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五輪王者ムドラノフついに復帰、阿部一二三、バジーレ、海老沼匡ら3階級に世界王者5名登場の豪華な1日・グランドスラムエカテリンブルク2018第1日男子プレビュー

(2018年3月16日)

※ eJudoメルマガ版3月16日掲載記事より転載・編集しています。
五輪王者ムドラノフついに復帰、阿部一二三、バジーレ、海老沼匡ら3階級に世界王者5名登場の豪華な1日・グランドスラムエカテリンブルク2018第1日男子プレビュー
(60kg級、66kg級、73kg級)
文責:林さとる/eJudo編集部

■ 60kg級 ムドラノフとスメトフ、世界王者2名の共演に注目
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「3度目の正直」でいよいよ復帰なるか、60kg級五輪王者ベスラン・ムドラノフ

(エントリー16名)

人数は16名と小規模ながら、トーナメントの密度は高め。リオデジャネイロ五輪金メダリストのベスラン・ムドラノフ(ロシア)と、同大会2位で2015年世界選手権王者のイェルドス・スメトフ(カザフスタン)を筆頭に実力者が多数顔を揃えた。

トーナメントの中心は前述の世界王者2名。ムドラノフは五輪以来国際大会の畳にいっさい姿を見せておらず、これまでにエントリーした2大会(2017年ハーグ大会、2018年デュッセルドルフ大会)ではいずれも直前で出場をキャンセルしている。今回は準々決勝でアミラン・パピナシヴィリ(ジョージア)と大島優磨(旭化成)の勝者と対戦する厳しい配置となっており、この試合が勝ち上がり上の山場。準決勝を争うプールBは空白域となっており、ここさえ抜ければ決勝進出は十分に可能だ。

一方のスメトフもブダペスト世界選手権以来の出場。こちらは対戦相手に戦いにくい選手はおらず、順当であれば問題なく決勝まで勝ち進めるはずだ。この選手はリオ五輪以降まだ良いパフォーマンスを見せておらず、どの程度まで調子を戻してきているのかに注目したい。

両者の対戦あるとすれば決勝。実現すればリオ五輪決勝と同一カードとなる。前述のとおりどちらもその出来は未知数だが、ファンとしては是非ともあの熱戦の再現に期待したいところ。

【プールA】
第1シード:アミラン・パピナシヴィリ(ジョージア)
第8シード:スフロブ・ボキエフ(タジキスタン)
有力選手:ベスラン・ムドラノフ(ロシア)
日本代表選手:大島優磨(旭化成)

【プールB】
第4シード:イスラム・ヤシュエフ(ロシア)
第5シード:セドリック・ヘヴォル(フランス)

【プールC】
第2シード:エリック・タカバタケ(ブラジル)
第7シード:イェルドス・スメトフ(カザフスタン)

【プールD】
第3シード:ワリーデ・キア(フランス)
第6シード:フェリペ・キタダイ(ブラジル)

■ 66kg級 現役世界王者の阿部一二三が参戦、豪快な「一本」の連発に期待
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66kg級世界王者の阿部一二三はこれがシリーズ唯一の参戦

(エントリー18名)

陣容は第2グループの選手中心。「一強」として現役世界王者である阿部一二三(日本体育大2年)が出場しており、その勝ちぶりが本トーナメント最大の見どころだ。同選手はすでにバクー世界選手権の代表に内定しており、今回の参戦は世界選手権を見据えた調整の一環。1月には欧州単独武者修行を敢行しており、一段パワーアップした姿を見せてくれるはずだ。

今大会の出場選手のなかで、阿部がかつて苦手としていた密着系パワーファイターは準々決勝で当たる可能性のあるズミトリー・ミンコウ(ベラルーシ)のみ。とはいえ、この選手もあくまで序列は中堅の上位というところ、「格」も実力も阿部の相手ではないはず。その他、チャールズ・チバナ(ブラジル)、ヤクブ・シャミロフ(ロシア)、アブドゥラ・アブドゥルザリロフ(ロシア)がライバルポジションであるが、これらはいずれも担ぎ技主体の選手。相性的に噛み合う阿部がつまづくことはまったく想像できない。持ち味である豪快な投げによる「一本」連発に期待したい。

余談であるが、準々決勝での対戦が濃厚なジョアオ・クリソストモ(ポルトガル)はブダペスト世界選手権で阿部が唯一「一本」を逃している相手(一本級の技で3度投げつけるも、審判傾向の影響もあり全て「技有」となった)。豪快な「一本」で一蹴して、きっちり決着をつけておきたい。

【プールA】
第1シード:阿部一二三(日本体育大2年)
第8シード:ジョアオ・クリソストモ(ポルトガル)

【プールB】
第4シード:チャールズ・チバナ(ブラジル)
第5シード:ズミトリー・ミンコウ(ベラルーシ)

【プールC】
第2シード:ヤクブ・シャミロフ(ロシア)
第7シード:ヨンドンペレンレイ・バスフー(モンゴル)
有力選手:キリアン・ルブルーシュ(フランス)

【プールD】
第3シード:アブドゥラ・アブドゥルザリロフ(ロシア)
第6シード:アドリアン・ゴンボッチ(スロベニア)

■ 73kg級 海老沼匡が国際舞台に復帰、2回戦のスマグロフ戦が最初の山場
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73kg級で初の国際大会に挑む海老沼匡

(エントリー29名)

階級のトップ選手は第1シードに座るジャンサイ・スマグロフ(カザフスタン)と第2シードに配されたデニス・イアルツェフ(ロシア)の2人のみ。豪華だったパリ大会やデュッセルドルフ大会と比べると大分落ちる面子ということになるが、ともに66kg級の世界王者経験者である海老沼匡(パーク24)とファビオ・バジーレ(イタリア)が参戦しており、見どころ自体は非常に多い。この点むしろ豪華なトーナメントと言える。

リオデジャネイロ五輪以後階級を上げた海老沼は全日本実業個人選手権ベスト8、講道館杯3位と徐々に調子を上げてきており、今大会が個人戦としては3大会目。現在国内の73kg級は大野将平(旭化成)と橋本壮市(パーク24)の両世界王者がしのぎを削る激戦区だが、海老沼がここに割って入ることができるのか、そして海外勢に対してどこまで戦えるのか、その戦いぶりに注目だ。今大会の配置は第1シードのスマグロフの直下という過酷なもので、2回戦で早くも対戦することになる。パワーとスピードを兼ね備えたこの強敵を相手にどのような戦いを披露するのか、序盤戦一の注目試合だ。

一方のバジーレも昨年後半から73kg級での出場を続けており、今大会でワールドツアーは3大会目となる。本格的な階級変更の可能性もありそうだが、いまだ表彰台にたどり着いたことはなく、そろそろ結果がほしいところ。今大会は比較的組み合わせに恵まれており、最低でもベスト4までは勝ち上がりたい。

もうひとりの日本代表である野上廉太郎(筑波大1年)は、2回戦でイアルツェフとマッチアップする厳しい位置からのスタート。準決勝でもデュッセルドルフ大会で3位入賞を果たしているフェルディナンド・カラペティアン(アルメニア)と対戦せねばならないが、野上の最高到達点の高さを考慮すれば上位進出も十分に可能だ。準決勝で似たタイプのバジーレとの対戦となれば好試合となることは間違いなく、是非ここまでは勝ち上がって欲しいところ。

【プールA】
第1シード:ジャンサイ・スマグロフ(カザフスタン)
第8シード:ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)
日本代表選手:海老沼匡(パーク24)

【プールB】
第4シード:アフメド・エル=メジアティ(モロッコ)
第5シード:ベンジャマン・アクスス(フランス)
有力選手:アレックス=ウィリアム・ポンボ=シウバ(ブラジル)

【プールC】
第2シード:デニス・イアルツェフ(ロシア)
第7シード:フェルディナンド・カラペティアン(アルメニア)
日本代表選手:野上廉太郎(筑波大1年)

【プールD】
第3シード:マルセロ・コンティーニ(ブラジル)
第6シード:ウアリ・クルジェフ(ロシア)
有力選手:ファビオ・バジーレ(イタリア)

※ eJudoメルマガ版3月16日掲載記事より転載・編集しています。

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