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【バクー世界柔道選手権2018特集】群雄割拠の大混戦、スター候補イゴルニコフが乱世平定を目指す・男子90kg級概況×有力選手紹介

(2018年9月18日)

※ eJudoメルマガ版9月18日掲載記事より転載・編集しています。
【バクー世界柔道選手権2018特集】群雄割拠の大混戦、スター候補イゴルニコフが乱世平定を目指す
男子90kg級概況×有力選手紹介
→特設ページ・バクー世界選手権2018完全ガイド

文責:林さとる/eJudo編集部

■ 階級概況
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90kg級実力推測マップ。イゴルニコフの加入が今年度の特徴

作業中ダークホースのネマニャ・マイドフ(セルビア)が優勝をさらうという衝撃的な結末に終わった昨年のブダペスト世界選手権。マイドフはそのまま階級の上位に定着したものの、あくまで強豪の1人という立ち位置であり王者と呼べるほどの強さはない。加えてリオデジャネイロ五輪王者のベイカー茉秋(日本中央競馬会)が肩の故障で長期離脱、今年形上は復帰を果たしたもののまだ本調子ではなく、そのライバルであったベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)やガク・ドンハン(韓国)もいまひとつ成績が振るわない。つまるところ、現在の本階級は81kg級と同様に飛び抜けた存在がいない大混戦、群雄割拠の戦国時代を迎えているということが出来るだろう。

しかし、81kg級とは異なりこの90kg級は前回大会からの1年間で東京五輪までの2年間、階級の顔となるべき1人の有望な若手選手を見出すことに成功した。今年の欧州選手権を制した21歳ミハイル・イゴルニコフ(ロシア)である。今大会はこの選手の世界大会デビュー戦、果たして彼がこの階級を背負って立つだけの器かを確認する試験の場と位置づけることが出来るだろう。
イゴルニコフは今年既にベイカー、グヴィニアシヴィリ、ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)、ネマニャ・マイドフ(セルビア)らを破っており実力は申し分なし、純粋な力だけでいえばチャンピオンクラス。世界大会という圧が掛かる場で、しかも狙われる立場でミッションを達成できる精神的な太さと技術的、戦術的引き出しがあるかどうか。

果たしてイゴルニコフが前評判通りに大会を制して新たな時代を作るのか、それとも他の選手がそれを阻止して81kg級と同様、戦国時代が続くことになるのか。少なくとも今大会の観戦の軸は間違いなくこの選手である。

■ 有力選手
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長澤憲大

長澤憲大(パーク24)
NAGASAWA Kenta
24歳 1993/12/8
WR:9位 組み手:左組み
得意技:左内股
使用技:左大内刈、右袖釣込腰、左大外刈

昨年のワールドマスターズ銅メダリスト。12月のグランドスラム東京、4月の全日本選抜体重別選手権と代表選考の最重要大会2つを制して、初めての世界選手権個人代表の座を手に入れた。得意技は跳ね上げて、ケンケンで追って、足車の要領で回してと非常に多くのバリエーションを持つ左内股。組み際の「ケンケン大内」も得意としており、こちらでの得点も多い。豪快な投げ技を持つ一方、戦術の基本は徹底した組み手管理。総体的にはこちらの戦術派的属性の強いしぶとい選手といえる。常に丁寧に手順を進めながら攻撃のチャンスを窺う。

【おもな戦績】
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 3位
2017年 グランドスラム東京 優勝
2017年 グランドスラム・エカテリンブルク 優勝

【最近の成績】
2018年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2018年2月 グランドスラム・パリ 5位

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純実力ではナンバーワンと編集部が推すミハイル・イゴルニコフ

ミハイル・イゴルニコフ(ロシア)
IGOLNIKOV Mikhail
21歳 1996/10/15
WR:17位 組み手:左組み
得意技:左内股、左小外刈、出足払
使用技:左大外刈、左払腰、左払巻込、左大内刈

今年のヨーロッパ選手権王者。昨年2月のグランドスラム・デュッセルドルフでベイカー茉秋(日本中央競馬会)を決勝で破り優勝、一気にシーンの中心に踊り出た。その体の強さはまるで鉄骨でも入っているかのよう。姿勢良く二本を持った状態から力強い投げを放つ。もっとも得意とするのは左内股。出足払も相当な脅威だ。あまりの体幹の強さゆえに通常であれば倒れてしまうような体勢でも最後まで体を残すことが出来、試合中畳に膝を着くことはほとんどない。今大会の、実力的な意味での優勝候補筆頭だ。

【おもな戦績】
2018年4月 ヨーロッパ選手権 優勝
2018年2月 グランドスラム・デュッセルドルフ 優勝
2017年 グランプリ・トビリシ 2位

【最近の成績】
※主な戦績を参照

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ベカ・グヴィニアシヴィリ

ベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)
GVINIASHVILI Beka
22歳 1995/10/26
WR:2位 組み手:右組み
得意技:右釣込腰、右大腰、右浮腰、裏投
使用技:左釣込腰、左大腰、右小外掛、左小外掛、肩車、隅返

昨年のワールドマスターズ王者。常に階級のトップレベルにありながら世界大会での表彰台はいまだなく、今大会で悲願の世界王者を目指す。売りは階級屈指の膂力と腰の強さ。左右を問わず相手に密着、強引に腰を差し入れて放り投げてしまう。相手を引っこ抜いてもろとも宙返りするような豪快な裏投も得意、この技は迫力満点だ。戦い方は常に真っ向勝負のストロングスタイル。ゆえに自爆により敗れることも多く、この辺りをどの程度コントロール出来るかが課題。

【おもな戦績】
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 優勝
2016年 リオデジャネイロ五輪 7位 ※100kg級
2015年 ワールドマスターズ・ラバト 優勝

【最近の成績】
2018年4月 ヨーロッパ選手権 7位
2018年2月 グランドスラム・パリ 2位

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先日のアジア大会も制したガク・ドンハン

ガク・ドンハン(韓国)
GWAK Donghan
26歳 1992/4/20
WR:4位 組み手:左組み
得意技:左背負投、左背負投(韓国背負い)
使用技:右一本背負投、左袖釣込腰、右背負投、左小内刈、左大外刈、左大内刈、左内股

2015年アスタナ世界選手権王者。担ぎ技の弾幕を張り、そのなかに本気の一撃を混ぜ込む韓国型担ぎ技ファイターの代表格。かつては「指導」奪取型の選手だったが、投げ技の威力を盛ることで完成度の高い担ぎ技のスペシャリストへと生まれ変わった。最大の武器は高身長から放たれる落差のある左背負投。「韓国背負い」も得意としており、こちらにも注意が必要だ。粘戦タイプながら意外なメンタル的な弱さがあり、世界王者獲得後はいまひとつ勝ちきれていない。しかし先日のアジア大会団体戦では個人戦の戴冠翌日に日本の小林祐輔と対戦、あと1つで「指導3」失陥のピンチを長時間続けるも一瞬の隙を突いて後の先の小外掛「技有」で逆転。勝負勘抜群の選手でもある。


【おもな戦績】
2017年 ブダペスト世界選手権 3位
2016年 リオデジャネイロ五輪 3位
2015年 アスタナ世界選手権 優勝

【最近の成績】
2018年8月 アジア大会 優勝
2018年5月 グランプリ・フフホト 優勝
2018年2月 グランドスラム・パリ 優勝

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ニコロス・シェラザディシヴィリ
写真提供:Judoinside

ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)
SHERAZADISHVILI Nikoloz
22歳 1996/2/19
WR:3位 組み手:右組み
得意技:右内股、右袖釣込腰
使用技:右背負投、右大腰、隅落

2017年ワールドマスターズ銅メダリスト。昨年躍進した若手の有望株であり、長身から繰り出される切れ味鋭い投げが持ち味。右内股が得意技であり、背中深くをもって吊り上げて、相手を潰してから乗り越えてと複数のパターンを使い分ける。一気に座り込んで仕掛ける落差のある右背負投や右袖釣込腰も備えており、攻撃の幅は意外に広い。懐の深さを生かしたカウンターの隅落による得点も多い。

【おもな戦績】
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 3位
2017年 グランドスラム・アブダビ 優勝
2017年 グランプリ・カンクン 優勝

【最近の成績】
2018年8月 グランプリ・ブダペスト 5位
2018年4月 ヨーロッパ選手権 3位
2018年2月 グランドスラム・デュッセルドルフ 3位

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アレクサンダー・クコル

アレクサンダー・クコル(セルビア)
KUKOLJ Aleksandar
27歳 1991/9/9
WR:1位 組み手:左組み
得意技:左内股、肩車、谷落、隅落
使用技:左小外刈、左体落、左釣込腰、左小内刈、左支釣込足

昨年のヨーロッパ王者。リオデジャネイロ五輪直前の強豪が大会出場を絞った時期に台頭、そのまま上位陣に定着した。非常な長身、得意技はある程度腰を切った状態からワンステップで飛び込む左内股。長い足を伸ばして仕掛ける谷落や、組み際の肩車も得意としている。昨年後半から明らかに寝技を強化しており、今年はこちらでの勝利も多い。

【おもな戦績】
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 5位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位
2017年 ヨーロッパ選手権 優勝

【最近の成績】
2018年8月 グランプリ・ブダペスト 3位
2018年4月 ヨーロッパ選手権 2回戦敗退
2018年3月 グランドスラム・エカテリンブルグ 優勝

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2017年大会の覇者ネマニャ・マイドフ

ネマニャ・マイドフ(セルビア)
MAJDOV Nemanja
22歳 1996/8/10
WR:6位 組み手:右組み
得意技:肩車、右背負投
使用技:右内股、右釣込腰、右大腰、隅落

現役世界王者。昨年の世界王者ではノーマークから優勝。地味な勝ちぶりに反して戦後のインタビューで「No risk, No goal」と発言するなど、良い意味での「勘違い力」や「思い込む力」が高い選手。この点例えば73kg級のファビオ・バジーレ(イタリア)らと似た、性格的に大物の資質あるタイプと言うことが出来るだろう。この自分を高く買う力の高さゆえか、同大会以降は意外にも階級の上位に定着した。得意技は組み際に仕掛ける肩車。見た目の割に体の力があり、脇を差し合っての攻防やもつれ際を得意としている。担ぎ技に腰技となんでもこなす雑食系の選手であり、立技から寝技の際に仕掛ける「ボーアンドアローチョーク」も得意としている。

【おもな戦績】
2018年4月 ヨーロッパ選手権 2位
2017年 ブダペスト世界選手権 優勝

【最近の成績】
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 3位
2018年5月 グランプリ・フフホト 5位
2018年4月 グランプリ・アンタルヤ 2位

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フセン・ハルモルザエフ

フセン・ハルモルザエフ(ロシア)
KHALMURZAEV Khusen
24歳 1993/10/9
WR:13位 組み手:右組み
得意技:右内股、帯取返
使用技:右大外刈、右大内刈、隅返、裏投

2016年ワールドマスターズの銀メダリスト。同大会では準決勝でアクセル・クレルジェ(フランス)を豪快な帯取返(通称ハバレリ)「一本」で破り、この「足を持たない変形帯取返」が流行するきっかけを作った。この技のイメージが強いものの、本来のスタイルは右内股を技術の中心に据えた正統派。この技は抜群の切れ味を誇っており、変則タイプの選手だと考えて戦うと痛い目にあう。81kg級のハサン・ハルモルザエフ(ロシア)とは双子の兄弟であり、あちらは組み手が左組み。

【おもな戦績】
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 7位
2017年 グランプリ・デュッセルドルフ 2位
2016年 ワールドマスターズ・グアダラハラ 2位

【最近の成績】
2018年5月 グランプリ・フフホト 2回戦敗退
2018年3月グランプリ・ アガディール 優勝
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 7位

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ママダリ・メディエフ

ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)
MEHDIYEV Mammadali
25歳 1993/4/9
WR:11位 組み手:左組み
得意技:左小外掛、左小外刈、左大内刈
使用技:隅返、左大外刈、左小内刈

地元アゼルバイジャンの長身選手。長い手足を生かして相手を抱き込む横変形を基本としており、最大の武器はこの形から引き手で脇を差して仕掛ける左小外掛。相手の腕を噛み殺したまま長い足を伸ばして仕掛ける左小外刈も得意としている。密着勝負、際の勝負に強く、相手の技を左小外掛や左大内刈で切り替えしてのポイント獲得も多い。

【おもな戦績】
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 7位
2017年 ブダペスト世界選手権 7位
2016年 リオデジャネイロ五輪 7位

【最近の成績】
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 7位
2018年4月 ヨーロッパ選手権 2回戦敗退
2018年4月 グランプリ・アガディール 3位

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コムロンショフ・ウストピリヨン

コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)
USTOPIRIYON Komronshokh
25歳 1993/1/7
WR:5位 組み手:右組み
得意技:右内股、右袖釣込腰
使用技:右背負投、右小内刈、右大外刈

アジア地域を代表する強豪。袖口を持って絞った引き手が生命線であり、相四つ時には相手の釣り手を切ると同時に切れ味鋭い右内股に飛び込む形を得意としている。両袖の右袖釣込腰や右背負投など担ぎ技も充実しており、攻撃のバリエーションは豊富。近頃は地力の向上に比例して、袖口を絞ることへの依存度を減らしてきている印象。

【おもな戦績】
2014年 チェリャビンスク世界選手権 5位
アジア選手権 2連覇(2016年、2017年)

【最近の成績】
2018年8月 アジア大会 3位
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 2回戦敗退
2018年4月 グランプリ・アンタルヤ 優勝

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ガンツルガ・アルタンバガナ

ガンツルガ・アルタンバガナ(モンゴル)
GANTULGA Altanbagana
23歳 1995/6/21
WR:8位 組み手:左組み
得意技:隅落、内股透
使用技:左大外巻込、左大外刈、肩車、左釣込腰、右小外掛

昨年躍進した若手。モンゴル選手としては珍しく、前襟と袖の二本を持った形を基本としている。細身の割に体の力があり、柔道の質としては後の先を狙うスタイル。勝負どころでは密着勝負に頼ることが多く、背中を抱く、脇を差すといった形からの腰技、相手の技を誘っての返し技を得意としている。トップ選手への勝利歴はあまりないが、一度上がった世界ランクによりシード配置を守り、それをテコに結果を残し続けている。

【おもな戦績】
2018年3月 グランドスラム・エカテリンブルク 3位
2018年2月 グランドスラム・デュッセルドルフ 3位
2017年 ブダペスト世界選手権 7位

【最近の成績】
2018年8月 アジア大会 2位
2018年5月 グランプリ・フフホト 2位
2018年4月 グランプリ・アンタルヤ 7位

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ウシャンギ・マルギアニ

ウシャンギ・マルギアニ(ジョージア)
MARGIANI Ushangi
24歳 1994/1/28
WR:12位 組み手:右組み
得意技:裏投、左内股(やぐら投げ)
使用技:右小外掛、右小内刈、右内股、隅落

昨年の世界選手権銅メダリスト。売りはパワー。背中を抱いて、脇を差してとあらゆる局面で相手に密着して力勝負に持ち込む。得意技は自ら動作を起こして強引に相手を抱え上げる裏投。もつれ際には「やぐら投げ」を狙うことも多い。組み際に右一本背負投の形に相手の腕を抱えて仕掛ける右小内刈も得意としており、この技もかなりの取り味がある。

【おもな戦績】
2017年 グランドスラム東京 3位
2017年 ブダペスト世界選手権 3位

【最近の成績】
2018年8月 グランプリ・ブダペスト 2位
2018年4月 ヨーロッパ選手権 3回戦敗退
2018年2月 グランドスラム・パリ 2回戦敗退

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クリスティアン・トート

クリスティアン・トート(ハンガリー)
TOTH Krisztian
24歳 1994/5/1
WR:7位 組み手:右組み
得意技:右背負投
使用技:右大内刈、裏投、右大外刈、右内股、左内股(やぐら投げ)

2014年チェリャビンスク世界選手権の銀メダリスト。弱冠20歳で世界2位を獲得した天才肌。出現時の勢いは減じてしまったが、それでも階級の上位でコンスタントに成績を残している。得意技は切れ味鋭く一気に潜り込む右背負投。小柄ながら体幹の強さには定評があり、力自慢のパファーファイターが相手でも真っ向勝負を挑むことが可能。出世期には密着した状態からの「やぐら投げ」を多用していたが、最近の使用頻度は低め。現在はスタミナを生かした連続攻撃を得意パターンとしている。手数で相手を圧倒しての「指導3」勝利も多い。

【おもな戦績】
2017年 ワールドマスターズ・サンクトペテルブルク 5位
2017年 ブダペスト世界選手権 5位
2014年 チェリャビンスク世界選手権 2位

【最近の成績】
2018年8月 グランプリ・ブダペスト 優勝
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 2回戦敗退
2018年4月 ヨーロッパ選手権 3回戦敗退

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アスレイ・ゴンザレス

アスレイ・ゴンザレス(キューバ)
GONZALEZ Asley
29歳 1989/9/5
WR:28位 組み手:右組み
得意技:右背負投、右体落、右大外刈
使用技:左袖釣込腰、右大内刈

2013年リオデジャネイロ世界選手権の金メダリスト。2016年2月のグランドスラム・パリで右膝を負傷して以来長く表彰台から遠ざかっていたが、今年7月のグランプリ・ザグレブで約2年ぶりとなる決勝進出を果たした。低く鋭く相手の股中に潜り込み、そこから一気に担ぎ上げる「キューバ式背負投」の名手。同じ作りから仕掛ける右体落や、腕を背負投様に畳んでの右大外刈も得意。全盛期ほどの動きはまだ見せていないが、往時の最高到達点の凄まじい高さを買って、今年もピックアップすることとする。

【おもな戦績】
2013年 リオデジャネイロ世界選手権 優勝
2012年 ロンドン五輪 2位
2011年 パリ世界選手権 3位

【最近の成績】
2018年8月 グランプリ・ブダペスト 3回戦敗退
2018年7月 グランプリ・ザグレブ 2位
2018年4月 パンナム選手権 2位

その他有力選手

・アクセル・クルジェ(フランス)
・イスラム・ボズバエフ(カザフスタン)
・ツラル・サフグリエフ(アゼルバイジャン)
・イワン=フェリペ・シウバ=モラレス(キューバ)
・ザッカリー・バート(カナダ)
・ノエル・ファンテンド(オランダ)
・シリル・グロスクラウス(スイス)
・ダヴィド・クラメルト(チェコ)
・ヤホル・ヴァラパエウ(ベラルーシ)
・エドゥアルド・トリッペル(ドイツ)
・ダフラト・ボボノフ(ウズベキスタン)

■ シード予想
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上位陣が順当にシード枠を獲得したため、実力者が各プールにバランス良く分かれて配置された。とはいえ、優勝候補のミハイル・イゴルニコフ(ロシア)を筆頭に、長澤憲大(パーク24)、フセン・ハルモルザエフ(ロシア)、ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)、ウシャンギ・マルギアニ(ジョージア)らの強豪が揃ってシード外となっており、トーナメントの様相はこれらの選手の配置に大きく紗友されることになる。81kg級と同様に現時点では勝ち上がりの予想は困難。まずはドロー結果に注目したい。

【プールA】
第1シード:アレクサンダー・クコル(セルビア)
第8シード:ガンツルガ・アルタンバガナ(モンゴル)

【プールB】
第4シード:ガク・ドンハン(韓国)
第5シード:コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)

【プールC】
第2シード:ベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)
第7シード:クリスティアン・トート(ハンガリー)

【プールD】
第3シード:ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)
第6シード:ネマニャ・マイドフ(セルビア)


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