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激戦57kg級は玉置桃と出口クリスタが初戦で激突、出直し図る近藤亜美、アグベニューと対戦濃厚の田代未来にも注目・ワールドマスターズ広州2018第1日女子プレビュー

(2018年12月14日)

※ eJudoメルマガ版12月14日掲載記事より転載・編集しています。
激戦57kg級は玉置桃と出口クリスタが初戦で激突、出直し図る近藤亜美、アグベニューと対戦濃厚の田代未来にも注目
ワールドマスターズ広州2018第1日女子プレビュー(48kg級、52kg級、57kg級、63kg級)
→ワールドマスターズ広州2018組み合わせ(公式サイト内)

文責:林さとる/eJudo編集部

■ 48kg級・近藤亜美が出直しの一戦に挑む、最大のライバルはムンフバット
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国際大会に強い近藤、他に日本勢のいない今大会は大チャンス

(エントリー16名)

IJFが公式SNS上で出場とアナウンスしていた現役世界王者のダリア・ビロディド(ウクライナ)は結局エントリーせず。ほか、トップグループからは前年の世界王者・渡名喜風南(パーク24)、アジア王者ジョン・ボキョン(韓国)、3年連続世界3位のガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)らが参加を回避した。

優勝争いの軸は、近藤亜美(三井住友海上)、ムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)、パウラ・パレト(アルゼンチン)の世界王者経験者3名。

近藤は2位に終わったアジア大会以来戦いぶりに精彩を欠いており、講道館杯5位、グランドスラム大阪3位とここのところ成績を残せていない。下手をすると東京五輪の代表レースから脱落する可能性すらあり、今大会はまさに背水の陣だ。国内よりも国際大会に強い近藤としては日本勢がほかに出場しない今大会は上昇のきっかけを作る恰好のチャンス。どのような形でも優勝をもぎ取り、復活の端緒としたいところだ。

組み合わせでは準決勝でムンフバット、決勝でパレトと対戦することとなっているが、幸いにもプール内はこれと言った強敵はおらずぼぼ無風状態。ここを消耗少なく乗り切り、ムンフバットとの大一番に備えたい。ここのところ鳴りを潜めてしまっている、勝負師らしさの発揮に期待である。

【プールA】
第1シード:ムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)
第8シード:マリーナ・チェルニアク(ウクライナ)
有力選手:リー・ヤナン(中国)、ジュリア・フィゲロア(スペイン)

【プールB】
第4シード:ミリカ・ニコリッチ(セルビア)
第5シード:近藤亜美(三井住友海上)
有力選手:カタリナ・コスタ(ポルトガル)、ノア・ミンスカー(イスラエル)

【プールC】
第2シード:パウラ・パレト(アルゼンチン)
第7シード:メラニー・クレモン(フランス)
有力選手:シラ・リショニー(イスラエル)、マルサ・スタンガル(スロベニア)

【プールD】
第3シード:イリーナ・ドルゴワ(ロシア)
第6シード:カン・ユジョン(韓国)
有力選手:ディストリア・クラスニキ(コソボ)

■ 52kg級・角田夏実が優勝候補筆頭、最大の山は準決勝のクズティナ戦
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優勝候補沸騰は角田夏実

(エントリー17名)

阿部詩(夙川学院高3年)、志々目愛(了徳寺学園職)、マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)の世界王者3名が揃って欠場。エリカ・ミランダ(ブラジル)が引退したたこともあり、ワールドマスターズと呼ぶには少々寂しい陣容のトーナメントとなった。

優勝候補はブダペスト世界選手権銀メダリストの角田夏実(了徳寺学園職)。先月のグランドスラム大阪では決勝で阿部に敗れて優勝こそ逃したものの、素晴らしいパフォーマンスを見せて準優勝。同大会での安定した強さ、明らかに一段上がっている地力の高さを見る限り、この陣容ではよほどのことがない限り優勝は揺るがないだろう。

最大のライバルは準優勝で対戦予定のナタリナ・クズティナ(ロシア)。意外なことに初顔合わせとなる両者の主戦場はともに寝技。この分野では角田に分があるはずだ。

この階級は阿部が既に東京世界選手権の代表を内定させており、角田に残された道は2枠目での出場のみ。確実にワールドマスターズ王者の肩書を手に入れて、ヨーロッパシリーズ、そして選抜体重別選手権での志々目との直接対決に繋げたい。2枠目獲得に繋がる道があるとすればここからの「全勝」のみ。覚悟溢れる戦いに期待だ。

【プールA】
第1シード:アモンディーヌ・ブシャー(フランス)
第8シード:ギリ・コーヘン(イスラエル)
有力選手:アガタ・ペレンク(ポーランド)、レカ・プップ(ハンガリー)

【プールB】
第4シード:ジェシカ・ペレイラ(ブラジル)
第5シード:シャーリン・ファンスニック(ベルギー)
有力選手:アナ・ペレス=ボックス(スペイン)、ベティーナ・テメルコワ(イスラエル)

【プールC】
第2シード:ナタリナ・クズティナ(ロシア)
第7シード:アンジェリカ・デルガド(アメリカ)
有力選手:アストリーデ・ネト(フランス)、ジェフェン・プリモ(イスラエル)

【プールD】
第3シード:角田夏実(了徳寺学園職)
第6シード:エヴェリン・チョップ(スイス)
有力選手:チェルシー・ジャイルス(イギリス)

■ 57kg級・玉置桃と出口クリスタが2回戦で激突、芳田司にも試練の組み合わせ
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バクー世界選手権の金メダリスト芳田司

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世界選手権では銅メダルを獲得した出口クリスタ

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グランドスラム大阪で出口、芳田を倒した玉置桃

(エントリー17名)

2018年の掉尾を飾るに相応しい超豪華トーナメント。過去2年間の世界選手権メダリスト全8名に加え、アジア大会王者の玉置桃(三井住友海上)、五輪金メダリストのラファエラ・シウバ(ブラジル)、強国韓国の一番手クォン・ユジョン(韓国)ら実力者が一同に会した。

優勝候補は芳田司(コマツ)と玉置桃(三井住友海上)の日本勢2名に、出口クリスタ(カナダ)を加えた3名。玉置と出口はともにプールDに配されており、2回戦で早くも激突することとなる。グランドスラム大阪では玉置が勝利しているカードだが、試合の様相としては出口優勢であり、主審の裁量によって勝敗が分かれた形の試合であった。出口にとっては早くも訪れたリベンジの機会、玉置は真価が問われることになるだろう。

一方の芳田も初戦でこれまで対戦の度に長い延長戦を強いられている所属の先輩・レン・チェンリン(台湾)とマッチアップ。以降も準決勝でクォン・ユジョン(韓国)と戦わねばならず、前述の2名に劣らず過酷な組み合わせとなっている。

国内の代表争いは玉置がグランドスラム大阪で優勝を逃したことで芳田のリードは変わらないものと思われる。同大会で準優勝も内容的には今一つであった玉置としては最低でも優勝という結果が求められる状況であり、もしこのミッションに失敗した場合には東京世界選手権の出場はかなり厳しいものとなってくる。アジア大会で見せたような攻撃的な柔道に期待したい。

ほか、今季不調のドルジスレン・スミヤ(モンゴル)の出来にも注目したい。同選手はビッグタイトルを総嘗めにした昨年とは打って変わり、今年はなんと主要大会での優勝がひとつもない状況。相当な意気込みで臨んでくると思われ、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか要チェックだ。

【プールA】
第1シード:芳田司(コマツ)
第8シード:レン・チェンリン(台湾)
有力選手:クォン・ユジョン(韓国)、ルー・トンジュアン(中国)

【プールB】
第4シード:ネコダ・スミス=デイヴィス(イギリス)
第5シード:テレザ・シュトル(ドイツ)
有力選手:エレン・ルスヴォ(フランス)、ラファエラ・シウバ(ブラジル)

【プールC】
第2シード:ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)
第7シード:ジェシカ・クリムカイト(カナダ)
有力選手:ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)、ティムナ・ネルソン=レヴィー(イスラエル)

【プールD】
第3シード:ノラ・ヤコヴァ(コソボ)
第6シード:クリスタ・デグチ(カナダ)
有力選手:テルマ・モンテイロ(ポルトガル)、ミリアム・ローパー(パナマ)
日本代表選手:玉置桃(三井住友海上)

■ 63kg級・絶対王者クラリス・アグベニューが登場、田代未来ら日本勢3名がこれに挑む
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世界選手権の覇者クラリス・アグベニュー

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世界選手権でアグベニューと決勝を戦った田代未来。昨年この大会でアグベニューに勝利している。

(エントリー17名)

クラリス・アグベニュー(フランス)、田代未来(コマツ)、ティナ・トルステニャク(スロベニア)と階級を牽引する3名が揃い踏み。これぞワールドマスターズといった豪華なトーナメントが組まれた。

優勝候補はアグベニュー。田代とは準決勝で対戦予定となっており、ここが事実上の決勝と考えて良いだろう。

日本からは田代を筆頭に鍋倉那美(三井住友海上)、能智亜衣美(了徳寺学園職)と3名の選手がエントリー。ドローの結果、前述の通りまず田代が準決勝でアグベニューに挑み、鍋倉と能智の勝者が決勝でその勝者と対戦することとなった。田代と鍋倉は組み合わせに恵まれ平均値さえ出せればプール突破が見込めるが、その一方で能智は2回戦でマルティナ・トライドス(ドイツ)、3回戦でティナ・トルステニャク(スロベニア)と非常に過酷な組み合わせとなっている。

国内の代表争いは、国際大会の実績では田代が大きくリードしているものの、国内の戦いでは選抜体重別選手権、グランドスラム大阪と能智に2連敗中。もしほかの選手が唯一最大のターゲット選手である王者アグベニューに勝利することがあれば序列が一気に入れ替わる可能性も高く、その意味では今大会は鍋倉と能智にとって大きなチャンスと言える。田代としてはアグベニュー打倒、最低でも好試合を演じて新ためて存在感を示しておきたいところ。一方の鍋倉と能智に関しては、代表争いでアドバンテージを得るには、決勝に進出してアグベニューもしくは田代と直接対戦し、勝利することが求められることになるだろう。各選手の奮闘に期待したい。

【プールA】
第1シード:クラリス・アグベニュー(フランス)
第8シード:カタリナ・ヘッカー(オーストラリア)
有力選手:アリス・シュレシンジャー(イギリス)、バルドルジ・ムングンチメグ(モンゴル)

【プールB】
第4シード:田代未来(コマツ)
第5シード:ユール・フランセン(オランダ)
有力選手:アガタ・オズドバ=フラフ(オランダ)、キャサリン・ブーシェミン=ピナード(カナダ)

【プールC】
第2シード:ティナ・トルステニャク(スロベニア)
第7シード:マルティナ・トライドス(ドイツ)
有力選手:ルーシー・レンシャル(イギリス)
日本代表選手:能智亜衣美(了徳寺学園職)

【プールD】
第3シード:鍋倉那美(三井住友海上)
第6シード:アンドレヤ・レスキ(スロベニア)
有力選手:マグダレナ・クルサコワ(オーストリア)、キヨミ・ワタナベ(フィリピン)

※ eJudoメルマガ版12月14日掲載記事より転載・編集しています。

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