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強豪多数も大野将平の優勝予想は揺るがず、絶好調佐々木健志は今後のキャリア規定する大一番・アジア大会柔道競技2018第2日男子プレビュー

(2018年8月29日)

※ eJudoメルマガ版8月29日掲載記事より転載・編集しています。
強豪多数も大野将平の優勝予想は揺るがず、絶好調佐々木健志は今後のキャリア規定する大一番
アジア大会柔道競技・2018第2日男子プレビュー(73kg級、81kg級)
■ 73kg級・強豪多数も大野将平の優勝予想は揺るがず
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日本代表はリオデジャネイロ五輪金メダリスト・大野将平

(エントリー25名)

強豪ひしめく激戦階級だが、優勝候補はただ1人。大野将平(旭化成)の実績と実力が他を圧倒している。余程のアクシデントがない限り、その勝利自体は揺るがない。みどころは復帰以降試合ではこれぞという一撃をまだ見せていない、その内容ということになるだろう。

海外選手で注目したいのはアン・チャンリン(韓国)とツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)の2人。どちらもポテンシャルは素晴らしく、ベストパフォーマンスであれば大野にある程度まで迫り、面白い試合を演じてくれる可能性は十分。

アンはお馴染み担ぎ技のスペシャリスト、リオデジャネイロ五輪では戦前大野の最大のライバルに挙げられていた選手だ。足首の負傷のためか一時期調子を落としていたが、今年5月のグランプリ・フフホトでは現役世界王者の橋本壮市(パーク24)を破って優勝を飾るなど現在復調傾向にある。ケガのため一時掛けること自体が激減していた担ぎ技がしっかり掛けられるようであればやはり怖い選手。メディアに「対大野用秘密兵器」の存在をほのめかしたとの情報もあり、直接対決あるとなればこれは見逃せない。

一方のツェンドオチルは現在売り出し中の若手。リオデジャネイロ五輪では新参ながらモンゴルの国内予選を勝ち抜き、あっという間に激戦区60kg級の代表まで上り詰めた。昨シーズンに階級を2つ上げると、グランドスラム・パリで3位、グランドスラム・エカテリンブルクで優勝と一気にトップ選手の仲間入り。国内大会ではブダペスト世界選手権3位のガンバータル・オドバヤル(モンゴル)を裏投「技有」で下すなど、実力も十分だ。主役タイプと評すべきか、良い意味で思い込みが激しいタイプでもある模様。乗ると怖い相手だ。

大野への挑戦権をかけてこの両者が戦うはずの準決勝が、まず第1の山場だ。

【プールA】
第1シード:アン・チャンリン(韓国)
第8シード:ベフルジ・ホジャゾダ(タジキスタン)

【プールB】
第4シード:ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)
第5シード:モハマド・モハマディ(イラン)

【プールC】
第2シード:ジャンサイ・スマグロフ(カザフスタン)
第7シード:大野将平(旭化成)

【プールD】
第3シード:ギヨション・ボボエフ(ウズベキスタン)
第6シード:ヴィクター・スクヴォトフ(UAE)

■ 81kg級・Aシード4名が実力伯仲もV候補筆頭は佐々木健志、準決勝のウーガンバータル戦が山場
eJudo Photo
もっか絶好調、5月のグランプリ・フフホトでは五輪王者のハルモルザエフにも圧勝している佐々木健志

(エントリー21名)

階級自体の平均レベルが高い81kg級だが、各国1名というレギュレーションの影響もあり、今回メダルに絡むであろう選手はAシード評価を受けた4名のみに限られる。すなわちサイード・モラエイ(イラン)、ウーガンバータル・オトゴンバータル(モンゴル)、佐々木健志(筑波大4年)、そしてイ・センス(韓国)だ。これらの選手の実力は伯仲、誰が優勝してもおかしくない。イを除く3名はいずれもパワーを持ち味としており、近距離で撃ち合うスリリングな試合が期待できるはず。

この中にあって日本代表の佐々木は今年に入ってからモラエイとイに勝利しており、実力に勢いも加えて優勝の最有力候補と考えていい。他の選手と比べて国際大会の出場歴がまだ浅く、研究されていないことも有利に働くはずだ。組み合わせから準決勝でウーガンバータル・オトゴンバータル(モンゴル)と対戦する可能性が高く、ここが決勝前唯一の山場。ウーガンバータルは持てるパワー全てを巴投で引き込んでの粘戦に注ぎ込んでくる極めて面倒なタイプだが、寝技勝負は佐々木にとってはむしろ望むところ。相手が引き込んできたところを反対に仕留めてしまいたい。

国内では負傷離脱中だったリオデジャネイロ五輪銅メダリストの永瀬貴規(旭化成)が先日の実業個人選手権で準優勝を飾って競技復帰を果たしており、東京五輪に向けた代表争いはいよいよ熾烈を極める気配。万が一ここで敗れて講道館杯からの出直しとなると一大事、国内の中堅層が厚いこの階級で再び浮上するには、控えめにいって相当なリソースを割かれてしまうこととなる。下手をすると勢いと実力で来年度の世界選手権代表争いの実質上の一番手と目される佐々木が、1年間浮上出来ないという事態にすらなりかねない。佐々木としてはなんとしてもここで勝利してグランドスラム大阪への切符を手に入れたいところだ。

【プールA】
第1シード:サイード・モラエイ(イラン)
第8シード:チャン・ウェイチェン(台湾)

【プールB】
第4シード:イ・センス(韓国)
第5シード:ウラジミール・ゾロエフ(キルギスタン)

【プールC】
第2シード:ウーガンバータル・オトゴンバータル(モンゴル)
第7シード:ディダル・ハムザ(カザフスタン)

【プールD】
第3シード:佐々木健志(筑波大4年)
第6シード:シャロフィディン・ボルタボエフ(ウズベキスタン)

※ eJudoメルマガ版8月29日掲載記事より転載・編集しています。

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