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[速報]負傷抱えた斉藤立が鮮やか「一本」で大締め、チーム一丸の国士舘が連覇果たす・第41回全国高等学校柔道選手権男子団体戦

(2019年3月21日)

※ eJudoメルマガ版3月21日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]負傷抱えた斉藤立が鮮やか「一本」で大締め、チーム一丸の国士舘が連覇果たす
第41回全国高等学校柔道選手権男子団体戦
→男子団体戦全試合結果(eJudoLITE)

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決勝、大将同士の対決で斉藤立が石本慎太郎から内股「一本」
撮影:辺見真也

第41回全国高等学校柔道選手権大会は21日、大会最終日の男女団体戦の競技が行われ、5人制勝ち抜き試合で行われる男子は第1シードの国士舘高(東京)が優勝した。同校の優勝は2年連続10度目。

国士舘は絶対のエース斉藤立が今月7日に左釣り手の手首と肘を負傷。10日の全日本柔道選手権東京都予選は痛み止めのブロック注射を打って乗り切ったものの、以後1度も乱取り稽古をしておらず今大会は出場自体が危ぶまれる状況。

それでも「皆と三冠を獲りたい」と直訴して強行出場したこのぎりぎりの事態に、チームメイトが「斉藤に回さない」を合言葉に奮起。シーズン開始当初は6番手だった1年生・岡田陸が準々決勝の桐蔭学園高(神奈川)戦は1勝1分けで2人を、準決勝の作陽高(岡山)戦は2勝1分けで3人を賄う活躍を見せ、国士舘はいずれの試合もスコア2人残しの大差で勝利。斉藤の出動なしで決勝まで勝ち上がる。

迎えた最強の挑戦者・大牟田高(福岡)との対決も先鋒岡田が81kg級個人戦2連覇者竹市大祐から引き分けをもぎ取る好スタート。続く次鋒対決は長谷川碧が失点したものの、中堅道下新大が迫力の「指導3」奪取で服部大喜を抜き返し、続く中堅久保田皓晴戦も攻めまくったまま引き分けてしっかり退場。副将同士の対決は藤永龍太郎が大牟田のエース森健心にチャンスを与えぬまましっかり引き分けて、タイスコアで大将斉藤に襷を回す。最後はこの日初めて畳に立った斉藤が、大牟田の1年生大将石本慎太郎から内股「一本」を奪って優勝を決めた。

国士舘の岩渕公一監督は普段の辛口をやや緩め「周囲は斉藤に回さないと覚悟を持って戦い、斉藤の方は皆が頑張って繋いでくれたと意気に感じる形が出来ていた。斉藤を使ったので100点ではないが、70点あげられる」と選手の頑張りを評価。「これで挑戦する権利を得たので、今年はなんとか三冠を獲りたい」と大本命の評価を受けての大会を勝利で乗り切り、ホッとした表情だった。

斉藤は望み通りの優勝に「最高の状態で繋いでくれた」と感激の面持ち。「団体戦は、三冠を獲ってこそ。チームのみんなで高校三冠を勝ち取りたい」と笑顔で大会を締めた。

最優秀選手には斉藤、優秀選手には岡田のほか髙橋翼(岡山・作陽高)、森健心(福岡・大牟田高)、グリーンカラニ海斗(東京・日体大荏原高)が選出された。

入賞者と準々決勝以降の対戦詳細は下記。

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男子団体戦優勝の国士舘高

【入賞者】
(エントリー52チーム)

優 勝:国士舘高(東京)
準優勝:大牟田高(福岡)
第三位:作陽高(岡山)、日体大荏原高(東京)
第五位:桐蔭学園高(神奈川)、木更津総合高(千葉)、崇徳高(広島)、東海大仰星高(大阪)

最優秀選手:斉藤立(東京・国士舘高)
優秀選手:岡田陸(東京・国士舘高)、髙橋翼(岡山・作陽高)、森健心(福岡・大牟田高)、グリーンカラニ海斗(東京・日体大荏原高)

【準々決勝】

国士館高(東京)○二人残し△桐蔭学園高(神奈川)
(先)岡田陸〇大内刈(1:47)△佐々木光太朗(先)
(先)岡田陸×引分×安藤健志(次)
(次)道下新大〇払巻込(0:45)△持田龍己(中)
(次)道下新大〇大内刈(2:44)△町方昂輝(副)
(次)道下新大△優勢[技有]〇中野智博(大)
(中)長谷川碧×引分×中野智博(大)
(副)藤永龍太郎
(大)斉藤立

作陽高(岡山)○代表戦△木更津総合高(千葉)
(先)佐藤良平×引分×飯田空翔(先)
(次)榎本開斗×引分×稲邉嵩斗(次)
(中)嵐大地△支釣込足(2:47)〇金澤聡瑠(中)
(副)丸鳩紹雲×引分×金澤聡瑠(中)
(大)高橋翼〇合技(2:22)△北條嘉人(副)
(大)高橋翼×引分×唯野己哲(大)
(代)高橋翼〇支釣込足(1:38)△金澤聡瑠(代)

大牟田高(福岡)○二人残し△崇徳高(広島)
(先)石本慎太郎×引分×)徳持英隼(先)
(次)竹市大祐○優勢[技有]△毛利允弥(次)
(次)竹市大祐×引分×飯田恒星(中)
(中)久保田皓晴○合技(2:30)△福本佑樹(副)
(中)久保田皓晴△合技(1:37)○福永夏生(大)
(副)森健心○横四方固(1:06)△福永夏生(大)
(大)服部大喜

日体大荏原高(東京)○二人残し△東海大仰星(大阪)
(先)藤原秀奨○優勢[僅差]△永竿慶弥(先)
(先)藤原秀奨×引分×本原颯人(次)
(次)海堀陽弥○合技[隅落・隅落](2:37)△嘉村悦王(中)
(次)海堀陽弥○優勢[技有・抱分]△柏野亮太(副)
(次)海堀陽弥△大内刈(1:44)○中村雄太(大)
(中)山城和也△優勢[技有・小外刈]○中村雄太(大)
(副)平山才稀○小外掛(0:49)△中村雄太(大)
(大)グリーンカラニ海斗

【準決勝】

国士館高(東京)○二人残し△作陽高(岡山)
(先)岡田陸〇内股(0:20)△榎本開斗(先)
(先)岡田陸〇内股(0:49)△佐藤良平(次)
(先)岡田陸×引分×嵐大地(中)
(次)長谷川碧〇合技(0:59)△丸鳩紹雲(副)
(次)長谷川碧△送足払(0:10)〇高橋翼(大)
(中)道下新大×引分×高橋翼(大)
(副)藤永龍太郎
(大)斉藤立

大牟田高(福岡)○一人残し△日体大荏原高(東京)
(先)服部大喜〇優勢[技有・内股透]△藤原秀奨(先)
(先)服部大喜×引分×海堀陽弥(次)
(次)竹市大祐×引分×平山才稀(中)
(中)石本慎太郎△裏投(1:28)〇グリーンカラニ海斗(副)
(副)森健心〇縦四方固(2:12)△グリーンカラニ海斗(副)
(副)森健心×引分×島本真司郎(大)
(大)久保田皓晴

【決勝】

国士館高(東京)○一人残し△大牟田高(福岡)
(先)岡田陸×引分×竹市大祐(先)
(次)長谷川碧△優勢[技有・内股透]○服部大喜(次)
(中)道下新大○反則[指導3](3:17)△服部大喜(次)
(中)道下新大×引分×久保田皓晴(中)
(副)藤永龍太郎×引分×森健心(副)
(大)斉藤立○内股(2:25)△石本慎太郎(大)

※ eJudoメルマガ版3月21日掲載記事より転載・編集しています。

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