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【バクー世界柔道選手権2018特集】地獄のABブロック生き残ったモラエイが頂点極める、組み合わせに背中押された藤原崇太郎は大健闘の2位・バクー世界柔道選手権2018男子81kg級即日レポート

(2018年9月23日)

※ eJudoメルマガ版9月23日掲載記事より転載・編集しています。
【バクー世界柔道選手権2018特集】地獄のABブロック生き残ったモラエイが頂点極める、組み合わせに背中押された藤原崇太郎は大健闘の2位
バクー世界柔道選手権2018男子81kg級即日レポート
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初優勝を決めたサイード・モラエイ。昨年の銅メダルからのジャンプアップであった

→特設ページ・バクー世界選手権2018完全ガイド

文責:古田英毅/eJudo編集部
Text by Hideki Furuta

アゼルバイジャン・バクーで行われているバクー世界柔道選手権2018、大会4日目の23日は男子81kg級と女子63kg級の競技が行われ、81kg級はサイード・モラエイ(イラン)が優勝を飾った。モラエイは初優勝。2位には日本代表の藤原崇太郎(日本体育大2年)が入賞した。

この81kg級は超激戦。展望で紹介した「優勝候補20人」の観測にまさしく偽りなし。抜け出す人材がいないから起こる「混戦」ではなく、強い選手、良い選手、メダル獲得がふさわしいレベルの強者があまりに多いゆえの「激戦」。特にAブロックとBブロックでは序盤から決勝戦レベルのカード、そして内容の濃い勝負が次々繰り広げられた。無名選手もこの流れに引っ張られたか特にA、Bブロックは誇張なしに観戦上の「捨て試合」が1試合もない充実ぶり。出色の出来を見せた選手がそれ以上の力を持つ選手に次戦で屠られ、生き残った選手がどちらが勝ってもおかしくない「食い合い」を演じ続けた。特に目立っていた選手を挙げるとセンスと力の兼ね備わった一撃を決め続けて会場を沸かせたヴェダット・アルバイラク(トルコ・※ギリシャから移籍して名前を変えたロマン・モウストポウロスである)、いつの間にか世界選手権の覇者にふさわしいオーラを身にまとったアレクサンダー・ヴィーチェルツァク(ドイツ)、初戦で早くも決勝レベルのカードとなったゼベダ・レフヴィアシヴィリ(ジョージア)戦をGS帯取返「技有」で勝ち抜けてイ・センス(韓国)もGS抱分「技有」で破ったアンリ・エグティゼ(ポルトガル)、大技連発のサギ・ムキ(イスラエル)、オトゴンバータル・ウーガンバ―タル(モンゴル)を大外刈「技有」で食ったエドゥアルド=ユウジ・サントス(ブラジル)、鋭い担ぎ技を連発したマティアス・カッス(ベルギー)、体の強さで相手を圧倒したアスラン・ラッピナゴフ(ロシア)ら。まさに鬼が鬼を斬り伏せて勝ち上がる、地獄の業火に焼かれながらのサバイバルマッチ。単なる勝った負けたという結果を超えて非常に内容の濃い「神大会」とでもいうべき面白さであった。
そしてその中でも間違いなくもっとも目立っていたモラエイがAブロックから決勝へ。勝ち上がりは2回戦でエティエンヌ・ブリオン(カナダ)を浮技「一本」、3回戦でスヴェインビヨルン・イウラ(アイスランド)からわずか14秒の肩車「一本」、4回戦でアンリ・エグティゼ(ポルトガル)を44秒出足払「一本」、準々決勝でこれもここまで出色の出来のマティアス・カッス(ベルギー)から肩車「技有」優勢、事実上の決勝と目された準決勝はヴェダット・アルバイラクをGS延長戦の払巻込「技有」というもの。

もう1人のファイナリストは藤原崇太郎。この「地獄」にあって藤原が配されたプールCだけは強者がほぼまったくおらず、唯一の敵と思われたフランク・デビト(オランダ)も初戦で無名のドミニカ選手に思いきり放られまさかの敗退。1人残された藤原は敵なき山を丁寧な戦いで勝ち上がってベスト4入り。本来ここからは敵のレベルが段違いに上がるはずだが、隣の山から五輪王者ハサン・ハルモルザエフ(ロシア)を食って準決勝へ勝ち上がってきたのはなんと全階級通じて屈指の「技を掛けない」ドミニク・レッセル(ドイツ)。81kg級が超攻撃型ばかりであるゆえに生息しうるこの選手の勝ち上がりによって、藤原は、この史上に残る大激戦トーナメントにあってほとんど強者と戦わぬまま決勝まで進むこととなった。勝ち上がりは2回戦でウラジミール・ゾロエフ(キルギスタン)を一本背負投と背負投の合技「一本」、3回戦でアルファ=オウマ・ジャロ(フランス)を袖釣込腰「技有」による優勢、4回戦でサミ・シュシ(ベルギー)を大外返「技有」優勢、準々決勝でダミアン・シュワルノヴィツキ(ポーランド)を崩袈裟固「一本」、準決勝で前述ドミニク・レッセルをGS延長戦の支釣込足「一本」というもの。

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※ eJudoメルマガ版9月23日掲載記事より転載・編集しています。

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