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優勝者3名いずれも出色の出来、90kg級田嶋剛希は全試合一本勝ちの圧勝・平成30年度全日本学生柔道体重別選手権大会最終日男子3階級レポート

(2018年11月1日)

※ eJudoメルマガ版11月1日掲載記事より転載・編集しています。
優勝者3名いずれも出色の出来、90kg級田嶋剛希は全試合一本勝ちの圧勝
平成30年度全日本学生柔道体重別選手権大会最終日男子3階級レポート(90kg級、100kg級、100kg超級)
大会日時:2018年9月30日、於日本武道館
文責:古田英毅/eJudo編集部
撮影:辺見真也

■ 90kg級・田嶋剛希圧勝、得意の担ぎ冴え渡り全試合「一本」
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90kg級3回戦、田嶋剛希が安田夢飛から小内刈「一本」

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準々決勝、横内晋介が岩渕晃大から体落「一本」

(エントリー53名)

【決勝まで】

決勝は同門対決、筑波大の3年生田嶋剛希と2年生横内晋介によって争われることになった。

昨年度世界ジュニア王者の田嶋は優勝候補の筆頭格、この日はここまで全試合一本勝ち。内容は2回戦で伊藤祐介(東海大)からGS1分19秒大腰「一本」、3回戦で安田夢飛(国士舘大)から1分2秒小内巻刈「一本」、そして勝負どころの神鳥剛(明治大)との準々決勝ではGS2分2秒に得意の背負投を決めて鮮やか「一本」。自身と同じく担ぎ一発に威力を持つ難敵・長井晃志(日本体育大)との準決勝は3分33秒に一本背負投を決め「一本」。組み合わせに決して恵まれたわけでもなく、対戦相手は全てが難敵。それでも全て、それも投技での「一本」に仕留めるという出色の出来で決勝までを勝ち抜いた。

一方の横内はダークホース。1回戦で岡田友徳(日本体育大)を一本背負投「技有」、2回戦で衛藤力也(皇學館大)を背負投「一本」(1:59)で下すと、3回戦で前年度の覇者・安達健太(東海大)を払腰「一本」で食ってトーナメントの表街道に躍り出る。勢いをそのまま、準々決勝では岩渕晃大(国士舘大)を48秒体落「一本」、準決勝では白川剛章(天理大)を一本背負投「技有」で下し、ついに決勝まで辿り着くこととなった。

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決勝、田嶋が釣り手一本の右背負投で担ぎ上げると引き手で相手の左腕を拾う

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打点高く投げ切って「一本」。

【決勝】

田嶋剛希(筑波大)○背負投(1:29)△横内晋介(筑波大)

横内が左、田嶋が右組みのケンカ四つ。引き手争いのさなか、18秒に田嶋が相手の左へ横尾敏を見せるが心得た横内がかわして「待て」。以後は互いが優位な組み手を探り、形を変えながらの引き手争い。互いに手の内を良く知る同士、良い技を見せるが効かずという展開が続く。田嶋は肘をたたんで片手の右背負投を見せ、横内は左への膝車から片手の左小内刈と繋ぐがインパクト位置が高く田嶋動ぜず。続いて田嶋右背負投のフェイントで小内刈を繰り出すがこれも横内予期して体を逃がし、ポイントには繋がらず。ここからやや双方様子見となり、1分16秒双方に片手の「指導」。
続く展開、田嶋が右釣り手一本で片手の右背負投。コンパクトに反転して相手を背中に載せると、眼前に現れた相手の左腕を右引き手で拾って投げ切り鮮やか「一本」。試合時間は1分29秒、田嶋の学生体重別初制覇が決まった。

田嶋は全試合一本勝ちという結果が示す通り、素晴らしい出来。世界的な混戦の続く90kg級にあって、「形を選ばぬ担ぎ技」という明確なハシゴのある田嶋はいまもっとも国際大会で見てみたい日本選手の1人。講道館杯を勝ち抜いて国際大会の檜舞台に辿り着けるか、大いに期待して見守りたい。

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90kg級上位入賞者。左から優勝の田嶋剛希、2位の横内晋介、3位の白川剛章、長井晃志。

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準々決勝、長井晃志が田中英二朗から大外刈「一本」

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準決勝、横内晋介が白川剛章から右一本背負投「技有」

【入賞者】
優 勝:田嶋剛希(筑波大)
準優勝:横内晋介(筑波大)
第三位:白川剛章(天理大)、長井晃志(日本体育大)

田嶋剛希選手のコメント
「この大会は通過点だと思っていますが、ただ、いい内容でしっかり勝てたのでやはりうれしいです。決勝の相手は普段から毎日練習している、お互い手の内わかっている相手ですが先輩として負けられないので意地で勝ちました。講道館杯で優勝して、グランドスラムと海外の大会で勝って、東京五輪の代表に食い込んでいきたい」

【準々決勝】
横内晋介(筑波大)〇優勢[技有・払腰]△安達健太(東海大)
白川剛章(天理大)〇GS大内刈(GS1:30)△深山将剛(東海大)
長井晃志(日本体育大)〇GS大外刈(GS0:16)△田中英二朗(筑波大)
田嶋剛希(筑波大)〇GS背負投(GS1:02)△神鳥剛(明治大)

【準決勝】
横内晋介○優勢[技有・一本背負投]△白川剛章
田嶋剛希○一本背負投(3:33)△長井晃志

【決勝】
田嶋剛希○背負投(1:29)△横内晋介

■ 100kg級・伊藤好信出色の出来、豪快な投げ次々決めて初優勝飾る
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2回戦、村田大祐が関根聖隆から裏投「一本」

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3回戦、山口貴也が寺島綾都から内股「一本」

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準決勝、伊藤好信が石山潤平に「やぐら投げ」を見舞い「技有」獲得。

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準決勝、山下魁輝が古田伸悟を攻める

【決勝まで】

この階級も人材揃った激戦区。

全日本ジュニアを制したばかりの1年生・関根聖隆(筑波大)は2回戦敗退。1回戦は櫻井忍(星槎道都大)を51秒得意の一本背負投「一本」で破ったが、2回戦は東海大のレギュラー村田大祐を相手に撃ち合い。村田のお株を奪う裏投で放りかかる見せ場も作ったが、GS延長戦、左の大外刈を村田の裏投に捉えられて「技有」失陥。上位進出はならなかった。村田は3回戦で川田修平(明治大)に合技「一本」で敗れ、このブロックからは準々決勝で川田を「指導3」で破った古田伸悟(天理大)がベスト4入り。

関根と同学年の大物・山口貴也(日本大)はベスト8で敗退。1回戦は河田闘志(天理大)の欠場で勝ち抜け、2回戦は宇野祐哉(岡山商科大)を2分5秒の内股「一本」、3回戦はGS延長戦の末に寺島綾都(國學院大)をGS1分の内股「一本」と順調だったが、準々決勝でこの日絶好調の伊藤好信(東海大)に屈した。

決勝に進んだのはその伊藤と、山下魁輝(国士舘大)の2名。

東京地区大会では3回戦で敗れ、代表決定戦を勝ち抜いてギリギリ本大会進出の伊藤であったが、この日は出色の出来。1回戦は黒坂雄大(金沢学院大)にGS延長戦まで粘られての一本背負投「一本」(GS1:35)であったが、2回戦で佐藤和樹(山梨学院大)に得意の背負投「一本」(2:22)で勝利すると、3回戦では前年度の覇者・吉良儀城(国士舘大)をGS延長戦の小外刈「技有」(GS1:50)で下す。この日のハイライトは前述の準々決勝、全日本選手権でも活躍した大物1年生・山口貴也を内股で吹っ飛ばして豪快「一本」(3:43)。準決勝は石山潤平(天理大)をGS延長戦の末に思い切った「やぐら投げ」一撃、豪快に持ち上げるとそのまま左前隅に投げ落とし(註:公式記録は跳腰)「技有」で退ける。従来の特徴であるしぶとさに一撃の威力を上積みして、堂々初の決勝進出。

一方の山下はこちらも東京学生ではベスト8敗退で不首尾であったが、既に全日本選手権でも堂々の戦いを見せておりこの大会では優勝候補の筆頭格。1回戦は福井優駿(鹿屋体育大)をGS延長戦の末3つの「指導」を奪って勝ち抜け(GS1:32)、2回戦も同じく都築上志(岡山商科大)を「指導3」(GS1:37)で下す。3回戦は牛丸了英(皇學館大)を払腰「一本」(1:11)で下したが、準々決勝は前年度2位の後迫孝誠(福岡大)を再び「指導3」(GS3:06)。準決勝は古田伸梧(天理大)と総試合時間10分40秒の消耗戦の末に払腰返「技有」で勝ち抜け。圧力としぶとさ、鈍器を叩きつけるような威力ある一撃が売りの山下だが、この日は「圧力としぶとさ」のアスペクトが濃く出た勝ち上がり。

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決勝、伊藤が一瞬の隙を突き組み際に右背負投

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虚を突かれた山下吹っ飛び「技有」

【決勝】

伊藤好信○優勢[技有・背負投]△山下魁輝

伊藤、山下ともに右組みの相四つ。激しい組み手争いから伊藤が引き手で襟を持って右内股、続いて左一本背負投に飛び込む先制攻撃。山下これを防ぐと、再び襟を握って来た伊藤の右手を内側に叩きずらし、入れ替わるように懐に入って右大内刈。伊藤が潰れて「待て」。試合時間は51秒。
伊藤再び引き手で襟を持ち、奥襟を叩くと右内股。山下はこれを止めて支釣込足で逆襲、伊藤が前受け身を取る形で伏せ「待て」。山下やや勢いを得て両襟を高く持つと圧力をかけて大内刈、しかしあくまで背筋を伸ばして受ける伊藤は揺るがず、近い間合いでの組み合いが続く。山下の右内股でこの組み合いはブレイク、伊藤谷落で切り返して崩すと、場外に向かって出る山下を背後から追いかけて出足払。山下崩れて場外に出「待て」。
直後、引き手で襟を得た伊藤が組み際に片襟の右背負投。入りは浅かったが、打点高く完全反転したその鋭さ自体で山下斬り落とされたように落下、両手が離れたが主審その勢いに「技有」を宣告。試合時間は2分34秒、残り時間は1分26秒。

ビハインドの山下ペースを変えんと前に出るが、伊藤は小内刈からの巴投で展開を切り、「待て」。残り44秒、山下が右一本背負投崩れの大外刈を仕掛けるが後の先を狙っていた伊藤が抱えて返しを狙ったままブレイク、場外で「待て」。

伊藤ここから巴投を2連発。残り15秒で放った一発は下がりながらも両足を曲げて相手を投げんとする動作がしっかり見えたが、残り5秒で山下の大内刈に合わせて撃った一撃は主審さすがに展開を考慮し、伊藤に偽装攻撃の「指導」。しかし伊藤は釣り手一本を持ったまま間合いを取り、左一本背負投を仕掛けたところで終了ブザーを迎える。結果、伊藤が「技有」優勢で勝利を決めた。

伊藤は出色の出来。ジュニア時代にも好成績を残していた伊藤だが、かつては泥臭い組み手と、ここから印象的にギャップのある低く威力ある担ぎ技を混ぜ合わせた、いかにも新田高出身らしいスタイルでしぶとく勝利を得るタイプであった。が、この日は内股に打点の高い背負投と華麗な投技を次々披露。素直に「強い」と思わされた。自身に足りない部分を着々埋めて高いレベルで仕上がりつつある印象、この日の出来であればシニアのトップ選手とも堂々伍していけるのではないか。来る講道館杯が非常に楽しみだ。

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100kg級上位入賞者。左から優勝の伊藤好信、2位の山下魁輝、3位の石山潤平、古田伸悟。

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3回戦、伊藤が前年度の覇者吉良儀城から小外掛「技有」

【入賞者】
優 勝:伊藤好信 (東海大)
準優勝:山下魁輝(国士舘大)
第三位:石山潤平(天理大)、古田伸悟(天理大)

伊藤好信選手のコメント
「すごく嬉しいです。山下選手は力が強く、考えてやってはいたけどなかなか思うようにいかなかった。勝てて良かったです。講道館杯で上位に入って次の試合に繋げていければよいと思っています。」

【準々決勝】
伊藤好信(東海大)〇内股(3:43)△山口貴也(日本大)
石山潤平(天理大)〇反則[指導3](3:33)△吉野敦哉(鹿屋体育大)
山下魁輝(国士舘大)〇GS反則[指導3](GS3:06)△後迫孝誠(福岡大)
古田伸悟(天理大)〇反則[指導3](3:58)△川田修平(明治大)

【準決勝】
伊藤好信○GS技有・跳腰(GS1:22)△石山潤平
山下魁輝○GS技有・払腰返(GS6:40)△古田伸悟

【決勝】
伊藤好信○優勢[技有・背負投]△山下魁輝

■ 100kg超級・太田彪雅が初優勝、戦略戦術揃った総合力の高さで他を寄せ付けず
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2回戦、太田彪雅が田村優亘から内股で2つ目の「技有」

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3回戦、太田が木元拓人から大内刈「技有」

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準決勝、太田が奥野拓未から内股「一本」

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2回戦、竹村昂大が河野壮登を攻める

(エントリー45名)

【決勝まで】

東京学生を制した4年生田中源大(明治大)は棄権して畳に姿を現さず。優勝候補の一角に挙げられていた昨年度大会準優勝者。一色勇輝(日本大)は初戦の吉田功二(清和大)戦の最中に膝を負傷、足を引きずりながら畳に残り続けたがもはや体が動かず「指導3」で敗退。

と有力選手2人が早々に抜けたが人材揃った本年度の最重量級は非常な激戦。その中を決勝に残ったのは太田彪雅(東海大)と竹村昂大(国士舘大)。

第1シードの太田は2回戦で田村優亘(北陸大)を僅か58秒の間に内股で2度叩きつけ合技「一本」、良い滑り出しを見せると3回戦では早くも難敵・木元拓人(日本大)とマッチアップ。この試合はGS延長戦2分を超える我慢比べとなったが、ここで太田が相四つの木元が奥襟を叩いて来たところを巧みにずらしてクロス組み手を強いる。木元が反則を嫌ってこれを戻した瞬間大内刈に飛び込み、伏せたところをめくり上げで押し付け「技有」。試合時間は6分8秒(GS2分8秒)、これで太田の勝ち抜けが決定。力押しでなく、技の効く攻防の「際」を作り、そこに刃を入れたまことに太田らしい勝ちぶりだった。

難敵との対戦が続く太田、準々決勝では昨年度の高校無差別王者・東部直希(日本大)の挑戦を受ける。この試合もGS延長戦に縺れ込んだが、ケンカ四つの東部が左内股から潰れたところ、体を開いた状態で受けた太田の右腕が残ってしまう。東部この腕の上を転がる形で乗っかってしまい、主審は合議を要求。相手の腕を伸ばしたまま(極めたまま)体を捨てる投げを打ったとの咎で東部のダイレクト反則負けが宣告されることとなった。昨今のジャッジの流れからすれば致し方ないところだが、東部にとっては不運な結末。

気を取り直した太田、準決勝は同門の巨漢・奥野拓未(東海大)を1分26秒内股「一本」に屠り、ぶじ決勝進出決定。

一方の竹村はまず2回戦で河野壮登(筑波大)をGS延長戦「指導3」の反則(GS1:19)で下して大会をスタート。3回戦では前戦でツェツェンツェンゲルオドフー(モンゴル)を小外掛「技有」で下している緒方景太(日本大)をGS延長戦の小内刈「技有」(GS1:30)、準々決勝では佐藤貴成(近畿大)を合技「一本」(2:20)、準決勝では一色の消えたブロックから、東京地区2位の蓜島剛(慶應義塾大)を大外刈「技有」で下して勝ち上がって来た石川智啓(東海大)をGS延長戦「指導3」(GS1:10)で下して決勝へと駒を進めることとなった。

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決勝、太田が引きずり出して右内股も竹村は受け切って残す

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太田は足技から右体落に繋いで「一本」。

【決勝】

太田彪雅○体落(2:18)△竹村昂大

太田が右、竹村が左組みのケンカ四つ。太田は釣り手の肘を入れて上から竹村の腕に載せ、圧を掛けながら引き手争い。ここから右大内刈を放つが竹村柔らかく受けて切り離し再びステージは引き手争いに戻る。一貫して巧みに引き手で袖を外側から確保する太田が優位も、柔らかくしぶとく組み手を争う竹村の前にその技は散発。竹村は太田が良い組み手を作ると見るや先んじて肩車、大内刈と仕掛けて展開を切る。太田は竹村の肩車を読んで合わせ被るが投げ切れず、「待て」。経過時間は1分17秒。

続く展開ののっけに、太田が相手の状態を引きずり出すような右内股。竹村を引っ掛けるように腰に載せるが、竹村またもや柔らかく受けて残す。太田釣り手を立てて振り、今度は右体落を見せるがこれも竹村受け止めて後の先を狙う。太田が慌てて巻き込みで自ら技を切り「待て」。

散発大技では投げ切れないと見た太田、ここで明らかに組み立てを変更。小外刈で相手を下げると、大内刈、小内刈、さらに大内刈と右足を戻さないまま細かい足技を3連発、次いで再び右の体落に繋ぐ。意識と重心を左右後方と振られた竹村今度はついていけず、ひっくり返って「一本」。

竹村畳に伏せてがっくり。太田、見事この試合も「一本」で優勝に辿り着いた。

太田は地力の高さもさることながら、それ以上に試合の組み立ての巧さ、そして具体的にどう詰めてどう投げるかというディティールの蓄積で他から頭ひとつ抜け出していた。思考と稽古のリソースをどこに注ぎ込むか、この判断の的確さでそもそも他とはレベルが違ったという印象。力をしっかり発揮し得る道筋が出来上がっていた。その行動、煎じ詰めれば「意識の高さ」という言葉に集約される。東海大の教育の行き届きぶりがよく表れた戦いであった。

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100kg超級上位入賞者。左から優勝の太田彪雅、2位の竹村昂大、3位の奥野拓未、石川智啓。

【入賞者】
優 勝:太田彪雅(東海大)
準優勝:竹村昂大(国士舘大)
第三位:奥野拓未(東海大)、石川智啓(東海大)

太田彪雅選手のコメント
「今日は優勝出来て本当に良かったです。決勝は相手も強かったですが、あとは自分の力を出し切れば勝てると思っていた。受けが凄く強かったのですが、なんとしても投げ切るという気持ちで挑みました。(-決勝、決めた場面は作りも技の選択も絶妙だったと思いますが?)内股を警戒されていたので、小内刈と大内刈を繋いで体落に行きました。ずっと上水先生に教えて貰っていて、だんだん出来るようになってきた技。この技で決められて、技術の向上を感じられたのは嬉しいです。世界選手権やアジア大会を見ていましたが、みな投げ切る技を1つ持っているし、技の幅をもっと広げないと世界では勝てないと痛感しました。自分もそういう技を身に着けて大きな舞台で試合をしたい。まずその挑戦権を得るために、講道館杯で優勝を目指します。(―世界選手権で気になった選手は?)ツシシヴィリ選手の担ぎ技が印象的でした。エカテリンブルク(編集部註・太田は優勝)であちらが怪我をして出てこなかったので、いつか対戦したい。」

【準々決勝】
太田彪雅(東海大)〇GS反則[DH](GS1:16)△東部直希(日本大)
奥野拓未(東海大)〇反則[指導3](2:14)△奥谷政城(国際武道大)
石川智啓(東海大)〇優勢[技有・大外刈]△蓜島剛(慶應義塾大)
竹村昂大(国士舘大)〇合技(2:20)△佐藤貴成(近畿大)

【準決勝】
太田彪雅○内股(1:26)△奥野拓未
竹村昂大○GS反則[指導3](GS1:10)△石川智啓

【決勝】
太田彪雅○体落(2:18)△竹村昂大

※ eJudoメルマガ版11月1日掲載記事より転載・編集しています。

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