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57kg級は出口クリスタとクリムカイトが揃って出場、48kg級の山﨑珠美は五輪王者パレトに挑む・グランドスラムエカテリンブルク2019第1日女子プレビュー

(2019年3月15日)

※ eJudoメルマガ版3月15日掲載記事より転載・編集しています。
57kg級は出口クリスタとクリムカイトが揃って出場、48kg級の山﨑珠美は五輪王者パレトに挑む
グランドスラムエカテリンブルク2019第1日女子プレビュー(48kg級、52kg級、57kg級)
■ 48kg級・五輪王者パレトが参戦
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日本代表の山﨑珠美

(エントリー21名)

グランドスラム・パリ、グランドスラム・デュッセルドルフと出場を続けてきた強豪が揃ってここで小休止。激戦階級48kg級としては珍しく、やや落ち着いたトーナメントが組まれた。とはいえ、第1シードにはリオデジャネイロ五輪金メダリストのパウラ・パレト(アルゼンチン)、第2シードには昨年のヨーロッパ選手権王者イリーナ・ドルゴワ(ロシア)が座っており、レベルは決して低くない。

日本代表選手は、昨年の全日本選抜体重別選手権王者の山﨑珠美(自衛隊体育学校)。組み合わせは初戦(1回戦)で2017年の世界ジュニア王者アンバー・ヘルシェス(オランダ)、2回戦でシラ・リショニー(イスラエル)、3回戦でマルサ・スタンガル(スロベニア)となっている。いずれも力比べでは山﨑に分があると見るが、袖釣込腰を連発してくるスタイルのリショニーには展開を奪われないよう注意が必要。まずは確実にプール戦を勝ち上がり、準決勝でパレトに挑戦したい。山﨑は国内の48kg級にあっては珍しいパワー派。この型の選手が海外のトップ選手を相手にどのような戦いを見せるのか、この点にも注目だ。

【プールA】
第1シード:パウラ・パレト(アルゼンチン)
第8シード:サビーナ・ギリアゾワ(ロシア)
有力選手:ラウラ・マルティネス=アベレンダ(スペイン)

【プールB】
第4シード:マルサ・スタンガル(スロベニア)
第5シード:シラ・リショニー(イスラエル)
有力選手:アンバー・ヘルシェス(オランダ)
日本代表選手:山﨑珠美(自衛隊体育学校)

【プールC】
第2シード:イリーナ・ドルゴワ(ロシア)
第7シード:ノア・ミンスカー(イスラエル)
有力選手:ナタリア・ブリギダ(ブラジル)、モニカ・ウングレアヌ(ルーマニア)

【プールD】
第3シード:ミリカ・ニコリッチ(セルビア)
第6シード:ジュリア・フィゲロア(スペイン)

■ 52kg級・阿部詩は欠場、注目のルハグヴァスレン・ソソルバラムは初戦でクズティナと激突
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第1シードのナタリア・クズティナ

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今季最大の注目株、ルハグヴァスレン・ソソルバラムは初戦でクズティナと激突

(エントリー18名)

当初出場予定であった現役世界王者の阿部詩(夙川学院高3年)が、左肩関節挫傷により欠場。これにより本階級の注目度は大きく減じることとなった。優勝候補は第1シードのナタリア・クズティナ(ロシア)。参加者の顔ぶれを見る限り、この選手の優勝まではまず間違いないと考えて良いだろう。

全体として見どころの乏しいトーナメントだが、唯一プールAの2回戦、前述のクズティナの初戦には注目したい。相手はルハグヴァスレン・ソソルバラム(モンゴル)。おそらく聞き覚えのある名前かと思われるが、グランドスラム・デュッセルドルフで前田千島(三井住友海上)に勝利して決勝進出を果たしたあの選手だ。若干17歳、今月頭のヨーロッパオープン・プラハでも全試合「一本」で優勝を飾っており、非常に勢いに乗っている。デュッセルドルフ大会の決勝ではマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)に格の違いを見せつけられての「指導3」反則負けだったが、クズティナ相手にはどの程度戦えるのか。純粋に楽しみなカードだ。

【プールA】
第1シード:ナタリア・クズティナ(ロシア)
第8シード:ジョアナ・ラモス(ポルトガル)
有力選手:ルハグヴァスレン・ソソルバラム(モンゴル)

【プールB】
第4シード:アナ・ペレス=ボックス(スペイン)
第5シード:ジェフェン・プリモ(イスラエル)
有力選手:エレウディス・ヴァレンティン(ブラジル)、ユリア・カザリナ(ロシア)

【プールC】
第2シード:シャーリン・ファンスニック(ベルギー)
第7シード:チェルシー・ジャイルス(イギリス)
有力選手:エストレヤ・ロペス=シェリフ(スペイン)

【プールD】
第3シード:ギリ・コーヘン(イスラエル)
第6シード:アガタ・ペレンク(ポーランド)
有力選手:アレシャ・クズネツォワ(ロシア)、サラ・メネゼス(ブラジル)

■ 57kg級・出口クリスタとクリムカイトがトーナメントの軸、舟久保遥香は準々決勝でクリムカイトとの雪辱戦に臨む
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第1シードはジェシカ・クリムイカイト

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クリムカイトと代表の座を激しく争う出口クリスタが第2シードに配された

(エントリー23名)

第1シードのジェシカ・クリムカイト(カナダ)と第2シードの出口クリスタ(カナダ)、激しく代表を争うカナダの二強が揃って登場。ここにグランドスラム・デュッセルドルフで久々好パフォーマンスを見せたラファエラ・シウバ(ブラジル)、先週のグランプリ・マラケシュを制したレン・チェンリン(台湾)らも加わり、非常に密度の濃いトーナメントが出来上がった。

トーナメントの軸はそのままカナダ勢2名。どちらも初戦から強豪と連戦する組み合わせとなっており、この両者の勝ち上がりを追うことがすなわち、今大会の57kg級を把握する行為と規定して良いだろう。

日本代表の舟久保遥香(三井住友海上)は第8シード配置からのスタート。初戦(2回戦)でプリシラ・ネト(フランス)、そして準々決勝でクリムカイトと対戦することとなる。クリムカイトは昨年のグランドスラム大阪で敗れた相手、ここでしっかりとリベンジを果たして、あらためて存在感をアピールしたい。

【プールA】
第1シード:ジェシカ・クリムカイト(カナダ)
第8シード:舟久保遥香(三井住友海上)
有力選手:ヨワナ・ロギッチ(セルビア)、コリーナ・ステファン(ルーマニア)、プリシラ・ネト(フランス)

【プールB】
第4シード:ティムナ・ネルソン=レヴィー(イスラエル)
第5シード:レン・チェンリン(台湾)
有力選手:ルハグヴァトゴー・エンフリーレン(モンゴル)

【プールC】
第2シード:クリスタ・デグチ(カナダ)
第7シード:アナスタシア・コンキナ(ロシア)
有力選手:サンネ・フェルハーヘン(オランダ)、ロレダナ・オフイ(ルーマニア)、ザブリナ・フィルツモザー(オーストリア)

【プールD】
第3シード:ラファエラ・シウバ(ブラジル)
第6シード:テルマ・モンテイロ(ポルトガル)
有力選手:ダリア・メゼツカイア(ロシア)、イヴェリナ・イリエワ(ブルガリア)

文責:小林大悟/eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版3月15日掲載記事より転載・編集しています。

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