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南筑と夙川学院が順当勝ち、高校選手権2位の帝京はシナリオ掴むも逆転で敬愛に屈す・第92回金鷲旗高校柔道大会女子マッチレポート②準々決勝

(2018年8月13日)

※ eJudoメルマガ版8月13日掲載記事より転載・編集しています。
南筑と夙川学院が順当勝ち、高校選手権2位の帝京はシナリオ掴むも逆転で敬愛に屈す
第92回金鷲旗高校柔道大会女子マッチレポート②準々決勝
文責:林さとる/eJudo編集部
取材・撮影:eJudo編集部

■ 準々決勝
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準々決勝、夙川学院高の先鋒・桑形萌花が広陵高の先鋒・中尾あづきから右腰車「一本」

夙川学院高(兵庫)○不戦2人△広陵高(広島)
(先)桑形萌花○腰車(1:18)△中尾あづき(先)
(先)桑形萌花○内股(1:52)△飯田紀子(次)
(先)桑形萌花△縦四方固(1:07)○吉田智美(中)
(次)金知秀○合技[大内刈・大内刈](1:28)△吉田智美(中)
(次)金知秀×引分×八巻衣音(副)
(中)長谷川瑞紀○大内刈(2:33)△古賀早也香(大)
(副)吉峰芙母絵
(大)新名寧々

夙川学院が、後衛に八巻衣音と古賀早也香の大型2枚を配する強豪広陵を攻略。

先鋒戦は夙川学院・桑形萌花が右、広陵・中尾あづきが左組みのケンカ四つ。桑形は圧を掛けながら右内股で攻め、相手が伏せると「腰絞め」を狙って攻勢。1分18秒、桑形が両袖の右袖釣込腰を試みると、中尾は腰を内に切ってこれを防御。しかし桑形は袖口を持っていた釣り手を離して相手の首を抱え、右腰車に連絡。縦回転で相手を引っこ抜いたこの一撃豪快に決まって「一本」、夙川学院が1人差をリード。

第2試合は畳に残った桑形、広陵の次鋒飯田紀子ともに右組みの相四つ。両者極めて強気、激しい奥襟のたたき合いも地力の高さからか桑形が徐々に優勢となり、1分52秒、飯田に場外の「指導」。2分29秒、飯田が右大外刈を仕掛けると桑形はクロスグリップに腕を抱いて大外返を狙う。これに飯田が反応して裏投を狙うと、桑形はそのまま右内股に連絡して鮮やか「一本」。桑形はこれで2人抜き。

第3試合は畳に残った桑形、広陵の中堅吉田智美ともに右組みの相四つ。試合が始まるなり桑形が右一本背負投を連発して猛攻。しかし疲労ゆえか威力はなく、吉田は落ち着いてこれを潰す。50秒過ぎ、吉田は右方向への膝車で桑形を伏せさせると、相手の背中に食らいついてローリングから縦四方固で抑え込む。消耗した相手の抵抗を無理やり塗りつぶした体、1分7秒「一本」。桑形ここで力尽き、吉田が1人を抜き返す

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夙川学院の次鋒・金知秀が広陵の中堅・吉田智美から開始直後に左大内刈「技有」

第4試合は夙川学院の次鋒金知秀が左、畳に残った広陵の中堅吉田が右組みのケンカ四つ。金は上から持った釣り手を締めて相手の重心を下方向に固定、低く左大内刈に滑り込んで吉田を転ばせ、15秒早くも「技有」。金は以降も組み手厳しく吉田を封じ続け、1分28秒には同じ形の大内刈で2つ目の「技有」獲得。合技「一本」で勝利して再び夙川学院のリードは「2」となる。

おそらくここが勝負どころの第5試合、広陵はエースの八巻衣音が畳に上がる。この試合は金が左、八巻が右組みのケンカ四つ。金は大型の八巻の圧力をまっすぐ食わぬよう、下から持った釣り手で相手を突いて、あるいは袖を絞ってと距離を変えながら対峙。それでも相手のサイズに何度も押し込まれる場面が頻発するが、要所で技を仕掛けることで「指導」だけは失わずまことに巧みな進退。後のない八巻は加速度的にペースを上げるが、金は集中を切らさず実直に相手の圧を捌き続ける。結果、この試合は引き分け。もし広陵の勝利あるとすればこの八巻と大将古賀早也香の大型2人が抜きまくるしかなかったはずだが、数少ない勝利ルートであるこのシナリオはこの時点で瓦解。夙川学院の後衛に重量級の強豪が揃っていることを考えると、この時点で勝敗もはや決した感あり。

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夙川学院の中堅・長谷川瑞紀が広陵の大将・古賀早也香に右大内刈「一本」

第6試合は長谷川瑞紀が右、古賀早也香が左組みのケンカ四つ。長谷川は重量級の古賀を相手にしても平時と変わらず貪欲に前に出て相手を圧殺。「小内払い」で足元を蹴り崩しては寝技で攻めて優位確保。このさなかに引き出しの右大内刈であわやポイントという惜しい場面も作ったが、ここは古賀が腹這いで逃れてノーポイント。2分33秒、長谷川は奥襟を得ると時計回りに相手を引きずり出し、相手の足が出たタイミングに右大内刈。これは古賀の大内返との打ち合いとなるが、最後は長谷川が上に被さる形で両者畳に落下。コントロール権を手放さなかった長谷川の「一本」が宣告され、不戦2人で夙川学院の勝利が決定した。強豪広陵を相手にスコアは実に不戦2人、失点ないまま中堅を畳に残す「3人残し」の圧勝である。

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準々決勝、創志学園高の中堅・古賀ひよりが南筑高の次鋒・大沢彩乃から右背負投「一本」

南筑高(福岡)○不戦1人△創志学園高(岡山)
(先)古賀若菜×引分×鈴木胡桃(先)
(次)大沢彩乃〇反則[指導3](3:34)△今村美優(次)
(次)大沢彩乃△背負投(2:06)〇古賀ひより(中)
(中)原口結△優勢[技有・袖釣込腰]〇古賀ひより(中)
(副)素根輝〇崩袈裟固(0:57)△古賀ひより(中)
(副)素根輝〇合技[隅落・横四方固](0:58)△藤井志穂(副)
(副)素根輝×引分×浦明澄(大)
(大)古賀彩音

第1試合は48kg級の古賀若菜と70kg級の鈴木によるサイズ差大きい対決。古賀が組み手の上手さで鈴木を圧倒し、一方的に引き手を得ては左大内刈に左背負投と攻めまくる。1分55秒には、鈴木に消極的の「指導」。以降も試合の主導権は古賀が握り続けるが、鈴木が展開を繋ぐために打ち込む技にも体の小ささゆえ形上崩れてしまい、あと1つの「指導」を得るまでには至らず。この試合は引き分けに終わる。

次鋒同士が戦った第2試合は南筑の大沢彩乃が粘り勝ち。両者「指導2」を失ったところから一段ギアを上げ、左一本背負投に右小外刈と積極的に技を出し続けると、3分34秒今村美優に消極的の咎で3つ目の「指導」。ここで南筑が1人差をリード。

第3試合、創志学園はここで2枚看板の1人である中堅、古賀ひよりが登場する。畳に残った大沢は古賀に対しても強気で前に出続けるが、古賀の奥襟で潰された1分18秒には「極端な防御姿勢」の咎で「指導」失陥。2分16秒には古賀が横変形から巻き込むような片襟の右背負投で大沢を投げ切って「一本」。創志学園が1人を抜き返してスコアは再びタイに戻る。

第4試合、南筑の中堅原口結を畳に迎えた古賀はファーストコンタクトで引き手を得るとそれを離さず、14秒に左袖釣込腰「技有」。投げ終わりの形のまま相手に乗り上げて裏固を狙いこのまま「秒殺」到達と思われたが、原口に手前に引き落とされ、反対に横四方固で抑え込まれてしまう危うい展開。これは2秒で「解けた」となったが、この攻防で警戒したか古賀は以後やや減速。結局残り30秒に原口に「指導」ひとつが加えられたのみでタイムアップを迎え、古賀の優勢勝ちが確定。古賀は勝つには勝ったが実力差を考えると少々体力を消耗しすぎた感あり。しかし、2人抜きを果たしてここで素根輝を畳の上に引きずり出すことに成功。

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南筑の副将・素根輝が創志学園の副将・藤井志穂を横四方固で抑え込む

第5試合は南筑の副将素根輝が左、畳に残った創志学園の中堅古賀が右組みのケンカ四つ。素根が奥襟を得て圧力を掛けながら場外際に追い込むと、窮した古賀は右背負投。素根はこれを見逃さず、後方に引き落としてそのまま崩袈裟固で抑え込む。57秒「一本」。本来であれば返した時点で隅落「技有」が与えられるべきであったが、このことが勝敗にまったく関わらない圧勝。素根はあっという間に1人を抜き返す。

第6試合は畳に残った素根、創志学園の副将藤井志穂ともに左組みの相四つ。藤井は袖の絞り合いを挑んで度々担ぎ技を見せるも、素根は全く揺るがない。1分42秒、藤井に極端な防御姿勢の咎による「指導1」。直後の1分47秒、藤井が左一本背負投で強引に巻き込み投げようとするが素根はあっさり抱き止め、脇を掬って浴びせ倒す。これは隅落「技有」。そのまま横四方固で抑え込んで1分58秒、合技「一本」で試合決着。素根は2人抜き。ここで創志学園は大将の浦明澄が畳に上がることとなる。

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素根と創志学園の大将・浦明澄による試合は引き分けに終わる

第7試合は素根、浦ともに左組みの相四つ。浦は袖を絞って、切って離れて、あるいは片側を与えることで瞬間自分がもう片側を切り離してと練れた組み手でヒットアンドアウェイの戦法を選択。素根が形を作ろうとするとその手順の起こりで組み手をリセットして距離をとり、とにかく時間を消費する目当て。素根は手順を変えてアプローチを試みるが、その組み手進行の起こりのここぞで浦は局所的にこれを止め、一段グレードの低い状態を素根の両手に順番に強いて細かくその組み手の完成を防ぐ。素根は時折持つが、持ちどころや体の角度に少しづつ「嫌がらせ」を受け、いざ組んだときには攻めるだけの形になっていない。

1分17秒、前述の動作を繰り返した浦に取り組まない咎による「指導」。しかし浦はあくまで方針を変えず、素根に形を作らせなことだけに焦点を絞って粘り続ける。並の選手であればあっという間に「指導」3つを失うところだが、さすがは63kg級高校王者の浦、ずれて、離れて、密着して、「切って切らせて、切らせて切る」体でその組み手は変幻自在。決着を先送りし続ける。1分40秒、業を煮やした素根は相手を無理やり固定せんと釣り手をクロスに差して投げの機会を窺うが、逆に機と見た浦に時間を使わされてしまい片襟の「指導」。

素根は右袖釣込腰、さらに右背負投と左大内刈のコンビネーションで攻めるが、浦は攻撃が通じない角度と間合いを確保し続け、投げられるリスクは決して犯さない。引き分けならチームの敗退が決まる状況にも関わらず勝つことは放棄、徹底的に時間を使うことだけを考えた浦の柔道を目の当たりにして、これから連戦が予想される素根、最後は無理をせず。結局この試合は引き分けに終わってここで南筑の勝利が決定。浦、終盤は何度も畳に伏せて審判によっては「指導3」失陥が十分ありえたが、審判が判断を迷うゾーンを行き来してこれを避ける技術と図太さはさすがであった。しかし高校王者がチームの「後のない」状況で選んだこの戦いが果たして次に繋がるものであるかどうかは、大きく評価が分かれるところだろう。素根はこれで今大会合計7勝1引き分け。

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準々決勝、敬愛高の大将・多田純菜が帝京高の大将・高橋瑠璃から内股透「技有」を奪う

敬愛高(福岡)○大将同士△帝京高(東京)
(先)野地川友里×引分×池田海実(先)
(次)丸山みかの×引分×大森生純(次)
(中)大本真琴×引分×中村愛美(中)
(副)松沢佑栞△合技[払腰・袈裟固]○熊木悠花(副)
(大)多田純菜○内股透(2:33)△熊木悠花(副)
(大)多田純菜○優勢[技有・内股透]△高橋瑠璃(大)


高校選手権無差別の覇者・高橋瑠璃を抱える帝京としては、前で粘ってエース高橋に繋ぐのが必勝シナリオ。

しかし敬愛が前衛2枚に野地川友里、丸山みかのとサイズのある実力者を揃えたことに比して、帝京は先鋒の池田海実と次鋒の大森生純がともに52kg級の小兵。両者ともによく鍛えられており凌ぐ戦いも十分にこなせるが、上位対戦でこの体格差はいかにも厳しい。

高橋の素直な柔道が引き分けを狙ってくる相手とは決して相性が良くないことを考えれば、敬愛としては前衛で差をつけて松澤佑栞、多田純菜の殿戦で高橋を止めて逃げ切りを図りたい。一方の帝京は前述の通り、前で粘って高橋で決めるのが理想。勝敗の重心、オーダー開示時点では明らかに前衛にあり。

そして試合全体の行方を左右するはずの序盤戦は帝京に軍配。第1試合から引き分け3つを並べ、タイスコアで副将同士の第4試合へと辿り着く。さらにこの試合でも副将の熊木悠花が松沢佑栞に払腰と袈裟固で合技「一本」で勝利するという最高のシナリオ。目算崩れた敬愛はここまで「やられっぱなし」。1人差ビハインドを追う状況で大将の70kg級九州王者、多田純菜が畳へと上がることとなる。

この第5試合は敬愛の大将多田が右、帝京の副将熊木悠花が左組みのケンカ四つ。後のない多田は早い時間の決着を図って接近戦を志向。脇の差し合いから熊木が左内股を仕掛けた2分33秒、多田が相手の背中を掴んだ釣り手を効かせて股中で内股透。相手に乗り上げるように体を捌くと熊木グシャリと畳に落ちて「一本」。ついに敬愛はこの試合初得点を挙げたこの時点でスコアはタイとなり。勝負の行方は大将同士の対決に委ねられることとなる。

大将同士がマッチアップする第6試合は多田純菜が右、高橋瑠璃が左組みのケンカ四つ。実績からも体格からも、そして具体的な戦闘力からも間違いなく高橋有利と思われたこのカードだが、高橋は勝負を焦ったかいきなり体を捨てての左内股を仕掛ける失策。前戦で華麗な内股透「一本」を見せたばかりの多田に対してこれは明らかな悪手、多田は熊木を屠った一撃と同じ理合で捲り返し、僅か8秒で内股透「技有」を獲得。いきなりリードを奪われた高橋はこれを取り替えさんと猛然と組み付くが、ケンカ四つで、かつ懐で相手を捌くのが上手い多田をどうしても攻略することが出来ない。結局高橋が「指導1」を得たのみで4分間が終了、敬愛が帝京を下して準決勝進出を決めた。

昨夏のインターハイ、3月の高校選手権に続いて決勝進出が有力視されていた帝京はベスト8で敗退。前衛がほぼ完ぺきに仕事を果たしながら、大黒柱・高橋のミス1つで早くも畳を去ることとなった。おそらく自身にとってワーストゲームであったはずの高校選手権団体決勝の「続き」のような高橋の戦いぶりには閉塞感あり、かねてから課題とされていた技術体系の単調さが改めて浮き彫りになった格好だ。大森が重量選手への適性を示すなどインターハイに向けてプラスの材料も見られたが、今代の帝京はやはり高橋のチームのはず。実力は十分、2週間でどこまで立て直すことができるのか、インターハイでの捲土重来に期待したい。

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準々決勝、大将同士の試合を戦う大成高の佐藤陽子と桐蔭学園高の朝飛真実

大成高(愛知)○大将同士△桐蔭学園高(神奈川)
(先)小林未奈○合技△川村幸花(先)
(先)小林未奈○反則[指導3]△長友瑠奈(次)
(先)小林未奈△横四方固○渡辺明日香(中)
(次)小山遥佳○合技△渡辺明日香(中)
(次)小山遥佳△優勢[僅差]○野沢知莉(副)
(中)松本りづ△大内返○野澤知莉(副)
(副)尾崎美玲×引分×野澤知莉(副)
(大)佐藤陽子○小外掛△朝飛真実(大)

両チームともに5回戦まで結果を残した選手がこの試合も活躍、取って取られての大熱戦となる。

まずは大成高(愛知)の先鋒、初日に1人で13人を賄った小林未奈が桐蔭学園高の先鋒の川村幸花に合技「一本」で勝利。続く第2試合でも次鋒の長友瑠奈から3つの「指導」を奪って2人抜きを果たす。

ここから得点ブロックが始まる桐蔭学園は中堅の渡辺明日香が小林から横四方固「一本」を奪って1人を抜き返すも、しかし次戦では小山遥佳に合技「一本」で敗戦。大成に2人差のリードを許したまま早くも副将の野沢知莉が畳に上がることとなる。

桐蔭学園の実力2番手である野澤に与えられたミッションは、1人でも多くを抜き返してエース朝飛真実の負担を減らすこと。しかし畳に残る小山に粘られてしまい、僅差優勢で勝利したものの体力を大きく削られてしまう。しかも次戦の相手は昨年の世界カデ選手権で3位を獲得しているパワーファイター松本りづ。1人抜いた後という状況で戦うにはどう見ても厳しい相手だが、相四つの密着型という相性が噛み合い、この試合は豪快な大内返「一本」で野澤が殊勲の勝利。これで勢いづいた野澤は副将の尾崎美玲とも引き分け、1人で3人を賄う大活躍で畳を降りる。両チームのスコアはタイ。まったく同じタイミングで大将が登場するが、畳上には前段の野沢の奮戦の余韻が残っており、勝負の流れは桐蔭学園の側にあり。

大将同士による第8試合は大成・佐藤陽子が右、桐蔭学園・朝飛真実が左組みのケンカ四つ。佐藤が背中を抱いての接近戦を志向し、朝飛が距離をとって内股や足技を狙う形で試合が進む。
体格を考えれば優位は佐藤にあるが、朝飛は前戦からの良い流れを引き継いで粘戦。佐藤が間合いを詰めてきたところを浮落でいなし、相手がぶら下がるように崩れたところで左内股。乗り上げるように捲り投げて「技有」を得る。

具体的なポイントが入ったことで勝敗の天秤さらに桐蔭学園の側に傾くが、佐藤はひるまず圧を掛けて前進。ジリジリ間合いを詰め、朝飛ににじり寄り続ける。そして2分33秒、朝飛が一歩前に出ようとした瞬間に佐藤が右小外掛。伏せようとする相手に被さるように決め切ると朝飛の抵抗折れて背中から真っ逆さま。大歓声の中主審は「一本」を宣告。

前7試合で醸成された悪い流れ、この大将戦一番における具体的なスコアのビハインド、そしてチーム自体の勝敗の帰趨。まさしく一撃ですべてをひっくり返したこれぞ本来的な「逆転」。双方一歩も退かぬ接戦は、佐藤陽子殊勲の「一本」により大成の勝利に終わった。

結果決まった準決勝カードは、

夙川学院高(兵庫) - 南筑高(福岡)
敬愛高(福岡) - 大成高(愛知)

となった。

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