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朝比奈沙羅と素根輝の東京五輪掛けたライバル対決に注目、78kg級はベスト8で世界王者濵田尚里が髙山莉加を迎え撃つ・グランドスラム大阪2018最終日女子プレビュー

(2018年11月25日)

※ eJudoメルマガ版11月25日掲載記事より転載・編集しています。
朝比奈沙羅と素根輝の東京五輪掛けたライバル対決に注目、78kg級はベスト8で世界王者濵田尚里が髙山莉加を迎え撃つ
グランドスラム大阪2018最終日女子プレビュー(78kg級、78kg超級)
■ 78kg級・トーナメントの中心は日本勢、濵田尚里と髙山莉加がベスト8で激突
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バクー世界選手権を制した濵田尚里

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選抜体重別の王者髙山莉加

■78kg級・トーナメントの中心は日本勢、濵田尚里と髙山莉加がベスト8で激突

(エントリー18名)

当初エントリーしていた世界選手権2度優勝のマイラ・アギアール(ブラジル)が直前で出場を回避。ベルナデッテ・グラフ(オーストリア)やカリエマ・アントマルチ(キューバ)、クララ・アポテカー(スロベニア)ら第2グループの強豪は参加しているものの、海外勢唯一の大物を欠いたことでトーナメントの比重は一気に日本勢による序列争いへと傾いた。

日本勢の配置はトーナメントの上側に集中しており、準々決勝で濵田尚里(自衛隊体育学校)と髙山莉加(三井住友海上)、その勝者が準決勝で講道館杯の覇者・梅木真美(ALSOK)と対戦予定。アジア王者の佐藤瑠香(コマツ)は唯一人反対側の山に配される幸運を得たが、バクー世界選手権王者で今大会に東京世界選手権の内定が懸かる濵田は、優勝するために3名全員と戦わねばならない最も過酷な位置に置かれてしまった。

最注目カードはもちろん濵田と髙山による準々決勝。今シーズンの戦いぶりを見る限りこの両者が実力における世界のトップ2であり、ここが事実上の決勝と考えて良いだろう。準々決勝で当たってしまうことが少々もったいないが、シーズンを締めくくるにふさわしい熱戦を見せてくれるはずだ。

国内の代表レースは濵田と髙山が他の2名から一歩リードしていると推測されるが、両者ともに受けと戦術に課題を抱えており、その差はそれほど大きいものではない。濵田、あるいは髙山が今大会を制して優位を加速させるのか、それとも梅木、佐藤が勝利して再び国内の代表争いが混沌へと逆戻りするのか。日本勢同士の直接対決の行方に注目したい。

【プールA】
第1シード:濵田尚里(自衛隊体育学校)
第8シード:髙山莉加(三井住友海上)
有力選手:イ・ジョンギュン(韓国)

【プールB】
第4シード:クララ・アポテカー(スロベニア)
第5シード:梅木真美(ALSOK)
有力選手:ヤヒマ・ラミレス(ポルトガル)

【プールC】
第2シード:佐藤瑠香(コマツ)
第7シード:ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)
有力選手:パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)、カレン・レオン(ベネズエラ)

【プールD】
第3シード:カリエマ・アントマルチ(キューバ)
第6シード:アナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)
有力選手:ヨン・ヒュンジ(韓国)、ベルナデッテ・グラフ(オーストリア)

■ 78kg超級・朝比奈沙羅と素根輝が準決勝で激突、東京五輪賭けた大一番に注目
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世界選手権の覇者朝比奈沙羅

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素根輝は朝比奈に2連勝中

(エントリー14名)

本階級最大のテーマは朝比奈沙羅(パーク24)と素根輝(南筑高3年)によるライバル対決。朝比奈はバクー世界選手権を制して念願の世界王者の座を得たものの、重心が低く組み手の巧みな素根を苦手としており選抜体重別選手権、皇后盃と現在2連敗中。かつては素根がサイズの大きい海外勢を苦手としていたこともあり朝比奈には「国際大会に強い」という強みがあったが、素根はトップ選手のキム・ミンジョン(韓国)やマリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)に勝利するなど着実に力をつけてきており、この点でのアドバンテージは減じてきている。

このことからも今後はより一層直接対決の結果が重視されると考えられ、朝比奈としては東京五輪までできるだけ素根との直接対決を避けて逃げ切りを図りたいはず。東京世界選手権の内定が懸かる今大会はその大チャンスであり、今回内定を獲得すれば限りなく五輪代表に近づくことができる。一方、素根にとっては今大会で朝比奈の優勝を阻止することが五輪を目指すうえでの最低条件。朝比奈の内定を許してしまえば東京世界選手権の2枠目を他階級の選手と争わねばならず、朝比奈との戦い以上に過酷なレースを強いられることになる。今年世界選手権出場を逃せば東京五輪は絶望的、素根としてはなんとしても勝たなければいけない、まさに背水の陣だ。

両者が激突するのは準決勝、素根の側にはベアトリス・ソウザ(ブラジル)やハン・ミジン(韓国)といった若手有力選手が配されているが、勝ち上がるうえでそれほど問題にはならないはず。十分に余力を残した状態で朝比奈との大一番を迎えることができるだろう。直接対決における両者の生命線は釣り手。朝比奈が素根の釣り手を封じて圧殺することができれば世界王者という先入観から主審が素根に次々「指導」を与える可能性もあるが、反対に素根の釣り手が自由であれば朝比奈は小回りの効く素根に一方的に攻撃されてしまうことになる。両者ともにお互いの研究は十分にしてきているはずであり、前回の対戦からどれだけ進化できているかが勝敗を分けることになるだろう。

ほか、今大会は海外勢も相当に豪華であり、バクー世界選手権2位のイダリス・オルティス(キューバ)と同大会3位のラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、グランプリ・ザグレブで朝比奈に土をつけたカイラ・サイート(トルコ)とグランドスラム・パリで素根に勝利したワン・ヤン(中国)が参加している。これらの選手は全員が下側の山に配されており、素根と朝比奈の試合の箸休めとして誰が勝ち上がるのか観察することをお勧めしたい。

【プールA】
第1シード:朝比奈沙羅(パーク24)
第8シード:イヴァナ・マラニッチ(クロアチア)
有力選手:セビレ・アクブルト(トルコ)

【プールB】
第4シード:ベアトリス・ソウザ(ブラジル)
第5シード:素根輝(南筑高3年)
有力選手:ハン・ミジン(韓国)

【プールC】
第2シード:ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
第7シード:ワン・ヤン(中国)
有力選手:稲森奈見(三井住友海上)

【プールD】
第3シード:イダリス・オルティス(キューバ)
第6シード:カイラ・サイート(トルコ)
日本代表選手:秋場麻優(環太平洋大3年)

※ eJudoメルマガ版11月25日掲載記事より転載・編集しています。

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