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第49回全国中学校柔道大会・男子個人戦8階級レポート

(2018年8月26日)

※ eJudoメルマガ版8月22日掲載記事より転載・編集しています。
第49回全国中学校柔道大会・男子個人戦8階級レポート
取材・文:林さとる/古田英毅
撮影:eJudo編集部

■ 50kg級・樋口晃生が優勝、土壇場の逆転で顕徳海利を破る
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50kg級準々決勝、顕徳海利が小林勇斗を左内股で攻める

【決勝まで】

決勝進出者は顕徳海利(兵庫・望海中)と樋口晃生(大阪・藤井寺中)。

顕徳は2回戦で久松万照(高知・香長中)に体落「一本」(1:28)、3回戦で伊波加偉自(沖縄・南風原中)に大外刈「一本」(0:41)と一本勝ちを重ねてベスト4入り。準々決勝の小林勇斗(静岡・東海大翔洋中)との試合は僅差による優勢勝ちだったが、準決勝では吉田晴平(福島・行健中)を払腰「一本」(0:44)で下し、気を良くして決勝へと駒を進める。

一方の樋口も序盤戦は3戦続けての一本勝ち。1回戦で宮田大聖(神奈川・金目中)を2分1秒、2回戦で松永烈(福岡・福岡中)を7秒、3回戦で大河内優斗(石川・高尾台中)を1分47秒と、立て続けに得意の一本背負投を決め、これ以上ないほどの立ち上がり。準々決勝の大竹崇太(栃木・足利第一中)戦はGS延長戦にもつれ込む競った戦いとなったが、これをGS僅差(GS1:04)で勝ち抜くと、準決勝では田中龍雅(佐賀・昭栄中)を肩車「技有」優勢で破って決勝進出を果たす。

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50kg級決勝、樋口晃生が顕徳の左内股を捲り返して隅落「技有」

【決勝】

樋口晃生○優勢[技有・隅落]△顕徳海利

樋口が左、顕徳が右組みのケンカ四つ。顕徳が釣り手を内から持ち、腰を半ばまで切った構えから得意の腰技を狙い、一方のの樋口は外側から背中深くを抱いて大腰や相手の技へのカウンターを狙うという構図。当然ながら試合は激しい腰の差し合いとなるが、内側をキープしている顕徳が左内股に左体落と積極的に技を出して優位に立つ。29秒、背中を持ち続けた樋口に「指導」。ここからも顕徳の攻勢は続き、低空の左内股で樋口を伏せさせた2分0秒には樋口に消極的の「指導2」が追加される。僅差勝利に必要な指導差「2」を得た顕徳は腰を引き気味にこの先を凌ぐ構え。追う立場の樋口は再び釣り手を相手の腰深くに回し込むが、ここで主審が試合を止め合議を招集する。どうやら今回も樋口の釣り手が問題となった様子。あるいは樋口に3つ目の「指導」が与えられて試合終了かと場内に緊張が走るが、ここはそのまま試合続行。しかし、さすがにこれに危機感を持ったか樋口続く展開では前襟を持って組み手をスタート。得意の形を封じられた形で、厳しい状況には変わりなし。残り15秒、後のない樋口が意を決して釣り手を深くまで送り込むと、これを嫌った顕徳は内股での掛け潰れを選択してしまう。千載一遇のチャンスを得た樋口は必死の形相でこれを捲り返して隅落。相手の背中をしっかり畳に着けることに成功するが、主審は沈黙したまま試合を流し、3分間が終了してしまう。樋口一度はがっくりと肩を落とすが、ここでケアシステムによる確認が行われ、前述の隅落が「技有」となる。土壇場での大逆転、劇的勝利で樋口が王座に輝いた。

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50kg級優勝の樋口晃生

【入賞者】

優 勝:樋口晃生(大阪・藤井寺中学校)
準優勝:顕徳海利(兵庫・望海中学校)
第三位:吉田晴平(福島・行健中学校)、田中龍雅(佐賀・昭栄中学校)
第五位:小林勇斗(静岡・東海大翔洋中学校)、山下力也(香川・さぬき南中学校)、中島竜生(埼玉・田島中学校)、大竹崇太(栃木・足利第一中学校)

樋口晃生選手のコメント
「優勝できて良かったです。『指導』を2つ取られていたので、一か八かで勝負に行きました。得意技は背負投。柔道は3歳からミキハウス柔道教室で始めました。好きな柔道家は阿部一二三選手。まだ先のことですが、将来は五輪で活躍できるような選手になりたいです。」

【準々決勝】

顕徳海利○優勢[僅差]△小林勇斗
吉田晴平○小内巻込(1:41)△山下力也
田中龍雅○GS技有(GS1:24)△中島竜生
樋口晃生○GS僅差(GS1:04)△大竹崇太

【準決勝】

顕徳海利○払腰(0:44)△吉田晴平
樋口晃生○優勢[技有・肩車]△田中龍雅

【決勝】

樋口晃生○優勢[技有・隅落]△顕徳海利

■ 55kg級・五十嵐健太が優勝、五十嵐雅人との同姓対決に粘り勝ち
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55kg級準々決勝、五十嵐健太が古川葉結から右小内刈「技有」

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55kg級準々決勝、五十嵐雅人が天野武蔵から右釣腰「技有」

【決勝まで】

決勝に勝ち上がったのは五十嵐健太(神奈川・金目中)と五十嵐雅人(埼玉・埼玉栄中)。

五十嵐健太は2回戦で波多江薫(高知・香長中)を合技「一本」(0:29)、3回戦で山本源也(山口・常盤中)を肩車「一本」(1:20)、準々決勝で古川葉結(兵庫・二見中)を小内巻込と背負投の合技「一本」(2:01)と3戦連続の一本勝ちでベスト4へと勝ち進む。準決勝でも北園隆道(大阪・長尾中)から背負投「技有」による優勢勝ち、全試合で技によるポイントを得て決勝進出を決める。

対する五十嵐雅人(埼玉・埼玉栄中)は1回戦で西野一真(富山・南星中)に相手の反則(2:44)、2回戦で駒井仁人(青森・鶴田中)に小外刈「一本」(0:15)でそれぞれ勝利して3回戦に進出。山場となったこの入山陽介(北海道・旭川永山中)との試合をGS僅差(GS0:24)で勝ち抜くと、以降は準々決勝で天野武蔵(山梨・忍野中)に釣腰「一本」(1:28)、準決勝で石本力也(和歌山・箕島中)に上四方固「一本」(1:07)と一本勝ちをずらり並べて決勝へと勝ち上がる。

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55kg級決勝、五十嵐健太が五十嵐雅人から左大腰「技有」

【決勝】

五十嵐健太○優勢[技有・大腰]△五十嵐雅人

ともに同姓、「五十嵐」同士の決勝戦は五十嵐健太が左、五十嵐雅人が右組みのケンカ四つ。長身の五十嵐雅人が奥襟と袖を得てまず攻勢、引き手の袖を持ち返されると両襟に変えて距離を詰めて右体落、ついで左膝裏を狙っての膝車で相手を伏せさせる。

以後も五十嵐雅人が上背を利して前に出るが、五十嵐健太は低く構えてじりじり前進、左背負投に右への横落と良いタイミングの技を放つ。1分を過ぎたところでの腰の入れ合いも、先んじて背を抱いて応じた五十嵐健太の大腰が勝り「待て」。組み手における形上の優位は五十嵐雅人だが、具体的な投げへの道筋を得つつあるのは五十嵐健太の側という印象。拮抗続く中で徐々に五十嵐健太のにじり寄るような前進が功を奏しはじめ、1分50秒には相手を下げておいて肘抜きの左背負投。打点の高いこの一撃を五十嵐雅人が耐えると振り向くことで相手を転がし伏せさせ、直後の2分0秒五十嵐雅人に「指導」。

ビハインドに奮起した五十嵐雅人は右腰車、続く展開では左に思い切った背負投を放つが、気が逸って両手が離れ、体だけが畳に落ちる言い訳出来ない形の掛け潰れ。主審は偽装攻撃で「指導2」を宣告。ビハインドを負った五十嵐雅人激しく前に出るが、五十嵐健太は左背負投で迎え撃って動ぜず。残り15秒、もはや勝負を掛けるしかない五十嵐雅人は防御を無視し、釣り手で上から後帯を掴む一発勝負。しかし五十嵐健太待ち構えて左大腰。跨いで乗り越えようとした相手をそのアクションに合わせて叩き落とし決定的な「技有」。ここでほぼ勝負あり。このまま「技有」優勢で五十嵐健太の初優勝が決まった。

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55kg級優勝の五十嵐健太

【入賞者】

優 勝:五十嵐健太(神奈川・金目中学校)
準優勝:五十嵐雅人(埼玉・埼玉栄中学校)
第三位:北園隆道(大阪・長尾中学校)、石本力也(和歌山・箕島中学校)
第五位:池田航太郎(群馬・高崎箕郷中学校)、古川葉結(兵庫・二見中学校)、野上涼太(大分・杵築中学校)、天野武蔵(山梨・忍野中学校)

五十嵐健太選手のコメント
「自分でも自慢できるくらい一生懸命稽古をやってきたので、優勝は十分出来ると自信がありました。相手の頭を下げて、得意の足技から担ぎ技に繋ぐのが自分のパターン。今日は足技だけではなく、担ぎで勝てたのも嬉しかった。この先も、一段上にいくにはあくまで人より努力することが大事だと思っています。他人と同じことをしていてはダメ。性格的に、努力することが向いていると思うのでそれを生かしていきたい。将来は国際大会で活躍するような選手になりたい。体が小さくても豪快に『一本』を取る、永山竜樹選手が憧れです。」

【準々決勝】

北園隆道○浮落(1:53)△池田航太郎
五十嵐健太○合技[小内巻込・背負投](2:01)△古川葉結
石本力也○反則(2:56)△野上涼太
五十嵐雅人○釣腰(1:28)△天野武蔵

【準決勝】

五十嵐健太○優勢[技有・背負投]△北園隆道
五十嵐雅人○上四方固(1:07)△石本力也

【決勝】

五十嵐健太○優勢[技有・大腰]△五十嵐雅人

■ 60kg級・後藤颯太が大会2連覇、2階級上げても強さ変わらず
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60kg級準々決勝、後藤颯太が竹市裕亮から右大内刈「技有」

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60kg級1回戦、服部辰成が藤田悠貴から左大外刈「一本」

【決勝まで】

決勝へと勝ち進んだのは昨年の50kg級王者・後藤颯太(千葉・鎌ケ谷第二中)と服部辰成(神奈川・東海大相模中)。ともに前評判の高かった両名がトーナメントの頂上で激突することとなった。

後藤は2回戦で管原大夢(山口・常盤中)に合技「一本」(1:35)、3回戦で古賀雅都(佐賀・昭栄中)に合技「一本」(2:42)、準々決勝で竹市裕亮(愛知・岡崎東海中)に小内刈「一本」(2:09)と3試合一本勝ちを続けてベスト4に進出。準決勝では工藤泰輝(埼玉・田島中)との接戦を僅差による優勢勝ちで制して2年連続の決勝の畳へとたどり着く・

一方の服部は1回戦で藤田悠貴(滋賀・彦根中)に大外刈「一本」(1:52)、2回戦で上村洸太(北海道・士別中)に小外刈「一本」(2:49)でそれぞれ勝利。3回戦の竹本圭吾(福岡・曽根中)戦は合計時間が5分を超える消耗戦となるが、ここを「技有」(GS2:33)で突破すると、以降は準々決勝で小仲周太郎(大分・戴星学園中)に相手の反則(2:44)、準決勝で藤村心大(兵庫・小野中)に背負投と横四方固の合技「一本」(0:18)と再び調子を上げて決勝へと勝ち上がる。

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60kg級決勝を戦う後藤と服部

【決勝】

後藤颯太○GS僅差(GS0:24)△服部辰成

後藤が右、服部が左組みのケンカ四つ。バランスが良く、かつ技の切れる好選手同士の対決。しかし互いにこれを十分理解、警戒し合ったことにより、意外にも試合は停滞にしてしまう。どちらも足を飛ばしながら投げを狙うものの、相手の反応もまた鋭く必殺の間合いにあと一歩踏み込むことができない。1分21秒、服部に消極的の「指導」。これ以降はポイントに繋がるような場面がなく、双方組み合って相手の様子をうかがいながら本戦の3分間はあっという間に終了。勝負はGS延長戦へ。GS24秒、後藤が足技を出しながら前進すると服部はまっすぐ下がって場外に出てしまう。ここで主審が合議を招集、服部に消極的の「指導2」が宣告されて試合は意外な決着。後藤が階級を2つ上げての大会2連覇を果たした。決定的な差があったかとなると微妙だが、本戦終盤から後藤が前に出て攻勢を強めており、敢えて「指導」を与えるならばこの場面しかなかった。試合自体は激しい動きはなく静かなものであったが、お互いが予備動作とそれに対する反応を極めて素早い動きで行っており、攻防自体は実は緊迫。決勝にふさわしい緊張感溢れる一戦だった。

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60kg級優勝の後藤颯太

【入賞者】

優 勝:後藤颯太(千葉・鎌ケ谷第二中学校)
準優勝:服部辰成(神奈川・東海大相模中学校)
第三位:工藤泰輝(埼玉・田島中学校)、藤村心大(兵庫・小野中学校)
第五位:竹市裕亮(愛知・岡崎東海中学校)、稲垣一也(大阪・上小阪中学校)、小幡礼希(宮城・日吉台中学校)、小仲周太郎(大分・戴星学園中学校)

後藤颯太選手のコメント
「(―2連覇ですね?)嬉しいです。勝つことだけを考えて戦いました。(―プレッシャーはありましたか?)めっちゃ緊張しました。すごかったです(笑)。得意技は小内刈などの足技。柔道は小学校1年生から千葉の関口道場で始めました。好きな柔道家は…阿部一二三選手です。目標は高校生でもう一度日本一になること。大きな目標は五輪に出て優勝することです。」

【準々決勝】

後藤颯太○小内刈(2:09)△竹市裕亮
工藤泰輝○反則[指導3](1:57)△稲垣一也
藤村心大○GS大腰(GS6:16)△小幡礼希
服部辰成○反則(2:44)△小仲周太郎

【準決勝】

後藤颯太○優勢[僅差]△工藤泰輝
服部辰成○合技[背負投・横四方固](0:18)△藤村心大

【決勝】

後藤颯太○優勢[僅差]△服部辰成

■ 66kg級・福田大和が逆転優勝、猪瀬真司を鮮やか「一本」で下す
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66kg級準々決勝、猪瀬真司が生井沢悠斗から左背負投「一本」

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66kg級準決勝、福田大和が滝本大翔から肩車「技有」

【決勝まで】

決勝へはそれぞれ第1、第2シード配置の猪瀬真司(埼玉・埼玉栄中)と福田大和(島根・松江第二中)が順当に勝ち上がった。

猪瀬は2回戦で柴田勘次郎(奈良・天理中)を合技「一本」(1:29)で下すが、3回戦では藤田健斗(佐賀・三日月中)相手に意外な苦戦を強いられる。しかし、ここを僅差の優勢で勝ち上がって以降は再び調子を戻し、準々決勝で生井沢悠斗(茨城・土浦第四中)に背負投「一本」(0:24)、準決勝で花岡晴琉(福岡・足立中)に背負投「一本」(0:49)と豪快な投げを2試合続けて決勝進出を決める。

一方の福田は2回戦で梅屋丞生(愛知・尾張旭東中)に巴投「一本」(2:42)、2回戦で上津原寿輝哉(大分・戴星学園中)に合技「一本」(2:49)で勝利してベスト8入り。ここからの2試合はいずれも競った試合となったが、準々決勝で樋口大翔(高知・香長中)に「技有」(GS0:24)、滝本大翔(和歌山・楠見中)に肩車「技有」(GS0:15)としぶとく勝利して決勝へと勝ち上がる。

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66kg級決勝、福田が猪瀬から右内股「一本」

【決勝】

福田大和○内股(2:21)△猪瀬真司

猪瀬が左、福田が右組みのケンカ四つ。引き手争いのさなか、組み手の練度に勝る猪瀬が前進。福田が場外に詰まるとその出口に膝車で罠を張り、当て崩して「待て」。以後も圧力を利かせて試合を優位に運ぶ。50秒、福田が一本背負投から巴投に繋ぐが、猪瀬乗り越えて縦四方固で抑え掛かり「待て」。続く展開、猪瀬はふたたび福田の頭を下げさせると、引き手で内側の袖口を握り込んで左背負投。上半身は肘抜きの背負投、下半身は大内刈様に相手の脚に触り、そのまま膝を着くという泥臭く巧みな一撃に福田抗し切れず、場外まで押し込まれ「技有」。試合時間は2分12秒。
追いかけるしかなくなった福田は左に走り込みながらの肩車、右への払巻込と技を継ぐが、猪瀬は早くもクロージング態勢。組み手巧みに相手を制し、十分な作りの出来ないところから放たれる福田の技は効き切らず。猪瀬はリードを背景に組み手管理を利かせて余裕のある試合運び、片手で入り込んでから引き手を拾いに掛かる肘抜きの背負投、さらに崩し技の片手体落と返される危険の少ない技を打ちながら着々残り時間の消費を図る。ところが残り30秒、組み際に予想を超える勢いで前に出て来た福田に対し、捌きに思考が寄っていた猪瀬思わず一歩下げられて体勢を悪くしてしまう。福田の釣り手は奥襟、引き手は袖。押し込まれた猪瀬がこれではならじと一歩前に出た刹那、福田の右内股が炸裂。引き手を織り込まれ、脚が後方に残って身体が伸びた猪瀬は耐えることが出来ない。

相手に耐えさせることなど一切考えぬ早業。仕掛けた次の瞬間には猪瀬の身体が畳に埋まり、その上に福田が被さっているという高速の一撃見事決まって「一本」。

大逆転完成、一回転して相手の背中を抱えたまま、主審の挙げた右手を見やって敗北を悟った猪瀬はガックリ。投げるしかないと肚を括った福田の技が、逃げ切りを図る猪瀬の技術を凌駕した形。追うものが強い、挑む側の勢いが加速する勝負の鉄則をあらためて思い知らされた興味深い一番だった。

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66kg級優勝の福田大和

【入賞者】

優 勝:福田大和(島根・松江第二中学校)
準優勝:猪瀬真司(埼玉・埼玉栄中学校)
第三位:花岡晴琉(福岡・足立中学校)、滝本大翔(和歌山・楠見中学校)
第五位:生井沢悠斗(茨城・土浦第四中学校)、秋田伯(滋賀・田上中学校)、樋口大翔(高知・香長中学校)、岡元美乃合(鹿児島・財部中学校)

福田大和選手のコメント
「4月に腰を捻ってしまい、7月まで本格的な稽古が出来なかった。その間、ウエイトトレーニングで腕力を鍛えたりしたことが、良い方向に出たと思います。決勝はもうやるしかないと腹を括って戦いました。柔道を始めたのは小学1年生から。尊敬するのは丸山城志郎選手です。内股が得意で、巴投からの連携が本当に素晴らしいと思います。(―どんな性格だと自己分析していますか?)強気、というより負けず嫌いで落ち込まないタイプ。次はインターハイの優勝を目指します。怪我をして、両親が本当に助けてくれて、優勝出来たのは両親のおかげです。感謝しています。」

【準々決勝】

猪瀬真司○背負投(0:24)△生井沢悠斗
花岡晴琉○内股(0:33)△秋田伯
福田大和○GS技有(GS0:24)△樋口大翔
滝本大翔○GS僅差(GS1:17)△岡元美乃合

【準決勝】

猪瀬真司○背負投(0:49)△花岡晴琉
福田大和○GS技有・肩車(GS0:15)△滝本大翔

【決勝】

福田大和○内股(2:21)△猪瀬真司

■ 73kg級・平野蒼空が優勝、決勝は川村虎白をGS延長戦で押し切る
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73kg級準決勝、平野蒼空が長澤篤希から左体落「技有」

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73kg級準決勝、川村虎白が藤井孝多から右背負投「一本」

【決勝まで】

平野蒼空(神奈川・金目中)と川村虎白(鹿児島・米ノ津中)が決勝に進出。

平野は2回戦で佐藤周也(宮崎・尚学館中)に僅差優勢、3回戦で中川倖士朗(高知・香長中)にGS延長戦での「技有」(GS2:06)と立ち上がりはいまひとつであったが、準々決勝では嶌田有作(三重・芸濃中)を相手に得意の内股を炸裂させて一本勝ち(0:26)。これで波に乗ったか、準決勝でも長澤篤希(静岡・静岡学園中)を体落「技有」で破り、みごと決勝への勝ち上がりを決める。

対する川村は2回戦で藤田大(千葉・八幡中)を内股「一本」(1:49)、3回戦で川西成汰(岡山・倉敷南中)を「技有」優勢でそれぞれ破ってベスト8入り。ここからは準々決勝で松原咲人(埼玉・田島中)を袖車絞「一本」(1:05)、準決勝で藤井孝多(秋田・御野場中)を力強い背負投「一本」(0:46)と尻上がりに調子を上げて決勝進出を果たす。

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73kg級決勝、平野が川村から「ケンケン内股」で「技有」

【決勝】

平野蒼空○GS技有・内股(GS0:18)△川村虎白

平野が左、川村が右組みのケンカ四つ、柔道の練度が高い平野、技の威力に勝る川村という構図。まずは平野が引き手争いに混ぜ込んで左背負投に左体落と技を積み、1分21秒、川村に片手の「指導」。奮起した川村ここからペースを上げて釣り手の肘を出し入れしながら間合いを測り、1分40秒に場外際で肘抜きの右背負投。平野大きく崩れるも、引き手を切ってなんとか逃れる。これで川村が持ち直したかと思われたが、直後の1分55秒に今度は平野が強烈な左内股。途中で釣り手が外れてしまうがそのまま前転するようにして掛け切り、川村は頭から畳に突っ込む。ポイントの有無を巡って確認が行われるが、ここはノーポイントで続行。

しかし、この一撃をきっかけに試合は急加速、以降は双方が一発を狙う激しい攻防が繰り広げられることとなる。2分18秒、川村が脇の差し合いから一気に抱きついて右小外掛。ポイントが想起される一撃だったが、平野は紙一重で身を捩って腹這いで着地する。川村は残り14秒にも平野の大内刈の戻り際に同じ形で右小外掛を合わせて惜しい場面を作り、ここで平野に消極的の「指導」が与えられる。双方「指導1」を失ったこの状態で、勝負はGS延長戦へ。

GS18秒、平野が引き手を得てやや強引な左内股。川村上体を起こして余裕を持って受けるが、ここから平野がケンケンで激しく追い込む。ほとんど試合場の端から端までしつこく追うと川村一歩ごとに姿勢が苦しくなり、平野が体を捨てて決めに掛かるとついに崩落。グシャリと潰れて「技有」。これで平野の優勝が決まった。

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73kg級優勝の平野蒼空

【入賞者】

優 勝:平野蒼空(神奈川・金目中学校)
準優勝:川村虎白(鹿児島・米ノ津中学校)
第三位:長澤篤希(静岡・静岡学園中学校)、藤井孝多(秋田・御野場中学校)
第五位:嶌田有作(三重・芸濃中学校)、清水貫汰(石川・中能登中学校)、小林開道(茨城・見川中学校)、松原咲人(埼玉・田島中学校)

平野蒼空選手のコメント
「すごくうれしいです。優勝する自信はなかったですが、勝つんだという気持ちは人一倍持っていたと思います。決勝のケンケン内股は、絶対投げ切ってやる、ここで決め切るんだとしっかり追い切りました。柔道は大好き。道具を使わずに、相手と直接組み合って正々堂々戦えるところが面白い。(―自分の長所は?)真面目に、アドバイスや見聞きしたことを色々取り込めるところだと思います。次はインターハイでも優勝して、世界で戦って優勝出来る選手になりたい。好きな選手は井上康生さん、自分も内股が得意なので憧れています。あと、本当に色々なことを教えて下さる顧問の先生も尊敬しています(笑)。」

【準々決勝】

平野蒼空○内股(0:26)△嶌田有作
長澤篤希○崩袈裟固(2:43)△清水貫汰
藤井孝多○GS反則(GS3:40)△小林開道
川村虎白○袖車絞(1:05)△松原咲人

【準決勝】

平野蒼空○優勢[技有・体落]△長澤篤希
川村虎白○背負投(0:46)△藤井孝多

【決勝】

平野蒼空○GS技有・内股(GS0:18)△川村虎白

■ 81kg級・菊池駿星が全試合一本勝ち、圧勝で中学王座射止める
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81kg級準々決勝、菊池駿星が佐久間大輔を右内股で攻める。

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81kg級準決勝、片山凪が木田敦也から左大外刈「技有」

【決勝まで】

決勝まで勝ち上がったのは、菊池駿星(愛知・大成中)と片山凪(兵庫・報徳学園中)。

菊池は1回戦で船越泰晴(島根・開星中)を大外刈「一本」(2:35)に仕留めて大会をスタート。以降は2回戦で神山琉星(沖縄・南風原中)を強烈な裏投「一本」(1:27)、3回戦で中川聖斗(山形・高畠中)に上四方固「一本」(0:44)、準々決勝で佐久間大輔(千葉・鴨川中)に浮落「一本」(0:54)、準決勝で原凪人(埼玉・埼玉栄中)に小外掛2発による合技「一本」(1:11)と全試合一本勝ちで決勝進出を決める。

一方の片山は、2回戦で谷駿太(福井・福井工大福井中)に僅差優勢、3回戦で大吉諒(茨城・筑西明野中)に「技有」優勢と序盤戦こそ物足りないない内容であったが、準々決勝で木田敦也(静岡・静岡学園中)に合技「一本」(2:50)で勝利すると、準決勝でも東郷丈児(鹿児島・清水中)を合技(1:41)で破って連続一本勝ち。勢いに乗って決勝へと歩を進める。

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81kg級決勝を戦う菊池と片山

【決勝】

菊池駿星○足車(1:02)△片山凪

菊池が右、片山が左組みのケンカ四つ。菊池は「ケンカ四つクロス」の形で相手の右袖を抱いて左内股、片山を伏せさせて「待て」。片山が奮起して奥襟を叩くと裏投で迎え撃って攻勢。

引き手争いが一合あり、ここから片山が引き手で袖の外側をしっかりと掴む。釣り手は下から前襟、絶好の機と見た片山は場外方向に向かって左背負投。片膝を着いて入り込み、両膝を伸ばして走って決めに掛かる。菊池が外側に抜け、片山が追いながら両者はもろとも場外へ、と見えたその刹那、菊池は相手に引き手の袖を与えたまま切り返しの右足車。引き手の牽引良く効いた一撃、片山吸い込まれるようにその間合いに寄せられ、自身が走り込んだ勢いのまま吹っ飛んで「一本」。菊池、全試合一本勝ちで全国中学校大会制覇決定。スコアが示す通り、他を寄せ付けない圧勝だった。

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81kg級優勝の菊池駿星

【入賞者】

優 勝:菊池駿星(愛知・大成中学校)
準優勝:片山凪(兵庫・報徳学園中学校)
第三位:原凪人(埼玉・埼玉栄中学校)、東郷丈児(鹿児島・清水中学校)
第五位:佐久間大輔(千葉・鴨川中学校)、向井球真(奈良・天理中学校)、木田敦也(静岡・静岡学園中学校)、森山耀介(宮崎・宮崎日大中学校)

菊池駿星選手のコメント
「今は最高の気分です。団体戦で負けて、個人はどうしても勝ちたかった。自分の柔道は組み手を徹底して、足から攻めていく柔道。『こうしなさい』と言われたのではなく、教えて頂いたことを参考に一生懸命自分で考えて、作り上げているところです。大野将平選手を尊敬していて、あの技の切れ味、『一本』を獲る柔道が大好きなのですが、今日はしっかり『一本』が取れたので良かったと思います。立ち技から寝技の連携をスムーズにするのが今考えている課題です。将来はオリンピックで活躍して、教師になりたい。中学の指導者になって、この全国中学校大会でチームを優勝させてみたい。何事もひとつひとつ、まず、次はカデをしっかり勝ちたいです。」

【準々決勝】

菊池駿星○浮落(0:54)△佐久間大輔
原凪人○合技[移腰・移腰](2:48)△向井球真
片山凪○合技(2:50)△木田敦也
東郷丈児○大内返(0:11)△森山耀介

【準決勝】

菊池駿星○合技[小外掛・小外掛] (1:11)△原凪人
片山凪○合技(1:41)△東郷丈児

【決勝】

菊池駿星○足車(1:02)△片山凪

■ 90kg級・中山康が優勝、決勝は長濱佑飛から鮮やか「一本」
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90kg級準々決勝、長濱佑飛が村田貴琉から小内刈「一本」

【決勝まで】

長濱佑飛(埼玉・埼玉栄中)と中山康(愛知・大成中)、決勝は団体戦決勝進出チームのレギュラー同士の顔合わせとなった。

長濱は2回戦で南大志(和歌山・岩出第二中)を合技「一本」(2:51)で下すと、3回戦では生田勇次郎(石川・内灘中)に僅差優勢で下してベスト8入り。準々決勝では村田貴琉(秋田・御野場中)を一本背負投の形に腕を抱えた小内刈「一本」(0:10)で一蹴、準決勝でも小澤陸斗(福岡・大蔵中)から得意の小内刈で「技有」を得て決勝への勝ち上がりを果たす。

一方の中山は2回戦で井上琉翔(新潟・小出中)に合技「一本」(1:05)で勝利。さらに2回戦では得意の足技が冴え渡り岩本賢武(山口・高川学園中)を送足払「一本」(0:10)で秒殺するが、以降は勝ちを意識するあまりか積極性が失われ、準々決勝で田中愛斗(熊本・九州学院中)にGS僅差(GS0:32)、準決勝で平見陸(奈良・天理中)に「指導3」反則(GS0:54)と組み手で相手を封殺しての勝利に留まる。手堅い勝ちぶりもやや不安を残しての決勝進出。

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90kg級決勝、中山康が長濱から左体落「一本」

【決勝】

中山康○体落(0:59)△長濱佑飛

中山が左、長濱が右組みのケンカ四つ。長濱が内から釣り手を持ち、中山が上からそれを潰す形で双方組み手を展開。35秒、中山のみに片手の「指導」が与えられる。続く攻防、中山は引き手を得ると左大内刈、これで押し込まれた長濱は右大外刈、右小外掛と仕掛けるが、中山に釣り手、引き手ともに制されているため十分に技を効かせることができない。直後の59秒、中山が上体の拘束を効かせて左体落。相手の両手をまとめ、自身の長い足を目一杯伸ばして相手の左足に掛けると、長濱耐える間なく吹き飛び「一本」。

中山、この決勝は会心の一番。組み手の上手さ、技の鋭さと自身の長所を遺憾なく発揮した試合だった。

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90kg級優勝の中山康

【入賞者】

優 勝:中山康(愛知・大成中学校)
準優勝:長濱佑飛(埼玉・埼玉栄中学校)
第三位:小澤陸斗(福岡・大蔵中学校)、平見陸(奈良・天理中学校)
第五位:川村航(京都・京都文教中学校)、村田貴琉(秋田・御野場中学校)、中嶋一琉(大阪・鶴見橋中学校)、田中愛斗(熊本・九州学院中学校)

中山康選手のコメント
「うれしいです。あくまで団体で優勝することが目標だったので、負けてしまって、しかも主将なのに最後に取りこぼしてしまって本当に悔しかった。個人だけでも絶対に取ろうと心に決めていました。決勝まで来たらあとはやるしかないので、気持ちを出して戦いました。(-自分の柔道のいいところは?)相手の隙を見逃さずに最後に投げ切れること。決勝の体落は、4月から取り組み始めた技。自分は大内刈と大外刈が得意なのですが、ケンカ四つの時にはもう1つ技が増えないと厳しいと感じて取り組みました。やってきたことが生きたのは嬉しいです。大成高校はまだ団体戦の全国制覇がない。高校に進んだら、1年生から団体優勝を狙っていきたいです。(-将来の目標は?)大きな、定まった目標というのはまだないです。まずはいま目の前にあることをしっかり目指して、実現させていきたいと思います」

【準々決勝】

小澤陸斗○内股透(2:39)△川村航
長濱佑飛○小内刈(0:10)△村田貴琉
平見陸○反則(2:03)△中嶋一琉
中山康○GS僅差(GS0:32)△田中愛斗

【準決勝】

長濱佑飛○優勢[技有・小内刈]△小澤陸斗
中山康○GS反則[指導3](GS0:54)△平見陸

【決勝】

中山康○体落(0:59)△長濱佑飛

■ 90kg超級・入来院大樹がオール一本勝ち、激戦階級を圧勝で制す
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90kg超級準決勝、野村陽光が甲木碧を袈裟固で抑え込む

【決勝まで】

入来院大樹(東京・国士舘中)と野村陽光(埼玉・埼玉栄中)、ともに戦前から優勝候補として名前の挙げられていた2名が決勝に進出。両者ともにオール「一本」、抜群の内容での勝ち上がり。

入来院は1回戦で西村独歩(鹿児島・谷山中)に合技「一本」(0:47)、2回戦で佐藤悠雅(福島・四倉中)に内股「一本」(0:14)、3回戦で鷹野隼人(長野・佐久長聖中)に送足払「一本」(0:25)でそれぞれ勝利してベスト8入り。ここからは強者との連戦となったが、尼田光志朗(山口・末武中)に内股「一本」(0:40)、笠原勇馬(高知・香長中)に内股「一本」(1:56)と死角なし。圧倒的な勝ちぶりで決勝へと駒を進める。

一方の野村は2回戦で清水湧貴(愛媛・今治南中)に内股「一本」(0:23)、3回戦で磯野凌吾(和歌山・岩出第二中)に支釣込足「一本」(0:18)とこちらも抜群の立ち上がり。準々決勝で高原大智(広島・崇徳中)を合技「一本」(2:22)で破ると、準決勝では優勝候補の一人である甲木碧(福岡・大蔵中)と対戦。この大一番は相手が支釣込足を狙ったところに払巻込を合わせて「技有」、さらにそのまま袈裟固で抑え込んでの合技「一本」(1:27)で完勝。団体戦でも戦った入来院が待つ決勝への勝ち上がりを決めた。

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90kg超級決勝、入来院大樹が野村から谷落「技有」

【決勝】

入来院大樹○合技[隅落・谷落](1:55)△野村陽光

身長181センチ体重130キロの入来院、180センチ120キロの野村ともに左組みの相四つ。互いを良く知る両者、ケレン味なくがっぷり組み合っての正面勝負を選択。33秒に野村が左内股を放つと、入来院は腰に手を当てて突いて耐え、もろとも崩れて「待て」。57秒には野村が支釣込足を押し込んで入来院を伏せさせるが、準備段階で袖口絞りの反則があった模様、審判団合議の末野村に「指導」が与えられる。以後も先手を取るのは野村、2分4秒には左内股から内股巻込に連絡して「待て」。1分33秒には両手の肘を大きく上げておいてからの左内股で投げに掛かるが、入来院は相手の釣り手を制し落とし、首を抜く形で耐え続ける。拮抗の中、入来院は野村が前に体を捨てる様を敢えて一瞬ウォッチ、ほぼ相手の体が死んだタイミングで右に一歩踏み出し、自身も体を捨てて捲り返す。野村ごろりと転がって、これは入来院の隅落「技有」。

リードを得た入来院はここが大事と払巻込で先んじて攻撃。野村やや焦りが出たか、試合時間2分を越えたところで一発勝負、釣り手を肩越しのクロスに入れて左払巻込に打って出る。しかし相手の良く見えている入来院は野村の作用足が揚がると同時に早くもリアクションを開始、一歩右に出て相手の軸足を裏から捉え、右で背中を掴んで引き落とし、谷落一発。入来院の左で首をがっちり制されていた野村には回避の材料なく、背中から畳に落ちて「技有」。合技「一本」で入来院の優勝が決まった。

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90kg超級優勝の入来院大樹

【入賞者】

優 勝:入来院大樹(東京・国士舘中学校)
準優勝:野村陽光(埼玉・埼玉栄中学校)
第三位:笠原勇馬(高知・香長中学校)、甲木碧(福岡・大蔵中学校)
第五位:尼田光志朗(山口・末武中学校)、尾方蓮(奈良・天理中学校)、高原大智(広島・崇徳中学校)、入耒巨助(愛知・佐屋中学校)

入来院大樹選手のコメント
「うれしい気持ちでいっぱいです(笑)。(-準決勝、決勝の戦いを振り返って?)準決勝の相手は団体戦で『指導2』しか取れなくて、投げたことがない相手。準々決勝までしっかり一本勝ち出来て、準決勝も投げて決められて、いい流れで決勝に臨めました。決勝は団体戦で自分が引き分けてしまった相手、抑え込みをあと1秒で逃がしてしまって引き分けてしまった相手です。団体戦で日本一になるのが一番の目標だったので、あれでチームが負けてしまったのはショックでしたし、1秒の恐怖を思い知りました。皆の気持ちをしっかり胸に持ってリベンジしよう、悔いの残らないようにやろうと思いました。あれがあったから勝てたと思います。(-全国少年大会の王者としてのプレッシャーはありましたか?)自分が勝ったのはあくまで春の全少(※註:団体戦出場チームから個人戦代表が出場)で、むしろ自分としては負け続けて来た選手だと思っています。なので立場は完全に挑戦者、もちろんプレッシャーはありません。次はまずマルちゃん杯でリベンジして団体戦日本一を獲ること。高校に入ると回りも強くなって、これぞという相手は今の倍以上の数に増えると思います。なのでまずカデでしっかり勝って成長を続けたい。定まった将来の大きな夢はまだないですが、まず日本で活躍して、世界でも戦える選手になりたい。」

【準々決勝】

入来院大樹○内股(0:40)△尼田光志朗
笠原勇馬○内股(0:32)△尾方蓮
野村陽光○合技(2:22)△高原大智
甲木碧○支釣込足(0:19)△入耒巨助

【準決勝】

入来院大樹○内股(1:56)△笠原勇馬
野村陽光○合技[払巻込・袈裟固](1:27)△甲木碧

【決勝】

入来院大樹○合技[隅落・谷落](1:55)△野村陽光

※ eJudoメルマガ版8月22日掲載記事より転載・編集しています。

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