PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

髙藤直寿が全日本選手権に向けて重量級と乱取り・全日本男子柔道強化合宿

(2018年4月19日)

※ eJudoメルマガ版4月19日掲載記事より転載・編集しています。
髙藤直寿が全日本選手権に向けて重量級と乱取り・全日本男子柔道強化合宿
eJudo Photo
髙藤直寿が高木海帆に左一本背負投を仕掛ける

eJudo Photo
重量級選手を足技で崩す髙藤

16日から20日までの日程で行われている全日本男子強化合宿、19日は国士舘大で同校の学生と合同練習が行われ、その模様が報道陣に公開された。この日の練習メニューは、全体での打ち込み、強化選手による投げ込み5分2セット(投技、返技)、5分6本2セットの立技乱取り、20分の寝技乱取り。

強化選手のなかで一際目立っていたのは、最軽量の60kg級ながら体重無差別の全日本選手権に出場する髙藤直寿(パーク24)。この日は100kg超級の選手を中心に重量級と何本も乱取りを行った。相手も山田伊織(国士舘大3年)、竹村昂大(国士舘大3年)、高木海帆(日本中央競馬会)、向翔一郎(ALSOK)と一線級揃い。練習を見る限りでは重い選手とも十分に戦えており、「全日本選手権に向けて重量級とばかり練習してきた」という言葉に偽りはないようだ。「準備はバッチリ。勝てそうです(笑)」と自信も覗かせており、この選手ならばと期待せずにはいられない。

ほか、66kg級の阿部一二三(日本体育大3年)も階級が上の選手と積極的に乱取りを行い、昨年の100kg級学生王者である吉良儀城(国士舘大4年)を豪快な大腰で投げ飛ばすなど、持ち味である投げの威力を見せていた。

井上康生監督、阿部一二三選手、長澤憲大選手、髙藤直寿選手のコメントは下記。


取材:林さとる

eJudo Photo
阿部一二三が100kg級学生王者・吉良儀城を豪快な右大腰で投げる

井上康生監督のコメント
「選抜体重別選手権を終えて、世界選手権、アジア大会に関して90kg級以下はある程度目処が付きました。今回の合宿は、大会に向けてできるだけ準備をするということで行っています。昨年は五輪直後ということもあり、阿部やウルフなど若手が出てきた。今年はさらに新しい選手が出てきて、大会の結果を見ても厚みが出てきたと感じています。阿部については2連覇を目指してしっかりとやるべきことをやっている。今のところは順調です。内定システムについては、それが吉と出るか凶と出るか、やってみないとわからない。ただ、早く決まったことで、海外修行などの様々な取り組みができていますし、大会派遣についても柔軟にできています。競争という意味ではグランドスラム東京から間隔が空いてしまうので、髙藤とともにサポートしていきたいと思います。長澤については、既に世界に目を向けている。代表に選ばれた喜びもあると思いますが、合宿を見ていると優勝を目指していると感じます。正統派の選手ですので、組み手で形をどれだけ作れるかが重要になってくる。世界ではそれを崩してくる選手がいますので、それへの対応がキーになります。髙藤は全日本選手権、日本武道館への憧れ、東京五輪と同じ会場ということもあって、いろいろな思惑を持って戦うことになります。真剣に戦うと思いますので、無差別でどれだけできるのか楽しみです。システムが変わってきて温度差は多少ありますが、昨年の大野、今年の髙藤、橋本と、みんな『柔道家であれば一度はあの畳に立ちたい』と答えている。そこは我々と同じだと感じています。勝負の世界はやってみなくてはわからないが、出るからには頂点を目指して欲しい。その価値がある大会だと思います。先人たちが積み上げた伝統という点では一番の大会ですので、そこを意識して戦って欲しい。100kg超級はこの大会結果が非常に重要になってくる。代表選考と全日本選手権、2つの意識を持って戦うことになると思いますが、そのなかでどんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。」

阿部一二三選手のコメント
「(‐選抜体重別選手権を外から見ていてどうだったか?)刺激になる試合が多かったです。一番感じたのは試合をしたいということ。海老沼選手の勝ち上がりが一番印象に残りました。世界選手権まではまだ時間があるので、一試合できればと考えています。相談しながらやっていきたいです。担ぎ技を警戒してなかなか入らせてくれない相手が多いので、そこをどうクリアするかが課題です。自分の柔道は一本を取る、思い切り豪快に投げるというもの。研究されているなかでも、良い部分を伸ばしていきたいです。トレーニングは瞬発系のものを取り入れています。重いものを持ち上げることより、まずは瞬発力。それと肩ですね。自分では意識していないが肩に負担が掛かっている。体勢が崩れても投げ切れるようにやっています。怪我予防の意味もあります。(‐妹の詩選手について)一番苦手な相手でしたが、負けた本人が一番悔しいはず。それを乗り越えてもっと強くなってくれればと思います。まだ2枠目の可能性があるので、もし出られるのであれば一緒に頑張りたいです。(‐全日本選手権について)軽量級が勝ち上がることも無理ではないと考えています。髙藤選手のことをすごく応援している。やるからには優勝を目指して頑張って欲しいです。自分も興味はありますが、今は世界選手権の連覇が優先です。普段は大きい選手と戦うことがないので、機会があれば挑戦したいです。」

長澤憲大選手のコメント
「去年は派遣なし。団体戦のメンバーでしたが、個人の代表になりたいという気持ちが強かったです。海外修行にも一人で行かせてもらって、それが生きていると感じます。最近は投げて勝つことが増えてきていて、以前は強い相手とばかり乱取りをしていたのですが、投げることのできる力関係の相手とも練習することで投げる力が付いてきたのだと思います。海外勢と多く戦う中で力が付いてきたとも感じています。自分はよく組み手が上手いと言われますが、そこには自信を持っている。力の強い相手でも捌くことができます。今回は力を付けてきた実感がある中での代表選出です。世界選手権で負けてしまうと情勢がすぐに変わってしまうので、このチャンスをしっかりとものにしたいと思います。自分が正統派ということは意識しています。ただ、それだけでは勝てないので一発逆転に繋がるような技や、組み方などを身に着けていきたいです。」

髙藤直寿選手のコメント
「全日本選手権に向けて準備はバッチリ。勝てそうです(笑)。増量はせず、普段の66kg〜67kgくらいで出るつもりです。最近は重量級とばかり練習しています。全日本で勝つためにだれとやれば良いかを考えてやっています。大会では一つひとつ勝って奇跡を起こしていかなければならない。運にも味方になってもらうために、準備を怠らないようにしています。全日本選手権は小さい頃からの憧れで、自分の階級での五輪優勝と、もう一つの夢。自分の柔道をやり切って、周りを楽しませたいです。(‐怪我のリスクについて)自分でも考えていて、出場を止められても仕方ないと思っていました。それでも自分の権利だから、出たければ自己責任で出てもいいと言ってもらえた。一段高い畳で、みんなが見ている中で自分の柔道を出していきたい。後から気づいたのですが、日本武道館は東京五輪の会場でもある。良いイメージでいきたいです。最近は力がついてきて、他の60kg級とは差を感じます。組み合って負ける気は全くしません。大会では一つのミスがいつも以上に致命傷になると思うので、技の選択、受け方などミスチョイスをしないようにしたい。一つひとつ丁寧にやることが勝利の鍵だと思います。あとは、小さい選手に勇気を与えたい。体が小さくても世界選手権で優勝すればこの大会に出られる。小学生くらいの子が大きくなったときにそう思ってもらえれば良いなと思います。軽量級でも重量級でも、相手の背中を畳に着ければ良いのは同じです。いつも通りにやるだけです。」

※ eJudoメルマガ版4月19日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る
→「書評・DVD評」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.