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「強者のインフレ」の最終勝者は斉藤立、国士舘が天理との大熱戦制して3年ぶりの優勝果たす・第40回全国高等学校柔道選手権大会男子団体試合マッチレポート⑥決勝

(2018年4月20日)

※ eJudoメルマガ版4月21日掲載記事より転載・編集しています。
「強者のインフレ」の最終勝者は斉藤立、国士舘が天理との大熱戦制して3年ぶりの優勝果たす
第40回全国高等学校柔道選手権大会男子団体試合マッチレポート⑥決勝
■ 決勝
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22年ぶりに決勝に進んだ天理高。今大会は準決勝で第1シードの桐蔭学園高を破る大仕事を成し遂げた。

決勝に勝ち上がったのは、天理高(奈良)と国士舘高(東京)の2校。

今大会第4シードの天理は、準決勝で第1シードの桐蔭学園打倒という大仕事を成し遂げての決勝進出。個人戦無差別王者中野寛太という大駒1枚を軸にこの日は安定感ある戦いぶり、2回戦で東海大甲府高(山梨)を二人残し、3回戦で旭川龍谷高(北海道)を四人残し、準々決勝で崇徳高(広島)を一人残し、そして準決勝で桐蔭学園高(神奈川)を一人残しで破って決勝進出を決めて来た。前半2戦は池田凱翔と水上世嵐の中量級2枚が奮闘、準々決勝は大型1年生の井上直弥が挙げた貴重な勝ち星を守り切り、そして準決勝はついに登場した中野が桐蔭学園を相手にポイントゲッター2枚を含む3人を一人で賄う大暴れを見せてと、持てる力をフルに発揮しての勝ち上がり。

昨夏のインターハイ個人戦で中野が優勝して古豪復活の狼煙を上げ、12月の若潮杯武道大会の優勝で一気に今季の高校柔道界の真ん中に躍り出た天理は、これが実に22年ぶりの決勝進出。昭和59年の第6回大会以来、34年ぶりの全国高等学校柔道選手権制覇を狙う。

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3年ぶりの優勝を目指す国士舘高。ここまでの勝ち上がりは圧倒的。

一方実力ナンバーワンと目された国士舘高は第2シードからの決勝進出。組み合わせ配置に恵まれたこともあり、その勝ち上がりの過程ほとんど隙なし。ここまでの戦いはもはや敵に勝つというよりも、どちらかというとチームを決勝に向けて整えていく「内観」、自分たちの内面と対峙してあるべき課題を粛々追求して来たという印象すら漂う。頂点獲りにどうしても必要な「勢いのあるキーマン」1枚を生み出さんと、あるいは自分こそがそうあらんと選手がもがいた3回戦までのステージ、ゴールを見据えて内容手堅くかつスコアを伸ばすことに腐心した準々決勝ステージ、そして決勝に向けて「勝つ」ことに舵を切り、まったく隙なく手堅く相手を寄り切った準決勝。この準決勝に至っては、ひょっとすると敢えて斉藤立を1回畳に立たせることを二次的な課題に据えて敢えてインパクト薄いロースコアゲームを演じ、リスク少なくこれを達成したのではと思ってしまうほど「余力」を十分残した印象の勝ち上がりだ。スコアは、2回戦で盛岡南高(岩手)を二人残し、3回戦で沖縄尚学高(沖縄)を四人残し、準々決勝で木更津総合高(千葉)を三人残し、準決勝は東海大相模高(神奈川)を二人残し。昨年度初戦敗退の屈辱を胸に、3年ぶり9度目の優勝を狙う。

ともに超高校級の重量級エースを持つ両軍が、いよいよ日本一を掛けて聖地・武道館の畳で激突する大一番。注目のオーダー順は下記。

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オーダー開示。天理はこの試合もエース中野寛太を副将に配した。

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決勝が開始される。

天理高(奈良) - 国士舘高(東京)
(先)井上直弥 - 藤永龍太郎(先)
(先)水上世嵐 - 安藤稀梧(次)
(中)池田凱翔 - 道下新大(中)
(副)中野寛太 - 酒井陸(副)
(大)植岡虎太郎 - 斉藤立(大)

天理は準決勝に続いてエース中野を副将に配置、一方の国士舘は斉藤を大将に置いた。
双方の前衛戦力どうあれ、この試合は中野と斉藤の登場と直接対決というシナリオ抜きには語れない。前衛がいかに差を作り出して、中野(あるいは斉藤)にぶつけられる枚数を増やせるかという第1ステージ、そしてそのお膳立てを受けて両雄が登場する第2ステージという、前後半二段構えのシナリオ構成だ。

齋藤の実力を高く買う天理は、中野を副将に配し、大将には前戦の井上と入れ替わる形でもっとも信頼出来る植岡虎太郎を置いた。これは配列、人材ともにまことに妥当な戦略。仮に「中野と斉藤の1対1の勝負に掛ける」と思考停止して大将に放り込んでしまえばこれは指揮官としては仕事足りず。天理ベンチはシビアに彼我の戦力差を認め、中野で斉藤を止め得たその時点で試合が終了する「置き大将」戦略を取ったわけであり、かつ二段作戦としてここに植岡を配したわけだ。準決勝と比べた場合この植岡配置はまさしく的確、前シーズンの斉藤の戦いぶりを見る限りもしこの選手を止めえるとすればそれは間違いなく連続攻撃可能な排気量高いエンジンを積んだ担ぎ系で、出来得ればメンタルの強い選手。これを満たしてしかもケンカ四つというしのぐ側にとって戦い易い組み手相性にある植岡はまさしく適役。チーム内での立場から考えても納得感の高い配役なのではないだろうか。先鋒には抜き役を期待して大型の井上を置き、ここから水上世嵐、池田凱翔と連続でしぶとい選手を配した。

一方の国士舘は、安定感という土台の上に足技という「飛び道具」を載せた藤永龍太郎、そして不安定感否めずも技の切れ味抜群の安藤稀梧という2枚で吶喊攻撃ブロックを形成、続いてボディバランス抜群の道下新大に腰の重い酒井陸のタイプ異なる2枚で「重石」ブロックを形成して斉藤をその後ろに配するという三段作戦。若潮杯で中野と引き分けた実績のある酒井陸(ただしこの際は引き分けで優勝という状況にあった中野が極端にリスクを避けた試合を志向して自ら試合を塩漬けていたが)の存在をテコに、あわよくばここまでで中野を畳から下げてしまおうという重厚布陣だ。

この顔合わせは今季2度目。若潮杯武道大会決勝では天理が1-0で勝利している来歴があり、この際の内容は植岡虎太郎が安藤稀梧から背負投「技有」を挙げて、他4戦は引き分けというものであった。しかしこの際は決定的要素である斉藤が不在、であれば今回を考える上では勝敗自体はさほど決定的な要素にはなりえず、加えて国士舘が極端な安定志向で明らかに「失敗した」試合であったこと、さらに前述の通り中野が自ら引き分けで良しと決めて試合を塩漬けたことなどあって、ディティール含めてこれはあくまで参考(にならない)記録に留まる。前衛戦力は国士舘やや有利、大駒同士の対決も国士舘有利もこれまでの戦歴と「引き分けで良し」で戦える中野のほうがミッション遂行の分はあり、となればエース配置から導き出される戦略的なシナリオ進行の分は天理にあり、というのがおそらく適正な盤面分析。

近年稀な魅力あるチームが揃った第40回大会、いよいよ日本一を決める決戦の火ぶたが切られる。

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藤永龍太郎と井上直弥の先鋒戦。井上が圧を掛ける。

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最終盤、井上が右内股を仕掛けると藤永は釣り手を背中に回して待ち構える。

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井上の内股の戻りに合わせて腰を押して送り出し、送足払「技有」。

第1試合は天理の井上直弥が右、国士舘・藤永龍太郎が左組みのケンカ四つ。井上組み手争いなしにひと呼吸で釣り手を上から持ち、応じた藤永と引き手争いが続く。藤永引き手で裾を握っての引き出し内股で井上を崩し、背中について寝技を展開「待て」。経過時間は25秒。

井上は両襟の右内股、藤永は左内股から小内刈の連携で対抗し、さらに相手の右内股を跳ね返すと釣り手を背中に持ち替えて送足払を狙う。以後は引き手争いをベースに、時折井上が釣り手の肘を入れて、あるいは両襟で圧を掛けておいての右内股を放ち、藤永がこれを防いではタイミングの良い出足払を打ち込むという展開。

2分を過ぎたところで井上が右内股も間合いが遠く投げるには至らず。しかし圧力を感じた藤永が体を「く」の字に追ったまま場外へ逃れる。これに手ごたえを得たか、あるいは藤永の出足払の放列の前になかなか詰まらない間合いに業を煮やしたか、井上は両襟をガッチリつかんで圧力、藤永の頭を下げさせてチャンスを待つ。しかし具体的な技が出ないまま時間を使ってしまい、三審いずれもが支持する形で井上にブロッキングの「指導」。経過時間は1分32秒。

井上は両襟の足車を試みて藤永は後退、場外に押し出されることとなるがもろとも出ながら送足払。3分17秒には逆に片手の左内股から左小内刈に繋ぎ、逆に井上をまっすぐ場外に追い出して試合展開を譲らず。井上の圧と大技、藤永の巧みな組み手と足技という構図のまま試合は終盤となり、残り30秒を過ぎるともはやこの形は両者の意識にも完全に固着した感あり、どうやらこのまま引き分け濃厚の気配。しかし終了直前に試合が大きく動く。井上が釣り手で深く奥襟を握り、両襟の右内股。藤永思わず横襟を握った釣り手の防壁を外して背中に持ち替える、と見えたがこれがこの選手得意の「作り」。井上が内股から戻った動きに合わせて腰を横から押すと送り出された井上は1ステップの横移動を強いられ、藤永は無理やり作ったこの「運び出し」に合わせて左送足払を叩きこむ。井上の巨体一瞬水平になるほど大きく崩れ、次いで肩から畳に落下「技有」、この時点で残り時間は2秒。藤永抑え込むが主審は認めず試合の終了を宣言、この試合は藤永の「技有」優勢による勝利に終わった。国士舘はポイントゲッター井上を抜き、まず1人差のアドバンテージ確保。

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第2試合、水上世嵐が畳に残った藤永を背負投で攻める。

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藤永の左内股を水上が透かして「技有」

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第2試合は畳に残った藤永が左、天理の次鋒水上世嵐が右組みのケンカ四つ。水上が内から釣り手を得るが、藤永は外側から閂の形でこれをロックして前へ。体をやや丸めて前傾し、引き手を得ては左内股に出足払を撃って前進継続。さらに引き手で袖の外側を得ると体をやや前傾させて間合いを詰め続け、一方の水上は距離が噛み合わないのか袖の内側を持ったまま背筋を伸ばしては間合いを整えることを続ける。水上時折右背負投で抗するも効かず、一貫して藤永が自分の間合いで試合を進めている印象。

藤永の大枠の攻勢が1分以上続いた中盤、試合が動く。藤永が水上の釣り手を閂に殺しながら前に出ると水上が右背負投、藤永これを振り戻して左内股を放つ。しかし水上は上体を伸ばされながらも一瞬これを受け止めると、投げ切らんとさらに脚を挙げた藤永の作用脚を外して見事に透かす。水上高く足を揚げたまま両手を右背負投様にコントロールすると、バランスを失った藤永が激しく畳に落下。腹ばいに見えたが背中側からこれを見た主審は「技有」を宣告、近い位置でこの攻防を見極めた副審一人は「取り消し」動作を行うが、ビデオチェックの結果このポイントはそのまま認められる。

快走から一転ビハインドを負った藤永前に出てステップを切っての支釣込足、出足払、左内股、左体落と猛攻を見せるが水上はその間隙を縫って的確に右背負投を入れて展開に差をつけさせず。次々取り味のある手立てを繰り出す藤永は回り込みの左内股、遠間から一気の抱きつき攻撃にタイミング良い出足払と猛攻。直線的に「取る」ことを目指した中身の濃い攻撃であったが水上いずれも耐え切り、残り24秒に「組み合わない」咎での「指導」1つを貰うがしぶとく終盤まで試合を持ち込む。藤永奥襟を叩いて出足払に左内股、さらにもう一段の左内股と取り味のある技を連発するが水上はペースを変えず、このまま終了ブザー。この試合は「技有」優勢で水上が勝利、天理は1人を抜き返してスコアをタイに持ち込む。

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第3試合、安藤稀梧が水上を左小外掛に捉える。

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深々捉えた一撃見事決まって「一本」。

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安藤はこれで2人抜き、試合は打ち合いの様相を呈する。

第3試合は次鋒同士の対決、畳に残った水上が右、安藤稀梧が左組みのケンカ四つ。安藤釣り手の肘を振り立てる得意の動作から左大外刈で攻めるがやや慎重、引き分けで十分仕事を果たせる水上に付き合ってしまう形で引き手争いが長くなり、47秒双方に「取り組まない」咎による「指導」。

安藤は得意の内股をなかなか見せず。前戦見事な内股透を見せられたばかりとあってさすがに警戒の色あり。しかしそれでも間合いを掴んだか緩やかに加速、肘を振り立てての左大外刈、ワンステップ踏んでの左大外刈、大きく足を振っての出足払と取り味のある技が出始める。水上守勢に回り、1分53秒水上のみに片手の咎による「指導2」。

あと1つの反則ポイント奪取で勝利が決まる安藤は加速、釣り手を振り立てて左大外刈、次いで思い切った出足払で激しく前進。水上が頭を下げて耐えるとそのまま圧を掛け続ける。しかしこの出足払の際水上は反転して位置を入れ替えており、安藤が圧を掛けて動きを止めた位置は場外。主審はこれを受けて2分16秒、安藤に場外で2つ目の「指導」を宣告。これでスコアはタイとなる。

攻勢にも関わらず形上後がなくなってしまった安藤は奮起、両手を前に出して組み手を遅らせようとする水上の防御を突破して引き手で袖を得ると、間を置かずに前技フェイントの左小外掛。ホームポジションから頭一つ分顔が前に出る思い切った作りから、極めて鋭い動きで行われた変化に水上一瞬棒立ち。安藤は釣り手を背中に回して引き下げ、腿を膝裏に当て揚げて相手を体ごと持ち上げ、引き手でハンドル操作を利かせてと絶対に逃がさぬとばかりの完璧な決め。内股透に意識があったか水上は一瞬棒立ち、仰け反って耐えるが安藤は一歩ケンケンで追い、掛けを深めて体ごと被さる。水上背中から畳に埋まり「一本」。

試合時間2分37秒、安藤の見事な「一本」で再び国士舘が1人差をリードすることとなる。

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第4試合、安藤が池田凱翔を左内股に捕まえる。

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突っ込んだ頭を軸に回転を強いられた池田は無念の落下、これは「技有」

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残り数秒、隅返で勝負に出る池田

第4試合は畳に残った国士舘の次鋒安藤が左、天理の中堅池田凱翔が右組みのケンカ四つ。池田は組むなり右袖釣込腰に座り込み、かつすかさず立って攻防を継続。準決勝で千野根有我を止めた殊勲の試合を思い起こさせる好立ち上がり。引き手を争いながら右背負投に潰れること2度、先手攻撃で安藤を封じる良い流れだが、当の安藤には動じる気配なし。釣り手の肘をたたんで接近すると、引き手争いから襟を掴むなり得意の左内股に飛び込む。支釣込足のフェイントから身を翻した鋭い一撃、池田前に崩されつつ手を着いて必死に粘るが、下げられた頭が安藤の胸の下に入り込んでしまい万事休す。体の回旋を止められず頭を軸に転がってしまい51秒「技有」。

ビハインドの池田はしかし表情を変えず、前へ前へと体を運ぶ。安藤出足払で対抗するが1分29秒にはその思い切った出足払に池田が右背負投をカチ合わせる執念の一発。若潮杯武道大会で安藤が植岡相手に失点したあの攻防を思い起こさせる、ポイントが想起される一撃だったが安藤なんとか回避。以後も池田は右背負投に右袖釣込腰と愚直に技を積み続けて徐々に攻勢。安藤は断続的に反攻、1分14秒の出足払、そしてここから繋いだ左内股、さらに3分7秒の左小内刈とポイント級の技を放つのは安藤の側だが、主導権は面で押し出すような前進をベースに細かく担ぎ技を掛け続ける池田の側に移る。安藤は残り43秒に思い切ったフェイントの左小外刈を見せるがこれを池田に片手の右背負投で流されると、以降パタリと効く技を出せなくなる。加速した池田は背負投に隅返と攻め続け、ついに残り15秒には国士舘ベンチから安藤に「下がっちゃいかん!」と序盤の様相が嘘のようなスクランブル指示が出るに至る。

池田走り寄り、釣り手で背中を掴んで逆転の一発を探るも、完全に防御に舵を切った安藤は腰を引いて低く構え、間合いを取って応ぜず。試合はこのまま「技有」優勢で勝利した安藤が2人抜きを達成、「どちらが早く相手のエースに辿り着くか」の第1ステージは国士舘が獲ることとなった。

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第5試合、中野寛太が安藤を「やぐら投げ」で持ち上げる

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そのまま捩じり投げて右浮腰「一本」

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中野の驚異的な強さに場内は戦慄

注目の第5試合は畳に残った国士舘の次鋒安藤、ついに姿を現した天理のエース副将中野寛太ともに左組みの相四つ。

安藤まず引き手で襟を得るが、中野これを橋頭保に安藤を捕まえ、絞り、引き手で袖を得、さらに釣り手を奥襟に入れてあっという間に完璧な形を完成。安藤安易に退いてはならじと釣り手で中野の後ろ頭を抱くように奥襟を握り返す強気、襟を低く握った引き手で中野の体を突いて体勢を起こす。しかし中野は一瞬で安藤の釣り手を剥がし、ほぼ100-0の一方的な形を完成。スッと体を起こして背筋を伸ばすと、釣り手を制された安藤頭を下げながらなんとか距離を取って耐えるのみ。中野が一撃の間合いを探った瞬間、主審早くも試合を止めて安藤に「極端な防御姿勢」による「指導」を宣告。経過時間は21秒。

「はじめ」が宣せられると中野は体捌き良く回り込んでまず左釣り手で相手の右袖に触り、瞬間今度はスタンスを変えて逆に、右引き手で安藤の左袖を掴んで織り込むことに成功。変幻自在の組み手に安藤小細工してはすべてを失うとばかりにジャンプする勢いで強気に奥襟を叩くがこれぞ中野の術中、中野瞬間引き手で腰を抱くと、「やぐら投げ」様に持ち上げて相手を腹の上に載せ、右浮腰。左釣り手は首を抱き、右足を揚げて高さと回旋をフォローして捩じると吹っ飛んだ安藤は中野の体の下に埋まり「一本」。

試合時間僅か34秒。技云々を越えて「掴んで放り投げた」としか言いようのないダイナミックな投げ、ここまで2人を抜いた安藤を全く相手にせぬ中野の強さに場内を戦慄が走る。

大歓声の中、中野が勝ち名乗りを受けて天理が1人を抜き返す。

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中野が強烈な左大外刈、道下新大からくも逃れる

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その大外刈の残像が良く効き、中野は続いて放った支釣込足で「一本」奪取

続く第6試合は畳に残った天理の副将中野、国士舘の中堅道下新大ともに左組みの相四つ。道下は引き手で袖、釣り手で前襟を確保するとこれを横襟まで握り上げて絞り、長い体を生かして横変形にずれて構える。

中野釣り手の肘をこじ挙げて体ごとぶち当たるような左大外刈の重砲、道下これは腹を出して距離を出し、体の横で受ける形でなんとか耐える。しかしこれで相手との位置関係を正面に直した中野は間を置かず再度の左大外刈に踏み込む、と見せて支釣込足に変化。前段の大外刈の強烈さ、そして決定的過ぎた位置関係が良く効き、完全に意識の裏を取られた道下は逆らいようなし。手を着いて耐えたもののそのまま捩じり倒されこれも文句なしの「一本」。

試合時間は僅か20秒。中野、合計1分掛からずあっと言う間の2人抜き。これで双方タイスコア、一時「2」あった国士舘のリードはあっという間にゼロとなる。

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酒井陸が果敢に中野に挑む。

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中野が抱きつきの右小外掛で「一本」、これで3人抜きを果たす。

第7試合は副将同士の対決、中野が左、国士舘の巨漢酒井陸が右組みのケンカ四つ。若潮杯武道大会決勝では引き分け、そして前日の個人戦準決勝では中野が払腰「一本」で勝利しているカード。

酒井始まるなり奥襟を叩いて中野の頭を下げさせ、右足車の先制攻撃を見せてやる気十分。この技は潰れたが、日ごろ大人しい酒井の気迫あふれる出だしにベンチからは「良し!」との声が飛ぶ。

しかし中野は落ち着き払った表情。酒井は釣り手を内から突き、中野は外から襟を捕まえて対峙、前進する。酒井は距離を取って中野の攻撃圏外に身を置き、手首を伏せての右内股、あるいは右払巻込を放って展開を切る。中野は40秒に左内股、1分9秒に左大外刈、1分29秒にも両襟の左大外刈と思い切った技を打つが、力を最後まで伝え切れず酒井ことごとく回避。しかしプレッシャーが徐々に溜まり続けている印象。1分39秒、酒井の組み手に応じた中野が奥襟を抱いて支釣込足を入れると酒井は一瞬で地を這い、どうやら攻撃プレッシャーが閾値に達した感あり、決壊近しの印象。

これを酒井も感じたか、もはや強気以外に突破口はなしと奥襟を叩くが、中野あっという間に絞り落としてほぼ完ぺきな組み手を完成。酒井は頭が下がってしまう。中野は左内股、これは酒井が透かして空振りとなり、両者の体が流れる実質ノーガード状態が数秒現出。中野がいち早く体勢を立て直して両手を操作、酒井一方的に頭が下がる。前段強気に出ることで難を逃れた形の酒井、ここも勇を鼓して奥襟を叩き、次いで引き手を胴に回して一発勝負の抱きつきの挙に打って出る。しかし中野は待ってましたと抱き返し、仕掛けたはずの酒井の体は一瞬で仰け反って棒立ち。中野そのまま膝裏を弾く形で右小外刈を真裏から入れて浴びせ倒し、酒井の巨体地響きを立てて背中から崩落「一本」。

試合時間は2分0秒。中野は三人抜き達成、天理はこの試合初めてリード、そして同時に国士舘を「残り1枚」まで追い詰めた。次戦を引き分ければ、34年ぶりの優勝である。

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斉藤立が中野の大外刈を返し、ここで両者の動きが流れる。

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斉藤立て直すなり左体落、柔らかさを生かして投げ切り鮮やか「一本」。

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試合はついに中野寛太対斉藤立という、超高校級の大駒対決に引き継がれることとなる。

天理の副将180センチ130キロの中野、国士舘の大将189センチ160キロの斉藤ともに左組みの相四つ。斉藤が前進、奥襟を叩くと中野の頭が下がる。苦しい体勢の中野は引き手で相手の体を突いて距離を出し、次いで両手で切ろうと試み、これが出来ぬとなると最後は体を振って切り離しいったんすべてをリセットする。前戦までの中野の圧倒的な強さが残像として畳に残る中、既にこれだけで相当に衝撃的な絵面。

斉藤は引き手で襟を掴むなり釣り手で奥襟を確保、じわりと左大内刈を差し込むと一瞬得意の大内返を狙った中野制動が利かずたたらを踏んで後退。窮した中野は抱き上げるように支釣込足を放って打開を図るが斉藤は揺るがずかえって距離を詰め、寄せ切ったとみるや左大外刈の大砲一撃。釣り手が抜けてしまったがその威力に中野はたたらを踏んで畳に伏せる。直後の53秒、中野に「極端な防御姿勢」の判断で「指導」。

再開後、斉藤再び間を置かず奥襟を確保。呼吸を整えるとケンケンの左大内刈、中野は組んだままやや後退して流し、斉藤も掴んだ両の手を離さず攻防継続。斉藤が頭を上げてやや横変形に位置関係を直すと、届くと見た中野宙を飛ぶ勢いで畳を蹴り、左大外刈に打って出る。しかし斉藤ガッチリ受けて大外返、両者がはじけ飛ぶ形で、しかしともに組んだ両手を離さないままこの攻防は収束、中野が頭を下げたまま場外際でお互いが踏みとどまるエアポケットが出来上がる。場外際にいた斉藤は場内に入りながら釣り手で間合いを整えると、横移動で相手を呼び込みながら、釣り手を利かせた左体落一撃。重心極めて低く、釣り手を高く、自らの頭を下げて、両足を思い切り踏ん張った必殺の一撃。常であれば入り込めない狭い間合いに思われたが斉藤の体、特に手首の柔らかさがこれを可能ならしめ中野は完全に体が伸びる。斉藤が回旋を呉れるとやや遅れて中野の巨体が宙を通過、投げが進むごとにその体が斉藤に引き寄せられるという完璧な軌道は、斉藤が中野の腹の上を乗りあげて通過するという決めに収束。手を着いて回旋を止めた斉藤が見上げた視線の先では、審判高々と手を挙げて「一本」を宣告。

歓声、悲鳴、どよめき、日本武道館が揺れる。当代きっての大物2人による頂上決戦は1分14秒斉藤の「一本」で決着、大優勝旗の行方は大将同士が戦う第9試合に委ねられることとなる。

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斉藤が天理の大将植岡虎太郎を内股「一本」に仕留める

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優勝決定、敗れた植岡は大の字に天を仰ぎ、国士舘・岩渕公一監督は喜ぶ選手を手で制し、敗者への敬意を求める。

天理・植岡虎太郎が右、斉藤は左組みのケンカ四つ。植岡は身長173センチ体重95キロで斉藤とはかなりの体格差があるが、前述の通り右組みの担ぎ技系強者という、斉藤にとってはもっとも戦いにくいタイプ。

植岡釣り手を下から入れて引き手争い、斉藤が応じるとみるや素早く右背負投に飛び込む。13秒に放ったこの一撃に斉藤その背に乗りかかるが手を着いて立て直し、両者そのまま立ち上がって攻防を継続。斉藤は引き手を得ながら支釣込足、耐えた植岡1度引き手を切り、右背負投に大内刈、ふたたび右背負投と技を継ぐ。斉藤背筋を伸ばして揺るがずも、一抹「揉めそう」な気配が畳上に漂う。植岡この技で潰れて「待て」、経過時間は26秒。

続く展開も引き手争い、ここで斉藤引き手を得ると間を置かずにスピードアップ、左内股を叩きこむ。一瞬踏んだ体落を思わせるステップが効いたか、作用足の痛打をまともに食った植岡異常な勢いで跳ね上がり、次いで両足をほとんど天井に向けて背中から畳にまっさかさま。その上を斉藤が綺麗なフォームでみずから転がり、立ち上がると主審迷わず「一本」を宣告。

場内は再び割れんばかりの大歓声。植岡は体を大の字にしたままガックリ。

劇的決着で第40回大会決勝は終了。大熱戦を制した国士舘が3年ぶり9度目の全国高校選手権制覇を成し遂げた。

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勝者宣告の場に向かう国士舘の面々。

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優勝インタビューに臨む国士舘チーム。

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優勝旗が授与される。

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最優秀選手には斉藤立が選ばれた。プレゼンターは山下泰裕氏。

国士舘高(東京)○一人残し△天理高(奈良)
(先)藤永龍太郎○優勢[技有・送足払]△井上直弥(先)
(先)藤永龍太郎△優勢[技有・内股透]○水上世嵐(次)
(次)安藤稀梧○小外掛(2:38)△水上世嵐(次)
(次)安藤稀梧○優勢[技有・内股]△池田凱翔(中)
(次)安藤稀梧△浮腰(0:34)○中野寛太(副)
(中)道下新大△支釣込足(0:20)○中野寛太(副)
(副)酒井陸△小外掛(2:01)○中野寛太(副)
(大)斉藤立○体落(1:14)△中野寛太(副)
(大)斉藤立○内股(0:43)△植岡虎太郎(大)

史上稀に見る熱戦、最高の決勝戦と評して良いだろう。全9試合で両軍が挙げた勝ち星は「9」で引き分けはゼロ、うち「一本」が実に6つというエキサイティングな試合だった。

安藤の2人抜きで「第1ステージ」が終わり、次いで中野がその安藤を抜き返し驚異的な強さで3人抜き、その中野を斉藤が秒殺「一本」で屠っての2人抜きで勝負を決めるという「強者のインフレ」とでもいうべき試合進行はもはやフィクションの域。強さを見せつけた相手を、さらに強い選手が一蹴することでその実力を際立たせる。この決勝に限らず、村尾三四郎-中野寛太-斉藤立と続いたこの構図こそが第40回大会の総括としてふさわしい。少年漫画であっても「リアリティを欠く」と却下されかねない、出き過ぎの豪華シナリオだ。

決勝評はこの「インフレ」の到達点として配役された斉藤の強さに尽きる。規格外の体格とパワーに得難い柔らかさを併せ持ち、王道の「一本」取れる技を複数練り上げたその柔道は誰もが「こうあるべき」と叩頭する本格派。ケレン味なさすぎるこの柔道でここまで強いのだから、その伸びしろはもはや測り知れない。次世代の日本のエースがその凄さを存分に見せつけた、選手権史上に強く記憶されるべき「メジャーデビュー」であった。

天理は常であれば間違いなく全国優勝級のチーム。中野という超高校級の大駒を軸に周辺戦力も充実、齋藤涼監督のオーダー戦略も巧みの一言であった。その堅陣を「周辺戦力同士の対決」「エース同士の頂上対決」という2ステージともに突破した国士舘の強さが、一段上であったと評するしかない。

とはいえやはり今代の天理は好チーム。齋藤監督の育成力と、そして若さに似合わぬ「勝負力」の高さは、今代の強さが中野という好人材を得たゆえの一過性のものに留まらず、今後も天理が高校柔道界の強豪として真ん中の席に居座り続ける予感を大いに感じさせるものであった。規律正しく、そしてシビアに「勝負」を見つめる中量級のリアリストたちが中核を占めるそのチームカラーは、現代っ子の良さを伸ばしてのし上がらんとする関東勢とはまた違った「昭和の強豪」のもの。古豪復活、好役者の出現を拍手を以て迎えたい。

もう1つ、この高校選手権決勝における「引き分けなし」決着が2年連続であることに思いを馳せたい。IJFが「組み合うこと」「投げて決着をつけること」を期して打ち出たルールのポリシーが若年世代、そして競技の在り方自体に相当染み込んできているのではないだろうか。藤永龍太郎をはじめ全国的に足業の巧者が目立つようになったことにも「組み合う」(かつ足を持つことが出来ない)ポリシーの影響が大きいと見る。IJFが「組み合う」ことを前面に打ち出してから約6年、より「投げ合う」ためにルールを変えることその間大きく3度。賛否はさておき、ルールは競技の性格に大きく影響する、競技文化を直接的にコントロールし得るということが皮膚感覚として生々しく感じられた大会でもあった。

桐蔭学園、天理、そして国士舘という「三強」、そして彼らが誇る村尾三四郎、中野寛太、斉藤立というスーパーエースたちの競演に沸いた第40回大会は、国士舘の3年ぶり9度目の優勝という結果で幕。選手たちの健闘に、心から拍手を送りたい。


文責:古田英毅
取材:eJudo編集部
撮影:乾晋也、辺見真也、古賀恒夫

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優勝の天理高

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準優勝の天理高

【入賞者】

優 勝:国士舘高(東京)
準優勝:天理高(奈良)
第三位:桐蔭学園高(神奈川)、東海大相模高(神奈川)
第五位:福岡大大濠高(福岡)、崇徳高(広島)、木更津総合高(千葉)、大成高(愛知)

最優秀選手:斉藤立(国士館高)
優秀選手:安藤稀梧(国士館高)、中野寛太(天理高)、千野根有我(桐蔭学園高)、大村康太(東海大相模高)

国士舘高・岩渕公一監督のコメント
「去年は1回戦で負けて、大変悔しい思いをしたんですが、後輩たちがその思いを継いでくれて今日優勝出来たというのは本当に嬉しいです。(-決勝を振り返って?)中野君が思った以上に活躍した。技の切れもあったし、若潮杯の時よりは数段良かった。斉藤でもしっかり組まないと難しい、慌てたりしたらそう簡単に取れないなと思っていましたが、よく頑張りました。これ、と思ったときにガバっといけるようになりましたね。成長しました。相四つの体落は本来掛けにくい技なんですが、練習して来たポイントをしっかり満たした良い技でした。(-斉藤君に頼らないで戦うことがチームの課題と繰り返し仰っていました、今大会の出来は?)7割がた良かった、ですね。安藤は斉藤を別にすればうちでは投げが一番切れる選手、ただしつこさが足りず寝技がいまひとつといううちらしくない選手でのあるんですが(笑)、受けが弱いのによくがんばった。彼の頑張りが光った戦いでもあったと思います。(-長谷川君と安藤君を試合の中で見極めていた印象がありますが?)予定では長谷川投入もありえたのですが、準決勝までを見て、決勝は安藤の思い切りの良さを買おうということにしました。(充実の年度になる予感がしますね?)「3つ」の挑戦権をこれで得たわけですからね。ただ、天理は見るたびしぶとくなっているし、桐蔭学園も怪我人を抱えながらの試合だったから、これからはそう簡単にはいきません。課題としてはやっぱりしつこさと寝技、インターハイに向けて、相手が対戦を嫌がるくらいにこれをやっていきますよ。(-最後にひとつ、怪我もありましたが斉藤選手は全日本選手権の予選に出ませんでした。村尾選手、中野選手は本戦に進んでいますが、惜しかったとは思いませんか?)いやいや、たとえ最年少で出ても上がっていけなかったら意味がないです(笑)。1年しっかり作り上げて、来年は万全でやらせます。」

天理高・齋藤涼監督のコメント
「精一杯戦いました。うちとしては、今出来る精一杯の戦いだったと思います。(-オーダーがピタリと嵌ったのでは?)私としては選手たちが良くやってくれたと思います。とにかく負けたことが悔しい。(-勝利のシナリオは?)中野と斉藤君が戦って、たとえ抜かれても疲れさせて植岡と当て、代表戦でもう1回中野で勝負出来ると考えていました。中野には、『何枚残っていても斉藤まで行け』と話していたのですが、昨日の疲れが残っている中、その通りにやってくれた。本当に良い選手です。そしてなにより、同世代に同階級であんなに素晴らしい選手がいること、彼は恵まれていると思います。本当に悔しいですが、インターハイの負けからここまでこれたことは良かった。夏にもうひと勝負します。(-今後は?)特別なことはないです。今まで通りやることは決まっています。どこよりも勝ちにこだわって、日々稽古をするだけです。」

桐蔭学園高・高松正裕監督のコメント
「(-賀持選手の負傷で、一貫して苦しい戦いでしたね?)三本柱の一本が欠けたことは、チーム的にもかなり厳しかった。本人もチームも、本来のパフォーマンスは出来ていなかったですね。ただ、高山が1日通して良かったことは収穫です。もともととにかく攻めていくスタイルで受けの脆さがあったのですが、それを通り越すと今日みたいな試合が出来る。『攻めは最大の防御』ということが染みてきました。もしかすると夏は100kg級で個人戦に出て活躍できるところまで来るかもしれないし、そうなればチームもだいぶ変わる。奥田、安藤はまだ力不足、基礎をしっかりやって、『こういうときはこうする』ということをしっかりやっていくしかない。(-村尾君は、対中野選手戦は昨日とかなり戦い方を変えたのでは?)組み手をしっかり、動きを止めない、しっかり考えてくれたと思います。(-準決勝を振り返って?)天理のオーダーがかなり良かった。やられたなと思いました。これから金鷲旗、インターハイを考える上で、準決勝、決勝と勝つのは並大抵の努力では達成できない。頑張るしかないですね。(-三冠を獲った去年のチームと比べて?)7番手まで充実していた去年と比べると、やはり5番手以降の差が大きい。あとは関根(聖隆)がいたことはメンタル的にも大きかった。稽古でも今年は雰囲気がなかなか上がって来ず「暗いチームは勝てないぞ」と言って来たのですが、このあたりも課題ですね。ただ、村尾も良い試合をしてくれて次につながったと思いますし、1年生にも期待できる選手が入ってきます。夏を目指してもう1回頑張ります」

【準々決勝】

桐蔭学園高(神奈川)○一人残し△福岡大大濠高(福岡)
天理高(奈良)○一人残し△崇徳高(広島)
国士舘高(東京)○三人残し△木更津総合高(千葉)
東海大相模高(神奈川)○一人残し△大成高(愛知)

【準決勝】

天理高(奈良)○一人残し△桐蔭学園高(神奈川)
国士舘高(東京)○二人残し△東海大相模高(神奈川)


【決勝】

国士舘高(東京)○一人残し△天理高(奈良)

※ eJudoメルマガ版4月21日掲載記事より転載・編集しています。

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