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グランプリフフホト2018・第2日男子プレビュー(73kg級、81kg級)

(2018年5月25日)

※ eJudoメルマガ版5月25日掲載記事より転載・編集しています。
グランプリフフホト2018・第2日男子プレビュー
(73kg級、81kg級)
■ 73kg級・世界王者橋本壮市がワールドツアー復帰、対抗馬はアンチャンリン
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今季初のツアーに挑む橋本壮市

(エントリー34名)

現役世界王者の橋本壮市(パーク24)がワールドツアーに復帰。橋本は2月のグランドスラム・デュッセルドルフ大会を左足関節靭帯の損傷により欠場しており、今大会が2018年最初の国際大会となる。4月の選抜体重別の戦いぶりを見る限り故障の影響はあまり感じられず、組み合わせ的にもよほどのことがない限り決勝進出は堅いはずだ。準決勝までに対戦する相手ではデニス・イアルツェフ(ロシア)が唯一の強敵となるが、橋本はイアルツェフと相性が良く、昨年のワールドマスターズでは年間ベスト一本級の「橋本スペシャル」で思い切り投げつけて勝利している。今回も橋本らしい変幻自在の組み手捌きと派手な投げに期待したい。

橋本の最大のライバルは、ブダペスト世界選手権3位のアン・チャンリン(韓国)。橋本とアンは昨年2度対戦しており、いずれも橋本が勝利を収めている(2月のグランドスラム・パリでは相手に自ら内股を強いる「セルフ内股透」とでも呼ぶべきオリジナル技で「技有」、9月のブダペスト世界選手権団体戦では背負投を抱分で返しての「一本」)。アンは左背負投と左小内刈を巧みに使い分ける現役トップクラスの担ぎ技師。リオデジャネイロ五輪以降あまり良いパフォーマンスを見せていないが、今年は出場した2大会でともにメダルを獲得しており復調の気配。アンの調子のバロメーターは、なんといってもどの程度担ぎ技が出せているか。橋本との対戦が実現するのは決勝だが、まずは序盤戦、ここに注目してその戦いを注視したい。決勝までには準々決勝でムサ・モグシコフ(ロシア)、準決勝でジャンサイ・スマグロフ(カザフスタン)とツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)の勝者と、一筋縄ではいかない難敵との連戦が待ち受けているが、好調時のアンであればしっかりと勝ち上がることができるはずだ。

この2人以外で注目したいのは、モンゴルの新鋭ツォグトバータル。記憶にある方も多いと思われるが、リオデジャネイロ五輪において、国内予選でガンバット・ボルドバータル(モンゴル)とダシュダヴァー・アマーツヴシン(モンゴル)を破り、当時ほとんど無名ながら60kg級モンゴル代表に抜擢された、あの選手だ。昨年階級を73kg級に上げると、2月のグランドスラム・パリ大会で3位、3月のグランドスラム・エカテリンブルク大会で優勝と一気に序列を駆け上がり、4月16日のモンゴル選手権ではブダペスト世界選手権3位のガンバ―タル・オドバヤル(モンゴル)を裏投「技有」で破って優勝(NHKのドキュメンタリーでその模様が放送されたため、ご覧になった方もおられるのではないだろうか)。現在最も勢いに乗っている選手のひとりであり、今大会でも台風の目になる可能性大だ。

【プールA】
第1シード:橋本壮市(パーク24)
第8シード:モハマド・モハマディ(イラン)
有力選手:ニコラス・デルポポロ(アメリカ)

【プールB】
第4シード:ギヨション・ボボエフ(ウズベキスタン)
第5シード:デニス・イアルツェフ(ロシア)

【プールC】
第2シード:アン・チャンリン(韓国)
第7シード:ムサ・モグシコフ(ロシア)
有力選手:アントワーヌ・ブシャー(カナダ)、マルセロ・コンティーニ(ブラジル)、イゴール・ヴァンドケ(ドイツ)

【プールD】
第3シード:ジャンサイ・スマグロフ(カザフスタン)
第6シード:ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)
有力選手:ディルク・ファンティシェル(ベルギー)

■ 81kg級・リオ五輪金メダリストのハルモルザエフが参戦、佐々木健志が挑戦権を賭けて激戦ブロックに臨む
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第1シードは五輪王者ハサン・ハルモルザエフ。

(エントリー30名)

リオデジャネイロ五輪金メダリストのハサン・ハルモルザエフ(ロシア)が参戦。これによって本命なき混戦となることが常の81kg級としては珍しく、しっかりと一本柱の通ったトーナメントとなった。ハルモルザエフが配されたプールAにはこれといった対抗馬はおらず、プールBでシード選手を務めるマティアス・カッス(ベルギー)とアンリ・エグティゼ(ポルトガル)も金メダリストの相手としては実力不足の感が否めない。ハルモルザエフの決勝進出はまず間違いないだろう。

一方、プールCDには階級上位の強豪が密集、こちらは序盤戦から注目対決が目白押し。有力選手ほぼ全員に決勝進出の目があるが、ここでは勝ち上がり候補として佐々木健志(筑波大4年)の名前を挙げておきたい。

国内での圧倒的な勝ちぶりに比してなかなか国際大会で結果が出なかった佐々木だが、3月のグランドスラム・エカテリンブルク大会でついに爆発。決勝の日本人対決こそ藤原崇太郎(日本体育大2年)に隅落「一本」で苦杯を喫したものの、勝ち上がる過程では上位選手のゼベダ・レフヴィアシヴィリ(ジョージア)とサイード・モラエイ(イラン)をいずれも「一本」で破る活躍を見せ、自身初となるワールドツアーのメダルを獲得した。また、4月の選抜体重別選手権では藤原に隅落「技有」でリベンジを果たして優勝を飾っており、実力、勢いともに申し分ない。2回戦でアントワーヌ・バロア=フォルティエ(カナダ)、準々決勝でアラン・フベトソフ(ロシア)、そして恐らく準決勝でオトゴンバータル・ウーガンバータル(モンゴル)と、2回戦以降は強豪と連戦することになるが、実力を出し切れば十分に決勝進出が狙えるはずだ。

ほか、観戦のポイントとしてはノーシード配置にヴィクトール・ペナウベル(ブラジル)とイ・センス(韓国)が配置され、さらに両者が1回戦で激突するプールDが面白い。どちらも切れのある担ぎ技を武器としており、緊張感ある「担ぎ合戦」となること確実だ。

【プールA】
第1シード:ハサン・ハルモルザエフ(ロシア)
第8シード:ジャック・ハットン(アメリカ)
有力選手:ディダー・ハムザ(カザフスタン)

【プールB】
第4シード:マティアス・カッス(ベルギー)
第5シード:アンリ・エグティゼ(ポルトガル)

【プールC】
第2シード:アラン・フベトソフ(ロシア)
第7シード:アントワーヌ・バロア=フォルティエ(カナダ)
日本代表選手:佐々木健志(筑波大4年)

【プールD】
第3シード:オトゴンバータル・ウーガンバータル(モンゴル)
第6シード:ドミニク・レッセル(ドイツ)
有力選手:ヴィクトール・ペナウベル(ブラジル)、イ・センス(韓国)

※ eJudoメルマガ版5月25日掲載記事より転載・編集しています。

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