PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

素根輝がオルティスに再挑戦、78kg級は濵田尚里を筆頭に日本勢3名が激しく序列争う・ワールドマスターズ広州2018最終日女子プレビュー

(2018年12月15日)

※ eJudoメルマガ版12月15日掲載記事より転載・編集しています。
素根輝がオルティスに再挑戦、78kg級は濵田尚里を筆頭に日本勢3名が激しく争う
ワールドマスターズ広州2018最終日女子プレビュー(70kg級、78kg級、78kg超級)
→ワールドマスターズ広州2018組み合わせ(公式サイト内)

文責:林さとる/eJudo編集部

■ 70kg級・新井千鶴を追う日本勢2名は負けられない戦い、山場はともに準々決勝
eJudo Photo
グランドスラム大阪で3位入賞、2枠目での世界選手権進出を狙う新添左季

eJudo Photo
日本勢最大の敵はマリー=イヴ・ガイ

(エントリー17名)

東京世界選手権の代表に内定した新井千鶴(三井住友海上)が出場を回避。日本からは2番手での同大会出場を目指す新添左季(山梨学院大4年)と大野陽子(コマツ)の2名が出場することとなった。

両者はともに準々決勝に大きな山場が設けられており、新添は現在3連敗中と苦手としているバクー世界選手権銀メダリストのマリー=イヴ・ガイ(フランス)、大野は世界選手権3度優勝のジュリ・アルベール(コロンビア)とそれぞれ対戦予定となっている。

国内の70kg級は新井が世界選手権2連覇に来年大会も内定と独走状態にあり、現状実績で大きく差をつけられている新添と大野が東京五輪に出場する目は、控えめに言ってかなり少ない。敢えて可能性があるとすれば今大会を含めた残りの試合全てに優勝、そのうえで東京世界選手権に2枠目出場を果たして直接対決で新井を打倒し世界王者になることだが、言うまでもなくそのハードルはすさまじく高い。両者にとってはこれからの試合全てが「足切り」を掛けた背水の陣。まずは今大会でここから東京五輪を目指す覚悟を見せてほしい。

【プールA】
第1シード:マリー=イヴ・ガイ(フランス)
第8シード:バルバラ・マティッチ(クロアチア)
日本代表選手:新添左季(山梨学院大4年)

【プールB】
第4シード:サンネ・ファンダイク(オランダ)
第5シード:アッスマ・ニアン(モロッコ)
有力選手:ケリタ・ズパンシック(カナダ)、マリア・ペレス(プエルトリコ)

【プールC】
第2シード:マリア・ポーテラ(ブラジル)
第7シード:サリー・コンウェイ(イギリス)
有力選手:エルビスマール・ロドリゲス(ベネズエラ)、マリア・ベルナベウ(スペイン)

【プールD】
第3シード:アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)
第6シード:大野陽子(コマツ)
有力選手:サビナ・ゲルチャク(ハンガリー)、ジュリ・アルベール(コロンビア)、ミヘイラ・ポレレス(オーストリア)

■ 78kg級・日本勢3名がトーナメントの中心、対抗馬は今季好調のマロンガ
eJudo Photo
バクー世界選手権の金メダリスト・濵田尚里

eJudo Photo
海外勢ではマドレーヌ・マロンガが危険。

eJudo Photo
今季国際大会では圧倒的な力を見せている佐藤瑠香

(エントリー16名)

トップ層のうちマイラ・アギアール(ブラジル)とオドレイ・チュメオ(フランス)が出場を回避。現役世界王者の濵田尚里(自衛隊体育学校)を筆頭に、2015年世界王者の梅木真美(ALSOK)、グランドスラム大阪の覇者・佐藤瑠香(コマツ)と強力3枚を揃えた日本勢がトーナメントの中心となっている。

海外勢の対抗馬は今季好調のマドレーヌ・マロンガ(フランス)。優勝候補の1人として臨んだバクー世界選手権では無念の7位に終わっており、今大会はそれ以来となる出直しの戦い。相当気合を入れて臨んで来ると思われる。得意技であるクロスグリップからの右大内刈は相手にわかられていても強引に投げ切ってしまうだけの馬力があり、特に注意が必要だ。

前述の優勝候補4名はきれいにプールが分かれており、順当に勝ち上がった場合には梅木とマロンガ、佐藤と濵田がそれぞれ準決勝で対戦予定となっている。梅木は直近の戦いでこれまで得意としていたマロンガに敗れており、今大会はリベンジのチャンス。一方、佐藤と濵田はそれぞれ代表争いの1番手と2番手であり、この一番の行方がそのまま東京世界選手権の代表争いに直結することになる。

現在の国内の代表争いはヨーロッパシリーズの派遣名簿を見る限り、濵田、佐藤、梅木の3名に絞られている。このなかでは実績で濵田が一歩リードしているものの、グランドスラム大阪で敗れたためにその優位に絶対性はなく、もし佐藤か梅木が優勝した場合には代表レースは混迷具合を加速させることとなる。果たして濵田が勝利して改めてその差を広げるのか、佐藤、あるいは梅木が勝利してチャンスを切り開くのか。この階級は大会ごとのコンディションが大きく結果に影響する傾向があり、蓋を開けてみるまでその様相は読み難い。まずは各選手の初戦に注目したい。

【プールA】
第1シード:フッシェ・ステインハウス(オランダ)
第8シード:梅木真美(ALSOK)
有力選手:マー・ジェンジャオ(中国)、クララ・アポテカー(スロベニア)

【プールB】
第4シード:マドレーヌ・マロンガ(フランス)
第5シード:マルヒンデ・フェルケルク(オランダ)
有力選手:ベアタ・パクト(ポーランド)、ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)

【プールC】
第2シード:佐藤瑠香(コマツ)
第7シード:カレン・スティーフェンソン(オランダ)
有力選手:サマ=アワ・カマハ(フランス)、カリエマ・アントマルチ(キューバ)

【プールD】
第3シード:ナタリー・パウエル(イギリス)
第6シード:濵田尚里(自衛隊体育学校)
有力選手:アナスタシア・ドミトリエワ(ロシア)、アナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)

■ 78kg超級・素根輝は戦いやすい好配置、決勝でオルティスへの雪辱を期す
eJudo Photo
グランドスラム大阪で近年最高の出来を見せたイダリス・オルティス

eJudo Photo
同大会決勝で敗れた素根輝は今大会での雪辱を期す

(エントリー16名)

バクー世界選手権王者の朝比奈沙羅(パーク24)は出場を回避。とはいえ、それ以外の強豪はほぼ満遍なく顔を揃え、十分にワールドマスターズの格に見合ったトーナメントが組まれた。

優勝争いの軸は素根輝(南筑高)とイダリス・オルティス(キューバ)。両者はそれぞれトーナメントの上下に分かれて配置されており、対戦が実現するのは決勝。素根は先月のグランドスラム大阪でライバル朝比奈に投げ勝ちながらも決勝でオルティスに敗れて優勝を逃しており、今大会は早くも訪れた雪辱のチャンス。朝比奈と比較して海外勢が苦手というレッテルを払拭するためにも確実に勝利しなければならない戦いだ。この先東京五輪の代表争いに臨むにあたり、同一選手への連敗はどうしても避けたい。

素根の居るプールDにはキム・ミンジョン(韓国)とワン・ヤン(中国)が置かれているが、ともに逆サイドであり対戦するのはどちらか一方のみ。順当に進めばキムが勝ち上がってくると考えられる。素根は過去3戦3勝とこの選手を得意としており、余程のアクシデントがない限り敗れることはないだろう。プールCが空白域であることを加味すると決勝進出までは既定路線、出来るだけ体力を温存してオルティスとの対決に備えたい。

オルティスは大会毎に調子に波のあるタイプだが、過去2年間で最高のパフォーマンスを見せたグランドスラム大阪から日が浅いことを考えると今大会にも相応のコンディションで現れると予想される。まずは初戦のサラ・アドリントン(イギリス)戦でその出来を確認したい。

【プールA】
第1シード:イダリス・オルティス(キューバ)
第8シード:エリザヴェータ・カラニナ(ウクライナ)
有力選手:サラ・アドリントン(イギリス)、ニヘル・シェイキ=ロウホウ(チュニジア)

【プールB】
第4シード:マリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)
第5シード:イリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)
有力選手:カイラ・サイート(トルコ)、イヴァナ・マラニッチ(クロアチア)

【プールC】
第2シード:ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
第7シード:ベアトリス・ソウザ(ブラジル)
有力選手:アン=ファトメタ・ムバイロ(フランス)、ガリーナ・タラソワ(ウクライナ)

【プールD】
第3シード:キム・ミンジョン(韓国)
第6シード:素根輝(南筑高3年)
有力選手:ワン・ヤン(中国)

※ eJudoメルマガ版12月15日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る
→「書評・DVD評」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.