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「国士舘は負けない、必ず勝つ、これを植え付けられる良い年代」第40回全国高等学校柔道選手権男子有力校監督インタビュー②国士舘高・岩渕公一監督

(2018年3月14日)

※ eJudoメルマガ版3月14日掲載記事より転載・編集しています。
「国士舘は負けない、必ず勝つ、これを植え付けられる良い年代」
第40回全国高等学校柔道選手権男子有力校監督インタビュー②国士舘高・岩渕公一監督
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国士舘高・岩渕公一監督。インターハイで桐蔭学園に敗れた後は「俺も久々燃えて来た。春は本気で獲りに行く」と目の色を変えていた。

-チームの今の状態はいかがですか?

うーん。まあまあ普通かな。オーソドックスに組んでやれば上に上がっていけるだけの力は皆ついてきているし、予選よりもだいぶ地力がつきましたね。あとは、巧い選手にどう対応するかと、そういうところが課題になってきます。

-例年、このタイミングで話を伺うとテスト期間後で、コンディション調整に気を遣う時期ですね?

そう。やっと試験が今日で完全に終わるというところ。稽古もちょっとしか出来ていないけど、そこで逆に選手の疲れが取れはじめている感じかな。ただやっぱり間が空いたので、昨日おとといと大学に1,2回稽古に行かせたのだけど、だいぶきつく感じたようでした。

-予選のあと、試験まではかなり詰めて稽古をした?

やった。詰めてやった。相当やりましたね。そこで地力はしっかりついているんで、あとはここから体力が戻って来ればグっと変わってきます。大きな怪我をしている選手もいないし、あとはひと山、ふた山、激しい稽古をして本番に持っていくイメージですね。

-毎年インタビューしていますが、この時期の岩渕先生としては、ひときわ落ち着きを感じます。

いやいや、校務が忙しくて疲れてるのよ(笑)。百瀬(晃士)たちコーチがしっかりやってくれるからなんとかなっているけど、やっぱり自分でしっかり見ないといけないところもあるしね。

-斉藤立選手を中心に充実の戦力です。キーマンになり得る選手は?

予選もそうだったんだけど、斉藤がいる、斉藤が勝ってくれるからといって、誰かがそこに頼ってしまうような試合をすると一気に難しくなる。おっしゃる通り、誰かが、東京予選の決勝の安藤(稀悟)みたいな戦いをしてくれることが大事ですよ。うちに限らず、今の子たちは1人がダメだと、「挽回してやろう」「俺が良い流れを作ってやろう」「取り返して相手を止めてやろう」ということをなかなかしっかりできない。うちもそうで、これは本番でやってみなきゃわからんところがあります。逆に、誰かが乗って活躍すると「じゃあ俺もやってやろう」となる。こういう流れを作れるかどうかが、大きなポイントですね。特にまだチームが固まっていない春先の試合は、うちに限らずこれが大きいんじゃないでしょうか。

-いま名前が挙がった安藤選手はその斬り込み隊長役になり得る?

攻めは本当に良い。弱気になった時が怖いんですが、やっぱり攻めが良いんです。安藤に限らず、同じ引き分けでも攻めて、攻めて、攻めこんで自分たちのやっていることを出そうとするか、その気持ちが全員にあるかでチームの結果はまったく違ってくる。その域に、全体としてもう少しですね。

-斉藤立選手の現在は?

(12月に負傷した)肩もだいぶ良くなって、ここ3回くらいの稽古では「さらに上がって来たな」と強く感じます。先週末は大学生の国際級と4本続けて乱取りをしたのですが、なかなかいい勝負をしていましたよ。

-先日稽古を拝見したときには、相当寝技が良くなっていると感じました。

攻めはね(笑)。試合でも良いところを持てればかなりいいと思います。まだまだ攻めが遅いので、これは、トクと、やりこませていますよ。

-他のレギュラー選手についても一言ずつお願いします。藤永龍太郎選手、長谷川碧選手、酒井陸選手、道下新大選手と非常に強力です。

藤永は予選よりはるかに良くなりました。課題の「力」がちょっとついてきて、技の切れが一段増していますね。長谷川は本当に強い、けれど予選では団体、個人と良いところが出せなかったんです。圧力もあるし、彼が持っている力を出し切れば相当活躍するだろうと、これは言っていいと思いますね。酒井は個人戦と合わせて2日やらなきゃいけない、これが課題です。前よりはスタミナもついてきたしなにより安定感がある。期待しています。道下は下半身の強さが抜群。試験期間終わり掛けで皆がへばっている時期に朝から走らせたんだけど、彼だけはピンピンしている。課題の上半身の力もちょっとついてきて、上向きだと思います。

-組み合わせでは、強力なライバルと目された天理高が逆サイドへ。準決勝は、シード校で考えると大成高か東海大相模高との対戦になります。

これはどっちが来るかわからんよね。ただ、抜き勝負の鉄則である「次に繋ぐ」ことを徹底するということですね。1人取っても、次に「一本」取られてしまったら相手にはむしろ「やれた」という感触が残ってしまいます。やられても攻めこむ、取ったら取られない、こういうことをしっかり積み上げていけば、1人2人が残る勝負が十分出来ると思っています。

-決勝に関しては?

これは、色々な戦い方を考えています。普通に考えれば斉藤を後に置いてということになるでしょうが、相手がどう組んでくると想定するかで、もちろんこちらの戦略も変わる。ただ、間違いなく接戦。全員が夏の悔しさを出し切れるか、接戦を耐え抜けるか、どこがカギでしょう。

-その「夏の悔しさ」。インターハイ団体戦で桐蔭学園が優勝した直後には「俺も久々燃え上がった、春は本気で行く」と仰っていましたね?

本当に良いライバルが出て来てくれました。うちの子たちも、こういう目標があるかどうかで全く変わる。今は「国士舘は負けられないんだ。必ず勝つんだ」ということを選手にもう1回ガッチリ植え付けることが出来る、良い期間、良い環境の中にいると思っていますよ。頑張ります。

-ありがとうございました。


※インタビューは3月13日に行われました

※ eJudoメルマガ版3月14日掲載記事より転載・編集しています。

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