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国士舘高がライバル天理高下して2年ぶりの優勝、大将同士の対決は斉藤立が中野寛太から再び「一本」・第92回金鷲旗高校柔道大会男子

(2018年7月24日)

※ eJudoメルマガ版7月24日掲載記事より転載・編集しています。
国士舘高がライバル天理高下して2年ぶりの優勝、大将同士の対決は斉藤立が中野寛太から再び「一本」
第92回金鷲旗高校柔道大会男子
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2年ぶりの金鷲旗制覇を成し遂げた国士館高

配列順固定の抜き勝負形式で高校柔道日本一を争う第92回金鷲旗高校柔道大会は24日、マリンメッセ福岡(福岡市)で最終日の4回戦から決勝までの競技が行われ、国士舘高(東京)が優勝した。国士舘は2年ぶり10度目の金鷲旗大会制覇、これで3月の全国高校選手権に続く今季の高校三冠大会2つ目のタイトル獲得。

絶対の優勝候補と目されていた国士舘は第1シード配置。しかし先鋒林将太郎1人で全試合を賄った前日までとは様相がかなり変わり、この日は初戦(4回戦)の盛岡南高(岩手)戦で林がいきなり敗れる意外な出だし、次鋒安藤稀梧の4人抜きで挽回するも結局中堅藤永龍太郎まで出動して不戦2人で勝利。続いて5回戦の鹿児島情報高(鹿児島)戦と6回戦の東海大札幌高(北海道)戦は副将道下新大まで駆り出して不戦1人、準々決勝の西日本短大付高(福岡)戦は不戦2人と持ち直したが、先鋒を長谷川碧に代えて臨んだ準決勝の日体大荏原高(東京)戦は中堅藤永龍太郎が3人を抜くも不戦1人と、準決勝まで29勝10敗7分けで内容には意外な凹凸あり。しかし勝敗自体は揺るがず、大将斉藤立を温存したまま大枠危なげなく決勝に進出。

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決勝、大将同士による最終戦で斉藤立が中野寛太を攻める

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斉藤の一本勝ちで国士館の優勝が決まった。

決勝では全国高校選手権に続いて天理高(奈良)と対戦。こちらは5回戦(対足立学園高)、
準々決勝(対木更津総合高戦)、準決勝(対大牟田高戦)とエース中野寛太が3試合を賄っての勝ち上がり。

この試合は天理の先鋒・植岡虎太郎が長谷川碧から開始僅か17秒で背負投「一本」を奪うという衝撃的な幕開け。これを皮切りに以後も抜き合いの様相収まらず、双方が2勝2敗1分けのタイスコアで勝負の行方は大将同士の対決に委ねられることとなる。昨年のインターハイ100kg超級王者で今春は全日本柔道選手権にも出場した中野、一方高校選手権決勝で中野に完勝している斉藤という今季の主役同士が戦ったこの大一番は斉藤の大技を中野ががっぷり組み合ったままことごとく耐え抜き、会場どよめく大熱戦。終盤まで「指導2」をリードした斉藤があくまで矛を収めず、残り30秒に大外落で中野を畳に叩きつけて「一本」。この一撃で国士舘の優勝が決まった。

3位には日体大荏原高と大牟田高が入賞した。

国士舘、天理とともに前評判が高かった前年度大会の覇者・桐蔭学園高(神奈川)は6回戦で作陽高(岡山)に敗れて入賞ならず。5回戦の普成高(韓国)戦では村尾三四郎が延長戦で「技有」をリードされる絶体絶命のピンチも、残り6秒での「指導3」奪取で逆転勝ち。首の皮一枚で山場を乗り越えたかに思われたが、この試合では大将同士の対決で村尾が高橋翼に大内返と横四方固の合技「一本」で敗れた。

入賞者、岩渕公一監督と斉藤立選手のコメント、パートファイナルのスコアと準々決勝以降の対戦詳細は下記。

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胴上げで宙を舞う岩渕公一監督

【入賞者】
(エントリー330チーム)

優 勝:国士舘高(東京)
準優勝:天理高(奈良)
第三位:日体大荏原高(東京)、大牟田高(福岡)
優秀校:西日本短大付高(福岡)、福岡大大濠高(福岡)、木更津総合高(千葉)、作陽高(岡山)

優秀選手:斉藤立、藤永龍太郎(国士舘高)、中野寛太、植岡虎太郎(天理高)、平山才稀(日体大荏原高)、森健心(大牟田高)、安部光太(西日本短大付高)、中西一生(福岡大大濠高)、板東虎之輔(木更津総合高)、高橋翼(作陽高)

国士舘高・岩渕公一監督のコメント
「春を勝っているので、絶対に獲りたいと思っていました。今はホッとしています。試合前には全員で優勝しよう、その気持ちを試合で出しなさいと伝えました。 (―斉藤選手について?)課題はまだまだあります。(―練習の成果は出せた?)良いところも悪いところもありますが、斉藤ひとりではなくチーム全員で戦うことが出来た。成果は出せたと思います。(―三冠獲得まであと1つになりましたね?)チャンスはなかなか巡ってくるものではありません。チーム一丸となって、8月のインターハイで優勝します。」

国士舘高・斉藤立選手のコメント
「(―決勝の大外落について?)『一本』だと思わなかったのでびっくりしました。中野選手は1学年上の先輩なので挑戦する気持ちで戦いました。(―斉藤仁さんもできなかった金鷲旗の優勝ですね?)オリンピックで優勝してお父さんを越えたいです。3年生の先輩など毎日サポートをしてくれて、前の選手たちも頑張ってくれて、良い形で自分にまわしてくれました。(―インターハイに向けて?)去年は団体は全然だめで、個人戦は本戦に出場することすらできませんでした。今年は両方優勝します。」

【6回戦】

国士舘高(東京)○不戦1人△東海大札幌高(北海道)
西日本短大附高(福岡)○大将同士△東海大仰星高(大阪)
日体大荏原高(東京)○不戦1人△東海大相模高(神奈川)
福岡大大濠高(福岡)○大将同士・延長戦△柳ヶ浦高(大分)
天理高(奈良)○不戦1人△東海大甲府高(山梨)
木更津総合高(千葉)○不戦1人△沖縄尚学高(沖縄)
作陽高(岡山)○大将同士△桐蔭学園高(神奈川)
大牟田高(福岡)○大将同士△大成高(愛知)

【準々決勝】

国士舘高○不戦2人△西日本短大附高
(先)林将太郎○優勢[僅差]△竹家和希(先)
(先)林将太郎○内股△迫田悠作(次)
(先)林将太郎○合技[抱分・大外巻込]△高崎楓馬(中)
(先)林将太郎△合技[大内返・縦四方固]○佐々木大将(副)
(次)安藤稀梧○合技[内股巻込・内股]△佐々木大将(副)
(次)安藤稀梧△腕挫十字固○安部光太(大)
(中)藤永龍太郎×引分×安部光太(大)
(副)道下新大
(大)斉藤立

日体大荏原高○不戦1人△福岡大大濠高
(先)藤原秀奨×引分×岸川尚矢(先)
(次)平山才稀○合技△石崎信太郎(次)
(次)平山才稀×引分×野田隆世(中)
(中)藤原直生○優勢[技有・内股]△釘本陸(副)
(中)藤原直生△大外刈○中西一生(大)
(副)グリーンカラニ海斗×引分×中西一生(大)
(大)内藤彪我

天理高○大将同士△木更津総合高
(先)植岡虎太郎×引分×井上泰司(先)
(次)池田凱翔×引分×北條嘉人(次)
(中)水上世嵐×引分×小宮大倭(中)
(副)井上直弥△優勢[技有・袖釣込腰]○板東虎之輔(副)
(大)中野寛太○内股△板東虎之輔(副)
(大)中野寛太○小外掛△浅野史恩(大)

大牟田高○大将同士・延長戦△作陽高
(先)服部大喜○小外刈△田中幸郎(先)
(先)服部大喜×引分×嵐大地(次)
(次)久保田皓晴×引分×宮城慧也(中)
(中)立石泰勝×引分×加藤韻(副)
(副)竹市大祐△支釣込足○高橋翼(大)
(大)森健心○反則[指導3]△高橋翼(大)

【準決勝】

国士舘高○不戦1人△日体大荏原高
(先)長谷川碧×引分×藤原秀奨(先)
(次)安藤稀梧△反則[指導3](2:57)〇平山才稀(次)
(中)藤永龍太郎〇内股(2:01)△平山才稀(次)
(中)藤永龍太郎〇内股(0:58)△藤原直生(中)
(中)藤永龍太郎〇横四方固(1:55)△グリーンカラニ海斗(副)
(中)藤永龍太郎△支釣込足(2:07)〇内藤彪我(大)
(副)道下新大×引分×内藤彪我(大)
(大)斉藤立

天理高○大将同士△大牟田高
(先)植岡虎太郎○背負投(2:00)△服部大喜(先)
(先)植岡虎太郎○背負投(3:20)△久保田皓晴(次)
(先)植岡虎太郎△谷落(2:01)○立石泰勝(中)
(次)池田凱翔×引分×立石泰勝(中)
(中)水上世嵐○優勢[技有・浮腰]△竹市大祐(副)
(中)水上世嵐△大外刈(1:37)○森健心(大)
(副)井上直弥△優勢[技有・内股]○森健心(大)
(大)中野寛太○袖釣込腰(0:28)△森健心(大)

【決勝】

国士舘高○不戦1人△天理高
(先)長谷川碧△背負投(0:14)〇植岡虎太郎(先)
(次)酒井陸×引分×植岡虎太郎(先)
(中)藤永龍太郎〇内股(2:39)△池田凱翔(次)
(中)藤永龍太郎△内股透(2:52)〇水上世嵐(中)
(副)道下新大〇小外掛(2:43)△水上世嵐(中)
(副)道下新大×引分×山中瞭(副)
(大)斉藤立〇大外落(3:30)△中野寛太(大)

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