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【バクー世界柔道選手権2018特集】橋本壮市は準々決勝のヤコヴァ戦が最初の山場、アンとオルジョフはともにプールCに詰め込まれ準々決勝で激突・男子73kg級直前展望

(2018年9月21日)

※ eJudoメルマガ版9月21日掲載記事より転載・編集しています。
【バクー世界柔道選手権2018特集】橋本壮市は準々決勝のヤコヴァ戦が最初の山場、アンとオルジョフはともにプールCに詰め込まれ準々決勝で激突
男子73kg級直前展望
→バクー世界柔道選手権2018組み合わせ
→特設ページ・バクー世界選手権2018完全ガイド

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連覇を狙う橋本壮市

エントリーは82名。「概況×有力選手紹介」で示した予想からの、シード選手配置の変更はなし。

シード予想の通り、橋本壮市(パーク24)は、ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)とアン・チャンリン(韓国)とは逆サイドのプールAに配された。橋本がシード位置に座るプールA上側の山には特筆すべき強豪はおらず、準々決勝のアキル・ヤコヴァ(コソボ)戦が最初の山場だ。「概況×有力選手紹介」紹介させて頂いた通り、この選手は今大会の「ダークホース」枠一番手。今年台頭したニューフェイスであり、2月のグランドスラム・パリに7月のグランプリ・ザグレブと今季ワールドツアー2大会を制して現在乗りに乗っている。ヤコヴァは橋本の組み手管理が十全に機能する右相四つの相手だが、これまでの試合を見る限りそのパワーは相当なもの。相四つは同時にパワーをまともに受けやすいという側面もあり、油断は禁物だ。特に強引に間合いを詰め、体を捨てながら仕掛ける独特の膝車には気をつけたい。ここさえ勝ち抜けは準決勝の相手はガンバータル・オドバヤル(モンゴル)とヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)の勝者であり、どちらもこれまで3勝0敗と相性的にも実力的にも計算が立ちやすい相手。両者とも戦いやすい右相四つであり、致命的なミスさえ犯さなければ、まず決勝進出は動かないと思われる。

一方、オルジョフとアンは揃ってプールCに詰め込まれ、準々決勝での対戦が濃厚。この試合の勝者が決勝で橋本に挑戦することになると考えて間違いないだろう。両者の過去の対戦成績は2勝2敗の五分。直近の対戦である昨年のブダペスト世界選手権準決勝では、アンが左大内刈「技有」をリードした状況からオルジョフが左外巻込「一本」で逆転勝ちを収めている。地元の大声援を受けるオルジョフは好調を期待していいはず、一方のアンも直前のアジア大会で大野将平(旭化成)を相手に過去最も肉薄する大接戦を繰り広げたばかり。どのように転んでも好勝負になることは確実、言うまでもなく予選ラウンドの最注目試合だ。

国内の73kg級は、大野がアジア大会を制していよいよ2020年に向けて本格的に動き始めた状況。現状、形上のリードを得ている橋本としては、今大会と11月のグランドスラム大阪を連勝してそのまま一気に逃げ切ってしまいたいところだ。もし今大会で優勝を逃すことになると、世界王者という大きなアドバンテージを失ってグランドスラム大阪で大野との直接対決を迎えることとなり、仮にここで敗れた場合にはその時点で序列が逆転してしまう可能性がある。連覇に挑む立場の橋本であるが、今大会の結果が代表争いに与える影響は他階級以上に甚大。当然橋本もそれを理解しており、それに見合った覚悟を感じさせる戦いを見せてくれるはずだ。

有力選手の配置、各プールのひとこと展望は下記。

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アジア大会決勝で大野将平に肉薄したアン・チャンリン

【プールA】
第1シード:橋本壮市(パーク24)
第8シード:アキル・ヤコヴァ(コソボ)
有力選手:ニコラス・デルポポロ(アメリカ)、ギオーム・シェヌ(フランス)、アントワーヌ・ブシャー(カナダ)、ミクロス・ウングヴァリ(ハンガリー)、ジャンサイ・スマグロフ(カザフスタン)

勝ち上がり予想は橋本壮市(パーク24)。詳細は全体の展望を参照されたし。

【プールB】
第4シード:ガンバータル・オドバヤル(モンゴル)
第5シード:ヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)
有力選手:アンソニー・ツィング(ドイツ)、ディルク・ファンティシェル(ベルギー)

ガンバータル・オドバヤル(モンゴル)とヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)の準々決勝における対決までは確実。両者はともに国内に強力なライバルがおり、五輪まで2年という時期を考えればここで負けるわけにはいかないはずだ。熱戦に期待したい。勝ち上がり予想としては、ガンバータルが今シーズンあまり良いパフォーマンスを見せていないこと、ヘイダロフが地元選手でありキャラクター的に乗りやすいタイプであることから、ヘイダロフの方を推したい。

【プールC】
第2シード:ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)
第7シード:アン・チャンリン(韓国)
有力選手:ヴィクター・スクヴォトフ(UAE)、ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)、ファビオ・バジーレ(イタリア)、ギヨション・ボボエフ(ウズベキスタン)、アルチュール・マルジェリドン(カナダ)、

有力選手がずらりと並んだ激戦区。ただし、シード選手のルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)とアン・チャンリン(韓国)の力が突出しており、この2名が敗れることは考えがたい。両者の対戦については全体の展望を参照されたし。

【プールD】
第3シード:トミー・マシアス(スウェーデン)
第6シード:ラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)
有力選手:トハル・ブトブル(イスラエル)、マハマド・モハマディ(イラン)、イゴール・ヴァンドケ(ドイツ)、ベンジャマン・アクスス(フランス)

こちらも強豪が詰め込まれた激戦区。ラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)のベスト8進出は堅いと思われるが、上側の山のトミー・マシアス(スウェーデン)は初戦(2回戦)でいきなりトハル・ブトブル(イスラエル)と対戦せねばならない過酷な組み合わせとなっている。以降も3回戦でマハマド・モハマディ(イラン)、4回戦でイゴール・ヴァンドケ(ドイツ)と休む暇なく有力選手と連戦することになり、大きく消耗することは確実だ。そもそもの実力差もあり、ここはシャヴダトゥアシヴィリの勝ち抜けと予想する。

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※ eJudoメルマガ版9月21日掲載記事より転載・編集しています。

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