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【バクー世界柔道選手権2018特集】絶対王者リネールが欠場、「大型重量vsアスリートタイプ」構図の決着と日本勢の復権なるかが2大テーマ・男子100kg超級概況×有力選手紹介

(2018年9月19日)

※ eJudoメルマガ版9月19日掲載記事より転載・編集しています。
【バクー世界柔道選手権2018特集】絶対王者リネールが欠場、「大型重量vsアスリートタイプ」構図の決着と日本勢の復権なるかが2大テーマ
男子100kg超級概況×有力選手紹介
→特設ページ・バクー世界選手権2018完全ガイド

文責:林さとる/古田英毅

■ 階級概況
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戦力推測マップ。各層とも「大型vsアスリート系」の対立構図が1つのテーマだ。

絶対王者テディ・リネール(フランス)が欠場。同選手は今年4月に東京五輪までの2年間は世界選手権には出場しないと表明しており、その言葉通りに今大会の出場を見送った格好だ。

このリネール不在という状況により、今大会は多くの強豪が世界王者の称号を求めて争う、リネールの台頭以来見ることのなかった大混戦となった。なにしろ2007年リオデジャネイロ大会におけるリネール優勝以来、「100kg超級の世界チャンピオン」は彼のほか1人も生まれていないのだ。出場選手のモチベーションの高さ、推して知るべし。

大きな対立軸は今シーズンの100kg超級を貫くテーマである「大型vsアスリート体型」だ。本階級は昨年来グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)やオール・サッソン(イスラエル)に代表されるような、細身でスピードがあって担ぎ技の得意な選手が大量発生。多くの大会でこれら「ツシシヴィリ・フォロワー」が好成績を残している。ヤヴァド・マージョウブ(イラン)やベクムロド・オルティボエフ(ウズベキスタン)などはこの典型。一方、ロンドン‐リオ期に全盛を誇った旧来型の大型選手たちは軒並み成績を落としており、一線級として生き残っているのはもはやラファエル・シウバ(ブラジル)のみ。アダム・オクルアシヴィリ(ジョージア)に至っては、ついに世界選手権代表の座からも陥落してしまった。リネール不在の今大会はまさにこの新旧両陣営による争いの一つの総決算。果たしてシウバら大型選手が勢力を盛り返すのか、それともツシシヴィリらのアスリート体型選手が完全に階級の主役の座に取って代わるのか。今後の100kg超級の行方を占う歴史的ターニングポイントとなるであろう。既に大型選手陣営が死に体であることを考えると、表彰台に旧来型の大型選手が1人も居ないという自体すら考えられるのではないだろうか。

もう一つの本階級における重要テーマは日本勢の復権なるか。昨年のブダペスト世界選手権では日本代表の原沢久喜、王子谷剛志(旭化成)が揃って序盤戦で敗退。同時にツシシヴィリらが台頭したこともあり、国際シーンにおける日本勢の存在感はこの1年間で大きく減じてしまったように感じる。リネールがいないことを考慮すると、狙うべきは2008年の北京五輪以来となる最重量級の世界王座奪還ただ一つだ。日本代表の原沢久喜と小川雄勢(明治大4年)にはこれを深く心に刻んで、日本代表としてプライドある戦いぶりを見せてもらいたい。

■ 有力選手
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復活なった原沢久喜

原沢久喜(無所属)
HARASAWA Hisayoshi
26歳 1992/7/3
WR:44位 組み手:右組み
得意技:右内股、右大外刈、右大内刈
使用技:右小外掛、右小外刈、右小内刈、右体落

2016年リオデジャネイロ五輪銀メダリスト。昨シーズンはオーバートレーニング症候群に悩まされたが、今年4月の全日本選手権を制して復活。3年連続となる世界大会代表の座を手にした。現在は日本中央競馬会を退社してフリーランスの立場、新しい環境で世界の頂点を目指す。袖と奥襟の二本を持ち、豪快な右内股や右大外刈で相手を投げつける本格派。昨年の不調を脱してからは内股位置(股中に作用足を落とす)への右体落や釣り手のみを持っての右内股など展開を作るための技術を効果的に用いるようになり、戦い方の幅が大きく広がった。

【おもな戦績】
2016年 リオデジャネイロ五輪 2位
2015年 グランドスラム東京 優勝
グランドスラム・パリ 優勝2回(2015年、2016年)

【最近の成績】
2018年4月 全日本選手権 優勝
2018年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2018年2月 グランドスラム・デュッセルドルフ 2位

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初出場の小川雄勢

小川雄勢(明治大4年)
OGAWA Yusei
22歳 1996/7/20
WR:28位 組み手:左組み
得意技:支釣込足、左内股、左払腰、左払巻込
使用技:浮落、隅落、左大内刈、左大外刈

今年の全日本選抜体重別選手権王者。昨年のグランドスラム東京と合わせて代表選考大会2つに優勝。全日本選手権は3位に終わったものの、前段2大会の実績を評価される形で世界選手権日本代表にピックアップを受けた。柔道のベースは巨体を生かした圧殺。奥襟や背中を持って相手を抱き込み、もつれ際に隅落や浮落で捩じ伏せる。実は階級屈指のスタミナを持つ持久型の選手であり、昨年のグランドスラム東京の決勝では合計時間14分に及ぶ大消耗戦の末にルカシュ・クルパレク(チェコ)を破った。優位を取り続けることと、その相対的優位を「見せる」方法論に長けた戦術性の高い選手である。相手を投げる手立てに乏しいことが課題。父親はもと世界王者の小川直也。

【おもな戦績】
2018年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2017年 グランドスラム東京 優勝
2016年 グランプリ・チンタオ 優勝

【最近の成績】
2018年2月 グランドスラム・パリ 2回戦敗退

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グラム・ツシシヴィリ

グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)
TUSHISHVILI Guram
23歳 1995/2/5
WR:1位 組み手:左組み
得意技:左袖釣込腰、右袖釣込腰、左背負投
使用技:左大外刈、右大外刈、左内股、左払腰、左腰車、出足払、送足払

昨年のワールドマスターズ王者。昨年の世界選手権では絶対王者テディ・リネール(フランス)にあと一歩と言うところまで肉薄、現在階級を席巻している「アスリート体型×担ぎ技」というトレンドを生み出した。両袖を絞った形が基本であり、ここから左右の袖釣込腰、袖釣込腰様に上体を決めた左右の大外刈を用いる。鋭い足技も持っており、送足払でリネールを畳に伏せさせた。現在のスタイルになる前は密着した形を得意とするパワーファイターであったため、同タイプの相手にはこちらの戦型で対処することも多い。

【おもな戦績】
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 優勝
2017年 ブダペスト世界選手権 5位
2017年 ヨーロッパ選手権 優勝

【最近の成績】
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 優勝
2018年4月 ヨーロッパ選手権 5位
2018年3月 グランプリ・トビリシ 優勝

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ルカシュ・クルパレク

ルカシュ・クルパレク(チェコ)
KRPALEK Lukas
27歳 1990/11/15
WR:3位 組み手:左組み
得意技:隅返、左大内刈、左小外掛
使用技:左釣込腰、左大外刈、右背負投、右小外掛、右内股(やぐら投げ)、隅落

今年のヨーロッパ選手権王者。2016年リオデジャネイロ五輪100kg級の金メダリストであり、同大会後に階級を変更した。身長2メートルを誇り、この長身と長い手足を生かして相手を抱き込む形が基本。典型的なヨーロッパ型オールラウンダーであり、もっとも得意な技は隅返。これ以外にも左右の小外掛や遠間から引っ掛ける左大内刈など、用いる技は自身の体型を最大限に利用したもの。落差のある右背負投も持っており、こちらにも注意が必要。寝技での勝利も多いが、伏せてから展開するのではなく、立ち姿勢からの流れで抑え込むことがほとんどだ。

【おもな戦績】
2018年4月 ヨーロッパ選手権 優勝
2016年 リオデジャネイロ五輪 優勝 ※100kg級
2014年 チェリャビンスク世界選手権 優勝 ※100kg級

【最近の成績】
2018年3月 ヨーロッパオープン・プラハ 3位
2018年2月 グランドスラム・パリ 3位

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ナイダン・ツヴシンバヤル

ナイダン・ツヴシンバヤル(モンゴル)
NAIDAN Tuvshinbayar
34歳 1984/6/1
WR:27位 組み手:左組み
得意技:右一本背負投、右小内巻込、横落、肩車
使用技:右背負投、横掛、支釣込足、隅落、浮落

昨年の世界選手権銅メダリスト。北京五輪100kg級の金メダリストであり、モンゴルに初めて五輪の金メダルをもたらした英雄。昨年突如階級を変更、初出場となった世界選手権でいきなり表彰台に上ってみせた。34歳の大ベテランながら階級トップクラスの体の力とスタミナを誇り、海外のアナリストには、実は今のトレンド最前線である「アスリートタイプ×担ぎ系」に連なる選手と規定する声もある。左組みからの右一本背負投、右小内巻込を得意としており、釣り手のみを持った状態からこれらの技や横落、肩車といった捨身技を仕掛ける。試合の流れや相手によって戦法を変える頭脳派でもある。

【おもな戦績】
2017年 ブダペスト世界選手権 3位
2012年 ロンドン五輪 2位 ※100kg級
2008年 北京五輪 優勝 ※100kg級

【最近の成績】
2018年5月 グランプリ・フフホト 優勝
2018年4月 グランプリ・アンタルヤ 2回戦敗退
2017年 グランドスラム東京 2回戦敗退

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ラファエル・シウバ

ラファエル・シウバ(ブラジル)
SILVA Rafael
31歳 1987/5/11
WR:7位 組み手:右組み
得意技:右内股、右払巻込
使用技:右大内刈、右一本背負投

昨年の世界選手権銅メダリスト。階級を代表する強豪であり、長くトップクラスに君臨するベテラン選手。階級屈指の巨体とその圧力をベースとした組み手管理が柔道の生命線。以前は完全な「指導」奪取型の選手であったが、投げずば勝てぬ現在のルールに合わせて昨年スタイルをチェンジ。質量自体をぶつけて相手を跳ね飛ばすような、豪快な右内股による「一本」が増えてきている。大型選手ながら奇襲技として右一本背負投を用いることがあり、さほど威力はないものの事前知識がないと危険。

【おもな戦績】
2017年 ブダペスト世界選手権 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 3位
2012年 ロンドン五輪 3位

【最近の成績】
2018年5月 グランプリ・フフホト 3位
2018年3月 グランドスラム・エカテリンブルグ 3位
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 3位

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ダヴィド・モウラ

ダヴィド・モウラ(ブラジル)
MOURA David
31歳 1987/8/24
WR:2位 組み手:左組み
得意技:巴投、左内股、右内股
使用技:左一本背負投、右一本背負投、右背負投、左大内刈、左小外刈

昨年の世界選手権準優勝者。長くブラジルの2番手選手であったが、昨年はワールドマスターズでも2位を獲得するなど大躍進を果たした。襟と袖の二本を持って柔道を行う正統派。非常に器用な選手であり、左組みながら左右どちらにも、それも威力ある内股を仕掛けることが出来る。最大の武器は重量級とは思えない鋭い切れ味を誇る巴投。「横巴」の形を得意としており、ここから腕挫十字固に繋ぐこともある。担ぎ技も左右に複数持っており、なかでも右組みにスイッチしての右背負投は取り味十分。

【おもな戦績】
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 2位
2014年 チェリャビンスク世界選手権 5位

【最近の成績】
2018年5月 グランプリ・フフホト 2回戦敗退
2018年3月 グランドスラム・エカテリンブルグ 2回戦敗退

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ロイ・メイヤー
写真提供:Judoinside

ロイ・メイヤー(オランダ)
MEYER Roy
27歳 1991/6/4
WR:11位 組み手:右組み
得意技:右一本背負投、右袖釣込腰、右大内刈
使用技:右大外刈、右小内刈、右内股、右浮腰、支釣込足、隅落

階級を代表する担ぎ技ファイター。昨今増加している100kg級からの流入組のように綺麗に潜り込んで切れ味鋭く転がすのではなく、絶叫しながら無理やり引き落とすような力強い担ぎを、それも持ち前の馬力で幾度も連発する機関車戦法を用いる。基本は引き手で襟を持つ形であり、ここからの右一本背負投が最大の武器。組み力があり、両襟からの右大外刈や右大内刈なども使用する。

【おもな戦績】
2016年 リオデジャネイロ五輪 7位
2014年 チェリャビンスク世界選手権 5位
ワールドマスターズ 3位2回(2015年、2016年)

【最近の成績】
2018年8月 グランプリ・ブダペスト 3位
2018年5月 グランプリ・フフホト 5位
2018年4月 ヨーロッパ選手権 5位

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ダニエル・ナテア

ダニエル・ナテア(ルーマニア)
NATEA Daniel
26歳 1992/4/21
WR:49位 組み手:右組み
得意技:右払巻込、右払腰、右小外掛
使用技:右大外刈、隅落、左小外掛、裏投

2016年のワールドマスターズ王者。階級屈指の巨漢であり、体格を利して放たれる豪快な右払巻込が最大の武器。密着しての右小外掛など、用いる技はどれも威力抜群だ。体の大きさに対してメンタル的な弱さがあり、最近の大会ではどう攻めようか迷っている間にポイントを失って敗れる事が多い印象。肚を括って思い切りの良い戦いが出来るかどうかが復活のポイント。

【おもな戦績】
2016年 ワールドマスターズ・グアダラハラ 優勝
グランドスラム・アブダビ 優勝2回(2014年、2017年)

【最近の成績】
2018年8月 グランプリ・ブダペスト 2回戦敗退
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 2回戦敗退
2018年6月 ヨーロッパオープン・マドリード 優勝

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ヤキフ・ハモー

ヤキフ・ハモー(ウクライナ)
KHAMMO Yakiv
24歳 1994/6/11
WR:61位 組み手:左組み
得意技:左背負投、左小外掛、浮落、隅落、裏投、抱分
使用技:浮技、隅返、右大内刈、左大外刈

2015年アスタナ世界選手権銅メダリスト。2016年5月のグランドスラム・バクー優勝以来長く表彰台から遠ざかっていたが、7月のグランプリ・ザグレブで久々となる3位を獲得して復調の兆しあり。脇を差した形を基本としており、主に用いるのは浮技や隅返などの横捨身技。片襟から放つ左背負投も鋭い切れ味を誇る。際の攻防を非常に得意としており、もつれた状態から左小外掛や浮落や隅落で相手の背中を畳に着けるのが上手い。伏せようとする相手には強烈な裏投や抱分を見舞う。

【おもな戦績】
2016年 グランドスラム・バクー 優勝
2016年 グランプリ・デュッセルドルフ 優勝
2015年 アスタナ世界選手権 3位

【最近の成績】
2018年8月 グランプリ・ブダペスト 1回戦敗退
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 3位
2018年1月 グランプリ・チュニス 2回戦敗退

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ユーリ・クラコヴェツキ
写真提供:Judoinside

ユーリ・クラコヴェツキ(キルギスタン)
KRAKOVETSKII Iurii
26歳 1992/8/27
WR:12位 組み手:右組み
得意技:右内股
使用技:右小内巻込、支釣込足、裏投、左浮落

キルギスタンの業師。短い手足から生み出される小回りの良さを生かし、軽快なステップから鋭い技を仕掛ける。どの技も切れ味まさしく抜群、一刀で「斬り落とす」という表現がふさわしい。最大の武器は一度左に腰を切ってから仕掛ける右内股。ただし技術的には受け、メンタル的には集中力に難があり、強豪を破った後にあっさりとトーナメントから脱落することが多い。

【おもな戦績】
2017年 グランプリ・アンタルヤ 2位
2016年 リオデジャネイロ五輪 7位
2014年 チェリャビンスク世界選手権 7位

【最近の成績】
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 2回戦敗退
2018年5月 グランプリ・フフホト 7位
2018年4月 グランプリ・アンタルヤ 7位

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ファイセル・ヤバラー

ファイセル・ヤバラー(チュニジア)
JABALLAH Faicel
30歳 1988/5/1
WR:22位 組み手:右組み
得意技:右大外刈、浮技
使用技:右払腰、右払巻込、左内股、左払腰、支釣込足

アフリカ選手権王者。昨年連覇が途切れたものの、今年11度目のアフリカ王座を獲得(無差別および「アフリカ競技大会を含む」)して復権を果たした。かつては階級屈指のパワーファイターであったが、近年はいまひとつ戦いぶり冴えず。これを補う目的で捨身技を充実させてきており、現在最も取り味のある技は背中を抱いての浮技。昨年からは組み手と逆の左内股も使い始めるなど常に技術を更新し続けている。

【おもな戦績】
2013年 リオデジャネイロ世界選手権 3位
アフリカ選手権 4連覇者(2013年〜2016年)

【最近の成績】
2018年8月 グランプリ・ブダペスト 7位
2018年7月 グランプリ・ザグレブ
2018年4月 アフリカ選手権 優勝

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ヤヴァド・マージョウブ

ヤヴァド・マージョウブ(イラン)
MAHJOUB Javad
27歳 1991/5/26
WR:10位 組み手:左組み
得意技:左背負投、左一本背負投、左小内刈
使用技:左大内刈、左外巻込、左腰車

ツシシヴィリのフォロワーの一。「アスリート体型×担ぎ技」の類型に当てはまる選手。昨年ら階級をあげて来た100kg級からの流入組である。最大の武器は長身から一気相手の懐に潜り込む落差のある左背負投。階級の流行りに乗る形でツシシヴィリスタイルにシフト、今年ワールドツアーで2度決勝に進んで一気にブレイクを果たした。担ぎ技だけではなく左外巻込や左腰車といった重量級のスタンダード技術も用いるため、こちらにも一定の注意が必要。

【おもな戦績】
2018年4月 グランプリ・アンタルヤ 2位
2018年3月 グランプリ・トビリシ 2位

【最近の成績】
2018年8月 アジア大会 5位
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 3回戦敗退
2018年 グランプリ・フフホト 5位

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ベクムロド・オルティボエフ

ベクムロド・オルティボエフ(ウズベキスタン)
OLTIBOEV Bekmurod
27歳 1991/5/26
WR:26位 組み手:右組み
得意技:左袖釣込腰、右袖釣込腰、左背負投
使用技:右背負投、右大外刈

ツシシヴィリフォロワーの一人。この人もヤアド・マージョウブ(イラン)と同じく「アスリート体型×担ぎ技」の類型に当てはまる選手であり100kg級からの流入組である。両袖を絞った形を基本としており、得意技はそこから仕掛ける左右の袖釣込腰。組み際に組み手を一瞬スイッチして仕掛ける左背負投も高い威力を誇っており、要注意。

【おもな戦績】
2018年8月 アジア大会 3位
2018年5月 グランプリ・フフホト 3位
アジアジュニア選手権 2位2回(2015年、2016年) ※100kg級

【最近の成績】
※主な戦績を参照

その他有力選手

・ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)
・ウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)
・ヘンク・フロル(オランダ)
・マチェイ・サルナツキ(ポーランド)
・アンディー・グランダ(キューバ)
・オレクサンドル・ゴルディエンコ(ウクライナ)
・ベクボロト・トクトゴノフ(キルギスタン)

■ シード予想
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シード選手の並びだけを見ると、グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)とラファエル・シウバ(ブラジル)が準決勝で対戦予定となっており、大型対アスリート体型という意味ではこの試合が最も象徴的な戦いとなるだろう。両者の過去の対戦はツシシヴィリの一方的な2連勝となっており、今回もツシシヴィリ勝利の可能性が高い。

日本代表の原沢久喜と小川雄勢(明治大4年)はともにシード枠から漏れ、それ以外にもメダル候補からオール・サッソン(イスラエル)がノーシードとなった。この3名、とりわけ原沢のは位置がトーナメント全体のバランスを左右する最重要の不確定要素。まずはドロー結果に注目だ。

【プールA】
第1シード:グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)
第8シード:ロイ・メイヤー(オランダ)

【プールB】
第4シード:ラファエル・シウバ(ブラジル)
第5シード:ウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)

【プールC】
第2シード:ダヴィド・モウラ(ブラジル)
第7シード:ヤヴァド・マージョウブ(イラン)

【プールD】
第3シード:ルカシュ・クルパレク(チェコ)
第6シード:マチェイ・サルナツキ(ポーランド)

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