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男子軽量級代表が調整練習公開、髙藤と阿部の世界王者2人は集中力極めて高し・グランドスラム大阪2018

(2018年11月21日)

※ eJudoメルマガ版11月21日掲載記事より転載・編集しています。
男子軽量級代表が調整練習公開、髙藤と阿部の世界王者2人は集中力極めて高し
グランドスラム大阪2018
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サーキットトレーニングで汗を流す阿部一二三

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入念に汗を流した髙藤直寿は柔道衣を着ての稽古で仕上げ

グランドスラム大阪(11月23日~25日、丸善インテックアリーナ大阪)の男子60kg級、66kg級の日本代表がきょう21日、大阪市内で直前の調整練習を公開。60kg級の髙藤直寿(パーク24)、66kg級の阿部一二三(日本体育大3年)の現役世界王者を含む8名が、あさってに迫った本番に向けて入念に汗を流した。

自主性を重んじる現在の日本代表らしく、希望者にサーキットトレーニングを課す「環境」は準備されたが調整メニューは各自に一任。大会直前ということもあり「あがり」のタイミングも選手に委ねられた。

髙藤は入念なランニングから軽めのサーキット、縄跳び、パンチングミットを構えさせてのミット打ち、打ち込み、「やぐら投げ」のうちあいに投げ込みと1時間半程度の、密度高い調整。阿部もスローペースのランニングからチューブを使った肩回りのエクササイズ、激しく体を動かすサーキット、打ち込みでしっかり汗を流した。

代表8名いずれも既に相当集中を高めており、道場は終始張り詰めた雰囲気。髙藤は稽古後の囲み取材で「いつも通り優勝に向かっていくだけ」と貫録ある受け答え、阿部は言葉少ないながらも「地元関西のファンに生で試合を見て貰える。『一本』を取る柔道を見せたい」と語って勝利を誓っていた。

髙藤直寿選手、阿部一二三選手、井上康生男子代表監督のコメントは下記。

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髙藤直寿選手のコメント
「普段どおり『やってやるぞ』という気持ち。いつも通り、優勝するだけだと思っています。(―ここで優勝すれば世界選手権の代表が内定、オリンピックが大きく近づきますね?)内定はあまり気にしていないです。去年良い経験を既にさせてもらいましたし、内定をもらって4月まで長い間試合に出ないと、逆に2番手選手が2枠目を獲りやすくなるという面もあると思います。ですのであまりこだわりはありません。とにかく目の前の相手に集中したい。(-世界選手権で負傷した膝は?)診断は外側靭帯損傷、1ヶ月くらいはほぼ練習せず体を動かすだけでした。出ないという選択もある中で、講道館杯を見て出場を決めました。あの大会を見て燃えた。柔道をしたい、試合をしたい、というスイッチが入ったのでその気持ちに素直に決めました。『やりてえ!』という感じです。あと、阿部一二三選手が非常に注目されていますが、僕を見たいと言ってくれる人もいると思うので(笑)。膝については、怖さはありますが痛みはないです。現状そんなに変りなく出来ているので大丈夫と思っています。いつもなら追い込んでいる時期から減量をスタートしたので、体が大きくなっていて少し大変だったくらいです。(―またも永山選手との決戦になりそうですね?)いつも通りやりあうと思いますし、今回も今まで通り、お客さんが見ていて面白い試合になるのではないかと思います。他の選手もいまは凄く強いですし、とにかく、やってやるぞという気持ちです。」

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阿部一二三選手のコメント
「コンディションは凄く良いです。国際大会に出るようになって初めて関西で試合をするということで、凄く楽しみにしています。(―世界選手権の後は多忙だったのでは?どんなことを考えて練習してきましたか?)世界選手権で課題は出たのですが、試合が続いていたのでそれは少し置いておいて、この大会に自分の柔道のピークを合わせることを考えてやってきました。(―海外選手については?)アンバウル選手が出ないというのは聞きましたが、あまり誰が出るかとかも見ていないです。しっかり自分の柔道をやることだけを考えています。(―勝てば、世界選手権の代表が内定しますね?)去年内定を取れて、世界選手権までしっかり調整が出来て凄くやりやすかったので、しっかり勝って来年に繋げていきたいと思います。(―同じ日に、阿部詩選手も出場します)地元、関西で試合を生で見てもらえる機会は少ないので、兄妹でしっかり『一本』を取っていく柔道を見せたいです。」

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井上康生男子監督のコメント
「初日の2階級には日本人の世界王者が2人登場、2番手以降にも世界レベルの選手がたくさんいます。決して楽観しているわけではありませんが、勝つんだという気持ちと同時に、この強い日本人4名と世界の強豪が戦うというワクワク感もかなりあります。(―阿部選手のモチベーションやコンディション、どう見ていますか?)阿部は世界選手権が終わって色々行事もあったし学生大会もあったし、忙しかったと思います。しかしここで内定を取ると取らないとでは大きく変わってきますし、プレッシャーが掛かる中、不安がある中でもどれだけ激しく、強気に戦っていけるかだと思います。相手は色々考えてくるでしょうから、それを踏まえて戦いなさいと話をしています。(-髙藤選手の膝の負傷に関して、監督から何かアドバイスなどは?)出るとか出ないとかは、私がこうしろということではなく、本人が決めることですから何も言っていません。本人が勝つ見込みが十分あると言ってきましたので。あとは『最近阿部ばっかり取り上げられる』といじけていましたので、皆さん応援をよろしくお願いします(笑)。(-東京五輪を前に、大阪で大きなイベントが行われることになりましたね?)私も知人に大会を観たいと相談を受けて調べてみたところ、初日の一般発売などもうチケットが取れない状況。盛り上がっているなと嬉しい気持ちになっています。(あらためて、2019年、2020年に向けてこの大会の位置づけをお願いします)先日の講道館杯が、言葉はおかしいかもしれませんが2020年に向けた『最後のスタート』。代表候補はこの大会でなお一層絞られてきます。各々それぞれの立ち位置はわかっているでしょうから、その中でどんな戦いが出来るか。楽しみです。」

※ eJudoメルマガ版11月21日掲載記事より転載・編集しています。

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