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ラグビー女子ナショナルチームと合同練習、柔道側は受け身を教授・全日本女子柔道強化合宿

(2018年4月18日)

※ eJudoメルマガ版4月18日掲載記事より転載・編集しています。
ラグビー女子ナショナルチームと合同練習、柔道側は受け身を教授・全日本女子柔道強化合宿
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今年度第1回目となる全日本女子柔道強化合宿が18日、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で報道陣に公開された。今回の合宿は16日から20日までの日程で行われ、今年2月の欧州遠征(グランドスラム・パリ、グランドスラム・デュッセルドルフ)で明確となった課題について対策を練ることが目的とのこと。

この日の練習はラグビー女子ナショナルチームと合同で行われ、柔道場で行われた午前の練習では、ラグビーボールを使用したウォーミングアップのほか、ラグビー選手が指導してのタックルの練習などが行われた。柔道側からは受身の講義が行われ、双方慣れない動きに苦労しながらも、真剣に技術習得に取り組んでいた。

今回の合同練習は、心肺機能の強化を目的に柔道側が打診して実現したもの。指導差決着が廃されたことで長時間の試合が多くなるなか、これをプラスに働かせることが狙いだ。

増地克之監督、柔道、ラグビーの各選手のコメントは下記。

取材:林さとる

増地克之監督のコメント
「新ルールになってGS延長戦での決着が増えています。技での決着を目指すルールですが、最終的にはスタミナやフィジカルの面が重要になってくる。今回の合同練習は、常に動き続けるラグビーのトレーニングを取り入れて、選手の心肺機能を高めることを目的に、柔道側から打診しました。ラグビー側としても受身の技術を学びたいとのことで、双方にとってプラスになるのではと思います。一昨日(16日)はミーティングを行い、欧州遠征についての反省点を振り返りました。主なポイントは3つあって、1つ目は海外勢の日本選手に対する戦い方について、2つ目は新ルールについて、3つ目は指導の取り方の傾向についてです。日本選手が負けた場面は組み手を切って下がったところなど、組み際で取られるケースが多い。不用意に切りに行かないことが重要です。『指導』ポイントについては偽装攻撃など、ネガティブな動作に対して非常に厳しくなった。適切に取っているという印象です。映像を確認して振り返る時間を作りました。(‐皇后盃について)女子の日本一を決める大会ですので、好試合に期待したいです。投げに行く、一本を取る、柔道本来の姿を見せて欲しいと思います。代表選考の関わる選手は勝ちにこだわると思いますが、それだけでなく2020年に向けて地力をつけていって欲しい。選抜体重別では第1、第2シードの選手の敗戦が目立ちました。これは地力が足りないからだと思います。追う立場と追われる立場で明暗が分かれた形ですが、東京五輪ではもっとプレッシャーが掛かる。それに向けてメンタル面なども強化していきたいです。」

芳田司選手のコメント
「(‐ラグビーについて)体当たりや足を持ったりなど今のルールでは禁止されていることも多いですが、何か新しい発見があればと思います。めっちゃ走る覚悟が必要と聞きました(笑)。世界選手権に向けては体の状態を維持するストレッチなどを意識するようにしています。気づかないような細かな怪我や、治りきっていない怪我が、試合の中ではマイナスに働くので。技術面ではポイントを取ることを目標にやってきました。この目標は今後も持ち続けたいと思います。新しい技というわけではないのですが、以前から打ち込みで取り組んできた担ぎ技が(試合でも)出るようになってきました。グランドスラム東京の決勝では一本背負投が出せて、新しい技で勝つのは久しぶりだったので嬉しかったです。選抜体重別では昨年と同じ負け方をしてしまいました。成長したところを見せようと色々なことを考え過ぎて、自分への期待が大きかったというか、勝ちたい気持ちで前に出過ぎた。代表に選ばれたときはほっとすると同時に、もう一度世界選手権で戦える嬉しさがありました。負けたときの気持ちを忘れずに行きたいと思います。グランドスラム・パリの決勝については変わってすぐのルールだったので、やってしまったなと思いました。ポイント?という技でしたが、私はこのパターンの負け方が多い。その受けの練習もしています。」

田代未来選手のコメント
「選抜体重別では情けない試合をしてしまいました。世界で戦いたいという気持ちが強く、そのことばかり考えてしまっていた。これから結果を出すしかないと思います。国内の選手は組み手の駆け引きなど上手さがあり、それにまだ対応できていない。(負けた場面では)自分の中に受け切れるという気持ちがあり、自分の対応の甘さを感じました。(‐アグベニュー選手について)目標になる選手がいることはありがたいです。そのほうが強くなれる。勝てない相手ではないし、今勝ちにいかないといけないと思っています。遠い存在ではない。一度勝った後すぐに負けてしまっていますが、まぐれだと思われるのは嫌なのでしっかり勝つしかないですね。足元を掬われないように目の前の相手を一人ずつ倒していきます。リオ五輪からは勝負を楽しめるようになったと思います。怪我で柔道ができない間に、柔道がしたい、強くなりたいという気持ちが大きくなりました。ほかの選手が戦っているのを見ていて、自分の力がどこまで通用するのか、勝ちたいという気持ちが強くなった。反対に負けたらどうしようという気持ちはなくなりました。(‐世界選手権に向けて)具体的には組み手を徹底することです。自分のやりたいことだけやっていては勝てないので。あとはしつこく足技を出すこと。自分の強みを鍛え直していきたいです。」

大野陽子選手のコメント
「(‐世界選手権に向けて)緊張しすぎずに力を出し切りたいです。ここで優勝して今年のグランドスラム東京も優勝すると、2019年の東京世界選手権が決まる。東京五輪を目指すためにも、そこを見据えて毎日を過ごしています。世界選手権の代表については、若い頃は谷本先生や杉本先生を見て、純粋にすごいと思っていました。実際に自分がなってみると少し感覚が違って、できることを一生懸命やることでつながるものというイメージです。年齢についても、結局は今勝っている人が選ばれるので関係ないと思っています。金メダルを取った人が一番だし、そのために一生懸命戦うことが一番です。(‐選抜体重別について)思い切り戦おうと思っていました。新井選手との勝負はきっと指導での勝負になると予想していたのですが、そこまでの試合で指導が遅いと感じていたので、『技有』でもなんでも取りに行かなければと。最後の一本背負投はコマツに入ってから練習し始めた技です。(‐最近寝技などポイントでの勝利が増えていることについて)寝技については、一瞬のチャンスでも逃さない、『待て』の後に投げられるかもしれない、と考えています。投げても抑え込んでも勝ちは勝ちですから、どんな状況でも勝ちにこだわっています。(‐以前強化選手から外れたことについて)コマツは強化選手しか居てはいけない場所だと思っています。外れてからの1年間は死に物狂いで練習して、戦いました。国内でも、海外でも負けたらもう出してもらうことができない、絶対に勝つという気持ちです。2015年のグランドスラム東京で新井選手に負けて、五輪の選考から外れたので欧州遠征はないことはわかっていました。そこからはヨーロッパオープン・オーヴァーバルトに優勝して、アジア選手権に優勝と、一つずつ重ねていったし、練習もかなりやった。決められた時間しかない中で質を高めて、誰よりも練習しようと考えて取り組みました。」

阿部詩選手のコメント
「ラグビーは初めてです。(ラグビーの選手は)体が強かった。ボールの扱いが難しかったです。体幹の強さなど、参考になるかなと思います。普段は使わない筋肉を使った感じがします。ラグビーのタックルはトラックが当たったみたいで、受けたことのない感覚でした。(‐今後の他競技との交流について)寝技に応用できるので、またレスリングを体験したいです。」

※ eJudoメルマガ版4月18日掲載記事より転載・編集しています。

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