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髙藤直寿と阿部一二三の世界王者2人が登場、国内のライバルが世界選手権内定阻止に挑む・グランドスラム大阪2018第1日男子プレビュー

(2018年11月23日)

※ eJudoメルマガ版11月22日掲載記事より転載・編集しています。
髙藤直寿と阿部一二三の世界王者2人が登場、国内のライバルが世界選手権内定阻止に挑む
グランドスラム大阪2018第1日男子プレビュー
■ 60kg級・髙藤直寿と永山竜樹のライバル対決が一大テーマ、厳しい配置引いた髙藤は初戦でキム・ウォンジンと対戦
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素晴らしい内容で9月の世界選手権を制した髙藤直寿

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世界選手権銅メダルの永山竜樹。ここまでの対髙藤戦は掛け値なしに面白い試合ばかり。

(エントリー35名)

髙藤直寿(パーク24)と永山竜樹(東海大4年)によるライバル対決が、階級最大のテーマ。バクー世界選手権を制した髙藤は今大会に優勝すれば来年の東京世界選手権の内定を手にすることとなり、もしそうなれば東京五輪の代表レースは早くも、限りなく終戦に近い状況となる。永山としてはなんとしても髙藤を止めてこれを阻止せねばならない。本番の2年前ながら2020年東京五輪代表争いの、きょうがまさしく天王山だ。

現時点での両者の世界ランクは永山が1位、髙藤が2位。これを反映する形で永山が第1シードでプールA、髙藤が第2シードでプールCにそれぞれ振り分けられた。

というわけで両雄の激突は決勝。左小内刈を中心に据えた安定した戦法に加えて、リスク覚悟で一気にアクセルを踏み込むスクランブルのモードを高いレベルで調和させた王者髙藤と、階級随一の怪力と短い手足が生み出す回転力で強烈な技を連発する永山、これまでの直接対決はすべて「投げ合い」。「ゼニが取れる」と思わず表現したくなるスリリングな戦いばかり。どちらが勝つにせよ、面白い試合になることだけは間違いない。

両者のドロー結果は対象的。永山が大島優磨(旭化成)と対戦する準決勝まで強敵との対戦がないのに対して、髙藤は初戦(2回戦)から今大会でIJFワールドツアー復帰を遂げた世界選手権銅メダル3回のキム・ウォンジン(韓国)、1試合空けて準々決勝で志々目徹(了徳寺学園職)、準決勝で2015年の世界王者イェルドス・スメトフ(カザフスタン)と、決勝に辿り着くまでに世界大会決勝レベルの戦いを3つくぐり抜けねばならない。平時の力を発揮すれば十分勝利が見込めるが、世界選手権で負った膝の負傷から本格復帰してまだ3週間強、突貫工事で仕上げたコンディションで、また常に永山との決勝を強く意識せざるを得ない状況でどのような戦いを見せるのか。初戦から一試合も見逃すことなく、可能であればリアルタイムで観戦したい。

髙藤-永山の決勝に次ぐ注目カードは永山の側の準決勝。マッチアップする大島は選抜体重別選手権と講道館杯を連勝して今季好調、国際大会の序列を越えて永山に勝利するアップセットの可能性も十分にある。こちらも確実にチェックしておきたい。

【プールA】
第1シード:永山竜樹(東海大4年)
第8シード:フェリペ・ペリム(ブラジル)
有力選手:ヤン・ユンウェイ(台湾)、オタル・ベスタエフ(キルギスタン)、ダヴィド・プルクラベク(チェコ)

【プールB】
第4シード:エリック・タカバタケ(ブラジル)
第5シード:ルフミ・チフヴィミアニ(ジョージア)
有力選手:トルニケ・ツヤカドエア(オランダ)、ルカ・ムヘイゼ(フランス)、バヤラー・アマーツヴシン(モンゴル)
日本代表選手:大島優磨(旭化成)

【プールC】
第2シード:髙藤直寿(パーク24)
第7シード:志々目徹(了徳寺学園職)
有力選手:キム・ウォンジン(韓国)、アルテム・レシュク(ウクライナ)

【プールD】
第3シード:グスマン・キルギズバエフ(カザフスタン)
第6シード:イェルドス・スメトフ(カザフスタン)
有力選手:ヤゴ・アブラゼ(ロシア)、モリッツ・プラフキー(ドイツ)

■ 66kg級・阿部一二三が絶対的な優勝候補、丸山城志郎ら国内のライバルが内定阻止に挑む
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世界選手権2連覇、五輪代表レースを独走中の阿部一二三

(エントリー37名)

世界選手権2連覇者の阿部一二三(日本体育大3年)が絶対的な優勝候補。最大のライバルと目されていた2015年の世界王者アン・バウル(韓国)が兵役免除に関わる証明書類の虚偽申告が発覚して出場取り消しとなったこともあり、優勝の可能性は限りなく高いものとなっている。

対抗馬は丸山城志郎(ミキハウス)を始めとする日本勢3名。対戦順は準々決勝で田川兼三(筑波大4年)、決勝で丸山と藤阪太郎(大阪府警察)の勝者。既にバクー世界選手権を制している阿部が今大会に勝利すれば来年の東京世界選手権代表に内定、それは国内のライバル達にとって逆転不可能な差がついてしまうことを意味する。果たして阿部がこのまま一気に事実上の五輪代表を決めてしまうのか、それとも誰かが「待った」をかけるのか。60kg級と同様、今大会が2番手以下の選手にとっての最終防衛ラインだ。

観戦のポイントは阿部が持ち味である投げの威力をどの程度まで発揮できるか。打点の高い派手な投げの印象が強い阿部だが、徹底警戒に遭った今季は実は格下を相手に投げあぐねる展開が目立っており、昨年までに比べると爆発力は一段落ちている。特にケンカ四つで引き手を持てない場合には手詰まりに陥ることが多いのだが、これは阿部本人もじゅうぶん承知しているはず。自己分析に長けた選手でもあり、これにどのような回答、対応策を持ち込んでくるのかにも注目したい。

ほか、海外の有力選手としてはバクー世界選手権でノーマークから大躍進の銀メダル獲得を果たしたイェルラン・セリクジャノフ(カザフスタン)と、パワーで阿部に対抗し得るヴァジャ・マルグヴェラシヴィリ(ジョージア)のガンボルド・ヘルレン(モンゴル)の2人を加えた計3名を挙げておきたい。セリクジャノフは阿部と準決勝で対戦する位置におり、世界選手権決勝の再戦が期待される。

【プールA】
第1シード:阿部一二三(日本体育大3年)
第8シード:田川兼三(筑波大4年)
有力選手:キム・リマン(韓国)、アラム・グリゴリアン(ロシア)

【プールB】
第4シード:イェルドス・ジューマカノフ(カザフスタン)
第5シード:イェルラン・セリクジャノフ(カザフスタン)
有力選手:ヨンドンペレンレイ・バスフー(モンゴル)

【プールC】
第2シード:ヴァジャ・マルグヴェラシヴィリ(ジョージア)
第7シード:オスニエル・ソリス(キューバ)
日本代表選手:藤阪太郎(大阪府警察)

【プールD】
第3シード:ガンボルド・ヘルレン(モンゴル)
第6シード:丸山城志郎(ミキハウス)
有力選手:イスラム・ハメトフ(ロシア)

※ eJudoメルマガ版11月22日掲載記事より転載・編集しています。

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