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第34回【ROAD TO 高校選手権】若潮杯争奪武道大会男子マッチレポート①予選リーグ

(2018年1月23日)

※ eJudoメルマガ版1月23日掲載記事より転載・編集しています。
第34回若潮杯争奪武道大会男子マッチレポート①予選リーグ
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今年も全国から男女それぞれ16校が選抜された

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選手宣誓は東海大相模高・大村康太選手。

冬季招待試合シリーズの掉尾を飾る第34回若潮杯争奪武道大会(主催:学校法人国際武道大学、公益財団法人日本武道館)が今年も12月27日、国際武道大学第1体育館(勝浦市)で今年も全国から選抜された男女それぞれ16校が集って開催された。

今大会の陣容には異変あり。常連参加校として上位入賞を続け今季も既に中国ブロック大会を制している強豪・崇徳高(広島)の招待が打ち切られたのだ。もともと大学主催の招待大会には主催校による選手のスカウトという側面が色濃くあるわけだが、近年この傾向を強め続けて来た同大会が今年さらに大きく舵を切ったということが端的に示された形である。出場校は系列校、あるいは主催校に選手を送る可能性がより高いチームで占められることとなった。

昨年インターハイ決勝を争った桐蔭学園高(神奈川)と崇徳高(広島)の2校の所属する地区からは、それぞれ2番手と目される東海大相模高と近大福山高が例年通りに出場。前年度高校選手権2位の大成高(愛知)はこのところ出場しておらず、今年の九州王者大牟田高も招待歴なく同校が君臨する福岡からは例年通り東海大福岡高ただ1チームのみがピックアップを受けている。結果揃った陣容は参加16校のうち、この時点で既に全国大会の代表権を失っているチームが3校、所属県の2番手以下と目されるチームが7校。実に10校が全国大会出場ギリギリライン(あるいは既に可能性が無くなった)という、「県2位選抜大会」とでもいうべきラインナップとなってしまった。

前年度実績にとらわれず過たずその年の強豪をピックアップし、2000年代後半からは国士舘-東海大相模の二強が唯一激突する場として注目を集めたこの大会。新興勢力の躍進により徐々に高校柔道界の勢力図を反映しにくくなり、それでも2014年には神戸国際大附を発掘するという大仕事を成し遂げる「目利き」の確かさを見せてその存在感を発揮してきたが、少なくともかつて「若潮杯を見ればその年の高校柔道界がわかる」とまで言われた唯一無二の最強大会の座からは自ら降りることを選択したと評して良いだろう。

とはいえ上位候補数チームの陣容はやはり重厚。とりわけ今年全国制覇最有力候補の一である国士舘高が出場すること、そしてシリーズ唯一西の強豪・天理高(奈良)の参戦があることは大きな注目ポイントだ。今大会のみどころはまさに両校の出来とその激突にあると言っていい。

大会はまず4校ずつに分かれての予選リーグ戦を行い、上位2校が決勝トーナメントに進むというおなじみの形で行われる。C組に配された国士舘、D組に配された天理の東西強豪2チームを中心に、まずは簡単に予選リーグの様子を紹介したい。


文責:古田英毅

■ 予選リーグA組
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第1試合、東海大相模高の中堅大村康太が神港学園高・加納怜治から払腰「一本」

エントリー校:東海大相模高(神奈川)、神港学園高(兵庫)、白鴎大足利高(栃木)、開志国際高(新潟)
決勝トーナメント進出校:東海大相模高(神奈川)、白鴎大足利高(栃木)

昨年度大会で優勝を飾った東海大相模高が配されたブロック、もちろんこのチームの戦いぶりがこの組最大のみどころだ。対戦相手としては、今年も骨太のチームを作って招待試合シリーズ皆勤の白鴎大足利高、既に代表権は失ったものの激戦地兵庫で育英高、神戸国際大附高と激しく覇権を争う神港学園高、かつて豊栄高を全国大会常連チームに育て上げた闘将・大倉太監督のもと急ピッチで強化を進める開志国際高の3校が配された。

今代の東海大相模は、実質上の全国2番手と評された前代に比較すると戦力大幅ダウン。前代のラインナップから残ったのは金鷲旗大会でレギュラーに滑り込んで大活躍した榎田大人のみ、かつ榎田は2週間前の黒潮旗大会で指を骨折して戦線離脱中だ。エースの榎田なしで、それでも黒潮旗で見せたようなしぶとい戦いを貫くことが出来るかどうかが今大会勝ち上がりのカギ。

オープニングゲームは東海大相模対神港学園。先鋒戦は神港学園が誇る60kg級の強豪顕徳大晴が3階級分の体重差をものともせず、谷内竜太郎から背負投「技有」を奪って勝利。東海大相模にとっては厳しい出だしとなった。しかし次鋒戦で有馬雄生が高橋寛多に引き分けると、中堅戦からは大村康太が加納怜治からわずか50秒の払腰「一本」、山本銀河が大原涼馬から内股透「技有」に内股「一本」、成澤登夢が柴原海斗から体落「技有」と立て続けに投げを決めて3連勝。結果この試合は3-1で東海大相模の勝利に終わった。

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東海大相模高の第2試合、縺れた先鋒戦は残り9秒で谷内竜太郎が開志国際高・松原武幸から背負投「一本」を奪って決着。

東海大相模、2戦目ではいったん次鋒を有馬雄生から100kg級の近藤悠瑞に入れ替えて布陣。開志国際を一本勝ち4に不戦勝ち1の通算スコア5-0で一蹴し、この時点で決勝トーナメント進出権を確保することとなった。内容は先鋒谷内が片襟の右背負投「一本」(3:53)、近藤が内股「一本」(2:10)、大村が内股透「技有」に大内刈「技有」、さらに小外掛「一本」(1:12)、最後は山本が袈裟固「一本」。開志国際は先鋒松原武幸が取り味のある技で粘ってあわやと思わせたが試合終了間際に痛恨の「一本」失陥。当日朝の発熱で複数の選手を失った同校、以降は抗する術がなかった。

決勝トーナメント進出権もう1枠を掛けた第4試合では白鴎大足利と神港学園が激突。先鋒戦の顕徳大晴-齋五澤航介の軽量選手対決は引き分けに終わり、次鋒戦では高橋寛多が澤口宗志を縦四方固「一本」で下して神港学園が1点をリード。しかし白鴎大足利は中堅宇賀神圭太が小西貴大から大外返「一本」、副将長谷川明伸が大原涼馬から内股「一本」と2連勝、見事逆転を果たす。この時点でこの試合における白鴎大足利の負けはなくなったが、もし大将戦で神港学園が「一本」を奪えば2-2でこの試合は引き分けになり、これまでの一本勝ち総数からすると決勝トーナメントに進むのは神港学園ということになる。緊迫の状況で迎えた大将戦は神港学園・柴原海斗が杉之内暁から袖釣込腰「技有」を得て場は沸騰したが、結局突破条件の「一本」には届かず試合終了。この試合は2-2の内容差で白鴎大足利の手に落ち、同校が決勝トーナメント進出を決めることとなった。

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東海大相模高の中堅大村康太が白鴎大足利高・長谷川明伸を抑え込む。

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白鴎大足利高・宇賀神圭太が山本銀河から背負投「技有」

東海大相模高 2-1 白鴎大足利高
(先)谷内竜太郎×引分×齋五澤航介
(次)有馬雄生〇優勢[技有・背負投]△澤口宗志
(中)大村康太〇横四方固△長谷川明伸
(副)山本銀河△優勢[技有・背負投]〇宇賀神圭太
(大)成澤登夢×引分×杉之内暁

これまで全勝同士の両校による1位勝ち抜け決定戦。東海大相模は先鋒戦で谷内竜太郎が齋五澤航介とマッチアップ、「指導」1つを失ったもののこの試合を引き分けると、次鋒戦では1試合のベンチを経て再び起用された有馬雄生が澤口宗志から背負投「技有」を奪って快勝。中堅戦でポイントゲッター大村康太が長谷川明伸をローリングの右背負投「技有」からの横四方固「一本」(3:18)に仕留めた時点でほぼ勝負は見えた印象。東海大相模は副将山本銀河が覇気ない戦いぶりのまま宇賀神圭太に右背負投「技有」を失うという不首尾はあったが、通算スコア2-1で勝利して予選リーグ1位通過決定。エースの榎田大人を欠く布陣ながら、まずはしっかり決勝トーナメントへの勝ち上がりを決めることとなった。

[予選リーグA組結果]
1位:東海大相模高(神奈川) 3勝0敗 一本勝ち8
2位:白鴎大足利高(栃木) 2勝1敗 一本勝ち5
3位:神港学園高(兵庫) 1勝1敗 一本勝ち6
4位:開志国際高(新潟) 0勝3敗 一本勝ち0

東海大相模高 3-1 神港学園高
白鴎大足利高 4-1 開志国際高
東海大相模高 5-0 開志国際高
白鴎大足利高 ②-2 神港学園高
東海大相模高 2-1 白鴎大足利高

■ 予選リーグB組
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東海大仰星高・内村秀資が近大福山高・熊野元輝から「やぐら投げ」で「技有」

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内村は2つの「技有」を得たが、あくまで一本勝ちを狙って攻め続ける。

エントリー校:東海大仰星高(大阪)、安田学園高(東京)、大原高(千葉)、近大福山高(広島)
決勝トーナメント進出校:東海大仰星高(大阪)、安田学園高(東京)

推薦校であった東海大浦安高(千葉)が直前で出場を辞退。代替チームとして地元・千葉から大原高が入ることとなり、このグループ内で全国大会出場確実と目されるチームは東海大仰星高ただ1校のみ。少々スケール感に劣る陣容。

東海大仰星と今代の全国中学校大会王者である安田学園が対戦する第1試合が唯一最大の山場となった。

東海大仰星高 3-2 安田学園高
(先)内村秀資〇小内刈△小林翔太
(次)倉部隆成〇送襟絞△中田航成
(中)本原颯人〇片手絞△金野晃大
(副)福澤達矢△大外刈〇田邉勇斗
(大)粕野亮太△払腰〇奥谷優佑

エース内村秀資を皮切りに前衛3枚が気迫あふれる試合を展開した東海大仰星の快勝。先鋒からの3連続一本勝ちであっさり試合を決めてみせた。安田学園は今田光星を欠く陣容とはいえ中田航成と金野晃大のポイントゲッター格2枚が「一本」で抜かれ、スコアはともかく内容的には完敗だった。

この第1試合以降は両校が順当に星を重ねて決勝トーナメント進出決定。東海大仰星は軽量(登録74kg)の内村が全試合一本勝ちの活躍でチームを引っ張った。安田学園は松尾杯(3回戦で崇徳に敗退)、そしてこの日に備えてメンバーを落とした水田杯(1回戦で盛岡大附高に敗退)を経て、今シリーズ初のベスト8進出。

3位以下の2チームが上位2チームから挙げた星は、計20試合で僅か1つのみ。このブロックも大会の二極分解構図がそのまま体現された結果となった。

[予選リーグB組結果]
1位:東海大仰星高(大阪) 3勝0敗 一本勝ち9
2位:安田学園高(東京) 2勝1敗 一本勝ち8
3位:近畿大付広島高福山校(広島) 1勝1敗 一本勝ち3
4位:大原高(千葉) 0勝3敗 一本勝ち2

東海大仰星高 3-2 安田学園高
近大福山高 3-2 大原高
東海大仰星高 3-1 大原高 
安田学園高 3-0 近大福山高
東海大仰星高 4-0 近大福山高
安田学園高 4-0 大原高

■ 予選リーグC組
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予選リーグ、国士舘高の次鋒・安藤稀梧が東海大静岡翔洋高の佐藤勇矢から左内股「一本」。

エントリー校:国士舘高(東京)、東海大静岡翔洋高(静岡)、東海大福岡高(福岡)、神戸国際大附高(兵庫)
決勝トーナメント進出校:国士舘高、神戸国際大附高

国士舘は松尾杯に続いてエース斉藤立を負傷で欠いての大会。それでも優勝候補の一番手であることに変わりはないが、1年生中心の若いチームであるゆえチェックポイントは数多い。斉藤の脇を固める彼らがその高い潜在能力を具体的な得点に変換できるか、そして強者のメンタリティを持って大会を勝ち切れるかどうかが今大会の見どころ。

国士舘高 4-1 東海大静岡翔洋高
(先)三島太一△送襟絞○山本蒼良
(次)安藤稀梧○内股△佐藤勇矢
(中)長谷川碧○横四方固△角田英知
(副)道下新大○大外刈△村松孝紀
(大)酒井陸○反則[指導3]△成田陸斗

開会式直後の第1試合に登場した国士舘は、レギュラー入りを争う三島太一がいきなり一本負けを喫するという衝撃のスタート。しかし直後の次鋒ポジションにメンバーの中ではもっとも前掛かりに戦う安藤稀梧を配していたことが奏功、この選手の内股「一本」で即座に流れを取り戻すと中堅長谷川が内股「技有」からの横四方固「一本」、道下新大の大外刈「一本」、酒井陸が3つの「指導」を奪っての反則と一気の4連勝。通算スコア4-1でまずはしっかり1勝目を得る。

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国士舘高の次鋒安藤稀梧が東海大福岡高・白倉朋之介から内股「一本」

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国士舘高の大将・酒井陸が東海大福岡高・赤峰康介を右払腰「一本」で一蹴。

国士館高 5-0 東海大福岡高
(先)藤永龍太郎○払釣込足△田中陸
(次)安藤稀梧○内股△白倉朋之介
(中)長谷川碧○袈裟固△齋藤滉翔
(副)道下新大○大外巻込△崔宇辰
(大)酒井陸○払腰△赤峰康介

2試合目でマッチアップする東海大福岡高は登録メンバー6名のうち100kg級以上の選手が1名しかおらず、60kg級が2名、73kg級が1名という軽量チーム。全体に柔道に癖があるタイプのチームというわけでもなく、国士舘は三島に代わって先鋒に入った藤永龍太郎が得意の払釣込足「一本」で勝利を得るとあとは電車道。安藤が内股「一本」、長谷川が内股「技有」からの袈裟固「一本」、道下が大外巻込「一本」、酒井が払腰「一本」とあっという間に5連勝。長谷川の「指導3」勝ちに1分36秒を擁したのが最長試合時間で、他4試合はほぼ「秒殺」。上位チームと周辺チームに力の差が大きい今大会の傾向を端的に示す形で、瞬く間にパーフェクトスコアを完成させた国士舘がこの時点で決勝トーナメント進出確定。

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次鋒戦、国士舘高の藤永龍太郎が神戸国際大附高・島健介から大外刈「一本」

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国士舘高の副将道下新大が神戸国際高・騰川雄一朗を大外刈「一本」に仕留める。

国士館高 4-0 神戸国際大附高
(先)安藤稀梧○優勢[僅差]△西本翔
(次)藤永龍太郎○大外刈△島健介
(中)長谷川碧×引分×石山陽太
(副)道下新大○大外刈△謄川雄一郎
(大)酒井陸○優勢[僅差]△寺本靜矢

リーグ内でもっとも歯ごたえがあると目された神戸国際大附高との対戦。両校ともにここまで2勝を挙げており、これが予選リーグC組の1位決定戦となる。

国士舘は先鋒に配した安藤稀梧が相手の「引き手を持たない」、さらに消極的との判断によって合計2つの「指導」を得て勝利すると、次鋒戦では藤永龍太郎が島健介を大外刈「一本」で下しここで八分どおり勝利の道筋を確保。中堅戦を引き分けた後は神戸国際大附の得点ブロックを迎えることとなるが、副将戦では道下新大が兵庫県81kg級王者の謄川雄一郎を大外刈「一本」で退け、大将戦では酒井陸が同無差別代表の寺本靜矢から3つの「指導」を奪って快勝。この試合もスコア4-0の大勝で終え、山場ないまま予選リーグ1位通過を決めることとなった。予選リーグ3戦15試合でマークした一本勝ちは実に「11」、今大会のエントリー校ではもちろんナンバーワンの成績だ。

[予選リーグC組結果]
1位:国士舘高(東京) 3勝0敗 一本勝ち11
2位:神戸国際大附高(兵庫) 2勝1敗 一本勝ち5
3位:東海大静岡翔洋高(静岡) 1勝2敗 一本勝ち4
4位:東海大福岡高(福岡) 0勝3敗 一本勝ち1

国士舘高 4-1 東海大静岡翔洋高
神戸国際大附高 4-0 東海大福岡高
国士舘高 5-0 東海大福岡高
神戸国際大附高 2-1 東海大静岡翔洋高
国士舘高 4-0 神戸国際大附高
東海大静岡翔洋高 3-1東海大福岡高

■ 予選リーグD組
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天理高の大将・井上直弥が東海大札幌高・中村亮介から右足車「技有」を奪う。

エントリー校:天理高(奈良)、東海大札幌高(北海道)、足立学園高(東京)、東北高(宮城)
決勝トーナメント進出校:天理高(奈良)、東海大札幌高(北海道)

インターハイ100kg超級チャンピオン中野寛太を擁する天理高が勝ち抜け候補の筆頭。以降は既に全国大会の代表権を獲得している北海道王者・東海大札幌高と東京都第二代表をめぐる鍔迫り合いの渦中にある足立学園高が配され、2位勝ち抜けチームがもっとも読みにくい激戦ブロック。

天理高 3-1 東海大札幌高
(先)水上世嵐〇優勢[僅差]△吉田岳
(次)池田凱翔△優勢[技有・内股]〇越橋健介
(中)植岡虎太郎〇優勢[技有・背負投]△加藤亘真
(副)中野寛太×引分×小竹守
(大)井上直弥〇袈裟固△中村亮介

第1試合がいきなりの山場、勝ち抜け第一候補の天理に全道王者の東海大札幌がマッチアップした。天理は先鋒水上世嵐が「指導」2つを得てまず先制、次鋒戦は池田凱翔が東海大札幌の越橋健介に内股「技有」を失って内容差の逆転を許したが、中堅戦ではポイントゲッター植岡虎太郎が得意の背負投で「技有」を得てすかさず勝ち越し。注目の副将中野寛太は引き分けに終わったものの、大将戦では井上直弥が中村亮介から袈裟固「一本」を得てダメ押し。3-1の快勝でまず1勝目を挙げた。

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中野寛太が大河原大介から袈裟固「一本」

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天理高の副将・山中瞭が東北高・宮本辰輝から内股「一本」

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天理高の大将中野寛太が東北高・後藤颯斗を内股「一本」で下す

天理高 2-1 足立学園高
(先)水上世嵐×引分×樋口誠二朗
(次)池田凱翔×引分×松村士
(中)植岡虎太郎〇背負投△押領司龍星
(副)中野寛太〇袈裟固△大河原大介
(大)井上直弥△横四方固〇吉井拓実

ひとつ山場を乗り越えた天理、第2試合の相手はこれも難敵の足立学園。前衛2枚を引き分けて接戦の気配が漂い始めたが、ここから迎えた得点ブロックで着実に加点。植岡虎太郎が背負投「一本」、中野寛太が袈裟固「一本」とエース格の2連勝であっさり試合を決めてしまった。足立学園は大将に座るポイントゲッター吉井拓実が一本勝ちで一矢を報いたが時すでに遅し、2-1で勝利した天理がこの時点で決勝トーナメント進出を決めることとなった。

天理は続いて今期宮城県3位の東北高を4-0で一蹴。堂々1位勝ち抜けを決めた。

東海大札幌高 2-2 足立学園高
(先)加藤亘真×引分×松村士
(次)吉田岳△内股〇押領司龍星
(中)小竹守〇優勢[技有・払巻込]△吉井拓実
(副)中村亮介△優勢[技有・背負投]〇大河原大介
(大)越橋健介〇内股△樋口誠二朗

決勝トーナメント進出2枠目を掛けたブロック最終試合は両軍相譲らず引き分け。東海大札幌は分水嶺と目された中堅戦で小竹守が吉井拓実から払巻込「技有」で勝利、一本勝ち以外では敗退が決まってしまう苦しい状況で迎えた大将戦では越橋健介が見事内股「一本」で勝利する殊勲。結果両校が通算1勝1敗1分けで並ぶこととなったが、一本勝ち数の差(東海大札幌4、足立学園1)を以て東海大札幌が予選リーグ突破を決めた。同校は全国大会無差別代表の佐藤大輔を欠く布陣ながら、しっかり決勝トーナメント進出を果たして地力の高さを見せた形。

結果決まった決勝トーナメント1回戦(準々決勝)のカードは、

東海大相模高(神奈川・A組1位) – 安田学園高(東京・B組2位)
国士舘高(東京・C組1位) - 東海大札幌高(北海道・D組2位)
天理高(奈良・D組1位) - 白鴎大足利高(栃木・A組2位)
東海大仰星高(大阪・B組1位) - 神戸国際大附高(兵庫・C組2位)

の4試合となった。

[予選リーグD組結果]
1位:天理高(奈良) 3勝0敗 一本勝ち6
2位:東海大札幌高(北海道)  1勝1敗1分け 一本勝ち4
3位:足立学園高(東京)  1勝1敗1分け 一本勝ち1
4位:東北高(宮城) 0勝3敗 一本勝ち1

天理高 3-1 東海大札幌高
足立学園高 3-1 東北高
天理高 2-1 足立学園高
東海大札幌高 3-0 東北高
天理高 4-0 東北高
東海大札幌高 2-2 足立学園高

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