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平成30年度講道館杯全日本体重別選手権大会展望④最終日女子(48kg級、52kg級、57kg級、63kg級)

(2018年11月2日)

※ eJudoメルマガ版11月2日掲載記事より転載・編集しています。
平成30年度講道館杯全日本体重別選手権大会展望④最終日女子
(48kg級、52kg級、57kg級、63kg級)
文責:林さとる/eJudo編集部

■ 48kg級 最注目は再出発期す近藤亜美、強豪多数のハイレベル陣容がこれを迎え撃つ
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世界王座を狙う立場の近藤亜美、新シーズンは講道館杯からの出場となった。

(エントリー32名)

グランドスラム大阪進出決定選手:渡名喜風南(パーク24)
グランドスラム大阪出場権残枠:「3」

グランドスラム大阪の出場枠は3つ。優勝候補は第1シードの近藤亜美(三井住友海上)だ。近藤は本来ならば渡名喜風南(パーク24)とともに世界の頂点を目指す立場にある選手だが、アジア大会では決勝で苦手としているジョン・ボキョン(韓国)に敗れて再びこの講道館杯ステージに降りてくることとなった。とはいえ正味の立ち位置は他を引き離した国内2番手、実質的にはある程度勝ち上がればグランドスラム大阪の出場権を得ることが可能だろう。しかし、渡名喜との代表争い、そして世界王者ダリア・ビロディド(ウクライナ)への挑戦を考えたときにここで躓くことは許されないはず。確実に優勝して本来のステージへの復帰を果たしたい。

本階級は層が厚く、昨年のベスト4である遠藤宏美(ALSOK)、山﨑珠美(自衛隊体育学校)、田中芽生(龍谷大4年)、森﨑由理江(宮崎大教)を筆頭に、坂上綾(三井住友海上)、常見海琴(コマツ)、小倉葵(環太平洋大3年)らも実力者が揃っている。いかに近藤と言えども一筋縄に勝てる陣容ではなく、特に準々決勝以降は全試合が決勝レベルと考えるべきだろう。

【Aブロック】
近藤亜美(三井住友海上)の勝ち上がりが濃厚。下側の山の1回戦の安部風花(環太平洋大1年)対常見海琴(コマツ)は好カード。

【Bブロック】
森﨑由理江(宮崎大教)と田中芽生(龍谷大4年)がベスト8で対戦予定。攻撃手段豊富な田中の勝利と予想。

【Cブロック】
勝ち上がりの予想は遠藤宏美(ALSOK)。下側の山の2回戦では学生王者の小倉葵(環太平洋大3年)と高校王者の古賀若菜(南筑高2年)が対戦する可能性があり、実現した場合には是非見たい注目試合。

【Dブロック】
山﨑珠美(自衛隊体育学校)と坂上綾(三井住友海上)がベスト8で対戦予定。両者はともに密着しての勝負を得意としており、派手な投げ合いが見られるはずだ。地力に勝る山﨑の勝利と予想。

■ 52kg級 強豪少なきトーナメント、優勝候補は立川莉奈
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学生体重別を制した立川莉奈

(エントリー29名)

グランドスラム大阪進出決定選手:阿部詩(夙川学院高3年)、志々目愛(了德寺学園職)、角田夏実(了徳寺学園職)
グランドスラム大阪出場権残枠:「1」

東京五輪の代表争いは阿部詩(夙川学院高3年)、志々目愛(了德寺学園職)、角田夏実(了徳寺学園職)の3名に絞られた感があり、どの選手が優勝したとしてもここに割って入ることは難しいと言わざるを得ない。

組み合わせの運も含めて、優勝候補は昨年2位で第1シードの立川莉奈(福岡大4年)。対抗馬としては第2シードの前田千島(三井住友海上)世界ジュニア王者の武田亮子(龍谷大2年)を挙げたい。

【Aブロック】
立川莉奈(福岡大4年)の勝ち上がりが確実。

【Bブロック】
世界ジュニア王者の武田亮子(龍谷大2年)に全日本実業個人選手権王者の甫木実咲(JR東日本)がベスト8で挑む。武田の勝利と予想。

【Cブロック】
前田千島(三井住友海上)の勝ち上がりが濃厚。初戦(2回戦)で対戦する可能性のある福添みのり(帝京大3年)が多少厄介だが、勝敗が揺れる可能性は少ない。

【Dブロック】
絶対的な存在はいないものの、古瀬舞(帝京大2年)、五味奈津実(JR東日本)、中内柚里(龍谷大2年)、内尾真子(自衛隊体育学校)と一定の水準以上の選手が揃った激戦区。勝ち上がり候補は内尾。

■ 57kg級 松本薫の出来に注目、舟久保遥香と対戦の準決勝が最大の山場
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松本薫が本格復帰、国際大会進出を目指す

(エントリー28名)

グランドスラム大阪進出決定選手:芳田司(コマツ)、玉置桃(三井住友海上)
グランドスラム大阪出場権残枠:「2」

世界王者の芳田司(コマツ)とアジア王者の玉置桃(三井住友海上)に既に枠が割り振られているため、グランドスラム大阪の残る出場枠は2つ。東京五輪の代表争いでは、バクー世界選手権を制した芳田司(コマツ)が一歩リードしている状況だが、玉置のアジア大会における出来の良さ、ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)や出口クリスタ(カナダ)らターゲット選手との相性の問題も考慮するとまだまだ揉める可能性ありと考えた方が良いだろう。

前述の2名が既にグランドスラム大阪の出場権を持っているため、今大会の参加者に残された枠は2つ。優勝候補は第1シードの舟久保遥香(三井住友海上)。すでにシニアの国際シーンでも上位の力をもっており、安定感も含めて権利十分。不安要素は組み手や寝技の平均値が高い国内試合では舟久保の強みが十分に生きないことだ。

次いで有力なのは8月の全日本実業個人選手権で本格的に競技復帰した松本薫(ベネシード)。同大会での戦いぶりを見る限り、全盛期にはまだ及ばないものの十分に国内トップクラスと戦うだけの力は維持している様子。選手としての注目度としてはむしろこちらの方が上だろう。最初の山場は柳楽祐里(JR東日本)と黒木七都美(龍谷大3年)の勝者と対戦する準々決勝。ここを勝ち抜くと舟久保との準決勝が待ち構えており、これが本階級最大の注目カードだ。

【Aブロック】
舟久保遥香(三井住友海上)が勝ち上がり候補。ベスト8で柴田理帆(筑波大4年)と香川瑞希(東海大1年)の勝者と対戦予定。

【Bブロック】
勝ち上がり候補は松本薫(ベネシード)。反対側の山では2回戦で柳楽祐里(JR東日本)と黒木七都美(龍谷大3年)の対戦が組まれており、この勝者と準々決勝でマッチアップ予定。

【Cブロック】
宇髙菜絵(コマツ)の山。初戦(2回戦)で髙沢眞冴(JR東日本)を破ると準決勝では富沢佳奈(東海大1年)との対戦が濃厚。

【Dブロック】
渡部優花(ALSOK)と石川慈(コマツ)が初戦(2回戦)を争い、その勝者が竹内鈴(東海大3年)とベスト8で対戦予定。順当に進めば石川の勝ち上がりが濃厚だが、近頃のタフな戦いぶりと投げの威力を買って竹内勝利と予想したい。

■ 63kg級 能智亜衣美が優勝候補、グランドスラム大阪の出場権を賭けて土井雅子と津金恵が準決勝で激突
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第1シードに配された能智亜衣美

(エントリー34名)

グランドスラム大阪進出決定選手:田代未来(コマツ)、鍋倉那美(三井住友海上)
グランドスラム大阪出場権残枠:「2」

東京五輪の代表争いでは、国際大会での成績、ターゲット選手クラリス・アグベニュー(フランス)との対戦成績の両面において田代未来(コマツ)が他を大きくリードしている状況。グランドスラム大阪には田代とアジア大会王者の鍋倉那美(三井住友海上)が既に選出されており、今大会の参加者に残された枠は2つとなっている。

優勝候補は全日本選抜体重別選手権王者の能智亜衣美(了徳寺学園職)。対抗馬の一番手は昨年大会の覇者土井雅子(JR東日本)だ。順当にトーナメントが進めばこの両者による決勝が濃厚だろう。ここに割って入るとすれば津金恵(パーク24)だが、津金はここのところあまり良いパフォーマンスを見せておらず、下手をすると序盤での敗退もあり得ると予想する。今大会は津金にとってキャリアの正念場。勝ち上がれば準決勝で土井とマッチアップする予定となっており、この試合がトーナメント全体を通した最大の山場だ。

【Aブロック】
能智亜衣美(了徳寺学園職)の山。初戦(2回戦)でいきなり米澤夏帆(龍谷大4年)との対戦が組まれており、続く3回戦では山本杏(パーク24)との対戦が濃厚。勝ち上がり自体は揺れないだろうが、どの程度体力を温存できるかがポイントになるだろう。

【Bブロック】
空白地帯。シード選手は荒木穂乃佳(兵庫県警察)だが、勝ち上がりは大住有加(JR東日本)と予想。

【Cブロック】
津金恵(パーク24)の山。反対側には浦明澄(創志学園高3年)が配されており、もし勝ち上がれば準々決勝で対戦予定。

【Dブロック】
土井雅子(JR東日本)の勝ち上がりが濃厚。佐藤史織(山梨学院大4年)、嘉重春樺(環太平洋大1年)らが配されているが、勝敗が揺れる可能性は僅か。

※ eJudoメルマガ版11月2日掲載記事より転載・編集しています。

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