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強豪ぎっしりの70kg級は寝業師コンウェイに注目、田中志歩は準々決勝のファンダイク戦が最初の山場・グランドスラムエカテリンブルク2019第2日女子プレビュー

(2019年3月16日)

※ eJudoメルマガ版3月16日掲載記事より転載・編集しています。
強豪ぎっしりの70kg級は寝業師コンウェイに注目、田中志歩は準々決勝のファンダイク戦が最初の山場
グランドスラムエカテリンブルク2019第2日女子プレビュー(63kg級、70kg級)
■ 63kg級・トップ選手の出場はなし、注目はデュッセルドルフ2位のダヴィドワ
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グランドスラム・デュッセルドルフで2位入賞のダリア・ダヴィドワ

(エントリー23名)

トップ選手の出場はなし。第1シードが世界ランク9位のマグダレナ・クルサコワ(オーストリア)ということからも分かるとおり、グランドスラムとしては少々寂しい顔ぶれとなった。参加者の多くは階級の第2グループに属する選手たちであり、出世をかけた大混戦が予想される。

見どころを設定するのが難しいトーナメントだが、敢えて注目選手を挙げるとすれば地元ロシアのダリア・ダヴィドワ(ロシア)になるだろう。この選手は2月のグランドスラム・デュッセルドルフにおいて全試合一本勝ちで決勝に進出、田代未来(コマツ)に敗れて優勝こそ逃したものの、2位を獲得している。もし好調を維持しているのならば、優勝候補はやはりこの人。

【プールA】
第1シード:マグダレナ・クルサコワ(オーストリア)
第8シード:エドウィッジ・グウェン(イタリア)
有力選手:アレクシア・カスティルホス(ブラジル)、エカテリーナ・ヴァルコワ(ロシア)

【プールB】
第4シード:ダリア・ダヴィドワ(ロシア)
第5シード:アガタ・オズドバ=ブラフ(ポーランド)
有力選手:ステファニア=アデリナ・ドブレ(ルーマニア)

【プールC】
第2シード:サンネ・フェルメール(オランダ)
第7シード:ルーシー・レンシャル(イギリス)
有力選手:カロリナ・タラフ(ポーランド)

【プールD】
第3シード:キャサリン・ブーシェミン=ピナード(カナダ)
第6シード:アリス・シュレシンジャー(イギリス)
有力選手:ケトレン・クアドロス(ブラジル)、ヴァレンティーナ・コステンコ(ロシア)、ボルド・ガンハイチ(モンゴル)

■ 70kg級・最注目は好調の寝業師コンウェイ、田中志歩は準々決勝のファンダイク戦が最初の山場
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もっか絶好調のサリー・コンウェイ

写真提供:Judoinside

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日本からは田中志歩がエントリー

(エントリー33名)

ヨーロッパを中心に上位選手が大挙して参戦。有力選手の数という意味では近年稀に見るハイレベルなトーナメントが組まれた。新井千鶴(三井住友海上)やジュリ・アルベール(コロンビア)のような単体で看板を張れる選手は居ないものの、序盤から強豪同士の対戦が多く組まれており、見ごたえは十分だ。

最注目選手はグランドスラム・デュッセルドルフを全試合一本勝ちで制して勢いに乗る寝業師サリー・コンウェイ(イギリス)。もともと寝勝負に定評のある選手だが、近頃はそれに一層磨きが掛かっている印象だ。デュッセルドルフ大会では腕挫膝固、横四方固、片手絞、腕挫十字固と試合ごとに異なる技で勝利しており、技術的な引き出しも非常に多い。パワー勝負の頻発する70kg級にあって寝技という別ルートで階級の序列を登っている最中であり、今大会の結果次第では一気にトップ集団から抜け出す可能性もある。初戦の相手は昨年の世界ジュニア選手権王者のアリーチェ・ベランディ(イタリア)。まずはこの生きの良い若手をどう仕留めるのかに注目だ。

また、この階級には日本から田中志歩(環太平洋大2年)が参加している。組み合わせに恵まれ、引いた山は最も戦いやすいプールC。最初の山場は3回戦のサンネ・ファンダイク(オランダ)戦、国内のライバルたちとの距離を少しでも埋めるため、最低でもメダルを獲得して帰りたい。

【プールA】
第1シード:マリー=イヴ・ガイ(フランス)
第8シード:ケリタ・ズパンシック(カナダ)
有力選手:バルバラ・マティッチ(クロアチア)、ジェンマ・ハウエル(イギリス)、バルバラ・ティモ(ポルトガル)、ダリア・ポゴゼレッツ(ポーランド)、アレナ・プロコペンコ(ロシア)

【プールB】
第4シード:アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)
第5シード:ミヘイラ・ポレレス(オーストリア)
有力選手:エミリー・スーク(デンマーク)、ラウラ・ファルガス=コッホ(ドイツ)、キム・ポリング(オランダ)、ヤーデン・メイヤーソン(イスラエル)

【プールC】
第2シード:サンネ・ファンダイク(オランダ)
第7シード:アッスマ・ニアン(モロッコ)
有力選手:ガブリエラ・ヴィレムス(ベルギー)
日本代表選手:田中志歩(環太平洋大2年)

【プールD】
第3シード:サリー・コンウェイ(イギリス)
第6シード:マリア・ポーテラ(ブラジル)
有力選手:アリーチェ・ベランディ(イタリア)、アレクサンドラ・サマルジッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、タイシア・キリエワ(ロシア)、グルノザ・マトニヤゾワ(ウズベキスタン)

文責:小林大悟/eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版3月16日掲載記事より転載・編集しています。

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