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ケルメンディが戦線復帰、超ハイレベル陣容の48kg級、ベテラン揃い踏みの57kg級にも注目・グランドスラムアブダビ2018第1日女子プレビュー

(2018年10月27日)

※ eJudoメルマガ版10月27日掲載記事より転載・編集しています。
ケルメンディが戦線復帰、超ハイレベル陣容の48kg級、ベテラン揃い踏みの57kg級にも注目
グランドスラムアブダビ2018第1日女子プレビュー(48kg級、52kg級、57kg級)
■ 48kg級・世界選手権クラスの豪華陣容、トップ層がビロディド、日本勢に続く3番手の座を争う
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「ビロディド戴冠後」の新秩序の形成が始まる今大会、第1シードはもと世界王者ムンフバット。

(エントリー26名)

世界王者ダリア・ビロディド(ウクライナ)と日本勢を除く強豪がほぼ参加。いよいよバクー後の序列争いが本格的に開始されることとなった。1回戦から注目カードが連続する超豪華な陣容となっており、最初から最後まで目が離せない今大会女子の目玉階級だ。

優勝争いの核はムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)とパウラ・パレト(アルゼンチン)の世界王者経験者2名に、ガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)とディストリア・クラスニキ(コソボ)を加えた4名。まずはプールCのベスト8でガルバドラフとクラスニキが激突する。この大会の結果が階級の序列に直結するというわけではないが、ビロディドと日本勢がいないからこそ実力差がより直接的に順位に反映されると考えて良いだろう。これから東京五輪に向けて日本代表のライバルとなる選手たちの現在地をここで改めて確認しておきたい。

【プールA】
第1シード:ムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)
第8シード:カタリナ・コスタ(ポルトガル)
有力選手:ノア・ミンスカー(イスラエル)、サビーナ・ギリアゾワ(ロシア)

【プールB】
第4シード:ミリカ・ニコリッチ(セルビア)
第5シード:エヴァ・チェルノヴィツキ(ハンガリー)
有力選手:ジュリア・フィゲロア(スペイン)、モニカ・ウングレアヌ(ルーマニア)

【プールC】
第2シード:ガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)
第7シード:シラ・リショニー(イスラエル)
有力選手:カタリナ・メンツ(ドイツ)、マルサ・スタンガル(スロベニア)、ディストリア・クラスニキ(コソボ)、マリーナ・チェルニアク(ウクライナ)

【プールD】
第3シード:パウラ・パレト(アルゼンチン)
第6シード:メラニー・クレモン(フランス)
有力選手:アレクサンドラ・ポップ(ルーマニア)、ラウラ・マルティネス=アベレンダ(スペイン)

■ 52kg級・五輪王者ケルメンディが戦線復帰、その出来が唯一最大の注目ポイント
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今年の世界選手権も休んだ絶対王者ケルメンディ。いよいよ今大会から戦線復帰。

(エントリー18名)

階級のレベルの低さを反映した薄い陣容。しかしながら、リオデジャネイロ五輪王者マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)の復帰という一事のため、大いに注目せざるを得ない。同選手は昨年8月のブダペスト世界選手権以来1年2ヶ月ぶりとなるワールドツアー復帰。詳細は不明ながら首の怪我により戦線を離脱していたとの情報もあり、どの程度まで調子を上げているのかは未知数だ。トーナメントの陣容を見る限りケルメンディと伍するような選手はおらず、ある程度まで力が戻っていれば十分優勝することができるはず。持ち味であるパワーと豪快な腰技が健在なのか、まずは1回戦のユリア・カザリナ(ロシア)戦に注目したい。

【プールA】
第1シード:アンジェリカ・デルガド(アメリカ)
第8シード:アナ・ペレス=ボックス(スペイン)
有力選手:オデッテ・ジュッフリダ(イタリア)

【プールB】
第4シード:ジェフェン・プリモ(イスラエル)
第5シード:ヨアナ・ラモス(ポルトガル)

【プールC】
第2シード:エヴェリン・チョップ(スイス)
第7シード:チェルシー・ジャイルス(イギリス)

【プールD】
第3シード:ギリ・コーヘン(イスラエル)
第6シード:カロリナ・ピンコフスカ(ポーランド)
有力選手:ユリア・カザリナ(ロシア)、マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)

■ 57kg級・パヴィアがワールドツアーに復帰、初戦の相手はカプリオリウ
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オトーヌ・パヴィアが2年2か月ぶりにツアー参戦

(エントリー23名)

ロンドン‐リオ期に階級を牽引した強豪オトーヌ・パヴィア(フランス)がワールドツアーに復帰。同選手はリオデジャネイロ五輪後に結婚と出産のため長期休養を取っており、今大会が2年2ヶ月ぶりのワールドツアー参加となる。現時点でどこまで力を戻しているのか、その戦いぶりに注目だ。パヴィアの初戦の相手はこちらも復帰したばかりのコリナ・ステファン(※旧姓カプリオリウ、ルーマニア)とファンには堪らないカードとなっており、見逃すことなく確実にチェックしておきたい。

下記の選手リストをご覧いただければわかる通り、今大会にはパヴィアとステファン以外にもテルマ・モンテイロ(ポルトガル)にレン・チェンリン(台湾)、ザブリナ・フィルツモザー(オーストリア)とベテラン選手が数多く顔を揃えた。本階級は8月の全日本実業個人選手権で復帰した松本薫(ベネシード)も含めて北京-ロンドン期の主役たちがことごとく健在であり、少なくとも東京五輪までは階級内で一定以上の存在感を示していくことが予想される。若手選手の少ない今大会でそれぞれの実力を改めて確認しておきたい。

ほか、今大会には今年のヨーロッパ選手権優勝者のノラ・ヤコヴァ(コソボ)と同大会2位のテレザ・シュトル(ドイツ)も参加している。優勝争いという意味ではむしろこちらが本命。上記のベテラン選手と合わせて注目したい。

【プールA】
第1シード:ノラ・ヤコヴァ(コソボ)
第8シード:ヨワナ・ロギッチ(セルビア)
有力選手:ロレダナ・オフイ(ルーマニア)、アメリー・シュトル(ドイツ)、プリシラ・ネト(フランス)

【プールB】
第4シード:レン・チェンリン(台湾)
第5シード:テルマ・モンテイロ(ポルトガル)
有力選手:ザブリナ・フィルツモザー(オーストリア)

【プールC】
第2シード:テレザ・シュトル(ドイツ)
第7シード:ソウミヤ・イラオイ(モロッコ)
有力選手:オトーヌ・パヴィア(フランス)、コリナ・ステファン(ルーマニア)

【プールD】
第3シード:ティムナ・ネルソン=レヴィー(イスラエル)
第6シード:アナスタシア・コンキナ(ロシア)
有力選手:イヴェリナ・イリエワ(ブルガリア)

※ eJudoメルマガ版10月27日掲載記事より転載・編集しています。

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