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欧州シリーズ派遣リスト発表、各階級代表レースの状況鮮明

(2018年12月7日)

※ eJudoメルマガ版11月30日掲載記事より転載・編集しています。
冬季欧州シリーズ派遣リスト発表、各階級代表レースの状況鮮明
全日本柔道連盟は30日、冬季欧州国際大会(IJFワールドツアー、ヨーロッパオープン)の派遣選手リストを発表した。このシリーズは11月の講道館杯とグランドスラム東京に続く、2019年東京世界選手権(2019年8月25日~9月1日、日本武道館)の3次予選を兼ねる。

例年通り各階級とも、世界選手権代表権を争う権利のある1番手、2番手の選手はグランドスラム・パリ(2月9日~10日)あるいはグランドスラム・デュッセルドルフ(2月22日~24日)のいずれかに派遣。3番手選手あるいは講道館杯の勝者にチャンスを与える調整枠、あるいは世界選手権代表内定者の実戦経験の場としてグランドスラム・エカテリンブルグ(3月15日~17日)と、ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト(2月16日・女子のみ)の2大会が用意された。

各階級の派遣リストと、概況解説は下記。

■ 男子60kg級
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バクー世界選手権を制した髙藤直寿

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グランドスラム大阪に優勝、3度目の世界選手権進出を狙う永山竜樹

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
髙藤直寿(パーク24)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
永山竜樹(東海大4年)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
大島優磨(旭化成)

争うレベルの高い激戦区。バクー世界選手権の金メダリスト髙藤が1番手、同銅メダリストの永山が2番手で現状この2人のみに東京世界選手権の代表レースを争う権利があると解釈できる。永山がグランドスラム大阪を獲ったが、現役世界王者で世界選手権の直接対決でも勝利している髙藤の、代表レースにおける優位は現時点で覆されていないとみる。逆に永山の立場から考えて、どうすれば世界選手権代表に手が届くかということになるとこれが意外に難しい。間違いなく世界王者クラスの力を持つ永山であるが、過去2度の挑戦で金メダルがないことも事実、他階級の選手を押しのけて「2枠目」で3度目の挑戦権を得るには相当説得力のある成績が要るだろう。1番手を獲りに行くことを考えるしかない。ワールドマスターズは欠場することとなったが、グランドスラム大阪に続いてデュッセルドルフ、選抜と「世界選手権以後全勝、直接対決でも髙藤に完勝」という人事を尽くして、天命を待つしかない。この欧州シリーズでは「一定以上の成績」ではなく絶対に優勝が必要。
講道館杯王者の大島は昨年に続きエカテリンブルクへの派遣、代表争いの枠外という扱いであるが、こちらも選抜以後どんなアクシデントがあるかわからない。勝って体勢を整えておくに如くはなし。

■ 男子66kg級
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世界選手権2連覇中の阿部一二三

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阿部を破ってグランドスラム大阪を制した丸山城志郎

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
阿部一二三(日本体育大3年)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
丸山城志郎(ミキハウス)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
藤阪太郎(大阪府警察)

60kg級と同じく講道館杯王者の藤阪がグランドスラム・エカテリンブルクに派遣され、代表権を争うパリとデュッセルドルフの「表通り」には世界選手権2連覇中の阿部一二三と、阿部に勝ってグランドスラム大阪を獲った丸山城志郎が選ばれた。代表争いは阿部と丸山のただ2人のみに絞られる。現状の阿部の強さと実績からして代表権を失うような事態は想定し辛く、現実的には丸山は阿部との同時派遣を狙うことになるのではないだろうか。五輪に向けて強化の側には「いざというときに備えて世界選手権経験者を増やしておきたい」という意識があるはずで、これは丸山には追い風だ。まずデュッセルドルフで優勝して、選抜体重別に勝負を掛けたい。

■ 男子73kg級
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アジア大会とグランドスラム大阪に優勝、いよいよ仕上がって来た五輪王者大野将平

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
橋本壮市(パーク24)、立川新(東海大3年)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
大野将平(旭化成)、海老沼匡(パーク24)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
派遣なし

人材豊富な73kg級は現時点では「2枠」行使最有力階級の一。4名が代表争いの権利者扱いを受け、メインの2大会に派遣された。前年の世界選手権銀メダルの橋本とアジア大会金メダルでグランドスラム大阪に勝利した大野の本命2人を分散して派遣し、それぞれに対抗馬として立川と海老沼を付けたという形になる。
実績上のアドバンテージがあるのは橋本と大野の世界タイトルホルダー2人。戦いの「読み」まで踏み込むと、2017年グランドスラム東京で自身の得意のフィールドである組み手を完封された相手である立川と戦わねばならない橋本のほうが展望やや厳しいか、と見る。

■ 男子81kg級
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グランドスラム大阪で優勝、代表争いに帰って来た佐々木健志

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
佐々木健志(筑波大4年)、小原拳哉(パーク24)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
藤原崇太郎(日本体育大2年)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
永瀬貴規(旭化成)

昨年度もっとも実績を残した世界選手権銀メダリストの藤原がドイツに単独派遣、アジア大会代表でグランドスラム大阪を制した佐々木健志が2番手扱いで、こちらにはハードルとして同大会2位の小原拳哉の同時派遣が設定された。日本選手だけで見ると藤原に一定のアドバンテージが認められたという形になる。少なくとも、藤原にこの段階で直接対決を挑む権利は、他日本選手には与えられていない。
ただし81kg級は実力者が多く、世界選手権の時に書かせて頂いた「メダル候補20人」とういう史上特殊な状況が継続中。ツアーの勝利者はいまだ「日替わり」で、大会の格に関わらず勝利の難易度はいずれもほぼ同等である。この点を考えれば日本選手同居の有無はあまり関係なく、佐々木、小原、藤原のスタートラインは実質さほど変わらないと考えるべきだろう。

永瀬はなかなか厳しい状況。大会としては格が一段落ちるエカテリンブルク派遣にも関わらず、この81kg級においてはミッション遂行の難易度が他3人と変わらない。優勝した上で他選手の結果を待つしかない。

■ 男子90kg級
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グランドスラム大阪を制した向翔一郎

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
長澤憲大(パーク24)、向翔一郎(ALSOK)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
ベイカー茉秋(日本中央競馬会)、村尾三四郎(桐蔭学園高3年)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
田嶋剛希(筑波大3年)

この階級の代表争いは非常に面白い。
まず第1ラウンドのパリでは、世界選手権代表の長澤と、同団体戦代表でグランドスラム大阪を制した向という、現状の1番手と2番手による同時派遣が組まれた。控えめに言って、選抜体重別の前に両者の成績に差をつけておく必要があると判断されたと考えるべきだ。現時点での代表争いの本命と目される両者にとっては2020年東京五輪までの流れを決める、まさに分水嶺と言っていい大会になる。
第2ラウンドはデュッセルドルフ。回復順調と思われながらグランドスラム大阪でパワーファイター相手に「肩が外れるのではないかという怖さを感じた」と減速してしまったベイカーと、同大会で自身の強さと幸運に恵まれて表彰台まで辿り着いた村尾三四郎が同時派遣。どちらも「海外で戦えるか」がシビアに問われる大会だ。

決して日本勢が圧倒的優勢という階級ではないため、代表争いには例えば「絶対に優勝」というような明確な基準はない。あくまで他者の出来との比較になると思われるが、未知数の村尾を除いた長澤、向、ベイカーにメダル以上を得る力は十分。本命2人の同時派遣が組まれている以上、シリーズが終わった時には明確な差がついている可能性も低くない。

田嶋は残念ながら代表争いからは滑り落ちたと考えざるを得ず、将来性を買っての育成枠と解釈する。他者全滅の場合のみ、僅かにチャンスの目が出てくる。

■ 男子100kg級
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ウルフアロンはグランドスラム大阪に優勝、一番手の座をキープ。

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
ウルフアロン(了徳寺学園職)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
飯田健太郎(国士舘大2年)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
羽賀龍之介(旭化成)

スター3人の競演という構図が続いてきた100kg級だが、ここで少々序列に差がついた。1番手はウルフ、2番手が飯田でここまでが圏内、一歩遅れて3番手の羽賀という形である。ウルフは世界選手権で敗退もグランドスラム大阪で優勝して復権の途上、飯田はグランドスラム大阪準決勝の思わぬ敗戦でやや後退したがアジア大会では今年の世界王者チョ・グハン(韓国)を圧倒して優勝を飾った実績があり、この先の戦い方次第ではウルフに伍する可能性十分。2枠行使の可能性も高く、楽しみな階級である。

■ 男子100kg超級
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影浦心はグランドスラム大阪で唯一メダルを獲得

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
影浦心(日本中央競馬会)、原沢久喜(フリー)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
原沢久喜(フリー)、小川雄勢(明治大4年)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
小川雄勢(明治大4年)

グランドスラム大阪で成績を残し切れなかったこの階級は他のどれとも事情が異なる。
同大会で唯一メダルを獲得した影浦がパリに単独派遣されてアドバンテージを認められた格好。続く原沢と小川にはそれぞれ2度のチャンスが与えられてこの点ではタイ、ただし原沢にはパリにデュッセルドルフとビッグゲーム2つの参加が認められ、デュッセルドルフとエカテリンブルクに派遣の小川に比べると達し得る評価の最高到達点が高い、という形になる。リスト上の1番手影浦、2番手が原沢で3番手は小川だが、それぞれの差は逆転不可能なほど大きいわけではない、という設定だ。

この階級は最終予選が1つ多い(全日本柔道選手権)ため、他階級ほど切羽詰まって「差をつける」必要に迫られていないという印象。代表争いという観点はもちろんだが、国際大会でどこまで戦えるか、機会とチャンスを増やして強化を図ろうという意図がより濃く感じられる。

東京世界選手権代表はこの3名から選ばれることになり、五輪代表争いもどうやらこの3名に絞られたと考えておいて良いだろう。ただし全員が揃って夏までに成績を残せない場合、秋以降を圧勝する選手が現れればまだ逆転の目がないというわけではない。現時点でもっとも先の見えない、その意味では楽しみな階級。

■ 女子48kg級
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世界選手権では銀メダル、グランドスラム大阪をしっかり制した渡名喜風南

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
近藤亜美(三井住友海上)、遠藤宏美(ALSOK)

【ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト】
2月16日(土)
芳田真(比叡山高3年)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
渡名喜風南(パーク24)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
山﨑珠美(自衛隊体育学校)

2017年世界選手権で金メダル獲得、昨年も世界選手権で2位入賞を果たしグランドスラム大阪で優勝とひとり突出した成績を残した渡名喜がグランドスラム・デュッセルドルフに出場。一方、もう1つのメジャー大会であるグランドスラム・パリにはグランドスラム大阪でともに3位に滑り込んだ近藤亜美と遠藤宏美の2人が派遣される。

近藤と遠藤のダブル派遣はGS大阪の成績を考えれば公平だが、両者これまでの実績に鑑みれば意外といえば意外。世界王者ダリア・ビロディド(ウクライナ)を意識し、なるべく色々なタイプを当てて、弱点を炙り出そうという意図が感じられなくもない。オーバーヴァルトには次代を担う講道館杯王者芳田、エカテリンブルクには選抜体重別王者でグランプリ・ブダペストでも2位(1位は遠藤)の山﨑が充てられた。

■ 女子52kg級
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代表内定の阿部詩はグランドスラム・エカテリンブルクを選択

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
志々目愛(了徳寺学園職)、角田夏実(了徳寺学園職)

【ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト】
2月16日(土)
武田亮子(龍谷大2年)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
前田千島(三井住友海上)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
阿部詩(夙川学院高3年)

既に世界選手権代表の内定を勝ち取っている阿部詩は、グランドスラム・エカテリンブルクに派遣。実戦経験や試合勘というところにフォーカスした調整出場と捉えられる。

この階級の山場はなんと言ってもグランドスラム・パリ。2番手の座を激しく争う志々目愛と角田夏実を同時派遣するという思い切った策が取られた。選抜体重別の前に1度実績に差がつくことになる。

■ 女子57kg級
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アジア大会を制した玉置腿

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現役世界王者の芳田司

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
玉置桃(三井住友海上)

【ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト】
2月16日(土)
富沢佳奈(東海大1年)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
芳田司(コマツ)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
舟久保遥香(三井住友海上)

これぞヨーロッパシリーズという陣形の派遣。世界選手権を獲った新チャンピオン芳田司、アジア大会を勝ってグランドスラム大阪では直接対決で芳田に勝利も得た(結果は2位)玉置桃、1番手の座を激しく争うこの2人がパリとデュッセルドルフのメジャー大会にそれぞれ単独で送り込まれた。あくまで最終決戦は選抜体重別であるが、決して星を落とすわけにいかないシリーズ。ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)と出口クリスタ(カナダ)、さらに超不確定要素のラファエラ・シウバ(ブラジル)がどこに出てくるかが展望上の大きな変数。両者の戦いぶりに注目である。

■ 女子63kg級
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世界選手権銀メダルの田代未来

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
鍋倉那美(三井住友海上)、能智亜衣美(了徳寺学園職)

【ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト】
2月16日(土)
幸田奈々(帝京科学大3年)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
田代未来(コマツ)、土井雅子(JR東日本)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
派遣なし

メジャー大会派遣はグランドスラム大阪で表彰台に上がった4人。世界選手権で銀メダル獲得もグランドスラム大阪で3位に終わって国内における立場の地固めならなかった田代未来と、講道館杯とグランドスラム大阪を立て続けに制した土井雅子がグランプリ・デュッセルドルフに同時派遣。鍋倉那美と能智亜衣美がグランドスラム・パリに送り込まれた。

過去の実績では田代が一歩上だが、他3選手にもこの先の展開次第では代表のチャンス十分にあり。変数としては、日本勢が唯一敵わないクラリス・アグベニュー(フランス)が地元大会であるパリに登場する可能性が高いこと。同大会出場の鍋倉と能智は厳しい立場だが、もしアグベニューに勝利となればどの大会の優勝よりも評価されることは間違いない。大チャンスでもある。

■ 女子70kg級
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グランドスラム大阪で銅メダル獲得の新添左季。2枠目で初の世界選手権代表を狙う・

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
大野陽子(コマツ)、新添左季(山梨学院大4年)

【ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト】
2月16日(土)
嶺井美穂(桐蔭横浜大3年)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
派遣なし

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
田中志歩(環太平洋大2年)

世界選手権2連中の新井千鶴が、既に東京世界選手権代表に内定。このシリーズは出場なし、ひとまず実戦参加を見送って調整という策を採った模様だ。

強化サイドは2番手の座を争う新添左季と大野陽子をパリに同時派遣、もう1つのメジャー大会であるデュッセルドルフには選手を派遣しないという非常にわかりやすい策を採った。70kg級にもしも2枠目の派遣があるとすれば当然1人のみ、その選考対象になり得る2名を指名し、ここでいったん成績に差をつけておくという形になる。既にグランドスラム大阪の直接対決で新添が完勝しているが、昨年世界選手権代表を務めた大野の巻き返しなるかというところ。いずれ両者ともに代表権を争う相手は階級内にはおらず、2枠目を巡って戦うべきは他階級の選手たち。ここからは全勝、出来得れば圧勝が求められる。

■ 女子78kg級
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バクー世界選手権の金メダリスト・浜田尚里

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
佐藤瑠香(コマツ)、梅木真美(ALSOK)

【ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト】
2月16日(土)
梅津志悠(三井住友海上)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
濵田尚里(自衛隊体育学校)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
髙山莉加(三井住友海上)

現役世界王者濵田尚里を擁しながら再び大混戦の気配が漂い始めた日本の78kg級。濱田は順当に単独派遣が組まれ、パリには激しく濵田への挑戦権を争う佐藤瑠香と梅木真美の強豪2人の同時派遣が組まれた。メジャー2大会から滑り落ちた髙山が一歩後退という形になったが、大混戦模様は変わらず。濱田以外は調子の波も激しいため、現時点で様相は読みがたい。終わってみないとわからないメンバーであるが、階級全体の状況と各選手の強さの最高到達点を考えると、全員が好成績で選抜を迎える可能性も高いのではないだろうか。

■ 女子78kg超級
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素根輝は朝比奈沙羅に3連勝中

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念願の世界王座を獲得した朝比奈沙羅

【グランドスラム・パリ】
2月9日(土)~10日(日)
素根輝(南筑高3年)

【ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト】
2月16日(土)
秋場麻優(環太平洋大3年)

【グランドスラム・デュッセルドルフ】
2月22日(金)~24日(日)
朝比奈沙羅(パーク24)

【グランドスラム・エカテリンブルク】
3月15日(金)~17日(土)
稲森奈見(三井住友海上)

メジャー2大会にそれぞれ単独派遣される素根輝と朝比奈沙羅の戦いぶりが見もの。素根は朝比奈に3連勝中、グランドスラム大阪ではついに「投げて」勝つという決定的な結果を得たが、久々素晴らしい仕上がりを見せたイダリス・オルティス(キューバ)の後塵を拝す形となり最終結果は2位。このシリーズは対海外勢の強さを証明することがミッションだ。一方の朝比奈は対海外勢に対する強さ、という自らの売りをさらに補強するシリーズ。どちらも負けるわけにはいかない大会。

ヨーロッパオープン・オーバーヴァルトには講道館杯王者の大学生・秋場麻優が派遣。グランドスラム大阪では初戦で優勝したオルティスとマッチアップする不運、今大会が実質上最初の国際大会だ。海外選手相手の適性を示せるかどうかに注目。

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