勝に進んだのは西尾直子(帝京中)と立川莉奈(敬愛中)の2名。

07年、08年の全国小学生学年別大会超級王者の西尾は久々の全国大会の畳。2回戦、後迫志音(綾中)を開始僅か14秒の内股「一本」で仕留めると2回戦も小松史歩(芳野中)に背負投で一本勝ち。準々決勝は鈴木伊織(大成中)と旗判定の僅差と接戦を演じたが、準決勝は亀岡妃香(港南中)を横四方固(2:28)で降し、4戦中3つが一本勝ちという好成績で決勝に進出。

11年8月24日第42回全国中学校柔道大会女子個人・57㎏級・決勝・立川莉奈
写真:決勝に臨む立川莉奈
立川は2回戦で中藤亜美(藍住中)から「指導2」を奪っての優勢勝ち、3回戦で松尾光優(京都学園中)をGS延長戦を戦いきって僅差で優勢勝ちすると、準々決勝は林美七海(紀見北中)を相手に47秒で内股を決めて一本勝ち。準決勝は小川寧々(姫路灘中)からGS延長戦で「指導2」を奪って勝利、決勝へと駒を進めた。

11年8月24日第42回全国中学校柔道大会女子個人・57㎏級・決勝・思い切った一本背負投
写真:西尾は思い切った一本背負投を再三繰り出す
決勝は西尾、立川ともに右組みの相四つ。両袖の絞りあいとなりなかなか技が出ない中、西尾は右大外刈、立川は右の小内刈で相手の足を横に払いずらしながら試合は推移。
1分53秒、西尾は釣り手を大きく回しながらの右一本背負投、立川乗りかかるが良く捌く。
立川釣り手で奥襟を叩くが、西尾しっかり切り離して対応。西尾は前に出るが立川右袖釣込腰の形でいなす。

1分42秒、西尾が組み際に片襟の右背負投を放ったところで、西尾に「取り組まない」との判断でやや唐突に「指導1」。
立川チャンスとばかりに奥襟を叩いて小内刈、体落と放つが、西尾はここで引き手を先に得、釣り手で片襟を握っての右大外刈に右背負投、再び大きく腕を回しての思い切った右一本背負投と技をまとめ、残り33秒で立川に「指導1」。この後立川相手を呼び込みながらの低い背負投で西尾を伏せさせるがポイントには至らず試合はGS延長戦へ。

立川またも相手を呼び込んでおいての右小内刈に右背負投、西尾は右片襟背負投に右一本背負投で対抗。双方ポイントないまま試合は終了、勝敗の行方は旗判定にゆだねられる。
細かい技の出し合いの中、西尾の思い切った一本背負投の印象が強かったか、旗は3本が西尾に揃うという意外な大差。僅差3-0で西尾が勝利し、見事中学日本一の座を射止めた。

11年8月24日第42回全国中学校柔道大会女子個人・57㎏級・優勝の西尾直子選手
写真:優勝の西尾直子選手
【入賞者】
優勝:西尾直子(帝京中・東京)
準優勝:立川莉奈(敬愛中・福岡)
第三位:亀岡妃香(港南中・愛媛) 、小川寧々(姫路灘中・兵庫)
敢闘賞:鈴木伊織(大成中・愛知)、北原優香梨(富津中・千葉)、林美七海(紀見北中・和歌山)、岩田祐依(出雲第一中・島根)

西尾直子選手のコメント
「3年生になって、この大会は獲らなければと思っていたので嬉しいです。決勝の前は「ここまで来たら優勝したいな」と思っていました。まだまだ自分の柔道はダメ。先生には良く集中力がないとも、まだ小学生柔道をやっていると言われるんですが、こういう課題を克服できていません。インターハイでも優勝できるように頑張りたいです。尊敬する選手は谷本歩実選手。谷本選手のような「一本」取れる柔道が理想です」

【準々決勝】
西尾直子○GS僅差△鈴木伊織
亀岡妃香○優勢[有効]△北原優香梨
立川莉奈○内股(0:47)△林美七海
小川寧々○GS指導2(GS0:36)△岩田祐依

【準決勝】
西尾直子○横四方固(2:28)△亀岡妃香
立川莉奈○GS指導2(GS1:15)△小川寧々

【決勝】
西尾直子○GS僅差△立川莉奈


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