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ビロディドのツアー4連勝なるかに注目、王者志々目愛はミランダと一騎打ち濃厚・グランドスラムデュッセルドルフ2018第1日女子プレビュー

(2018年2月22日)

※ eJudoメルマガ版2月22日掲載記事より転載・編集しています。
ビロディドのツアー4連勝なるかに注目、王者志々目愛はミランダと一騎打ち濃厚・グランドスラムデュッセルドルフ2018第1日女子プレビュー
(48kg級、52kg級、57kg級)
豪華メンバーが揃って質・量ともにシリーズ最高峰大会となった男子に比べ、女子の陣容は率直に言って貧弱。今大会を世界選手権代表選考会の一と位置付けて強豪を多数送り込んだ日本勢の戦いぶり以外は、ちょっとみどころに窮する大会だ。

海外勢から注目選手を挙げれば、やはり48kg級のダリア・ビロディド(ウクライナ)。パリ大会レポートでも紹介させて頂いた17歳のヒロイン候補だ。階級を引っ張るアジア勢の出場がゼロということもあり、ワールドツアー4連勝を果たす可能性はかなり高い。この段階で、ぜひウォッチしておくことをお勧めする。

初日の52kg級には世界王者志々目愛が登場。パリ大会で海外勢が脆弱であったこの階級はエリカ・ミランダ(ブラジルの参戦を得、少々の緊張感あり。阿部詩の激しい追い上げを受ける志々目がしっかり「権利」を選抜体重別に繋げることが出来るかどうか非常に楽しみ。

■ 48kg級 ダリア・ビロディドのワールドツアー4連勝なるかに注目
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ツアー4連勝を狙うダリア・ビロディド

(エントリー26名)

階級の上位を占めているアジア勢が参加しておらず、大会のネームバリューに比してトーナメントのレベルは低め。日本も代表選手は派遣しておらず、観戦のポイントはダリア・ビロディド(ウクライナ)のワールドツアー4連勝なるかに限定される。

昨年のヨーロッパ選手権を弱冠16歳で制して、鳴り物入りでシーンにデビューしたビロディドは、端正な顔つきとモデル並のスタイルの良さから、海外メディアにニューヒロインとして注目されてきた。ブダペスト世界選手権では3回戦でガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)に敗れて上位戦に絡めなかったものの、昨年11月のグランプリ・ハーグ大会優勝を皮切りに、今年1月のグランプリ・チュニス大会、そして先々週のグランドスラム・パリ大会と、なんと現在ワールドツアーを3連勝中。この連勝のなかでガルバドラフへのリベンジや、現役世界王者である渡名喜風南(帝京大4年)打倒も成し遂げており、現在48kg級で最も勢いのある選手と言ってよいだろう。

4連勝を狙う今大会は前述のとおり強豪の影が薄く、実力を出しさえすれば十分に優勝が可能なレベル。また、ビロディドが配されているトーナメント下側の山(プールCD)には上位選手は誰もおらず、決勝までは全試合「一本」での勝ち上がりも見込める好配置となっている。決勝に体力を温存するためにも、できるだけ早期の「一本」で勝ち上がりたいところだ。

ビロディドの魅力は長身からのパワフルな柔道であり、最も得意な形は「横三角」からの崩上四方固。この選手が東京五輪の主役の一人になることは間違いなく、ファンとしては今のうちにしっかりとチェックしておきたい。

【プールA】
第1シード:ミリカ・ニコリッチ(セルビア)
第8シード:ジュリア・フィゲロア(スペイン)

【プールB】
第4シード:マリーナ・チェルニアク(ウクライナ)
第5シード:エヴァ・チェルノヴィツキ(ハンガリー)

【プールC】
第2シード:ダリア・ビロディド(ウクライナ)
第7シード:アレクサンドラ・ポップ(ルーマニア)

【プールD】
第3シード:メラニー・クレモン(フランス)
第6シード:アビナ・ギリアゾワ(ロシア)

■ 52kg級 志々目愛とエリカ・ミランダによる決勝が最大の観戦ポイント
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志々目愛は優勝の可能性十分

(エントリー20名)

上位選手の参加は少なく、トーナメントのレベルは下位グランプリ大会クラス。出場者の中では第1シードのエリカ・ミランダ(ブラジル)と、第2シードの志々目愛(了徳寺学園職)が頭「数個ぶん」抜けており、必然的にこの両者の勝ち上がりがトーナメントの見どころということになる。最注目カードは、もちろん両者が戦う決勝だ。

現役世界王者の志々目だが、バクー世界選手権の代表争いのライバルである阿部詩(夙川学院高2年)がグランドスラム・東京大会とグランドスラム・パリ大会に連勝したこと、そして、東京大会での直接対決で敗れてしまったことにより、現在は逆に阿部の背中を追う立場にある。4月の選抜体重別選手権で追い抜くためにも、これ以上距離を離されるわけにはいかない。陣容に恵まれた今大会は絶対に負けられない戦いだ。

志々目はまず準決勝でシャーリン・ファンスニック(ベルギー)と戦うことになるが、ファンスニックはパリ大会において阿部が大内刈で2度投げつけ合技「一本」で一蹴した相手。ここは志々目もしっかりと「一本」で勝利しておきたいポイントだ。ファンスニックとミランダはともに寝技を得意とする選手であり、相手のフィールドである寝技に付き合うのは危険。志々目としては寝技に持ち込まれる前に、得意な立技で勝負を決めてしまいたい。志々目らしい豪快な「一本」に期待したい。

【プールA】
第1シード:エリカ・ミランダ(ブラジル)
第8シード:アニャ・スタンガル(スロベニア)

【プールB】
第4シード:アンジェリカ・デルガド(アメリカ)
第5シード:エヴェリン・チョップ(スイス)

【プールC】
第2シード:志々目愛(了徳寺学園職)
第7シード:アガタ・ペレンク(ポーランド)
有力選手:エレウディス・ヴァレンティン(ブラジル)

【プールD】
第3シード:シャーリン・ファンスニッック(ベルギー)
第6シード:アストリーデ・ネト(フランス)

■ 57kg級 強豪少なきトーナメント、日本勢同士の決勝に期待
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復活しつつある山本杏に期待

(エントリー32名)

トップ選手がほとんど参加していない、大会の格からするとかなり寂しいトーナメント。どの大会でも中堅強豪選手の粒が揃うこの階級としてはかなり珍しい現象だ。第1シードのネコダ・スミス=デイヴィス(イギリス)と第2シードのミリアム・ローパー(パナマ)以外に海外の上位選手はおらず、どちらも戦力的には上の下クラスの選手だ。この陣容を見る限り、トーナメントが順調に進めば、決勝は日本代表の宇髙菜絵(コマツ)と、山本杏(パーク24)による対決となるはずだ。

国内の57kg級にはブダペスト世界選手権2位の芳田司(コマツ)がおり、現在のところ独走状態にある。山本としてはその背中に少しでも近づくために、なんとしても優勝難度の低いこの大会で優勝を飾りたいところ。一方の宇髙も、意外と思われるかもしれないが、2013年のチェリャビンスク世界選手権以来ワールドツアーでの優勝歴がなく、今回は久々に優勝を果たす大きなチャンスだ。両者はそれぞれ準決勝に山場があり、宇髙がスミス=デイヴィス、山本がローパーと戦う可能性が高い。まずはしっかりとここを勝ち抜き、決勝まで勝ち進んで欲しい。

【プールA】
第1シード:ネコダ・スミス=デイヴィス(イギリス)
第8シード:ルハグヴァトゴー・エンフリーレン(モンゴル)

【プールB】
第4シード:ダリア・メゼツカイア(ロシア)
第5シード:セヴァラ・ニシャンバエワ(カザフスタン)
有力選手:サンネ・フェルハーフェン(オランダ)
日本代表選手:宇髙菜絵(コマツ)

【プールC】
第2シード:ミリアム・ローパー(パナマ)
第7シード:ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)
有力選手:ロレダナ・オフ(ルーマニア)、イヴェリナ・イリエヴァ(ブルガリア)

【プールD】
第3シード:ジェシカ・クリムカイト(カナダ)
第6シード:アンナ・ボロフスカ(ポーランド)
有力選手:アナスタシア・コンキナ(ロシア)、アディヤサンブー・ツォルモン(モンゴル)
日本代表選手:山本杏(パーク24)

※ eJudoメルマガ版2月22日掲載記事より転載・編集しています。

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