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「どうすれば勝てるかは全員が理解している、あとはそれが出来るかどうかだけ」第40回全国高等学校柔道選手権女子有力校監督インタビュー③帝京高・鈴木孝之監督

(2018年3月16日)

※ eJudoメルマガ版3月16日掲載記事より転載・編集しています。
「どうすれば勝てるかは全員が理解している、あとはそれが出来るかどうかだけ」
第40回全国高等学校柔道選手権女子有力校監督インタビュー③帝京高・鈴木孝之監督
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帝京高・鈴木孝之監督

-第2シードで大会を迎えます。チームの雰囲気や選手の様子、いかがですか?

いつもと変わらずですね。うちは特に調整ということもしませんので、普段通りの稽古を続けています。

-いつも会場でお話する通りですね。そう仰られると思っていました(笑)。普段通りの稽古というのは、どのくらいやるものなんですか?

今は試験が終わったので朝、午前、午後と3部練ですね。3月5日に試験が終わったのですが、試験中と試験前の10日間くらいは1日1時間半の短い練習でした。

-大きな怪我をしている選手もなく?

はい。体調も良いですね。中学ではインフルエンザの罹患者が出たのですが、高校生は試合を控えていることもあり、しっかり気を付けていましたので。

-エースの高橋瑠璃選手は、今大会全体でも数少ない「重量級の絶対的なエース」です。監督の目から見てどんな選手ですか?

大黒柱ですよね。同級生も含めて面倒見が良く、これが稽古に生きている。アドバイスしながら稽古が出来る子ですし、言ってるぶん自分でやらなければいけなくなるのでそういう良い循環が出来ているかなと。うちの高校生には他に大きい選手がいないので、出稽古にはいかせています。大学に行ったり、男子と稽古させてもらったり、実業団にお願いしたり。先日も講道館の実業団練習に混ぜてもらいました。

実は、ずっと高橋中心で戦ってきて、インターハイで一番の勝ちパターンを最後に落としてしまった。そこから、高橋一本では戦い切れないとチーム作りを大きく変えました。ルール改正(編集部注:代表戦の選手選出方法が任意から、引き分けカードの再試合に変更)もきっかけになりました。メンバーは重なっていますが、インターハイの後は別のチームです。

-そうなると、先鋒の大森生純選手の役割が大きくなってきますね? 監督の目から見た大森選手は?

他の学校は中堅にポイントゲッターがいるチームが多い。ですから、大森の役割は本当に大きいですよ。どういう子かというと、自我がしっかりしている子ですね。私にも意見してくる子です(笑)。

-具体的にどんな?

そうですね。例えば、減量プランとか。前に東京予選で脱水して負けた経験があるのでシビアに話をするんですが、本人はあまり気にしていないというか「自分のペースがあるのに、なぜそういうことを言うのか」とか。しっかり自分を持っている子ですよ。

-中堅の三谷桜選手はいかがですか?1年生ながら都代表の座も得ています。

高校に入ってひとつ力をつけて来た子です。個人戦は、チャンスはあるとは思っていました。足りなかった「力」がついてきて勝負に良くが出てきましたね。前は「当たって砕けろ」という感じだったんですが、いまは取る場面はしっかり取って、抑えるべきところは抑えてと役割を考えることが出来るようになってきた。ただ、なにぶんまだ一年生なので、発展途上の選手です。

-都大会のあと、チームに変化、あるいは上積みはあったと感じますか?

変化というのはないですが、再確認ということですかね。勝っていくためのルートの再確認です。先ほどお話した通り、代表戦のルールが変わり、重量級の大駒に頼っていると失敗してしまうパターンが十分あり得る。このあたりの再確認をしっかりしています。

-インターハイでは見事に対戦相手のオーダー順を読み、優勝候補を破って勝ち上がりました。采配の妙が光りましたが、今回は「秘策」はないんですか?

ないですね(笑)。一戦一戦戦うだけです。シードされてはいるのですが、そこまで圧倒的な力はない。ただ、チャンスがあるのでひとつひとつきちんと戦うということです。

-組み合わせは良いところに入ったのではないでしょうか。四つ角シードチームではもっとも戦いやすいのでは?

そうですね。意外といままではベスト8くらいで強烈なチームと当たって、そして砕けて来ましたから(笑)。順当な山を引いたのは2回目くらいですかね。1回目はポカしてしまったので今回はしっかりやりたい。大きい目標の高みはもちろん考えていますけど、とにかく1試合1試合をしっかり戦うことです。
-カギは先鋒?

そうです。中堅が1年生ということもありますし、先鋒の試合展開次第でここが右にも左にも動く。イケイケで引き継ぐのか、気が引けてしまうのか。先鋒、本当に大事です。

-準決勝では富士学苑高、あるいは創志学園高との対戦が見込まれます。

いずれも中堅が強いチームですよね。今回は、勝つためにやらなければやらないことがわかっている。それをやり切れるかどうかが、そのまま上がっていけるかどうかに直結します。「わかってるよ、じゃあ出来るか?」ということですね。それを強く、意識させています。

-決勝戦に関しては?

まるで考えていないです(笑)。というよりも、うちは基本的に「作戦」はそんなに考えないんですよ。もちろん有力校の強い選手は頭に入っているのですが、オールマイティ、すべての順応出来ることを考えて稽古しています。何かを想定して、それに頼って、もしそれが思う通りにいかない場合に対応出来ないというようではいけないですから。あくまで自分たちがどうするか、どう作り上げて本番に臨むか。ですから「毎回作戦はない」です。

-最後にひとこと、大会に向けてお願いします。

インタビュー映えしなくて恐縮なんですが、「いつも通りやるだけ」です。謙遜ではなく、いいときも、悪いときもある。それでも、いつも通りやるだけだと思っています。

-今日はお忙しいところを、ありがとうございました。

※インタビューは3月16日に行われました

※ eJudoメルマガ版3月16日掲載記事より転載・編集しています。

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