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男子日本代表が書道体験、向翔一郎渾身の一筆は「赤ゼッケン」

(2019年4月17日)

※ eJudoメルマガ版4月17日掲載記事より転載・編集しています。
男子日本代表が書道体験、向翔一郎渾身の一筆は「赤ゼッケン」
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講師の指導を受ける髙藤直寿選手

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向翔一郎選手は練習を重ねた「翔」ではなく突如「赤ゼッケン」としたためる

→書道体験写真(eJudoLITE)

東京世界選手権(8月25日~9月1日、日本武道館)に向けて強化合宿中の柔道日本代表が、今週複数回に掛けて練習を公開。17日は男女それぞれ畳を離れて、柔道以外の体験で心身を鍛えた。

男子代表は東海大(平塚市)で書道を体験。書道家の笹島沙恵氏を講師に迎えて、まず基本の講義を受けた上で、各自が思い思いの字をしたためた。

最後は「本番」としてうちわに一筆。子どものときに書道をやっていたという60kg級の髙藤直寿(パーク24)は「一」としたため、「一番にこだわりたい」と一言。「試合と同じ一発勝負で、最後は思い切り書いた」という永山竜樹(了徳寺学園職員)は見事な「一本」の二文字を披露した。

90kg級代表の向翔一郎は、「翔」の一字をひたすら練習。講師にお手本を書いてもらうとあっという間に上達し「特徴を掴むのが上手い」と井上康生監督を唸らせたが、本番では突如「赤ゼッケン」と一筆。「背負投、背負投と思わせて小内刈みたいな」と自らの柔道スタイルに絡めてこの「奇襲」を解説していた。

髙藤選手、永山選手、井上監督のコメントは下記。

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髙藤直寿選手のコメント
「『一』にしたのは一番にこだわりたいのと、書くのが簡単そうだから(笑)。書道は小さいころにやっていました。回りの音が聞こえなくなるくらい集中してやれますし、気持ちが清められるので好きです。」
永山竜樹選手のコメント
「自分の柔道が目指す『一本』と書きました。書道経験はまったくないです。難しいですね。一発勝負の集中力は試合と同じだと、思い切って書こうとやってみたら練習よりも上手に書けました。」

井上康生監督のコメント
「書道も柔道も同じ、終わりのない道。新しい気付きがあると思う。(-選手を観察した感想は?)文字にも選ぶ言葉にもキャラクターが出る。違う目線で選手の内面を見ることが出来ました。向は特徴を掴むのが抜群に上手くて偏屈(笑)、永瀬や佐々木は真面目。髙藤の『一』には強烈な意識を感じた。上手なのはなんといっても大島ですね。(-毎年この時期は柔道以外の取り組みを増やしている印象です。効果は感じますか?)何が有効か、というより、かつてトレーニングや稽古が全てだったのが、ほかのスポーツを積極的に見に行ったり、柔道以外の取り組みをしていることを選手オープンに出来るようになって来たのが良いと思います。世界は広い、ということを感じ取りながらやって欲しい。」


取材・文:古田英毅
撮影:eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版4月17日掲載記事より転載・編集しています。

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