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【バクー世界柔道選手権2018特集】日本が2連覇、立川、向ら「専任代表」の活躍光る・バクー世界柔道選手権2018男女混合団体戦即日レポート

(2018年9月27日)

※ eJudoメルマガ版9月27日掲載記事より転載・編集しています。
【バクー世界柔道選手権2018特集】日本が2連覇、立川、向ら「専任代表」の活躍光る
バクー世界柔道選手権2018男女混合団体戦即日レポート
→特設ページ・バクー世界選手権2018完全ガイド
文責:古田英毅/eJudo編集部
Text by Hideki Furuta

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決勝のフランス戦、向翔一郎が小外掛「一本」。これで日本の優勝が決定。

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優勝を喜ぶ日本チームの面々

アゼルバイジャンで行われているバクー世界柔道選手権2018は27日、最終日(競技日程8日目)の競技が行われ、19ヶ国が参加して行われた男女混合団体戦(6人制)で日本が優勝を飾った。日本は初めて男女混合形式が採用された昨年のブダペスト大会に続く連覇。決勝はフランスを4-1で破った。

日本は初戦でモンゴルを4-0のストレートで下す好スタート。しかし準々決勝では男子に強豪をずらり並べるアゼルバイジャンに大苦戦。星取り計算上は代表戦突入が濃厚と思われたが、スコア2-2で迎えた第5試合(男子73kg以下)で立川新が昨年度世界選手権2位のルスタン・オルジョフから試合時間7分以上を戦った末に大内刈「技有」で勝利する殊勲。これをテコに最終スコア4-2で勝ち上がると、準決勝はコリア(南北朝鮮合同チーム)を4-0で一蹴。

フランスを畳に迎えた決勝は第1試合で原沢久喜が難敵シリル・マレをGS延長戦内股「技有」で下すと、続いて女子57kg以下の芳田司、男子73kg級下の立川新が順当に星を重ねる。第4試合の70kg以下は大野陽子がマリー=イヴ・ガイに一本負けを喫してストレート勝ちこそ逃したが、迎えた第5試合の90kg以下枠では向翔一郎がアクセル・クレルジェから豪快な小外掛「一本」。これで勝利の条件である4点先取を決め、日本が2年連続の金メダル獲得することになった。

原沢、芳田ら個人戦のトップ選手はもちろんだが、この日勝負どころで星を挙げたのはいずれも団体戦専任の代表である立川と向。日本代表がその層の厚さを見せつけた大会だった。

上位入賞者および日本代表全試合の対戦詳細と戦評、トーナメント全22試合の対戦詳細とそれぞれの寸評は下記。

※6人制、試合時間4分
※チームの勝敗が決した時点で試合終了、同点の場合は代表戦1試合(抽選で1試合を再戦)を行う。
※配列は1回戦が男子73kg級からスタート、体重順。以降はラウンドが進むごとに開始カードを1つ後方にずらし、体重順。

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日本は世界選手権男女混合団体2連覇を達成

【成績上位者】
(エントリー19チーム)
優 勝:日本
準優勝:フランス
第三位:ロシア、コリア(南北朝鮮合同チーム)
第五位:アゼルバイジャン、ドイツ
第七位:オランダ、ブラジル

■ 日本代表チーム勝ち上がり・戦評
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2回戦第2試合、向翔一郎が背負投「一本」

【2回戦】

日本 4-0 モンゴル
[女子70kg以下]大野陽子○GS小外掛(GS1:11)△ツェンドアユシュ・ナランジャルガル
[男子90kg以下]向翔一郎○背負投(0:26)△バンディフー・バットエルデネ
[女子70kg以上]素根輝○合技[袖釣込腰・大外落](3:49)△バトトルガ・ムンフツヤ
[男子90kg以上]小川雄勢○GS反則[指導3](GS3:56)△ウルジバヤル・デューレンバヤル
[女子57kg以下]玉置桃 - ドルジスレン・スミヤ
[男子73kg以下]立川新 - ガンバータル・オドバヤル

日本代表滑り出しの一番。日本にとって幸運なことに、女子57kg以下の2017年世界王者のドルジスレン・スミヤ、男子73kg以下の2017年世界選手権3位のガンバータル・オドバヤルという極めて厄介な2人が、配列上最後衛に下がることに。先に点を取って勝負を決めてしまうのが肝要のこのレギュレーション下、そしてメンバー間の実力差が大きい布陣のモンゴルに対して、かなり分の良い配列だ。モンゴルは男子90kg以上枠にも個人戦で原沢久喜を一本背負投「一本」に仕留めて3位入賞を果たしたウルジバヤル・デューレンバヤルという強者を配して後衛3枚は超ハイレベルだが、前衛3枚ははっきり脆弱。日本としてはまず確実に3連勝して、後衛3枚のうちどこかで1勝を挙げればよい、という状況を作ることが大事だ。

第1試合では大野陽子が大枠優位もなかなか試合を決め切れず、しかし延長戦1分を超えたところで小外掛「一本」でミッションを達成。力関係を考えれば苦労した試合、日本は最高のシナリオである「第1試合の初戦で勢いをつける」というところまでは至らなかった印象だが、第2試合は僅か26秒、向翔一郎が背負投「一本」で勝利してこの項をぶじ補完。第3試合も素根輝が袖釣込腰と大外落の合技「一本」でしっかり仕事を果たし、日本は勝負どころの第4試合に無傷で辿り着く。
小川は個人戦の銅メダリスト、ウルジバヤルを相手に得意の圧力攻勢で粘りの試合を繰り広げるが、試合終了と同時にウルジバヤルが仕掛けた横落で放られ「技有」失陥。万事休したかと思われたが。これは映像チェックの結果終了ブザーの後の技ということでポイント取り消し。命拾いした小川は以後も組み手と圧力で持ち前の「浅く分厚い」攻勢、ひたひたと水位を上げてその喫水線に迫る。前日個人戦で最終戦まで戦い切っているウルジバヤルは瞬間的な光こそ見せるものの、小川の「面」で押し込む攻勢を弾き返す継続性には欠け、小川はぶじ3つの「指導」の確保に成功する。結果、日本がストレートの4-0で勝ち抜けを決めることとなった。

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準々決勝第4試合、玉置桃がイチンホルロー・ムンフツェデフから片襟の大外刈「技有」

【準々決勝】

日本 4-2 アゼルバイジャン
[男子90kg以下]向翔一郎△GS技有・大内刈](GS0:32)○ママダリ・メディエフ
[女子70kg以上]朝比奈沙羅○GS技有・払巻込(GS0:44)△イリーナ・キンゼルスカ
[男子90kg以上]小川雄勢△GS谷落(GS0:36)○ウシャンギ・コカウリ
[女子57kg以下]玉置桃○合技[大外刈・横四方固](3:15)△イチンホルロー・ムンフツェデフ
[男子73kg以下]立川新○GS技有・大内刈(GS3:13)△ルスタン・オルジョフ
[女子70kg以下]大野陽子○横四方固(0:55)△グネル・ハサンリ

日本はここで山場を迎える。地元の大声援を受ける強敵・アゼルバイジャンとマッチアップする大一番である。この国は今大会でMVP級の大躍進を見せて100kg超級で決勝まで進んだウシャンギ・コカウリ、さらに73kg級にはリオ五輪とブダペスト世界選手権で2位入賞のルスタン・オルジョフに、昨年・今年と連続で銅メダルを獲得したヒダヤット・ヘイダロフ、そして90kg級のママダリ・メディエフと揃えて男子のレベルがまことに高い。逆に女子の陣容は脆弱で、この試合にエントリーしている中で水準以上の選手は最重量級のイリーナ・キンゼルスカのみ、あとは率直に言って「人数合わせ」のレベル。星取り予想は、90kg以下△、70kg以上◎、90kg以上●、57kg以下◎、73kg以下、70kg以下◎と非常な僅差で、勝負カードに挑む向が取れば4-2で勝利が可能だが、もしここを落とせば3-3での代表戦突入が濃厚。もしそうなれば再戦カードは神のみぞ知る、50%の確率で敗北カードの再戦が待っているという地獄のルートだ。これを避けるためには、計算上メディエフ、コカウリ、オルジョフの男子3名のいずれかをなんとしても、必ず倒さねばならない。

ところが第1試合、この強豪3人のうちで階級内序列がもっとも低いメディエフを相手に向がGS延長32秒に痛恨の大内刈「技有」失陥。日本は1点ビハインドを負う苦しいスタートとなる。朝比奈はスタミナに難のある超大型キンゼルスカが疲労するのを待って払巻込一撃、いかにもこの人らしいルートで「技有」を確保してスコアを1-1のタイに持ち込む。迎えた第3試合、小川雄勢はGS延長戦まで勝負を持ち込んだが、最後はコカウリのパワーに陥落。左内股を仕掛けたが、コカウリは足を挙げて受けると、そのまま小川の体を戻しながら強引に谷落。小川が無理やり真反対に体重を戻されるという、ちょっと国内ではお目に掛かれぬ凄まじい一発豪快に決まって「一本」。アゼルバイジャンはこれで男子枠2連勝。
日本の1-2ビハインドで迎えた第4試合は前述の通りかなり力の差がある対戦、玉置桃がイチンホルロー・ムンフツェデフを片襟の右大外刈「技有」で転がし、そのまま横四方固に抑え込んであっという間の合技「一本」。4試合を消化したこの時点でスコアは2-2、勝敗の行方は残り2戦に委ねられる。

迎えた第5試合は立川新がオルジョフを相手に得意の組み手で図太く粘る。個人戦で不調だったオルジョフは立川の巧さに封じられてその長いリーチのアドバンテージを生かせず、なかなか間合いの中に入れない。そして立川が粘りに粘って迎えたGS3分13秒、我慢できなくなったオルジョフが帯取返を狙って間を詰めると立川は右大内刈で迎撃。思わず下がるオルジョフの奥襟をあくまで離さずコントロールして追いかけ、殊勲の「技有」獲得。

これでスコアは3-2、実質勝負あり。据えもの斬りの第6試合は大野陽子があっという間の横四方固「一本」で順当に勝利。日本はこの大一番を4-2で勝ち抜け、ぶじベスト4進出決定。

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準決勝第1試合、素根輝がハン・ミジンから袖釣込腰「一本」

【準決勝】

日本 4-0 コリア(南北朝鮮合同チーム)
[女子70kg以上]素根輝〇袖釣込腰(3:08)△ハン・ミジン
[男子90kg以上]原沢久喜〇反則[指導3](2:20)△キム・ミンジョン
[女子57kg以下]芳田司〇後袈裟固(1:28)△キム・ジンア
[男子73kg以下]立川新〇優勢[技有・大内刈]△アン・ジョンスン
[女子70kg以下]大野陽子 - クォン・スンヨン
[男子90kg以下]向翔一郎 - ガク・ドンハン

昨年度大会と同様、なぜかコリア(当時は韓国単独チーム)は日本相手には一段陣容を落としてマッチアップ。女子78kg超級の2017年度銅メダリストで同階級で世界的に見ても日本勢と競ることが出来る稀有な存在のキム・ミンジョン(女子70kg以上)、男子100kg級で金メダルを獲得したばかりのチョ・グハン(男子90kg以上)、男子73kg級でこれも金メダルを獲ったばかりのアン・チャンリン、さらに57kg級のクォン・ユジョンと一線級4人をベンチに下げてこの試合に臨んで来た。選手の消耗を嫌って確実に銅メダルを獲りに来たのか、それともあるいは敗戦の際のエクスキューズを作りに来たのかと邪推してしまう「1.5軍」フォーメーション。

この布陣で優勝候補筆頭の日本に立ち向かえるわけもなし。脅威レベルの高い選手は個人戦とこの日ここまでの2試合で強者を立て続けに投げている注目の高校生キム・ミンジョン(90kg以上)と、アジア大会決勝で玉置桃から鮮やかな内股で「技有」を先行した北朝鮮のキム・ジンア(57kg以下)の2人だが、この枠は日本勢も極めて強力。原沢は前日足車「一本」で屠ったキムをきちんと封殺、2分強で3つの「指導」を奪って快勝。芳田もキムに力を発揮する余地を一切見せぬまま翻弄、後袈裟固「一本」で世界チャンピオンの強さを見せつける。
第1試合で素根が挙げた両袖の袖釣込腰「一本」、第4試合で立川が挙げた大内刈「技有」を併せてこの試合はあっさり終戦。ストレートの4-0勝利で日本が決勝へと駒を進めることになった。コリアは3位決定戦へ。

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決勝に臨む日本チーム

【決勝】

日本 4-1 フランス
[男子90kg以上]原沢久喜〇GS技有・内股(GS1:55)△シリル・マレ
[女子57kg以下]芳田司〇合技[払巻込・後袈裟固](4:00)△プリシラ・ネト
[男子73kg以下]立川新〇GS反則[指導3](GS1:34)△ギヨーム・シェヌ
[女子70kg以下]大野陽子△小内刈(2:16)〇マリー=イヴ・ガイ
[男子90kg以下]向翔一郎〇小外掛(1:23)△アクセル・クレルジェ
[女子70kg以上]朝比奈沙羅 - アン=ファトウメタ・ムバイロ

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第1試合、原沢久喜がシリル・マレを攻める

第1試合の原沢の相手は、シリル・マレ。100kg級の選手だが重量選手の扱いが巧く、かつては国内大会でテディ・リネールを相手に大熱戦を演じたこともある非常に厄介な相手だ。この第1試合の帰趨が盤面に与える影響は、計り知れず。もしフランス勝利ありえるとすればここを崩して場を荒らすしかなく、初戦にしてこれが最重要マッチである。

この試合は右相四つ。原沢は引き手で襟、釣り手で奥襟という形を一手目に据えてアプローチするが、マレは巧みに引き手で袖を織り込むところまで手順を進め、釣り手で高い位置を得て原沢と掛け引きを続ける。釣り手一本での進退も厭わず、1分12秒双方に片手の「指導」。
このまま試合は組み手の「やりなおし」に終始してさほど動かず。マレ、3分32秒からは引き手で袖を掴み、外から回してほとんど内側を絞り込むことに成功。あるいは「橋本スペシャル」狙いかというという緊迫した、そして心躍る時間が20秒近くにわたって続くが、原沢の体の強さゆえかマレが逡巡する間にタイムアップ。試合はGS延長戦へ。

加速するのはここと心得た両者の意図がかち合い、「はじめ」の声が掛かるなりマレの肩車に原沢の踏み込みがぶつかり、両者弾け飛んで「待て」。原沢は圧力が効きつつあるとみたかタイミングの良い右内股、さらに大内刈から連絡しての右内股、さらに軸足を突っ込んでの右内股と勝負技を連発。1発目は透かしたマレだが以後は全て崩れ伏せての回避がやっと、GS50秒には、マレに「指導2」。いったんスコアの優位を得た原沢は現実的に決着を意識し始め、逆に急がずじっくり圧を掛け、十分形を作ってからの内股でマレを潰す。技の頻度は減じたが取り味は上昇。マレ、このままではジリ貧とついに我慢できなくなったか、GS1分55秒に突然左小外掛で原沢の背に回る。これまでのマレの戦い方からするとかなり突飛な戦術選択、原沢これを待っていたとばかりに右内股に捉え、自らその間合いに飛び込んだ格好のマレは吹っ飛び「技有」。最大の分水嶺である第1試合は、日本が獲得。

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芳田司がプリシラ・ネトから払巻込「技有」

第2試合は芳田司に、左相四つのプリシラ・ネトがマッチアップ。フランスの一番手はエレン・ルスヴォだが、ルスヴォは芳田に連戦連敗。力関係を明確にされすぎているルスヴォよりは、ムラ気で「手柄」へのモチベーションの高いネトのほうが何かを起こせる可能性が高いと見たか、少々意外な起用。

ネトはしかし、意外にも手堅い進退。引き手で素早く芳田の左袖、あるいは右袖を掴むことを続け、残る手を大きく上げた片手状態から左大外巻込で攻める。しかし芳田はさすが世界王者、奥襟の確保、ネトの右袖確保に応じた左内巻込、両袖に絞らせおいての左内股と攻め続けて、時間が経つほどにじわじわ主導権を確保。2分過ぎからは組み手のバーターの中で得た袖を引き手を掴んで離さず、どうしても切れないネトはこれだけで精神的に追い込まれていく感あり。芳田は片手の右袖釣込腰に左大外刈と繋げて、ネトを転がし伏せてこのシークエンスを終了。直後の2分20秒ネトに「指導」。芳田は以後も両袖の小外刈を中心にじわじわネトの陣地を侵食。
残り10秒を切らんとする最終盤、芳田が突如として、引き手で先に前襟をグイと確保。ここまで絶対に引き手の一手目を与えなかったネトだが集中が切れたか、あるいはGS延長戦を意識したか、あまりにも不可解かつ不用意なエアポケット。百戦錬磨の芳田がこれを見逃すはずもなく、まず左足車。膝を止められたネトが崩れると左払巻込に連絡して決定的「技有」。この時点で残り時間5秒、ネトは試合終了とでも勘違いしたかあろうことか投げられた体勢で一瞬動きを止め、次の展開に完全に出遅れる。芳田労せず後袈裟固に抑え込むと、ネトは完全にあきらめてもはや両手でバンザイ状態。そのまま「一本」で試合が決した。不確定要素になり得るとみたネトのムラ気が完全に裏目に出た試合。芳田はこの程度の策で崩せるような相手ではなかった。

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立川新はかつて苦杯を喫したギヨーム・シェヌを相手に粘りの試合。

第3試合は前戦の立役者立川新に、ケンカ四つのギヨーム・シェヌがマッチアップ。実はシェヌは、初めて欧州国際大会に派遣されて意気揚がる立川を初戦で退け(2017年2月グランプリ・デュッセルドルフ)、「海外選手に弱い」との観測を浴びせて世界に繋がる道を閉ざした因縁の相手。組み手が命の立川だが、シェヌはどうやら立川の嫌う形を熟知しており、左から、あるいは右からその背を抱いて組み手の無力化を図る。試合はこの形を立川が嫌って密着から離れ、再び袖から組み手を開始するという動的膠着。しかし残り36秒、シェヌに片手の「指導」が与えられると試合は急加速。立川突き放すにはこことばかりに、焦って後帯を掴んで来たシェヌを下がりながらはたき込んで畳を這わせ、攻勢を演出。焦ったシェヌは直後遠間からの抱きつきを敢行、ベアハグの「指導2」も失う。ここまでまったく動かなかった試合が僅か20秒強で、「あと1つの反則で決着」まで一気に詰まる。これぞ立川の真骨頂。立川はここぞと加速、左足車中心に攻めたこのシークエンスはシェヌの密着を許したこともあって決め切れなかったが、まだ相手が元気と見ると再び組み手と足技の陣地確保に策を戻して刃を入れるべきタイミングを探る。結果、焦って脇を差して前に出て来たシェヌをいなすと回り込んで場外に追いやり、GS1分34秒場外の咎でシェヌに「指導3」。日本は3連勝、あと1つで2年連続の金メダルが決まる。

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マリー=イヴ・ガイが大野陽子から右小内刈「一本」。フランスようやく一矢を報いる。

第4試合は大野陽子が左、個人戦決勝で新井千鶴と激戦を繰り広げたマリー=イヴ・ガイが右組みのケンカ四つ。ガイは強気、クロス組み手で帯を掴んで右大内刈を仕掛けると大野場外に出てしまい、59秒場外の「指導」。直後ガイが小外刈、大野ガクリと崩れて振り向き伏せるがこの動きのまま右一本背負投。この技はポイント級であったが、映像チェックの結果はノーポイント。投げられながらの技であり、コントロールを失ったゆえか、それとも同体とみなされたか。仕掛けの経緯からもこれは文句のいえないところ。
大野は丁寧に組み手を進めるが、右内股に大内刈、組み際の小外刈と構わず大技を繰り出すガイにスケール負け。見た目は拮抗も、押し出され、崩れ伏せ、着々陣地を失う印象。そして2分16秒、ガイが引き手で襟、釣り手で奥襟を掴むと大野は打開を期して左小外掛に食いつく。ガイが得たりと右内股で迎え撃つと、大野は腕を背に回して裏投を狙うギャンブル。しかし陣地を失ったがゆえ一発勝負に「打って出ざるを得なかった」大野に対して、優位を背景にしたガイは十分状況が見えていた。内股で足を揚げさせ、返す刀で残った片足に右小内刈を叩きこむ教科書通りの連絡技。大野は相手を胸に抱いたそのままの形で畳に真っ逆さま、もちろん文句なしの「一本」。日本はストレート勝ちを逃がし、フランスが一矢を報いてスコアは3-1となる。

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向翔一郎が小外掛「一本」。日本はこれで2連覇を決定。

第5試合は向翔一郎が左、アクセル・クレルジェが右組みのケンカ四つ。向は釣り手で背を掴んでの「出し投げ崩し」に、ここから相手の肩を固めての隅返で攻め、優位。そして1分26秒を過ぎたところで、クレルジェが右内股に打って出ると向はその背に食いついて左小外掛。間合いを詰めることで相手のコントロールを殺し、送り込んだ脚は相手の正中線、かつ股中を超えて相手の前面に届くところまで深く入る。ここから脚を揚げると、膝で膝裏を叩かれたクレルジェ耐えようもなく一瞬浮揚。ついで真裏に落下し文句なしの「一本」。

これで日本が4点を確保。スコア4-1で試合終了、2年連続の金メダルを決めることとなった。

■ 全試合対戦詳細・寸評
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1回戦、第1試合でアレクサンドル・ライクがシナン・サンダルから横四方固「一本」

【1回戦】

ルーマニア 4-1 トルコ
[男子73kg以下]アレクサンドル・ライク〇横四方固(2:43)△シナン・サンダル
[女子70kg以下]ステファニア=アデリナ・ドブレ〇小外掛(0:26)△ブスラ・カチポグル
[男子90kg以下]欠場△不戦〇イルケル・グルドレン
[女子70kg以上]アレクサンドラ・マジル〇不戦△欠場
[男子90kg以上]ダニエル・ナテア〇不戦△欠場
[女子57kg以下]欠場 - 欠場

[寸評]
「欠」が続出。前衛2試合を獲ったルーマニアが不戦勝2つをプラスして勝利を決めた。トルコはミハエル・ツガンクやロマン・モウストポロウスはじめ各国から次々選手を移籍させて今後は相当に存在感を増しそうな情勢であるが、まだ2セットのチームを作るところまで陣容整わずか。エース級を下げたままあっさりトーナメントを去ることとなった。

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第1試合、マグディエル・エストラダがチン・ダガから小外掛「技有」。これは取り消しとなったがエストラダは隅返「技有」を得て勝利することとなる。

キューバ 4-1 中国
[男子73kg以下]マグディエル・エストラダ○GS技有・隅返(GS0:14)△チン・ダガ
[女子70kg以下]マイリン・デルトロ=カルバハル○合技[内股返・背負投](2:18)△ヤン・ズィ
[男子90kg以下]イワン=フェリペ・シウバ=モラレス△腕挫十字固(1:38)○ブウ・ヘビリゲ
[女子70kg以上]イダリス・オルティス○合技[袖釣込腰・袖釣込腰]△ワン・ヤン
[男子90kg以上]アンディー・グランダ○優勢[技有・小内刈]△ユアン・シャオトン
[女子57kg以下]アナイリス・ドロビグニー - ルウ・トンジュエン

[寸評]
個人戦で大活躍のイワン=フェリペ・シウバ=モラレスが隙だらけの試合のまま腕挫十字固「一本」で敗れるという事態はあったが、キューバが無事勝ち抜け。オルティス対ワン・ヤンという78kg超級のベテランと新鋭が激突した注目の第4試合はオルティスが袖釣込腰で2度投げて完勝。ワンはまだまだ粗削り、このレベルで、かつ担ぎもあるトップ選手には厳しい印象。

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90kg以下枠のエース対決。ミハイル・イゴルニコフがイスラム・ボズバエフを内股で攻める。

ロシア 4-0 カザフスタン
[男子73kg以下]ムサ・モグシコフ○横四方固(2:02)△ジャンサイ・スマグロフ
[女子70kg以下]カミラ・バドゥロワ○GS技有・外巻込(GS1:40)△アエリタ・シェルバコワ
[男子90kg以下]ミハイル・イゴルニコフ○GS反則[指導3](GS2:56)△イスラム・ボズバエフ
[女子70kg以上]アンジェラ・ガスパリアン○合技[小外刈・崩袈裟固](3:27)△カミラ・ベルリカシュ
[男子90kg以上]イナル・タソエフ - イェラッシル・カジバエフ
[女子57kg以下]ナタリア・ゴロミドワ - セヴァラ・ニシャンバエワ

[寸評]
団体戦専任で連れて来たモグシコフ、90kg級の強者イゴルニコフ、そして次代の星として大注目のタソエフと男子に強者を揃えたロシアがカザフスタンを一蹴。カザフスタンは自軍の充実ポイントの73kg以下と90kg以下がこのモグシコフとイゴルニコフにぶつかって頭を抑えられ、為す術がなかった。

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滑り出しの第1試合、日本は大野陽子がェンドアユシュ・ナランジャルガルから小外掛「一本」

【2回戦】

日本 4-0 モンゴル
[女子70kg以下]大野陽子○GS小外掛(GS1:11)△ツェンドアユシュ・ナランジャルガル
[男子90kg以下]向翔一郎○背負投(0:26)△バンディフー・バットエルデネ
[女子70kg以上]素根輝○合技[袖釣込腰・大外落](3:49)△バトトルガ・ムンフツヤ
[男子90kg以上]小川雄勢○GS反則[指導3](GS3:56)△ウルジバヤル・デューレンバヤル
[女子57kg以下]玉置桃 - ドルジスレン・スミヤ
[男子73kg以下]立川新 - ガンバータル・オドバヤル

[寸評]
※戦評掲載のため省略

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第5試合、シャンギ・コカウリがダニエル・アレルストルフェルから大内刈「一本」

アゼルバイジャン 4-1 オーストリア
[女子70kg以下]グネル・ハサンリ△合技[内股透・谷落](3:24)○ミヘイラ・ポレレス
[男子90kg以下]ツラル・サフグリエフ○合技[一本背負投・内巻込](2:33)△ゼバスティアン・シュナイダー
[女子70kg以上]イリーナ・キンゼルスカ○大外刈(0:18)△マリア・ヘルヴァルト
[男子90kg以上]ウシャンギ・コカウリ○大内刈(1:13)△ダニエル・アレルストルフェル
[女子57kg以下]イチンホルロー・ムンフツェデフ○不戦△欠場
[男子73kg以下]ヒダヤット・ヘイダロフ - ルカス・ライター

[寸評]
大声援を浴びて地元アゼルバイジャンが登場。陣容の実力差が激しいアゼルバイジャンは初戦をいきなり落としたが、2番手選手を起用した第2試合の90kg以下枠を獲って追いつくとあとは圧勝。スタミナが課題のキンゼルスカも18秒秒殺「一本」。なかなかの好カードとなった第3試合も絶好調のコカウリが圧勝し、弱点ポジションの57kg級枠に試合を回さないまま勝利を決めた。人気者ヘイダロフは出番なし。

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第4試合、高校生キム・ミンジョンがダニエル・ナテアから一本背負投「一本」

コリア(南北朝鮮合同チーム) 4-0 ルーマニア
[女子70kg以下]ジョン・ヘジン○裏投(1:05)△ステファニア=アデリナ・ドブレ
[男子90kg以下]ガク・ドンハン○不戦△欠場
[女子70kg以上]キム・ミンジョン○崩上四方固(2:48)△アレクサンドラ・マジル
[男子90kg以上]キム・ミンジョン○一本背負投(1:23)△ダニエル・ナテア
[女子57kg以下]キム・チス - コリーナ・ステファン
[男子73kg以下]キム・チョルガン - アレクサンドル・ライク

[寸評]
コリア(南北朝鮮合同チーム)の初戦。第1試合でジョン・ヘジンがステファニア=アデリナ・ドブレに裏投「一本」で圧勝。第2試合を相手の欠場、第3試合を重量級の大駒キム・ミンジョンの勝利で3連勝とすると、最後は高校3年生、韓国期待の新人キム・ミンジョンがルーマニアの強豪ダニエル・ナテアから一本背負投「一本」を奪って会場の度肝を抜く。コリアは4連勝の圧勝で初戦を突破した。73kg以下枠に配された北朝鮮選手の出番はなかった。

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第4試合、ロイ・メイヤーがベクムロド・オルティボエフを攻める

オランダ 4-1 ウズベキスタン
[女子70kg以下]サンネ・ファンダイク△合技[隅落・横四方固](3:32)○グルノザ・マトニヤゾワ
[男子90kg以下]ノエル・ファンテンド○GS合技[小内巻込・一本背負投](GS1:40)△ダフラト・ボボノフ
[女子70kg以上]マルヒンデ・フェルケルク○片手絞(2:26)△ノディラ・ユルダシェワ
[男子90kg以上]ロイ・メイヤー○GS一本背負投(GS2:25)△ベクムロド・オルティボエフ
[女子57kg以下]デューウィー・カルトハウス○払腰(1:36)△アミナ・マメドワ
[男子73kg以下]サム・ファンテヴェステンデ - ギヨション・ボボエフ

[寸評]
オランダがウズベキスタンに圧勝。昨年のヨーロッパ王者サンネ・ファンダイクが格下のグルノザ・マトニヤゾワに合技「一本」で敗れるという波乱の滑り出しも、実力者同士の対戦となった第2試合でノエル・ファンテンドがダフラト・ボボノフに合技「一本」(GS1:40)で勝利。これで事態を収束させると、以降は第4試合でロイ・メイヤーが前日ベスト4に進出したベクムロド・オルティボエフとの担ぎ技対決を一本背負投「一本」で制すなど3連勝。最終スコア4−1で準々決勝進出を決めた。

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今大会初めての代表戦、ベアトリス・ソウザがなんとイダリス・オルティスから大内刈「一本」

ブラジル ③代-3 キューバ
[女子70kg以下]マリア・ポーテラ△GS技有・隅落(GS0:34)〇マイリン・デルトロ=カルバハル
[男子90kg以下]ラファエル・マセド○GS大腰(GS0:15)△イワン=フェリペ・シウバ=モラレス
[女子70kg以上]ベアトリス・ソウザ△GS反則[指導3](GS0:51)〇イダリス・オルティス
[男子90kg以上]ラファエル・シウバ○GS反則[指導3](GS2:07)△アンディー・グランダ
[女子57kg以下]ラファエラ・シウバ○優勢[技有・内股返]△アナイリス・ドロビグニー
[男子73kg以下]マルセロ・コンティーニ△合技[内股返・大内刈](3:55)〇マグディエル・エストラダ
[代表戦]ベアトリス・ソウザ○GS大内刈(GS0:53)△イダリス・オルティス

[寸評]
代表戦までもつれ込む大接戦をブラジルが制した。ブラジルは第1試合で昨年の70kg級ワールドマスターズ王者マリア・ポーテラが格下のマイリン・デルトロ=カルバハルにGS延長戦で隅落「技有」(GS0:34)を奪われまさかの敗戦。しかし、第2試合ではラファエル・マセドが90kg銀メダリストのイワン=フェリペ・シウバ=モラレスから大腰「一本」で劇的勝利を収める。開始2試合は双方がそれぞれアップセットを演じての1勝1敗と大荒れ。しかし、ここからの両軍は取るべきポジションで確実に得点、結果としてスコア3−2のブラジルリードで最終第6試合を迎える。このカードは実力通りならばブラジルのマルセロ・コンティーニが勝利するはずであったが、ここで序盤の荒れ模様が再び噴出。コンティーニはマグディエル・エストラダに内股返、大内刈と「技有」2つを奪われまさかの一本負け。これによって得点は3−3となり、勝負は代表戦へ持ち越されることとなる。抽選の結果決まったカードは女子70kg以上枠のベアトリス・ソウザ対イダリス・オルティス。キューバ有利と目されたこの一番は、荒れに荒れたこの試合にふさわしい結末。なんとソウザがオルティスから大殊勲の大内刈「一本」得てブラジルが勝利。この日初めての代表戦決着でブラジルのベスト8進出が決まった。

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クリスティアン・トートが背負投「技有」。ハンガリーは一時2点のリードを得る。

フランス 4-2 ハンガリー
[女子70kg以下]クラリス・アグベニュー△背負投(0:28)○サビナ・ゲルチャク
[男子90kg以下]オーレリアン・ディエス△優勢[技有・背負投]○クリスティアン・トート
[女子70kg以上]オドレイ・チュメオ○GS反則[指導3](GS2:56)△メルセデス・シゲトヴァリ
[男子90kg以上]シリル・マレ○優勢[技有・隅落]△バルナ・ボール
[女子57kg以下]プリシラ・ネト○不戦△欠場
[男子73kg以下]ギヨーム・シェヌ○優勢[技有・大内刈]△フリゲシュ・サボ

[寸評]
フランスが逆転勝利。フランスは第1試合で63kg級の世界王者クラリス・アグベニューが1階級上の実力者サビナ・ゲルチャクに僅か28秒の背負投「一本」で敗れる苦しい立ち上がり。続く第2試合でもオーレリアン・ディエスがクリスティアン・トートに敗れ、この時点で1-2(ハンガリーに1人欠場があるため)とビハインドを負ってしまう。しかし、第3試合でオドレイ・チュメオが勝利したのを皮切りに、第4試合でシリル・マレが100kg超級の強者バルナ・ボールに隅落「技有」で優勢勝ちを収めるなど3連勝。逆転で準々決勝進出を果たした。チュメオで立て直し、マレが殊勲の勝利と、前半の荒れ模様を中盤以降の実力者がしっかり収めたという試合だった。

ドイツ 4-2 ウクライナ
[女子70kg以下]ラウラ・ファルガス=コッホ○片手絞(0:49)△ナタリヤ・スマル
[男子90kg以下]エドゥアルド・トリッペル△GS背負投(GS1:24)○クエジョ・ナーバリ
[女子70kg以上]カロリン・ヴァイス○片手絞(1:14)△エリザヴェータ・カラニナ
[男子90kg以上]スヴェン・ハインル△GS小外掛(GS1:22)○ヤキフ・ハモー
[女子57kg以下]テレザ・シュトル○反則[指導3](3:11)△マリーア・スコラ
[男子73kg以下]イゴール・ヴァンドケ○優勢[技有・背負投]△アルテム・ホムラ

[寸評]
ドイツが接戦をモノにして勝ち上がり。両チーム確実な得点源はないものの、明確な穴もないという似通ったチーム構成。この様相が結果にそのまま反映される形で試合が進み、3−2の僅差で最終戦の第6試合を迎えることとなる。73kg級以下のイゴール・ヴァンドケ対アルテム・ホムラの対戦となったこのカードは、格上のヴァンドケが開始10秒に得た片襟の右背負投「技有」を守り切って勝利。結果最終スコア4-2でドイツがベスト8進出を決めた。

ロシア 4-2 イギリス
[女子70kg以下]アレナ・プロコペンコ△大内刈(1:42)○サリー・コンウェイ
[男子90kg以下]フセン・ハルモルザエフ○GS反則[指導3](GS1:45)△マックス・ステュワート
[女子70kg以上]クセニア・チビソワ○反則[指導3](1:02)△ナタリー・パウエル
[男子90kg以上]イナル・タソエフ○反則[指導3](1:58)△ウェズリー・グリニッジ
[女子57kg以下]アナスタシア・コンキナ△GS合技[小外刈・内股](GS0:54)○ネコダ・スミス=デイヴィス
[男子73kg以下]デニス・イアルツェフ○GS技有・横四方固(GS0:51)△ダニエル・ウィリアムズ

[寸評]
ロシアが勝利。スコアは4−2と最終戦までもつれ込む競ったものだったが、互いに実力差を逆転して勝利したカードは一つもなく、戦力通りに6試合が終わったという体の順当な結果。実力差のあるカードが連続して観戦観点からはエキサイティングなものではなかった。唯一揉める可能性があったクセニア・チビソワとナタリー・パウエルの第3試合も、チビソワが体格差を生かして僅か1分2秒の間に「指導3」を積むという圧勝。ロシアが順当にベスト8入り。

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第2試合、朝比奈沙羅がイリーナ・キンゼルスカから払巻込「技有」

【準々決勝】

日本 4-2 アゼルバイジャン
[男子90kg以下]向翔一郎△GS技有・大内刈](GS0:32)○ママダリ・メディエフ
[女子70kg以上]朝比奈沙羅○GS技有・払巻込(GS0:44)△イリーナ・キンゼルスカ
[男子90kg以上]小川雄勢△GS谷落(GS0:36)○ウシャンギ・コカウリ
[女子57kg以下]玉置桃○合技[大外刈・横四方固](3:15)△イチンホルロー・ムンフツェデフ
[男子73kg以下]立川新○GS技有・大内刈(GS3:13)△ルスタン・オルジョフ
[女子70kg以下]大野陽子○横四方固(0:55)△グネル・ハサンリ

[寸評]
※戦評掲載のため省略

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第3試合、キム・ミンジョンがロイ・メイヤーから肩車「技有」

コリア(南北朝鮮合同チーム) 4-0 オランダ
[男子90kg以下]ガク・ドンハン○GS内股(GS0:51)△フランク・デヴィト
[女子70kg以上]ハン・ミジン○優勢[技有・小内刈]△フッシェ・ステインハウス
[男子90kg以上]キム・ミンジョン○GS技有・肩車(GS1:12)△ロイ・メイヤー
[女子57kg以下]キム・ジンア○優勢[技有・袖釣込腰]△デューウィー・カルトハウス
[男子73kg以下]アン・チャンリン - サム・ファンテヴェステンデ
[女子70kg以下]クォン・スンヨン - サンネ・ファンダイク

[寸評]
コリア(南北朝鮮合同チーム)が第1試合からの4連勝でオランダを圧倒。第3試合では前戦でダニエル・ナテア(ルーマニア)を破った18歳キム・ミンジョンが最重量級のメインキャストであるロイ・メイヤーに肩車「技有」で勝利、またもや会場を大いに沸かす。最後はアジア大会2位の北朝鮮選手キム・ジンアがデューウィー・カルトハウスから袖釣込腰「技有」を得てチームの勝利を決めた。

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第3試合、ダヴィド・モウラがシリル・マレから内股「一本」

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第4試合、エレン・ルスヴォが五輪王者ラファエラ・シウバのお株を奪う腕挫十字固「一本」

フランス 4-2 ブラジル
[男子90kg以下]アクセル・クレルジェ○優勢[技有・引込返]△ラファエル・マセド
[女子70kg以上]アン=ファトウメタ・ムバイロ○合技[大外巻込・崩袈裟固]△ベアトリス・ソウザ
[男子90kg以上]シリル・マレ△内股(0:27)○ダヴィド・モウラ
[女子57kg以下]エレン・ルスヴォ○腕挫十字固(0:49)△ラファエラ・シウバ
[男子73kg以下]ギヨーム・シェヌ△小内巻込(0:58)〇ダヴィド・リマ
[女子70kg以下]クラリス・アグベニュー○GS反則[指導3](GS2:29)△マリア・ポーテラ

[寸評]
好カード多きこの準々決勝にあって、日本-アゼルバイジャン、ロシア-ドイツに勝るとも劣らぬ注目試合の連続。アクセル・クレルジェがラファエル・マセドから勝利を得た第1試合は順当な結果だったが、第2試合ではアン=ファトウメタ・ムバイロが実力者ベアトリス・ソウザから合技「一本」で勝利して試合が揉め始める。第3試合の実力者対決はダヴィド・モウラの最重量級らしからぬ運動性能が100kg級の強者シリル・マレに噛み合い、なんと僅か27秒でモウラが内股「一本」。試合は一気に動き始める。
続く第3試合が勝敗の分岐点。エレン・ルスヴォがリオ五輪金メダリストのムラ気の天才ラファエラ・シウバの倒れ際に素早く食いつき、横倒しの相手の腕を抱えて引っ張り出す。シウバ手を抱え込んで耐えるがあまりにも体勢が悪すぎ、その腕を体ごと伸ばし切ったルスヴォがシウバのお株を奪う腕挫十字固「一本」。

得意技で敗れたシウバはバツが悪いのか、目に何かが当たったと痛がり、「一本」宣告後も顔を抑えてうずくまってなかなか立たず。開始線に戻っても、さらに勝者宣告が行われても痛がることを止めずに最後まで顔を抑えて引き上げ、チャンピオンらしい潔さなど一切なし。大事な試合で格下に、それも自身の得意技で敗れたという事実の前に感情を制御できず、アクシデントのせいだといわんばかりの品格なき進退。この情けない振る舞いが以後の試合に影響を与えぬはずはない。第6試合はブラジルが獲ったが、最終戦は70kg級の強者マリア・ポーテラが1階級下の王者クラリス・アグベニューを捌き切れず「指導3」失陥で敗退。ポーテラは短駆でガッシリ、アグベニューが同程度の上背の選手と並びながら線が細く見えるという珍しい絵が続き、前戦の結果(70kg級では中堅以下のゲルチャクにあっと言う間の一本負け)からも、力勝ちすることが前提のアグベニューの柔道適性からも、不利は否めないと思われていた。やや意外な結果であり、例えばポーテラがなんとしても負けられぬと肚を括れるような展開で襷を受けていればまた違う結末がありえたかと思われる。まだ歴史が浅いIJF団体戦であるが、「単に強いだけの選手が役に立つとは限らない」「空気の読めない選手はチームに悪影響を及ぼす」「バックグランドの熱量を試合ぶりに変換できる感性が必要」と、日本における団体戦文化の法則はやはりそのまま通用する、と感じさせられた、チーム戦の機微が良く表れた一番であった。

ロシア 4-1 ドイツ
[男子90kg以下]ミハイル・イゴルニコフ○大内刈(0:53)△ドミニク・レッセル
[女子70kg以上]アンジェラ・ガスパリアン○GS技有・大内返(GS0:14)△ルイーズ・マルツァーン
[男子90kg以上]イナル・タソエフ○GS合技[支釣込足・支釣込足](GS1:03)△カール=リヒャード・フレイ
[女子57kg以下]アナスタシア・コンキナ△合技[小外掛・横四方固](3:35)○テレザ・シュトル
[男子73kg以下]ムサ・モグシコフ○GS技有・隅落(GS0:46)△アンソニー・ツィング
[女子70kg以下]アレナ・プロコペンコ - ラウラ・ファルガス=コッホ

[寸評]
男子に豪華布陣を揃えたロシアが快勝。ドイツのメンバーなかなかのもの、というよりも90kg以下と90kg以上枠は十分豪華と言えるものであったがロシアがその上を行った。第1試合ではミハイル・イゴルニコフが、粘りと相手を嵌める巧さが売りの81kg級の強者ドミニク・レッセルに何もさせぬまま大内刈「一本」、この勢いを受けて失点覚悟の力関係である第2試合(女子70kg以上枠)まで取ってあっさり2点先取。90kg以上枠はロシアの次代を担うイナル・タソエフが100kg級の主役級カール=リヒャード・フレイと大激戦。タソエフが支釣込足「技有」、フレイが左右をスイッチしての鋭い背負投で「技有」を取り合い、迎えたGS延長戦でタソエフが再度の支釣込足「技有」で勝ち越しの合技「一本」。これでロシアは3点を連取、1点譲った後の第6試合ではムサ・モグシコフが序列通りにしっかり勝利。最終スコアは4-1の大差となった。

ロシアは毎年団体戦のチーム構成が巧み。軸には経験豊かなベテランを据え、その上で毎年必ず次代の大物をチームに組み込んで出世の足掛かりとさせている(イゴルニコフはまさしくこの枠の出身だ)。今年のこの枠に嵌るタソエフの強さが印象的な試合だった。

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第6試合、マダリ・メディエフがノエル・ファンテンドから小外掛「技有」

【敗者復活戦】

アゼルバイジャン 4-2 オランダ
[女子70kg以上]イリーナ・キンゼルスカ〇反則[指導3](1:09)△サンネ・ファンダイク
[男子90kg以上]ウシャンギ・コカウリ△合技[大外刈・横四方固](2:57)〇ロイ・メイヤー
[女子57kg以下]イチンホルロー・ムンフツェデフ〇GS技有・内股(GS8:18)△デューウィー・カルトハウス
[男子73kg以下]ヒダヤット・ヘイダロフ〇袈裟固(3:03)△サム・ファンテヴェステンデ
[女子70kg以下]グネル・ハサンリ△合技[隅落・巴投](3:33)〇ユール・フランセン
[男子90kg以下]ママダリ・メディエフ〇合技[小外掛・横四方固](2:40)△ノエル・ファンテンド

[寸評]
双方ともにレベルの高い選手がかちあったのは男子90kg以上枠と、男子90kg以下枠の2ポジション。この試合の帰趨がそのまま大きく全体の結果を左右することは、論を待たない。

まず前者は第2試合。このポジションでは、今大会の全階級通じた主役と言って差し支えないウシャンギ・コカウリがロイ・メイヤーとの強豪対決に合技「一本」で敗れる波乱。メイヤーが意地を見せる形でこの試合はオランダが得点を挙げる。続く後者は第6試合、ママダリ・メディエフが巧者ノエル・ファンテンドを小外掛と横四方固の合技「一本」に屠り、この注目2ポジションの勝敗は1勝1敗。両軍エース級対決でのスコア差はつかず、試合の行方は執念戦力の力比べに委ねられることとなる。

実力差が大きく勝敗が事前に比較的ハッキリ見えていた第1試合、第3試合、第4試合の3枠はそれぞれが順当に勝利。しかしどちらにとっても戦力的な泣きどころ、最大の弱点同士が戦った第2試合(女子57kg以下枠)をアゼルバイジャンが獲ったことによって、最終スコアは4-2となり、アゼルバイジャンが勝利することとなった。この試合は12分を超える消耗戦。競技レベルはまったく高くなかったが、互いがチームの勝敗そのものを背負って少ない武器を繰り出して試合を譲らぬ様には、これはこれで将来のIJF団体戦の行く末、可能性の高さを感じさせるものがあった。移籍選手イチンホルロー・ムンフツェデフは、ようやくチームに貢献。

チーム戦における「総合力」の大事さ、エースポジション以外の戦力養成の重要さが如実に示された試合であった。最終戦の「一本」で地元・アゼルバイジャンがメダルマッチに勝ち進むこととなった劇的展開に、場内は大歓声。

ドイツ 4-2 ブラジル
[女子70kg以上]カロリン・ヴァイス△合技[支釣込足・横四方固](2:11)○マリア=スエレン・アルセマン
[男子90kg以上]カール=リヒャード・フレイ△GS大外刈(GS0:56)○ラファエル・シウバ
[女子57kg以下]テレザ・シュトル○小外刈(3:24)△ラファエラ・シウバ
[男子73kg以下]アンソニー・ツィング○片手絞(3:54)△ダヴィド・リマ
[女子70kg以下]ラウラ・ファルガス=コッホ○GS技有・隅落(GS0:28)△マリア・ポーテラ
[男子90kg以下]エドゥアルド・トリッペル○合技[大内返・大外返](2:47)△エドゥアルド=ユウジ・サントス

[寸評]
ブラジルは第1試合の強者対決でこの日初登場のエース、マリア=スエレン・アルセマンが1階級上の強豪カロリン・ヴァイスを合技「一本」で破って先制点獲得。第2試合ではラファエル・シウバが100kg級の大物カール=リヒャード・フレイを大外刈「一本」で破って2連勝。最高の立ち上がり。
しかし前戦でもはや気持ちの糸が切れていたのか、第3試合に姿を現したラファエラ・シウバが若手の有望株テレザ・シュトルとの試合を小外刈「一本」で落とすと、個人戦の戦いを見る限り十分勝負し得るはずの第4試合と第5試合も連敗。最終戦は個人戦で今が旬というべき勢いを見せたエドゥアルド=ユウジ・サントスを畳に送り込んだが、1階級上でこちらも今期大躍進のエドゥアルド・トリッペルはさすがに相手が悪かった。サントスはいずれも後の先の技で「技有」を失って一本負け。スコアはここで4-2となり、ドイツの逆転勝ちが決まった。

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第4試合、立川新がアン・ジョンスンから大内刈「技有」。日本はストレートで4点目を奪取。

【準決勝】

日本 4-0 コリア(南北朝鮮合同チーム)
[女子70kg以上]素根輝〇袖釣込腰(3:08)△ハン・ミジン
[男子90kg以上]原沢久喜〇反則[指導3](2:20)△キム・ミンジョン
[女子57kg以下]芳田司〇後袈裟固(1:28)△キム・ジンア
[男子73kg以下]立川新〇優勢[技有・大内刈]△アン・ジョンスン
[女子70kg以下]大野陽子 - クォン・スンヨン
[男子90kg以下]向翔一郎 - ガク・ドンハン

[寸評]
※戦評掲載のため省略

フランス 4-1 ロシア
[女子70kg以上]アン=ファトウメタ・ムバイロ△支釣込足(0:16)〇アンジェラ・ガスパリアン
[男子90kg以上]シリル・マレ〇優勢[技有・支釣込足](3:18)△カズベク・ザンキシエフ
[女子57kg以下]プリシラ・ネト〇GS技有・谷落(GS0:21)△ナタリア・ゴロミドワ
[男子73kg以下]ギヨーム・シェヌ〇優勢[技有・引込返](2:45)△デニス・イアルツェフ
[女子70kg以下]マリー=イヴ・ガイ〇合技[内股透・横四方固](1:14)△アレナ・プロコペンコ
[男子90kg以下]アクセル・クレルジェ - ミハイル・イゴルニコフ

[寸評]
フランスが快勝。ロシアは前戦から大幅に選手を入れ替えて臨んだが、第1試合の周辺戦力対決を獲ったあとはデニス・イアルツェフを含むこれらのローテーション選手が一気に4連敗。ポイントゲッターのイゴルニコフをベンチに取り置いたまま、敗退が決まった。第1試合のコリア同様、少々疑問の残る選手起用であった。フランスは決勝へ、ロシアは3位決定戦へ。

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イナル・タソエフがウシャンギ・コカウリから大内刈「技有」。ロシアが先制に成功。

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アゼルバイジャンはヒダヤット・ヘイダロフがムサ・モグシコフが右浮腰「技有」、意地を見せる

【3位決定戦】

ロシア 4-1 アゼルバイジャン
[男子90kg以上]イナル・タソエフ〇合技[大内刈・袈裟固](1:12)△ウシャンギ・コカウリ
[女子57kg以下]アナスタシア・コンキナ〇大内刈(2:46)△イチンホルロー・ムンフツェデフ
[男子73kg以下]ムサ・モグシコフ△GS浮腰(GS2:33)〇ヒダヤット・ヘイダロフ
[女子70kg以下]アレナ・プロコペンコ〇裏投(0:21)△グネル・ハサンリ
[男子90kg以下]ミハイル・イゴルニコフ〇GS技有・隅落(GS0:32)△ママダリ・メディエフ
[女子70kg以上]アンジェラ・ガスパリアン - イリーナ・キンゼルスカ

[寸評]
ロシアが再びタソエフ、モグシコフ、イゴルニコフを揃えて、地元でのメダル獲得に意気込むアゼルバイジャンもコカウリ、ヘイダロフ、メディエフで劇檄。男子に実に魅力的なカードが並んだ。
第1試合ではこの日大活躍のタソエフがパワー自慢の銀メダリスト・コカウリを力と技で圧倒。なんと1分強で大内刈「技有」からの合技「一本」で勝利する。タソエフは間違いなく来期の主役。一方前日凄まじいパワーで会場を席捲したコカウリの方は、一夜明けたこの団体戦では日本戦(対小川雄勢)以外は力を発揮出来ず。「無敵モード」は終了、さすがに疲労が溜まったのかこの試合では完全に大会前の序列に収まってしまっていた。
第3試合の73kg以下枠では地元の人気者ヘイダロフが観客席の大「ヒダヤト!」コールに応え、難敵モグシコフに主導権を握られ続けながら、GS延長戦の末に一瞬チャンスを生かした右浮腰「技有」で勝利。相手の左技に対し、引き手を腹に抱き込んだまま体だけを預けるカウンター、ヘイダロフらしく良い意味で相手と呼吸噛み合わぬ、執念の一撃だった。
第5試合の90kg以下枠は、イゴルニコフがメディエフから貫録の隅落「技有」で勝利。

というわけで男子の3試合は2勝1敗でロシアが勝利。女子は57kg以下と70kg以下の2枠ともに労せずしてロシアが2連勝。プロと「人数合わせ」の戦いと評して良いほどハッキリした経験と力の差があった。結果スコアは4-1、アゼルバイジャンは女子で唯一得点が期待できる大駒・キンゼルスカを投入できぬまま試合を終えた。惜しくも地元でのメダル獲得はならず。

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アン・チャンリンがイゴール・ヴァンドケから隅返「技有」

コリア(南北朝鮮合同チーム) 4-0 ドイツ
[男子90kg以上]キム・ミンジョン〇背負投(3:00)△スヴェン・ハインル
[女子57kg以下]クォン・ユジョン〇優勢[技有・内巻込]△アメリー・シュトル
[男子73kg以下]アン・チャンリン〇優勢[技有・隅返]△イゴール・ヴァンドケ
[女子70kg以下]クォン・スンヨン〇優勢[技有・一本背負投]△ラウラ・ファルガス=コッホ
[男子90kg以下]ガク・ドンハン - ドミニク・レッセル
[女子70kg以上]ハン・ミジン - カロリン・ヴァイス

[寸評]
前戦で主力を下げて敗れた韓国だが、この試合は本気モード。休養か戦略か柔道の燃費の悪さを考慮したか(それとも本人の性格か)、100kg級で金メダルを獲得したばかりのチョ・グハンこそ起用しなかったがほぼフルメンバー。高校生キム・ミンジョンが背負投「一本」で中堅選手スヴェン・ハインルを倒して斬り込み役を果たすと、第2試合のクオン・ユジョン
、第3試合の王者アン・チャンリンともに格の違いを見せつけてしっかり勝利。アンは背負投を徹底警戒して腰を引くヴァンドケを攻め続け、終盤に距離の管理を失った相手を抱くなり隅返「技有」を得て、表情も変えず。貫録漂う試合ぶり。
続く第4試合の70kg以下ポジションはコリアの泣きどころ。韓国には国際大会の上位で戦える選手がそもそもおらず、北朝鮮のクォン・スンヨンを起用。一方ドイツはラウラ・ファルガス=コッホを連れてきておりここはドイツが一矢を報いること確実と思われたが、個人戦にエントリーしていなかったファルガス=コッホは動き悪し、なんと超格下のクォン・を相手に一本背負投「技有」を失って敗退。

第5試合に出場が予定されていたガク・ドンハンは個人戦で絶不調、第6試合のハン・ミジンもカロリン・ヴァイス相手では実力的に厳しいと思われていただけにこのクォンの勝利はコリアチームにとってまさしく値千金。コリアが、試合を揉めさせる前に逃げ切り。ストレートの4-0で銅メダルを決めた。

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試合を決めた向がハイタッチ

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表彰式で大締め。8日間にわたる大会の幕が降ろされた。

【決勝】

日本 4-1 フランス
[男子90kg以上]原沢久喜〇GS技有・内股(GS1:55)△シリル・マレ
[女子57kg以下]芳田司〇合技[払巻込・後袈裟固](4:00)△プリシラ・ネト
[男子73kg以下]立川新〇GS反則[指導3](GS1:34)△ギヨーム・シェヌ
[女子70kg以下]大野陽子△小内刈(2:16)〇マリー=イヴ・ガイ
[男子90kg以下]向翔一郎〇小外掛(1:23)△アクセル・クレルジェ
[女子70kg以上]朝比奈沙羅 - アン=ファトウメタ・ムバイロ

[寸評]
※戦評掲載のため省略

※写真は権利者の許諾を得て掲載しています

→特設ページ・バクー世界選手権2018完全ガイド

※ eJudoメルマガ版9月27日掲載記事より転載・編集しています。

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