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52年ぶりに生誕の地「東京」で開催される世界選手権。
初の1年ごとの開催、代表枠の増加など話題満載のこの東京世界選手権2010の情報誌の決定版と言えるムック「世界柔道2010東京観戦ガイド」が21日、アスペクト社より発売された。
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テレビ観戦スケジュールや「日本代表男女23人パーフェクトガイド」、「世界女王スペシャル対談」(上野順恵×中村美里)、「幼馴染スペシャル対談」(小野卓志×鈴木桂治)などの専門誌ならではの記事で溢れる同誌内で企画されたのが、柔道道専門記者4人を選りすぐった「専門記者座談会」。
今回はその「世界柔道2010東京観戦ガイド」との連動企画で、eJudo上で「専門記者座談会」の番外編「各階級完全予想編」を掲載することととなった。
長年柔道ジャーナリズムの最前線を走り続けた諸氏の推すV候補は?

司会・林毅(『世界柔道2010東京 観戦ガイド』編集長)

※文中:グランドスラム=GS、グランプリ=GP、ワールドカップ=WC
※選手の敬称は略させて頂きました


木村秀和 ―――本誌『世界柔道2010東京 観戦ガイド』のほうでは、「世界選手権の見どころ」「注目階級」「ニューヒーロー」「ベストバウト」など熱く語って頂きましたが、こちらでは、各階級予想ということで、日本人選手にこだわらず、金メダルの行方を語ってもらいたいと思います。では、まず女子からお願いします。

西森 軽いクラスは日本が強すぎますね。
―――でも、まずその軽いクラスから。

【48kg級・強すぎる日本勢のワンツーフィニッシュに期待】

日本代表選手:福見友子(了徳寺学園職)、浅見八瑠奈(山梨学院大4年)

木村 えー、まず有力選手を挙げると、福見、浅見、ジョシネ、韓国の鄭、ドゥミトル、クセルノビスキ、ブランコ、スニック・・。
―――そこまで広げなくても(笑)
西森 まあ、ドゥミトルまででしょうね。
木村 本命は福見、対抗は浅見、穴はジョシネ、ドゥミトル。ダークホースは鄭。
西森 うーん。異論のつけようがない(笑)
古田 たしかに、金を狙えるかという観点でシビアに考えると、この他の選手は敢えて名前を挙げないと出ない感じになってきました。福見、浅見の2人に絞ってもいいくらいではないでしょうか。
西森大 ―――浅見はWCウランバートルにポイントを獲りにいってランキングがあがり、組み合わせも福見と分かれました。
磯部 そうするとワンツーフィニッシュの可能性もある。
木村 福見は、谷亮子が苦戦したドゥミトルを苦にしなかったんだよね。
古田 というか、実はその後、日本の上位でドゥミトルに負けている選手がいない。
木村 ただ、2人とも国際大会ではそこそこ成績を挙げているからあなどれない敵ではある。
古田 名前が挙がっていませんが、ブラジルのメネゼスは面白いですよ。スピードがあって、GS東京で福見とやっていない(負傷で棄権)分、期待感はある。若いし、伸びる可能性もありますが、仰るように現時点で福見や浅見と比べるのはいかにも酷かなという感じはします。

◎本命 福見友子
○対抗 浅見八瑠奈
▲穴  ジョシネ、ドゥミトル
×注意 メネゼス

【52kg級・女王中村美里に隙なし、2位候補最右翼は西田優香か】

日本代表選手:中村美里(三井住友海上)、西田優香(了徳寺学園)
磯部晃人
木村 では52kg級。中村、西田、クズティナ、ヘイレン、カラスコサ、あと、ゴメス、ラモス、何紅梅・・・。
―――ですから、5人くらいで十分です(笑)
古田 ここも名前を挙げることはいくらでも出来るんですけど、中村と他との差が相当あるなと。
西森 僕もそう思います。中村は連勝記録もありますね。
―――去年4月の選抜体重別からですね。
古田 中村は勝っていること自体もそうだけど、しっかり組んで足技で崩して相手を手詰まりにして、崩れたら寝技で獲りきるとシナリオがしっかりしているところが凄い。才能はあるけどギャンブル性もあるという戦い方をする選手もいる中で、不確定要素が少ないのが何より買いです。
西森 あと彼女の凄いところは、その勝ち方に満足していないで、前技にチャレンジしたり、
木村 体落だね。
西森 そして背負投だったり。そういう常に進化していこうという姿勢があるから、ちょっと隙がない感じですよね。
木村 古矢先生(彰浩・渋谷教育学園渋谷高監督)が言っていたけど、48kg級時代に比べて格段にパワーがついた、外国選手と力だけで勝負しても負けないと。
古田 ほう。
―――ロッテルダム世界選手権でも全く力負けしていなかったですからね。
古田英毅 西森 では、この階級は2位予想をしましょうか。
木村 西田は結構頑張ってるんじゃない?
磯部 頑張ってほしい。願望として。
古田 組み際の技が多いということで、さっきの「シナリオ」で言うと、思わぬ失敗をするのではという不安もあります。
―――いや、この半年くらいで柔道自体がかなり変ってきているようです。中村と五分にやれるのは西田しかいないでしょう。
古田 評価高いですね。
―――前は正直そうでもなかったんですが、今の西田には注目しています。練習に対する意欲が前とは全然違うという声が色々なところから聞こえてくるし、相手の研究も凄くするようになったと。組んでもしっかり柔道できるようになったと思いますね。
西森 もともと背負投は威力ありましたしね。
古田 では2位は西田で。
木村 直近のGSモスクワで勝っているのも買える。
古田 モスクワではクズティナから「有効」取ってますね。
西森 あと、この階級はベルモイをどう見積もるかというのがあります。試合は出ていないが実績は十分。
古田 組み際の仕掛け、カウンターが多くてやや柔道が古い気もしますが、どうでしょう。
磯部 キューバの柔道も変ってきているし、何より出ていないのが怖いというのはあるよ。
古田 なるほど。
西森 そう。これだけ国際大会がある中でキューバと北朝鮮は全く出て来ていない。
古田 キューバは嘉納杯で皆勤だったので試合に出るイメージがありますが、前から出ていなかったですか。
西森 出ていないですね。キューバは国際サーキットには来るけど、フランスみたいな柔道が盛んな地域だと、試合に出ないで地方で講習会したりして興行してるんですよ。
木村 もともとは、国際大会は「試合イコール練習」というチームだったけどな。変ってきたのかな。
西森 北朝鮮なんか今の時代でもアン・クメがいきなり出てきて五輪で上位に食い込んだりとかしますし。
古田 情報に頼っている選手が多い中で、情報がないこと自体が怖いというのはたしかにありますね。

◎本命 中村美里
○対抗 西田優香
×注意 ベルモイ

【57kg級・大本命は松本薫、宇高菜絵は組み合わせがカギ】

日本代表選手:松本薫(フォーリーフ ジャパン)、宇高菜絵(コマツ)

木村 松本、宇高、フィルツモザー、カプリオリウ、リボー、あとモンテイロ。
古田 松本は大本命ですね。
木村 対抗宇高、穴はフィルツモザー。
西森 宇高対抗はどうでしょう。好きな選手ではありますけど。
古田 組み合わせ的に勝負どころで松本と対戦ということになれば可能性があると思います。仮想敵がいれば燃えるタイプだとも思うし、宇高がここまで来たのも松本へのライバル心があるから。逆に他の海外選手と勝負ということだとわからない部分もある。
―――宇高のポイントはそこですね。
古田 リボーはどうなんでしょう。ロッテルダム世界選手権優勝以降少々元気がない気もしますが。
木村 GSパリ2位。
西森 そのくらいですね。まあ、まだ若いですからね、リボーは。21でしたっけ。
木村 松本のライバルはモンテイロとひと頃盛んに言われていたけれども、2位ばかりで優勝がない。一方の松本は出る試合全部勝っている。
古田 はい。GSリオでは、クインタバレ、フィルツモザー、モンテイロと強豪3人を立て続けに破っています。
―――ちょっと抜けている感じがありますね。
西森 同感です。・・・フィルツモザーは欧州選手権2位以降このところ調子が良いですね。フィルツモザーはペイシャー(60kg級・北京五輪2位)の打ち込みパートナーなんですよ。
古田 へー。
西森 背丈も一緒くらいで。08年のウィーン国際の時もわざわざ柔道衣に着替えて打ち込み受けていました。まあ、それもあってか、男性的な柔道をしますよね。
木村 だいたい結論が出たかな。
西森 宇高の評価をどうするかですね。
木村 優勝はちょっと厳しいかもしれないね。
西森 松本と宇高って、早く当たる可能性はあるんでしたっけ。
古田 今のランキングは7位ですね。松本、モンテイロ、リボー、カラカス、フィルツモザー、徳久、宇高。
―――徳久が抜けて6位扱いなら決勝まで当たらない可能性もある。
西森 最終的な組み合わせはわからないけど、準決勝までで宇高が松本とあたると「要注意」ですかね。
古田 ワールドマスターズみたいに決勝での対戦を見たいところではあります。
西森 あの大外刈はやっぱりいい。ただ、大外刈にこだわりすぎるのが弱点でもある。
古田 松岡義之先生も「センスはある」と認めています。先に掛ける勇気が必要とは再三仰ってましたけど。
西森 本命松本。2番手は・・・リボーにしておきますか。2番手が3人かな。リボー、宇高、
古田 フィルツモザー。
木村 カプリオリウはどうなんだろう。ヨーロッパ選手権で優勝しているよ。
―――宇高がWCブダベストで一本勝ちしているんじゃなかったでしたっけ。
西森 フィルツモザーとは取りつ取られつで勝ったみたいです。最後は綺麗に担いで勝っていますね。
古田 いい時のカプリオリウを見ていないから実感ないですけど、強いんですね。
木村 カラカスも、優勝はないけど常に上位で安定している。怖い選手ではないけど力はあるんじゃないかな。

◎本命 松本薫
○対抗 リボー、宇高菜絵、フィルツモザー
▲穴  カプリオリウ

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※この座談会の「見どころ編」と「思い出の世界選手権ベストバウト」は、アスペクトムック「世界柔道2010 東京観戦ガイド」(発行・編集:ジャパンスポーツコミッション、発売:アスペクト 全国書店にて好評発売中)でお楽しみ頂けます。

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