![]() [速報]新井千鶴が優勝、2019年世界選手権代表に内定・グランドスラム大阪2018第2日女子(2018年11月24日)※ eJudoメルマガ版11月24日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]新井千鶴が優勝、2019年世界選手権代表に内定
グランドスラム大阪2018第2日女子(57kg級、63kg級、70kg級)
→グランドスラム大阪第2日女子プレビュー→グランドスラム大阪2018第2日女子全試合結果 →グランドスラム大阪第2日女子レポート 丸善インテックアリーナ大阪(大阪市)で行われているグランドスラム大阪2018は競技第2日目のきょう24日に女子3階級、男子2階級の競技が行われ、女子70kg級は新井千鶴(三井住友海上)が優勝した。 9月のバクー世界選手権で2年連続の金メダルを獲得している新井は終始落ち着いた柔道を披露。相性的に最大のライバルと目された大野陽子(コマツ)、アジア大会の覇者新添左季(山梨学院大4年)がともに中途で敗れたため日本人選手との対決はなく、準決勝はうるさいマルゴ・ピノ(フランス)をGS延長戦の隅落「技有」、決勝はアンナ・ベルンホルム(スウェーデン)をこれも隅落「技有」で破った。昨年は「(世界選手権代表の)内定を意識し過ぎた」と決勝で突如崩れて2位に終わった新井だが、今年はしっかり成長を見せつけた形となった。 新井は世界選手権と日本開催のグランドスラムを連勝したことで、来年8月に行われる東京世界選手権の日本代表に内定。「準備の時間を頂いたので、どんなことをやっていくかいくつかのプランの中からしっかり考える」と試合同様最後まで冷静に、淡々と今後を語っていた。 57kg級は世界選手権銅メダリストの出口クリスタ(カナダ)が準々決勝で厳しい判定に泣かされ玉置桃(三井住友海上)に「指導3」で敗退、その玉置が準決勝で世界選手権金メダリストの芳田司(コマツ)も隅返「技有」で破るという荒れた展開。荒れ模様は最後まで収まらず、決勝ではここまで出口に続く国内2番手扱いに甘んじて来たジェシカ・クリムカイト(カナダ)が玉置を背負投「技有」で破ってまさかの優勝を飾ることとなった。玉置は「先に取られる、取られて雑になる自分の一番悪い部分が出た」と唇を噛んだ。3位決定戦に回った芳田はクォン・ユジョン(韓国)に「ボーアンドアローチョーク」を仕掛けた際に、クォンの体が反りあがってしまい、「相手の頸や脊椎、脊髄等に危害を及ぼしたことによる」反則負けが適用されて終戦。意外な5位に沈んだ。 同じく荒れた63kg級は講道館杯の覇者、一週間前にグランプリ・ハーグ大会(3位)を戦ったばかりの土井雅子(JR東日本)が優勝。得意の寝技と圧倒的なスタミナを前面に押し出し、準決勝では五輪金メダリストのティナ・トルステニャク(スロベニア)にGS延長戦3分44秒で上四方固「一本」、決勝は鍋倉那美(三井住友海上)にGS延長戦3分3秒「指導3」の反則で勝利した。 バクー世界選手権銀メダリストの田代未来(コマツ)は最大の山場と目された準々決勝を乗り越えられず、能智亜衣美(了徳寺学園職)に「指導3」で苦杯。3位決定戦では総試合時間9分21秒の消耗戦の末トルステニャクを払腰「技有」で投げつける意地を見せ、銅メダルを確保した。田代に勝利した能智は準決勝で鍋倉に「指導3」で敗れた。 各階級の入賞者と準々決勝以降の結果は下記。 取材・文:eJudo編集部 撮影:乾晋也、辺見真也
■ 57kg級
(エントリー31名)【入賞者】 1.KLIMKAIT, Jessica (CAN) 2.TAMAOKI, Momo (JPN) 3.FUNAKUBO, Haruka (JPN) 3.KWON, Youjeong (KOR) 5.DEGUCHI, Christa (CAN) 5.YOSHIDA, Tsukasa (JPN) 7.KIM, Jisu (KOR) 7.DORJSUREN, Sumiya (MGL) 【準々決勝】 芳田司○GS大外刈(GS0:19)△キム・チス(韓国) 玉置桃○GS反則[指導3](GS2:37)△クリスタ・デグチ(カナダ) ジェシカ・クリムカイト(カナダ)○GS反則[指導3](GS1:06)△ドルジスレン・スミヤ(モンゴル) 舟久保遥香○GS合技[引込返・横四方固](GS1:21)△クォン・ユジョン(韓国) 【敗者復活戦】 クリスタ・デグチ(カナダ)○GS技有・裏投(GS0:13)△キム・チス(韓国) クォン・ユジョン(韓国)○合技[大内刈・小外掛](2:59)△ドルジスレン・スミヤ(モンゴル) 【準決勝】 玉置桃○優勢[技有・隅返]△芳田司 ジェシカ・クリムカイト(カナダ)○GS技有・背負投(GS1:56)△舟久保遥香 【3位決定戦】 舟久保遥香○引込返(0:35)△クリスタ・デグチ(カナダ) クォン・ユジョン(韓国)○反則[DH](3:59)△芳田司 ※相手の頸や脊椎、脊髄等に危害を及ぼしたことによる 【決勝】 ジェシカ・クリムカイト(カナダ)○優勢[技有・背負投]△玉置桃
■ 63kg級
(エントリー25名)【入賞者】 1.DOI, Masako (JPN) 2.NABEKURA, Nami (JPN) 3.NOUCHI, Aimi (JPN) 3.TASHIRO, Miku (JPN) 5.GWEND, Edwige (ITA) 5.TRSTENJAK, Tina (SLO) 7.DEL TORO CARVAJAL, Maylin (CUB) 7.BAZYNSKI, Nadja (GER) 【準々決勝】 ティナ・トルステニャク(スロベニア)○優勢[技有・小内刈]△マイリン・デルトロ=カルバハル(キューバ) 土井雅子○崩上四方固(1:46)△エドウィッジ・グウェン(イタリア) 能智亜衣美○反則[指導3](2:02)△田代未来 鍋倉那美○横四方固(1:29)△ナジャ・バジンスキー(ドイツ) 【敗者復活戦】 エドウィッジ・グウェン(イタリア)○優勢[技有・一本背負投]△マイリン・デルトロ=カルバハル(キューバ) 田代未来○合技[内股透・袈裟固](1:37)△ナジャ・バジンスキー(ドイツ) 【準決勝】 土井雅子○GS崩上四方固(GS3:44)△ティナ・トルステニャク(スロベニア) 鍋倉那美○反則[指導3](2:38)△能智亜衣美 【3位決定戦】 能智亜衣美○片手絞(3:20)△エドウィッジ・グウェン(イタリア) 田代未来○GS技有・払腰(GS5:21)△ティナ・トルステニャク(スロベニア) 【決勝】 土井雅子○GS反則[指導3](GS3:03)△鍋倉那美
■ 70kg級
(エントリー27名)【入賞者】 1.ARAI, Chizuru (JPN) 2.BERNHOLM, Anna (SWE) 3.NIIZOE, Saki (JPN) 3.PINOT, Margaux (FRA) 5.ONO, Yoko (JPN) 5.BERNABEU, Maria (ESP) 7.RODRIGUEZ, Elvismar (VEN) 7.PORTELA, Maria (BRA) 【1回戦】 イーファ・コーグラン(オーストラリア)○反則[指導3](3:58)△スラッタナ・ソングスリ(タイ) エルビスマール・ロドリゲス(ベネズエラ)○優勢[技有・袖釣込腰]△シャン・リウユ(台湾) ロクサーヌ・タエイモンス(ベルギー)○小外刈(3:56)△リウ・ホンヤン(中国) ヨウ・ジェユン(韓国)○優勢[技有・内股]△エミリー・バート(カナダ) マルゴ・ピノ(フランス)○合技[小内巻込・袖釣込腰](3:24)△ジョヴァンナ・スコッチマッロ(ドイツ) エリザヴェト・テルツィドウ(ギリシャ)○合技[外巻込・崩袈裟固](0:46)△ユン・ジュヘ(韓国) 新添左季○大外刈(2:23)△ラウラ・ファルガス=コッホ(ドイツ) サビナ・ゲルチャク(ハンガリー)○GS合技[内股・大腰](GS1:41)△メガン・フレッチャー(アイルランド) 田中志歩○GS反則[指導3](GS0:47)△ファニー=エステル・ポスヴィト(フランス) ケリタ・ズパンシック(カナダ)○崩上四方固(1:45)△ジュー・ヤ(中国) マリア・ベルナベウ(スペイン)○横四方固(2:13)△ブスラ・カチポグル(トルコ) 【2回戦】 新井千鶴○合技[内股・袈裟固](1:15)△イーファ・コーグラン(オーストラリア) エルビスマール・ロドリゲス(ベネズエラ)○合技[抱分・横四方固](0:43)△ロクサーヌ・タエイモンス(ベルギー) 大野陽子○崩袈裟固(2:38)△ヨウ・ジェユン(韓国) マルゴ・ピノ(フランス)○GS技有・小内巻込(GS0:47)△バルバラ・マティッチ(クロアチア) マリア・ポーテラ(ブラジル)○出足払(3:13)△エリザヴェト・テルツィドウ(ギリシャ) 新添左季○優勢[技有・内股巻込]△サビナ・ゲルチャク(ハンガリー) アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)○GS腕挫十字固(GS0:25)△田中志歩 マリア・ベルナベウ(スペイン)○反則[指導3](3:53)△ケリタ・ズパンシック(カナダ) 【準々決勝】 新井千鶴○GS反則[指導3](GS2:17)△エルビスマール・ロドリゲス(ベネズエラ) マルゴ・ピノ(フランス)○GS技有・小内巻込(GS1:29)△大野陽子 新添左季○内股(0:38)△マリア・ポーテラ(ブラジル) アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)○腕挫十字固(2:20)△マリア・ベルナベウ(スペイン) 【敗者復活戦】 大野陽子○崩上四方固(1:43)△エルビスマール・ロドリゲス(ベネズエラ) マリア・ベルナベウ(スペイン)○優勢[技有・小外掛]△マリア・ポーテラ(ブラジル) 【準決勝】 新井千鶴○GS技有・隅落(GS1:53)△マルゴ・ピノ(フランス) アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)○GS技有・大外巻込(GS1:42)△新添左季 【3位決定戦】 新添左季○合技[払腰・隅落](3:30)△大野陽子 マルゴ・ピノ(フランス)○GS大外落(GS2:41)△マリア・ベルナベウ(スペイン) 【決勝】 新井千鶴○優勢[技有・隅落]△アンナ・ベルンホルム(スウェーデン) ※ eJudoメルマガ版11月24日掲載記事より転載・編集しています。
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