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78kg級はアギアールの「技」に注目、78kg超級は朝比奈沙羅が唯一絶対の優勝候補・グランドスラムデュッセルドルフ2018・最終日女子プレビュー

(2018年2月25日)

※ eJudoメルマガ版2月25日掲載記事より転載・編集しています。
78kg級はアギアールの「技」に注目、78kg超級は朝比奈沙羅が唯一絶対の優勝候補・グランドスラムデュッセルドルフ2018・最終日女子プレビュー
(78kg級、78kg超級)
文責:林さとる/eJudo編集部

■ 78kg級 マイラ・アギアールが優勝候補筆頭、再出発の佐藤瑠香は準々決勝で因縁のアントマルチに挑む
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78kg級の優勝候補筆頭はマイラ・アギアール

(エントリー20名)

グランドスラム東京、グランドスラムパリと連続で出場していたオドレイ・チュメオ(フランス)に代わる形で、現役世界王者であるマイラ・アギアール(ブラジル)が参戦。ほかにもナタリー・パウエル(イギリス)や、ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)といったトップ選手が顔を揃えており、海外勢に関して言えばパリ大会以上の豪華な陣容となっている。

優勝候補はもちろんアギアール。ライバルであったケイラ・ハリソンの引退もあり、潜在的戦闘力では他選手を頭ひとつ以上引き離しているという印象だ。このところ大会によって多少コンディションの差がある印象だが、それでも能力の高さは隠しようがない。この選手の鋭く潜り込むような内股と体落、そして切れ味抜群の足技は柔道というジャンル自体の魅力が詰まっている。今大会でもそれを見せてくれるはず、ぜひ全試合をウォッチしておいてもらいたい。

日本代表の佐藤瑠香(コマツ)は、ブダペスト世界選手権での惨敗に続いてグランドスラム東京でも頂点奪取に失敗。今大会がその再出発の第一歩となる。既にバクー世界選手権の代表争いという点では濵田尚里(自衛隊体育学校)に大きなリードを許しており、他階級の状況を見ても第2代表の座を得るのは非常に厳しいと思われる。とはいえ、来年以降の戦いを考えればここで立ち止まるわけにはいかない。是非とも世界王者のアギアールを破って、存在感を示したいところだ。佐藤は準々決勝でブダペスト世界選手権3位決定戦で敗れたカリエマ・アントマルチ(キューバ)との対戦が組まれており、ここで「一本」でリベンジを果たして、続く準決勝のパウエル戦、そして決勝のアギアール戦へと勢いをつけておきたいところ。佐藤の思い切りの良い柔道に期待したい。

【プールA】
第1シード:ナタリー・パウエル(イギリス)
第8シード:アルビナ・アマンゲルディエワ(カザフスタン)

【プールB】
第4シード:カリエマ・アントマルチ(キューバ)
第5シード:佐藤瑠香(コマツ)
有力選手:サラ・ムゾウギ(チュニジア)

【プールC】
第2シード:マイラ・アギアール(ブラジル)
第7シード:ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)
有力選手:サマ=アワ・カマハ(フランス)

【プールD】
第3シード:カレン・スティーフェンソン(オランダ)
第6シード:クララ・アポテイカー(スロベニア)
有力選手:アナマリア・ヴァグナー(ドイツ)、ヤヒマ・ラミレス(ポルトガル)

■ 78kg超級 強豪多数もトップ級の姿はなし、朝比奈沙羅が唯一絶対の優勝候補
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陣容的にも朝比奈沙羅の優勝は濃厚

(エントリー21名)

現役の世界無差別女王である朝比奈沙羅(東海大3年)が参戦。これまでツアーに皆勤して来たキム・ミンジョン(韓国)は出場を回避しており、ライバルとなり得るのは第3シードのマリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)と、第4シードのイリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)くらいだ。とはいえ、アルセマンは既に全盛期の力を失っている感があり、キンゼルスカもスタミナという致命的な弱点を抱えているため、実質的に負ける可能性は限りなくゼロに近い。

朝比奈は昨年から国際大会でユー・ソン(中国)以外には負けなし、世界無差別選手権では潜在的な実力ナンバーワン選手イダリス・オルティス(キューバ)にも勝利を収めている。よって既にトップ選手の一人であることは疑いないが、女子超級の選手は大会による出来の波が極めて激しいことと、朝比奈の勝利歴の大半が選手が「ひと休み」する五輪翌年の2017年シーズンでの成績であることを考慮すれば、朝比奈にとっては本大会から始まる2018年こそが本当の戦い。前述のとおり今大会の陣容でつまずくことはまずないだろうが、できれば良い内容で優勝を飾り、激しさを増すであろうこれからの戦いにはずみをつけておきたい。

ほか、海外勢同士の試合では怪力自慢のアルセマンと「アフリカの浮技女王」ことニヘル・シェイキ=ロウホウ(チュニジア)が戦うプールD2回戦が熱い。アルセマンは奥襟を持っての強引な腰技が持ち味、一方のシェイキ=ロウホウは相手の背中を抱いて大きなお腹の上を転がす浮技が得意。両者はケンカ四つ、ゆえにこの特徴は完全に噛み合うはず。互いの気持ちさえ萎えなければ激しい投げ合いが繰り広げられる見込み大だ。純戦力ではアルセマンが遥かに有利だが、過去にはシェイキ=ロウホウが勝利したこともある。非常に楽しみな一番。

【プールA】
第1シード:朝比奈沙羅(東海大3年)
第8シード:サラ・アドリントン(イギリス)
有力選手:ホシェリ・ヌネス(ブラジル)

【プールB】
第4シード:イリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)
第5シード:ヤスミン・クルブス(ドイツ)
有力選手:アン=ファトウマタ・ムバイロ(フランス)、

【プールC】
第2シード:ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
第7シード:カロリン・ヴァイス(ドイツ)
有力選手:グルジャン・イッサノワ(カザフスタン)、アナマリ・ヴェレンセク(スロベニア)

【プールD】
第3シード:マリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)
第6シード:エリザヴェータ・カラニナ(ウクライナ)
有力選手:クセニア・チビソワ(ロシア)、ニヘル・シェイキ=ロウホウ(チュニジア)

※ eJudoメルマガ版2月25日掲載記事より転載・編集しています。

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