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[速報]日本勢が2階級をともに制覇、児玉ひかるは決勝で強豪ベアトリス・ソウザを破る 世界ジュニア選手権2018最終日女子

(2018年10月21日)

※ eJudoメルマガ版10月21日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]日本勢が2階級をともに制覇、児玉ひかるは決勝で強豪ベアトリス・ソウザを破る
世界ジュニア選手権2018最終日女子(78kg級、78kg超級)
バハマの首都ナッソーで17日から行われている世界ジュニア柔道選手権2018。個人戦最終日となる第4日目の女子は78kg級と78kg超級の競技が行われ、78kg級は和田梨乃子(三井住友海上)、78kg超級は児玉ひかる(敬愛クラブ)といずれも日本勢が優勝を飾った。和田が5戦して4つの一本勝ち、児玉は全試合一本勝ちと圧倒的な内容だった。

各階級の概況と3位決定戦以降の結果、決勝の戦評、日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 78kg級・和田梨乃子が優勝、体幹の強さで海外勢を寄せ付けず
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78kg級メダリスト。左からプロダン、和田、サンパイオ、ルドフォード。

(エントリー19名)

【入賞者】
1.WADA, Rinoko (JPN)
2.PRODAN, Karla (CRO)
3.SAMPAIO, Patricia (POR)
3.LUDFORD, Shelley (GBR)
5.ZENKER, Teresa (GER)
5.PONCE, Camila (BRA)
7.HOELTERHOFF, Julie (GER)
7.TOTH, Fanni (HUN)

和田梨乃子(三井住友海上)が優勝。決勝ではカルラ・プロダン(クロアチア)から左大外巻込と左大外刈で2つの「技有」を奪い、合技「一本」(3:35)で勝利を決めた。

和田の体幹の強さは世界の舞台でも十分に通用。上背のあるタイプではないゆえ長身の海外勢に上から持たれる展開も多かったが、全くブレることなく相手と正面から対峙。力負けすることは一度もなく、5戦して4つの一本勝ちと圧倒的と言って良い戦いぶりでタイトルを獲得した。

【3位決定戦】
パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)○合技[背負投・内巻込](3:43)△テレザ・ツェンカー(ドイツ)
シェリー・ルドフォード(イギリス)○反則[DH](2:01)△カミラ・ポンセ(ブラジル)
※腕挫脇固の形で体を捨てたことによる反則

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78kg級決勝、和田梨乃子がカルラ・プロダンから左大外刈で2つ目の「技有」

【決勝】

和田梨乃子○合技[大外巻込・大外刈](3:35)△カルラ・プロダン(クロアチア)
左相四つ。長身でリーチのあるプロダンは右構えから奥襟を狙う形で組み手を展開。和田は最初の手合わせこそ対応し損なって相手の左払腰で畳に伏せてしまうが、以降は先に引き手から持つことで組み手を優位に進める。1分18秒、釣り手を絞られることを警戒したプロダンが右構えで防御姿勢を取り試合が膠着、両者に片手の「指導」が与えられる。1分46秒、和田は横変形で組み合った状態から相手の放った小内刈位置への支釣込足に応じ、もつれ際に左大外巻込。既に体が崩れていたプロダンは体側から畳に落ち「技有」。3分19秒、和田に相手を場外に押し出したとして2つ目の「指導」。しかし直後の3分25秒、和田は引き手を得ると相手に押し付けるようにして畳み、釣り手を相手の肘に当てるようにして片襟の大外刈。これが見事決まって「技有」。合技の一本勝ちで和田が優勝を飾った。

【日本代表選手勝ち上がり】

和田梨乃子(三井住友海上)
成績:優勝


[1回戦]
和田梨乃子○GS払巻込(GS1:40)△ネフェリ・パパダキス(アメリカ)

[2回戦]
和田梨乃子○優勢[技有・小外掛]△ナゼルケ・ティレウハノワ(カザフスタン)

[準々決勝]
和田梨乃子○合技[払巻込・崩上四方固](4:00)△パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)

[準決勝]
和田梨乃子○横四方固(1:01)△カミラ・ポンセ(ブラジル)

[決勝]
和田梨乃子○合技[大外巻込・大外刈](3:35)△カルラ・プロダン(クロアチア)

■ 78kg超級・児玉ひかるが全試合一本勝ちで優勝、決勝では強豪ソウザを破る
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78kg超級メダリスト。左からソウザ、児玉、フュゾー、ルフト。

(エントリー18名)

【入賞者】
1.KODAMA, Hikaru (JPN)
2.SOUZA, Beatriz (BRA)
3.FUSEAU, Laura (FRA)
3.LUCHT, Renee (GER)
5.SZIGETVARI, Mercedesz (HUN)
5.BERLIKASH, Kamila (KAZ)
7.DZIOPA, Paulina (POL)
7.CRUZ, Luiza (BRA)

児玉ひかる(敬愛クラブ)とベアトリス・ソウザ(ブラジル)、優勝候補と目されていた2名が順当に決勝に進出した。両者はともに準決勝までの全試合を一本勝ち(相手の反則含む)と万全の内容での勝ち上がり。決勝は児玉が左内股巻込と袈裟固による合技「一本」(3:25)でソウザを下し、見事優勝を果たした。

ソウザは9月のバクー世界選手権の団体戦でイダリス・オルティス(キューバ)を破るなど、既にシニアのトップで活躍している実力者。近い世代の朝比奈沙羅(パーク24)と素根輝(南筑高3年)に差をつけられてしまっている格好だが、大物を撃破して久々に存在感を示した。実力十分も所属の三井住友海上を離れるなどやや迷走していた児玉だが、これをきっかけに前述の2名に割って入るレベルの出世なるか。まずは講道館杯での戦いぶりに注目したい。

トピックとして。児玉は準々決勝でレニー・ルフト(ドイツ)を腕緘「一本」(1:50)で破っているが、これは相手の伏せ際に腕を取って背中方向に押し込みながら極めたもの。形としてはバクー世界選手権で小川雄勢(明治大4年)が反則を取られた場面とほぼ全く同じであり、IJFとしてはこの技術をどのように捉えているのか。公式のリリースがあるかどうかも含め今後も注意を払っていきたい。

【3位決定戦】
ロハ・フュゾー(フランス)○優勢[技有・内股]△メルセデス・シゲトヴァリ(ハンガリー)
レニー・ルフト(ドイツ)○GS反則[指導3](GS0:41)△カミラ・ベルリカシュ(カザフスタン)

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78kg超級決勝、児玉ひかるがベアトリス・ソウザから左内股巻込「技有」

【決勝】

児玉ひかる○合技[内股巻込・崩袈裟固](3:25)△ベアトリス・ソウザ(ブラジル)
児玉が左、ソウザが右組みのケンカ四つ。組み合った状態で試合が膠着、29秒に両者に「指導」。以降も両者あまり無理はせずに相手の様子を窺いながら試合を進め、2分3秒、児玉のみに片手の咎で2つ目の「指導」が加えられる。後がなくなった児玉はさすがにギアを入れ替えペースアップ。3分13秒に左内股から釣り手を離して巻き込み「技有」。そのまま相手の腕を腕緘の形に極めて崩袈裟固で抑え切り、3分25秒に合技「一本」へと辿り着く。児玉が強敵ソウザを破り、堂々の全試合一本勝ちで優勝を飾った。

【日本代表選手勝ち上がり】

児玉ひかる(敬愛クラブ)
成績:優勝


[2回戦]
児玉ひかる○反則[指導3](3:36)△ソフィオ・ソムヒシヴィリ(ジョージア)

[準々決勝]
児玉ひかる○腕緘(1:50)△レニー・ルフト(ドイツ)

[準決勝]
児玉ひかる○内股(1:44)△メルセデス・シゲトヴァリ(ハンガリー)

[決勝]
児玉ひかる○合技[内股巻込・崩袈裟固](3:25)△ベアトリス・ソウザ(ブラジル)

※ eJudoメルマガ版10月21日掲載記事より転載・編集しています。

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