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いまが旬のビロディドと出口が世界選手権前の総仕上げに挑む、日本からは渡名喜と志々目の世界王者2人が参戦・グランプリザグレブ2018第1日女子プレビュー

(2018年7月26日)

※ eJudoメルマガ版7月26日掲載記事より転載・編集しています。
いまが旬のビロディドと出口が世界選手権前の総仕上げに挑む、日本からは渡名喜と志々目の世界王者2人が参戦・グランプリザグレブ2018第1日女子プレビュー
(48kg級、52kg級、57kg級)
■ 48kg級・トーナメントの軸は新星ビロディド、渡名喜風南とガルバトラフがリベンジ狙う
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ワールドツアー4連勝中のダリア・ビロディド

(エントリー31名)

第1シードの現役世界王者・渡名喜風南(パーク24)を中心に非常に豪華なメンバーが集結。プレ世界選手権とでも呼ぶべきレベルの高いトーナメントが組まれた。優勝争いの軸は現在ワールドツアー4連勝中、6月のヨーロッパカップ・ツェリエでも優勝を飾っている17歳のダリア・ビロディド(ウクライナ)。

ビロディドは第4シード選手としてプールBに配されており、2回戦で階級を下げてエントリーしてきた52kg級の強者ディストリア・クラスニキ(コソボ)、準々決勝でガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)、そして準決勝で現役世界王者・渡名喜風南と対戦することになる。渡名喜とガルバドラフはどちらも直近の対戦でビロディドに苦杯を喫しており、両者ともにこの選手を第一のライバルと想定して大会に臨んでいるはず。それぞれの選手がどの様な作戦でビロディドを迎え撃つのか、誰が連勝を止めるのかが、本階級全体を通じた大きなテーマだ。

渡名喜はグランドスラム・パリでビロディドの伸びやかな大内刈一発に吹っ飛び、一本負けを喫している。48kg級としては異常なビロディドの長身はそれ自体が大きな武器、一方の渡名喜はこの最軽量級にあっても小兵で、技と力も得た現在のビロディドに対して明確な対策を描けていない限り今回も苦戦は必至と思われる。世界選手権に向けてどのような補助線が引かれるのか、両者の対戦はその内容、特に渡名喜の戦略の方向性に注目。

その他、強豪の少ない下側の山に配された今年のヨーロッパ王者イリーナ・ドルゴワ(ロシア)にも注目したい。この選手も直近の対戦でビロディドに敗れており、なんらかの対策を持って本大会に臨んでいるはず。切れ味鋭い足技は必見だ。

【プールA】
第1シード:渡名喜風南(パーク24)
第8シード:ノア・ミンスカー(イスラエル)
有力選手:モニカ・ウングレアヌ(ルーマニア)

【プールB】
第4シード:ダリア・ビロディド(ウクライナ)
第5シード:ガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)
有力選手:ディストリア・クラスニキ(コソボ)

【プールC】
第2シード:イリーナ・ドルゴワ(ロシア)
第7シード:シラ・リショニー(イスラエル)
有力選手:マリーナ・チェルニアク(ウクライナ)

【プールD】
第3シード:ミリカ・ニコリッチ(セルビア)
第6シード:メラニー・クレモン(フランス)
有力選手:ガブリエラ・チバナ(ブラジル)

■ 52kg級・志々目愛が絶対の優勝候補、ワールドツアー復帰のキトゥの出来にも注目
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現役世界王者の志々目愛

(エントリー20名)

現役世界王者の志々目愛(了徳寺学園職)が絶対的な優勝候補。シャーリン・ファンスニック(ベルギー)、アモンディーヌ・ブシャー(フランス)といった上位選手もエントリーしているが、志々目との間にはかなり力の差があると予想する。個々の試合の様相はともかく、志々目の勝利自体は揺るがないだろう。

唯一不気味なのは、プールDに配されている2014年と2015年の世界選手権準優勝者・アンドレア・キトゥ(ルーマニア)。同選手は今年4月のヨーロッパ選手権(7位)でリオデジャネイロ五輪以来となる競技復帰を果たしたばかり。6月に出場したヨーロッパオープン・マドリードでは優勝を飾っており、ワールドツアーへの復帰戦となる今大会では本気で勝利を狙ってくる可能性も高い。ロンドン−リオ期にはマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)とともにパワー全盛の時代を牽引したキトゥが世界選手権に向けてどの程度まで仕上げてきているのか、本気度を測るためにも今大会の戦いぶりは要注目だ。

また、この選手は過去に2014年のグランプリ青島で当時絶好調であった西田優香の肘を脇固で破壊した経歴がある。志々目との対戦が実現するのは準決勝だが、勝敗以前にその荒っぽい柔道スタイルに巻き込まれて怪我をせぬよう、十分注意して戦いたい。

【プールA】
第1シード:アモンディーヌ・ブシャー(フランス)
第8シード:アニャ・スタンガル(スロベニア)
有力選手:ゲファン・プリモ(イスラエル)

【プールB】
第4シード:アンジェリカ・デルガド(アメリカ)
第5シード:エヴェリン・チョップ(スイス)

【プールC】
第2シード:志々目愛(了徳寺学園職)
第7シード:ベティーナ・テメルコワ(イスラエル)
有力選手:エカテリーナ・グイカ(カナダ)

【プールD】
第3シード:シャーリン・ファンスニック(ベルギー)
第6シード:レカ・プップ(ハンガリー)
有力選手:アンドレア・キトゥ(ルーマニア)

■ 57kg級・ヨーロッパの強豪が大量参戦、出口クリスタがワールドツアー3連勝に挑む
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2018年は国際大会無敗の出口クリスタ

(エントリー35名)

ヨーロッパの強豪たちが勢揃い。4月にヨーロッパ選手権で優勝したノラ・ヤコヴァ(コソボ・)ら同大会の主役級メンバーに、アジア地域から舟久保遥香(三井住友海上)、パンナム地域からラファエラ・シウバ(ブラジル)、出口クリスタ(カナダ)を加えたというのがそのまま今大会の陣容だ。

優勝候補は2018年に入ってから国際大会無敗、ワールドツアーでもグランドスラム・パリとグランプリ・フフホトの2大会に連勝している出口。最初の山場は準々決勝での対戦が濃厚なブダペスト世界選手権の銅メダリスト・ネコダ・スミス=デイヴィス(イギリス)。階級トップクラスのパワーファイターであるこの選手をどう料理するのか、バクー世界選手権を占うためにも是非チェックしておきたい注目カードだ。

日本代表の舟久保遥香(三井住友海上)は比較的戦いやすい山に入り、プール内で厄介なのは3回戦で対戦する今年のヨーロッパ選手権準優勝者のテレザ・シュトル(ドイツ)のみ。しっかりとここを勝ち上がって準決勝で出口に挑戦したい。

【プールA】
第1シード:ネコダ・スミス=デイヴィス(イギリス)
第8シード:クリスタ・デグチ(カナダ)
有力選手:ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)

【プールB】
第4シード:テレザ・シュトル(ドイツ)
第5シード:ティムナ・ネルソン=レヴィー(イスラエル)
日本代表選手:舟久保遥香(三井住友海上)

【プールC】
第2シード:ノラ・ヤコヴァ(コソボ)
第7シード:ラファエラ・シウバ(ブラジル)
有力選手:カヤ・カチェラ(スロベニア)、ザブリナ・フィルツモザー(オーストリア)、アメリー・シュトル(ドイツ)

【プールD】
第3シード:エレン・ルスヴォ(フランス)
第6シード:テルマ・モンテイロ(ポルトガル)
有力選手:ヨワナ・ロギッチ(セルビア)、ジェシカ・クリムカイト(カナダ)


文責:林さとる/eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版7月26日掲載記事より転載・編集しています。

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