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「”狙う”のではなく、優勝を “獲る”チームとして準備して来た」第40回全国高等学校柔道選手権女子有力校監督インタビュー②富士学苑高・矢嵜雄大監督

(2018年3月16日)

※ eJudoメルマガ版3月16日掲載記事より転載・編集しています。
「”狙う”のではなく、優勝を “獲る”チームとして準備して来た」
第40回全国高等学校柔道選手権女子有力校監督インタビュー②富士学苑高・矢嵜雄大監督
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若潮杯優勝の富士学苑高を率いる矢嵜雄大監督

-いよいよ本番間近、選手たちの様子はどうですか?

冬のサーキットのメンバーを中心にだいぶ盛り上がってきました。いよいよあと6日、自分がわざわざ言わなくとも「日本一を獲りに行くんだ」という雰囲気が出来上がっていますね。結城彩乃をはじめとした2年生中心に、短時間集中の稽古をしっかり続けています。

-結城選手は昨年度大会63kg級の覇者、世界カデでも優勝しています。監督の目から見た結城選手は?

今年の主将。大黒柱ですね。去年は優勝したとはいえまだ不安定なところがあったんですが、メンタル的に一気に成長した印象です。技術的には大内刈が良くなっていて、プラス内股、払腰が良い。簡単に言って、取り味が上がっています。

-それぞれの選手を、ファンに簡単にご紹介お願いします。先鋒枠には全国中学大会王者の1年生・藤城心さんの起用が有力ではと思っていますが、いかがですか?

藤城は右組み、逆の袖釣込腰や腰車が得意で、投技の豪快さを皆さんイメージされるのですが、寝技で勝っている試合が非常に多いんです。しっかり取って来れる選手です。闘争本能を表に出せるタイプで、仰る通り斬り込み隊長役として適任。流れを作る、引き寄せる役割を期待しています。カデ、インターハイ予選でうまくいかなかったのが良い方に出て、1年しっかり稽古をやり込めたのが良かったですね。山場を越えれば個人、団体の2冠を十分狙える選手です。

-富士学苑高の場合、エースの結城さんが63kg級ということもあり、中堅と大将の布陣に色々なバリエーションが考えられます。57kg級ながら招待試合サーキットで大活躍した新井美香選手の名前がまず思い浮かびますが?

新井は若潮杯優勝の立役者。グランドスラム・パリ3位の金知秀選手(夙川学院高)に勝ったし、インターハイでも吉峰芙母絵選手(同)と引き分けています。中堅もそうですが、大将枠での起用ももちろん考えています。重たい選手には、むしろ57kg級くらいで組み手が厳しく、先手で攻めてくる相手が苦手という選手が多いですから。大きい、重い選手相手のオプションとしてはかなり良い。

-重量級ということで考えると、黒田亜紀選手と瀬戸亜香里選手もいます

黒田は潜在能力ナンバーワン、攻撃力があります。背が高く、手足も長く、内股が切れます。78kg級の体がようやく出来上がって来て、水準に達しつつありますね。勝ち切る、やり切るというメンタルの部分まだ課題がありますが、相手に応じて十分起用はありえます。瀬戸はずっと大将で使って来た選手で、こちらはディフェンス力が非常に高い。引き分けが絶対必要な場面ではもっとも信頼できるかなと。

-無差別代表を務める田井知亜季選手は?

年明けの夙川学院高との練習試合では吉峰選手を思い切り大外刈で投げています。瀬戸と黒田が重量級のレギュラーですが、この選手も面白いですよ。

-大会のレギュレーションが変わって代表戦が引き分けカードの再試合(従来は任意)となり、「重量級の大駒を持つチームが最後は有利」との構図が覆りました。このあたりはどう捉えられていますか?

うちが、舟久保遥香(現三井住友海上)の時代から比べて変わったのは何と言っても総合力が上がったこと。どこからでも勝負出来るチームですし、個人でも優勝を狙える選手が揃った。うちにとっては、このルール変更は良かったと思っています。

-いよいよ優勝を狙えるチームを作ったという手ごたえはありますか?

黒潮旗、水田杯と負けて、開き直って、若潮杯でついに夙川学院さんを破りました。選手たちも「越えられない壁はない」とわかってくれたんではないでしょうか。

-やはりターゲットは夙川学院?

スーパーエースの阿部詩選手を想定しながら、毎週末に大学、実業団と出稽古を繰り返しています。「そこで競り勝てるような稽古をしないと、夙川学院には勝てない」と言い聞かせていますね。

-組み合わせ、「四つ角」チームの中ではもっとも厳しい配置かもしれません。初戦から新田高校との対戦が濃厚です。

本当にいい試合を仕掛けてきます。寝技もしぶとい。先ほど夙川学院さんの話をしましたが、それはあくまで勝ち上がってからの話。「1人1人が役割をしっかり果たして歯車が噛み合えば優勝出来るが、そうでなければ初戦敗退もあるんだ」と、警笛を鳴らしながらやっています。ここからも東海大翔洋高、そして創志学園高との対戦が考えられますから、仰る通り一番きついのはうちでしょうね(笑)

-準決勝の展望は?ここは帝京高との対戦が見込まれます。

色々考えていますが、一言で言って先鋒の働きに掛かっていると思っています。

-決勝に進むと、夙川学院高との対戦になる可能性がもっとも高い

先鋒枠は120%の力を出しても、実績、経験を考えれば勝つのは厳しい。以降は、個別に相手の癖、弱い部分のリサーチをしっかりして、具体的な展開をしっかり想定しています。

-今大会勝利のカギは?

敢えて1つだけ挙げると、団体の選手が、前日の個人戦で乗るかどうかは大きいと思いますね。

-最後に一言、本番に向けてお願いします。

去年までが優勝を「狙う」チームだったとしたら、今年は「獲りに行く」チームとして準備してきました。インプットして来たものをオールアウトして、出しきって、結果に結びつける大会にしたいです。頑張ります。

-ありがとうございました。

※インタビューは3月14日に行われました

※ eJudoメルマガ版3月16日掲載記事より転載・編集しています。

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