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63kg級はトルステニャク、70kg級はアルベールの世界王者2人がトーナメントの軸・グランドスラムデュッセルドルフ2018第2日女子プレビュー

(2018年2月24日)

※ eJudoメルマガ版2月24日掲載記事より転載・編集しています。
63kg級はトルステニャク、70kg級はアルベールの世界王者2人がトーナメントの軸・グランドスラムデュッセルドルフ2018第2日女子プレビュー
(63kg級、70kg級)
文責:林さとる/eJudo編集部

■ 63kg級 2番手グループが大量参加の中位トーナメント、ティナ・トルステニャクと津金恵が勝ち上がりの柱
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リオ五輪金メダリストのティナ・トルステニャク

(エントリー30名)

第2シード配置だったマルティナ・トライドス(ドイツ)がドロー後に出場を取り消し、トップ選手の参加はティナ・トルステニャク(スロベニア)のみ。トライドスの欠場は発熱によるものとの情報もあるが、いずれにせよ、オールスター戦とでも呼ぶべき豪華さであったグランドスラム・パリ大会からは数段レベルが下がった陣容となった。勝ち上がりの柱はトルステニャクと、日本代表の津金恵(筑波大4年)。この2名にブダペスト世界選手権3位のアガタ・オズドバ=ブラフ(ポーランド)を加えた計3名までが優勝圏内であり、これにルーシー・レンシャル(イギリス)や、ダリア・ダヴィドワ(ロシア)ら大量参加の第2グループの強豪たちが挑むというのが、今大会のトーナメント展望だ。

現在本階級はクラリス・アグベニュー(フランス)、田代未来(コマツ)、トルステニャクの3名による「三強時代」を迎えている。ブダペスト世界選手権までは階級の頂点であったトルステニャクだが、同大会でアグベニューに敗れて以降は、アグベニューと田代のバチバチのライバル関係の影に隠れてあまり目立てていない。直近ではグランドスラム東京大会、グランドスラム・パリ大会と2大会続けて準決勝で田代に敗れて決勝進出を逃しており、なんとしても今大会に優勝して改めて存在感を示したいところだ。かつては日本人選手に全く勝てていなかったトルステニャクだが、実は1年前のグランプリ・デュッセルドルフ大会で鍋倉那美(三井住友海上)に敗れて以来、田代以外の日本勢には4連勝中。今大会で津金に勝利するようなことがあれば、日本人が苦手という評を改めるべき状況にある。

日本代表の津金はノーシードからのスタートとなり、1回戦で第7シードのエカテリーナ・ヴァルコワ(ロシア)、続いてキャサリン・ブーシェミン=ピナード(カナダ)と対戦することになる。津金の配されたプールCはトライドスの欠場によりAシード位置が空白となっており、これは大きなアドバンテージだ。決勝でトルステニャクに挑戦するところまではしっかり勝ち上がりたい。腕挫十字固を得意とするオズドバ=ブラフ(ポーランド)との試合が勝負どころとなるはずだ。

【プールA】
第1シード:ティナ・トルステニャク(スロベニア)
第8シード:ケトレン・クアドロス(ブラジル)

【プールB】
第4シード:ダリア・ダヴィドワ(ロシア)
第5シード:アンドレイア・レスキ(スロベニア)
有力選手:サンネ・フェルメール(オランダ)、ハンナ・マーティン(アメリカ)、マリアン・ウルダバエワ(カザフスタン)

【プールC】
第2シード:マルティナ・トライドス(ドイツ)
第7シード:エカテリーナ・ヴァルコワ(ロシア)
有力選手:キャサリン・ブーシェミン=ピナード(カナダ)
日本代表選手:津金恵(筑波大4年)

【プールD】
第3シード:ルーシー・レンシャル(イギリス)
第6シード:アガタ・オズドバ=ブラフ(ポーランド)
有力選手:キヨミ・ワタナベ(フィリピン)

■ 70kg級 ジュリ・アルベールが久々のワールドツアー参戦、新添左季と大野陽子の日本勢2名がこれに挑む
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アルベールはブタペスト世界選手権以来のツアー参戦

(エントリー24名)

世界選手権で3度の優勝を誇るジュリ・アルベール(コロンビア)が久々にワールドツアーに登場。国際大会にその姿を見せるのはブダペスト世界選手権以来だ。現在の70kg級は、新井千鶴(三井住友海上)や、アルベールら一部のトップ選手がそれ以外を大きくリードしている状況にあり、トーナメントのレベルもこれらスーパートップの出場の有無に左右される。アルベールが参戦したことで、今大会のレベルも一段引き上げられた形だ。当初エントリーしていた昨年のワールドマスターズ王者マリア・ポーテラ(ブラジル)は出場を回避したものの、アルベール1人の参加を以て十分にグランドスラムとしての面目を保っていると言えるだろう。

アルベールの強さの秘訣は優れた身体能力と、高い作戦遂行能力にある。半年ぶりの登場となるアルベールがどのような戦い方を見せるのか、バクー世界選手権では間違いなく日本勢の最大のライバルとなるはずであり、まずはこの時点での方向性と到達度をしっかりとチェックしたいところだ。

日本代表の2名は、新添左季(山梨学院大3年)がアルベールと同じプールA、大野陽子(コマツ)がトーナメントの反対側のプールCにそれぞれ配された。新添は2回戦で昨年のグランドスラム・エカテリンブルグで敗れたアレナ・プロコペンコ(ロシア)と対戦することになっており、しっかり「一本」でリベンジを果たして次戦のアルベール戦に向けて勢いをつけたいところ。一方の大野は、アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)や、サンネ・ファンダイク(オランダ)ら強豪との対戦はあるものの、いずれも大野の圧が効く相手であり、それほど苦戦せずに決勝まで勝ち上がることができることが可能と思われる。国内一番手の新井を得意としている大野に足りないものは国際大会での実績のみ。アルベールを倒してのグランドスラム連勝となれば評価が急上昇することは間違いなく、ここはなんとしても勝って新井にプレッシャーを掛けたいところ。初の世界選手権代表に向けて、ここが最初の正念場だ。

【プールA】
第1シード:ジュリ・アルベール(コロンビア)
第8シード:アレナ・プロコペンコ(ロシア)
有力選手:ジェンマ・ハウエル(イギリス)、ツェンドアユシュ・ナランジャルガル(モンゴル)
日本代表選手:新添左季(山梨学院大3年)

【プールB】
第4シード:バルバラ・マティッチ(クロアチア)
第5シード:アッスマ・ニアン(モロッコ)
有力選手:ケリタ・ズパンシック(カナダ)

【プールC】
第2シード:アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)
第7シード:大野陽子(コマツ)
有力選手:アンカ・ポガクニック(スロベニア)、ジョヴァンナ・スコッチマッロ(ドイツ)

【プールD】
第3シード:サンネ・ファンダイク(オランダ)
第6シード:アレクサンドラ・サマルジッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
有力選手:バルバラ・ティモ(ブラジル)、サンドラ・ディードリッヒ(ドイツ)、ロクサーネ・タエイモンス(ベルギー)

※ eJudoメルマガ版2月24日掲載記事より転載・編集しています。

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