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【ROAD TO 高校選手権】第17回水田三喜男杯争奪選抜高等学校柔道大会男子マッチレポート①1回戦~準々決勝

(2018年1月8日)

※ eJudoメルマガ版1月8日掲載記事より転載・編集しています。
第17回水田三喜男杯争奪選抜高等学校柔道大会男子マッチレポート①1回戦~準々決勝
取材・文:古田英毅

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ますます重要大会として存在感を増す水田杯。今年は男子58チーム、女子35チームがエントリーする巨大大会となった。

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選手宣誓は千野根有我(桐蔭学園高)と吉峰芙母絵(夙川学院高)。

冬季高校招待試合サーキットの重要大会の一である第17回水田三喜男杯争奪選抜高等学校柔道大会は26日、城西国際大学スポーツ文化センター(東金市)で男子58チーム、女子35チームが参加して行われた。

今大会男子の注目チームはまずなんといっても桐蔭学園高(神奈川)。続いて大成高(愛知)と崇徳高(広島)、加えてさらに1チーム、23日の松尾杯で骨の太い戦いぶりを披露した木更津総合高(千葉)の名前が挙がる。

桐蔭学園はご存知の通り前代高校「三冠」獲得を成し遂げたレギュラーから実にポイントゲッター3枚が残った新シーズンの主役。もちろん全国大会優勝候補の筆頭格だ。大成は前代高校選手権で、崇徳はインターハイでそれぞれ桐蔭学園と決勝を争った強豪チーム。前述の木更津総合も併せてそれぞれがブロックを代表する強豪であり、勿論全国大会のシード校候補に挙げられる今代の主役級チームだが、翌日に組まれた若潮杯武道大会にはこの4チームがいずれも招待されず。つまりは桐蔭-大成、あるいは大成-崇徳といった今季をそのまま占う重要カードが実現するのは、今シリーズこの大会1大会のみとなるのだ。招待試合シリーズを構成する重要ブロックとしてすっかりおなじみになった本大会だが、年を追うごとにその重要性は増している印象。

注目ポイントは、10日の黒潮旗に23日の松尾杯と連勝しながらエース級3枚以外の戦力の薄さを露呈した桐蔭学園に、この弱点を払拭する気配が見えるかどうか。また、黒潮旗で連覇を逃し3位に甘んじた大成の戦力の再見積もり、例年このシリーズで急成長する崇徳の戦いぶり、松尾杯でエース級2枚を温存したまま桐蔭学園を苦しめた木更津総合の戦力検証とみどころは尽きない。

まずはトーナメントを4つに割って、簡単に各ブロックの勝ち上がりを追いかけてみたい。


※試合時間3分、準決勝より4分。試合ごとの選手、配列変更可。

■ Aブロック
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初戦、桐蔭学園はテスト中の竹裕駿と安藤健志を同時起用

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青森北高の次鋒相馬勇紀が桐蔭学園・安藤健志から内股「一本」

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高山康太が工藤市之介を縦四方固に抑え込むが、一本勝ちまであと1秒で足を絡まれてしまい「解けた」。

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賀持喜道が中村朝陽から左内股「一本」

準々決勝進出校:桐蔭学園高(神奈川)、福岡大大濠高(福岡)

桐蔭学園は五番手候補として黒潮旗では奥田訓平、松尾杯では町方昴輝と藤井俊輔の2名を起用してきたが、この日はこの枠に100kg級の1年生安藤健志と73kg級の2年生竹裕駿の2名を登録。青森県予選2位の青森北高を畳に迎えた初戦(2回戦)ではこの2人を同時に起用した。配置は竹が先鋒、安藤が次鋒。続く中堅を務めるのは4番手の高山であり、つまりはテストメンバー3名をまとめて前衛に突っ込んだ相当に野心的な配置である。以後は副将に賀持喜道、大将に千野根有我とポイントゲッター2枚を入れてはいるが、前衛に入った「ポイントゲッター3枚以外」のブロックが一定以上の仕事を果たせずば勝敗自体が揺れかねない、周辺戦力への期待を込めたオーダー。

ところがこの試合。先鋒の竹が81㎏級青森県3位の亀田慎太郎と得点の予感薄いまま引き分けると、次鋒の安藤はシリーズ初試合で硬くなったか右相四つの相馬勇紀を相手に28秒、右内股を食ってあっという間の一本負け。相馬は既に青森県無差別代表を決めている強者ではあるが、団体戦で相手を勢いづける「秒殺負け」は御法度のはず。1分け1敗で1点ビハインド、早くも桐蔭学園この日の重要テーマである5番手選手の発掘に暗雲が漂う。

中堅戦は高山が81kg級の工藤市之介とマッチアップ。ケンカ四つで担ぎ技も効く工藤を相手にもどかしい試合が続いたが、終盤に差し掛かるところで「腰絞め」の形から捲って縦四方固に抑え込む。しかし19秒で工藤が逃れ「解けた」、高山のスコアは「技有」に留まる。以後高山は両襟の左内股を度々放つが取り切れず、残り24秒で工藤に偽装攻撃の「指導」が与えられたのみで試合終了。高山の優勢勝ちで桐蔭学園が1点を返すも、結果として前衛の3名が作り出したスコアは1-1。内容差はなんとビハインド。

ここからは桐蔭学園の得点ブロック。賀持喜道は2階級上でケンカ四つの中村朝陽を相手に右袖釣込腰、左小内刈、左内股と技を繋いで追い詰めると、34秒には左内股を決めて「一本」。強気の作りに鮮やかな仕掛けと決め、凄みすら漂う勝ちぶりの良さ。

千野根有我の相手は81kg級で動きの良い佐藤大空。しかし千野根は組み際の支釣込足、相手が潰れると「腰絞め」とソツなく試合を進め、1分1秒には相手を引きずり出しておいて急転支釣込足に身を翻す。この技は豪快に決まって「一本」、ここで桐蔭学園の勝利が確定。

3-1とスコア自体は快勝。しかし期待の5番手候補2人が「耐えればいい」はずの前衛ブロックで先行を許し、しかも秒殺負けという御法度を踏む。さらに続いて畳に上がった4番手の高山が「抑え込んで逃がす」など、団体戦の禁忌をいくつも踏んだバタバタの立ち上がりであった。

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3回戦、桐蔭学園はこの日初登場の次鋒村尾三四郎が関西高・西村欣也から内股「一本」

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千野根有我が樋口琢士から支釣込足「一本」。スコア4-0で桐蔭学園高が関西高に快勝。

3回戦は今季充実が伝えられる関西高(岡山)とマッチアップ。中国ブロック大会では組み合わせの妙もあって2位に進んだ強豪だが、どちらかというと正統派で対強豪戦の戦術を練ることより自分の柔道をぶつけることにフォーカスするタイプであるこのチームには、方法論的に桐蔭学園の柔道が噛み合った。

先鋒高山はケンカ四つの竹野新太郎を相手に前進を続け2分32秒「指導3」を得て勝利。次鋒安藤はケンカ四つの畝田実成を相手に浅い技を掛け合って双方が「指導1」を失っての引き分けに終わったが、村尾三四郎は同じ90kg級の西村欣也を相手にファーストアタックで試合を決め僅か12秒の左内股「一本」。賀持喜道は河本侑大を1分3秒の片手絞で絞め落とし、千野根有我は1分12秒に豪快な支釣込足で樋口琢士を叩き落としこれも「一本」。スコア4-0で危なげなく準々決勝進出を決めた。

下側の山からは、県内に同居する九州ブロック王者・大牟田高打倒を目指して関東遠征敢行中の福岡大大濠高(福岡)が勝ち上がり。1回戦は文星芸大附高(栃木)をオール一本勝ちの5-0、2回戦は次鋒野田隆世と大将中西一生のエース級2枚の一本勝ちをテコに千葉経済大附高(千葉)を2-2の内容差で下す。迎えた3回戦は修徳高(東京)とマッチアップ、釘本陸が岡田尚樹に横四方固「一本」で勝利するなど快勝を重ねてこれもオール一本勝ちの5-0で勝利。修徳は注目の大型1年生小嶋洸成を下げるなどベストオーダーではなかったが、このスコアでのベスト8入りは見事。

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次鋒戦終盤、釘本陸が安藤健志を攻め3つ目の「指導」を得る。

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村尾三四郎が中西一生から内股「技有」

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賀持喜道が岸川尚矢を左内股「一本」に仕留める

[Aブロック準々決勝]
桐蔭学園高(神奈川) 3-1 福岡大大濠高(福岡)
(先)高山康太○棄権△石嵜信太郎
(次)安藤健志△反則[指導3](2:59)○釘本陸
(中)村尾三四郎○優勢[技有・大内刈]△中西一生
(副)賀持喜道○内股(1:26)△岸川尚矢
(大)千野根有我×引分×野田隆世

松尾杯3回戦でも対戦し、この際は4-1で桐蔭学園が勝利しているカード。
先鋒戦では福岡大大濠の石嵜信太郎が負傷するアクシデント。中途で試合を棄権して桐蔭学園がまず1点をリード。
次鋒戦は期待の安藤健志がケンカ四つの釘本陸とマッチアップ。安藤は間合いを取って試合をスタート、ベンチからの「行ってみろ」との声とゼスチャーを受けて前代のエース関根聖隆ばりの「一本大外」を試みるがまず浅く入りかけて止められ、相手に警戒させてから飛び込み直してしまうというミス、この大技が成立する要件を満たせない。中盤から釘本が左内股に左大内刈と技を積むとこれを止められず、残り43秒には2つ目の「指導」を受けてしまう。安藤としてはもはや優勢負けに留めて畳を降りることが最後の仕事ということになるが我慢が利かず、残り1秒で3つ目の「指導」を受けて終戦。ここでスコアは1-1のタイとなる。

中堅戦は村尾三四郎と中西一生という90kg級の強者同士の対決。村尾は左大内刈に小内刈とよく足が動き、1分34秒に左大内刈で「技有」を獲得。中西が粘る柔道を志向したことで以降チャンスは僅少であったが、残り15秒に片手の咎による「指導」も追加して快勝。ここでスコア2-1と桐蔭学園が勝ち越し。

副将戦はこの日素晴らしい切れ味を見せている賀持の投げがまたも炸裂。100kg超級の岸川尚矢を大内刈から内股への連絡に捉え、鮮やか「一本」。

この時点でスコアは3-1となり、桐蔭学園の勝利が確定。大将戦は千野根有我が九州100kg超級王者の野田隆世を獲り切れずに引き分けたが、ぶじにベスト4進出を決めることとなった。ポイントゲッター3枚が絶好調、残りの2ポジションが不安定という松尾杯での構図は今のところ変わらず。

【Aブロック1回戦】

青森北高(青森) ①-1 成田高(千葉)
関西高(岡山) 4-1 幕張総合高(千葉)
山形工高(山形) 3-0 沼津工高(静岡)
近江高(滋賀) 3-0 若松商高(福島)
修徳高(東京) ②-2 大原高(千葉)
千葉経大附高(千葉) 4-0 秋田商高(秋田)
福岡大大濠高(福岡) 5-0 文星芸大付附高(栃木)

【Aブロック2回戦】

桐蔭学園高(神奈川) 3-1 青森北高(青森)
関西高(岡山) 2-1 山形工高(山形)
修徳高(東京) 3-1 近江高(滋賀)
福岡大大濠高(福岡) ②-2 千葉経大附高(千葉)

【Aブロック3回戦】

桐蔭学園高(神奈川) 4-0 山形工高(山形)
福岡大大濠高(福岡) 5-0 修徳高(東京)

【Aブロック準々決勝】

桐蔭学園高(神奈川) 3-1 福岡大大濠高(福岡)

■ Bブロック
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2回戦、木更津総合高の次鋒飯田空翔が八戸西高・小野大翔から内股「一本」

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2回戦、木更津総合高の大将小宮大倭が和田樹から内股「一本」

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準々決勝、木更津総合高の次鋒北條嘉人が四日市中央工高・弓矢健奨から肩固「一本」

準々決勝進出校:木更津総合高(千葉)、四日市中央工高(三重)

上側の山からは木更津国際高(千葉)が順当に勝ち上がり。坂東虎之輔と浅野史恩のポイントゲッター2枚はケガのため「県予選に向け大事を取る」(近野貞治監督)とのことで、松尾杯に続いて今大会も取り置き。それでもその陣容は骨太、2回戦は開志国際高(新潟)を5-0、3回戦は東北高(宮城)を3-1で下して大過なくベスト8入り決定。

下側の山からもシード位置に座る四日市中央工高(三重)が順当に勝ち上がった。2回戦は武蔵越生高(埼玉)を3-2、3回戦は佐賀商高(佐賀)に1-1の内容差といずれも接戦だったが、2試合ともに大将に座った山口隆乃の2連勝をテコにぶじベスト8入り。

木更津総合高(千葉) 2-0 四日市中央工高(三重)
(先)井上泰司〇反則[指導3]△伊藤栄都
(次)北條嘉人○肩固(2:55)△弓矢健奨
(中)小山内剣太郎×引分×石川大夢
(副)伊藤大輔×引分×山口隆乃
(大)小宮大倭×引分×萩大地

前衛に今シリーズ好調の井上泰司と北條嘉人を並べて突っ込んだ木更津総合がこの2人の連続得点をテコに快勝。四日市中央工は中堅以降に石川大夢、山口隆乃と得点役を配したが木更津総合の厚い陣容を前に追撃戦はやはり厳しく、完封負けでシリーズを終えることなった。

【Bブロック1回戦】

八戸西高(青森) 2-0 開志国際高(新潟)
京華学園高(東京) ①代-1 近大福山高(広島)
東北高(宮城) 4-1 千葉県第3地区(千葉)
武蔵越生高(埼玉) ②-2 千葉商大付高(千葉)
國學院大栃木高(栃木) 3-1 東日本国際昌平高(福島)
佐賀商高(佐賀) 5-0 安房高(千葉)

【Bブロック2回戦】

木更津総合高(千葉) 5-0 八戸西高(青森)
東北高(宮城) 3-0 京華学園高(東京)
四日市中央工高校(三重) 3-2 武蔵越生高(埼玉)
佐賀商高(佐賀) 2-1 國學院大栃木高(栃木)

【Bブロック3回戦】

木更津総合高(千葉) 3-1 東北高(宮城)
四日市中央工高校(三重) ①-1 佐賀商高(佐賀)

【Bブロック準々決勝】

木更津総合高(千葉) 2-0 四日市中央工高校(三重)

■ Cブロック
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2回戦、大成高の先鋒大竹龍之介が一関学院高・岩沼唯楓から内股「一本」

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2回戦、大成高の次鋒田中翔太が一関学院高・黒澤啓太から内股「一本」

準々決勝進出校:大成高(愛知)、市立習志野高(千葉)

大成は昨年度からレギュラーとして団体戦を戦ってきた大西陸斗と藤鷹裕大が大会直前に負傷。いずれも軽症とのことだが今大会はこの2人から藤鷹のみを残し、大西を外して布陣することとなった。

初戦(2回戦)の一関学院高(岩手)戦で組んだメンバーは先鋒から大竹龍之介、田中翔太、竹内勇伸、瀬戸裕太朗、中村恭仁。充実が伝えられる1年生大竹がわずか9秒の内股「一本」で斬り込み役を果たすと、以降田中が内股、竹内が小外刈、瀬戸が大内刈、中村が小外刈と全員が1分掛からず「一本」をマーク。5-0のパーフェクトゲームで大会を滑り出す。

3回戦は松尾杯で桐蔭学園を苦しめた(※スコア2-3、大将戦で決着)の仙台育英学園高(宮城)とマッチアップ。藤鷹裕大を投入して戦ったこの試合は大竹が佐々木圭から右内股(1:08)、田中が鈴木貴裕から左の鮮やかな「回り払腰」 (0:31)、竹内が菅原大空から右大外刈(2:23)、藤鷹が川田一心から片手絞(0:42)と次々一本勝ちを並べてあっという間の4連勝。大将戦は瀬戸が瀬戸裕貴と引き分けたが、最終スコア4-0の快勝でベスト8入りを決めることとなった。ここまで2試合10戦をこなして9勝0敗9一本勝ちと、序盤戦の内容は圧倒的。

大混戦が予想された下側の山からは地元・千葉の市立習志野高が勝ち上がり。1回戦で湯沢翔北高(秋田)を5-0、2回戦の箕島高(和歌山)戦は73kg級の大将平野龍也の代表戦も含む2連勝で2-2の代表戦勝ち。3回戦は黒潮旗で存在感を見せた前橋商高(群馬)を1-1の内容差で下して準々決勝へと駒を進めた。

[Cブロック準々決勝]
大成高(愛知) 3-0 習志野高(千葉)
(先)竹内勇伸○縦四方固(2:25)△桒田真雄
(次)瀬戸裕太朗×引分×市川晃次郎
(中)大竹龍之介○優勢[技有・大外刈]△平野龍也
(副)田中翔太×引分×瀧川光
(大)中村恭仁○横四方固(0:43)△飯塚大貴

藤鷹をいったんベンチに下げた大成が快勝。先鋒戦で竹内勇伸が支釣込足「技有」から縦四方固に抑え込んでまず先制。以降は大成が着々加点して最終スコアは3-0。柔道どころ千葉の有力校である習志野は大健闘であったが、ここで力尽きた。大成はここまで無失点、15戦して12勝0敗3分けと隙を見せぬまま準決勝への勝ち上がりを決めた。

【Cブロック1回戦】

一関学院高(岩手) 2-1 土気高(千葉)
大宮工高(埼玉)〇不戦△長崎南山高(長崎)
仙台育英学園高(宮城) 2-1 市立柏高(千葉)

市立習志野高(千葉) 5-0 湯沢翔北高(秋田)
箕島高(和歌山) 1-0 作新学院高(栃木)
前橋商高(群馬) 5-0 千葉黎明高(千葉)
田村高(福島) ①代-1 東海大高輪台高(東京)

【Cブロック2回戦】

大成高(愛知) 5-0 一関学院高(岩手)
仙台育英学園高(宮城) ②-2 大宮工高(埼玉)
市立習志野高(千葉) ②代-2 箕島高(和歌山)
前橋商高(群馬) 2-0 田村高(福島)

【Cブロック3回戦】

大成高(愛知) 4-0 仙台育英学園高(宮城)
市立習志野高(千葉) ①代-1 前橋商高(群馬)

【Cブロック準々決勝】

大成高(愛知) 3-0 市立習志野高(千葉)

■ Dブロック
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3回戦、崇徳高の福永夏生が白鷗大足利高・萩原龍聖を攻める

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副将戦、松尾理来が坂田竜から値千金の小外刈「技有」

準々決勝進出校:崇徳高(広島)、埼玉栄高(埼玉)

シード校崇徳が順当にベスト8進出。初戦(2回戦)から東海大浦安高(千葉)と難敵が配されたが、2戦引き分けを受けた中堅松尾理来が藤野雄大に横四方固「一本」、副将福永夏生が山本耕輔に横四方固「一本」で勝利して勝負あり。大将戦は八木郁実が勝野好誠と引き分けて最終スコアは2-0だった。

3回戦も難敵、白鷗大足利高(栃木)がマッチアップ。ベスト8以上で組まれても全くおかしくない非常にタフなカードだ。毛利允哉、宮本聖矢、福永夏生、松尾理来、八木郁実という布陣で臨んだこの試合は接戦、ピンチ少なかれども決定的な取り味にも欠けて先鋒から中堅まで3戦連続の引き分け。副将戦で松尾が坂田竜を相手に値千金の小外刈「技有」獲得、これが決勝点となって1-0で勝ち抜けを決めることとなった。

下側の山からはシード扱いの埼玉栄高(埼玉)が勝ち上がり。2回戦は市立船橋高(千葉)を5-0、佐久長聖高(長野)を迎えた3回戦は先鋒西願寺哲平の僅差優勢勝ちに、中堅西山真心の上四方固「一本」と積み上げて2-0で突破。初戦敗退の屈辱を味わった松尾杯から立ち直った形で、みごと準々決勝進出を決めた。

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準々決勝、篠原泰斗と西願寺哲平の先鋒戦

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副将戦、八木郁実が蓜島創の小外掛を捌いて浮落「技有」

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八木はそのまま横四方固に抑え込んで一本勝ちを果たす

[Dブロック準々決勝]
崇徳高(広島) 2-0 埼玉栄高(埼玉)
(先)篠原泰斗×引分×西願寺哲平
(次)毛利允弥×引分×吉田昴
(中)福永夏生○反則[指導3]△西山真心
(副)八木郁実○横四方固(3:20)△蓜島創
(大)松尾理来×引分×山野井爽

崇徳は負傷中の篠原泰斗を入れてほぼベストオーダーでの布陣。まず先鋒篠原が西願寺哲平に仕事をさせず引き分け、タイスコアで迎えた中堅戦では福永夏生が81kg級の好選手西山真心を着実に攻めて「指導」3つを得て先制点を上げる。副将戦では八木郁実がしっかり「一本」で配島創を下し、大将戦で松尾理来が山野井爽を引き分けて止めて最終スコア2-0で勝利を決めた。西願寺、山野井と得点源をしっかり止めて取るべきところをしっかり取った崇徳の快勝であった。
ここまで難敵ばかりが配された崇徳であるが、15試合して失点ゼロとさすがの内容。爆発力に欠けるが安定感ありという今代のカラーそのままというべき勝ち上がりで、ベスト4へと名乗りをあげた。

結果決まった決勝カードは、

桐蔭学園高(神奈川) - 木更津総合高(千葉)
大成高(愛知) - 崇徳高(広島)

の2カードとなった。

【Dブロック1回戦】

東海大浦安高(千葉) 2-0 水戸葵陵高(茨城)
白鷗大足利高(栃木) 4-0 拓大紅陵高(千葉)
帝京長岡高(新潟) 4-1 八戸学院光星高(青森)
市立船橋高(千葉) 2-1 新庄東高(山形)
盛岡大附高(岩手) 2-1 安田学園高(東京)
佐久長聖高(長野) 5-0 東京学館高(千葉)

【Dブロック2回戦】

崇徳高(広島) 2-0 東海大浦安高(千葉)
白?大足利高(栃木) 2-0 帝京長岡高(新潟)
埼玉栄高(埼玉) 5-0 市立船橋高(千葉)
佐久長聖高(長野) 1-0 盛岡大附高(岩手)

【Dブロック3回戦】

崇徳高(広島) 1-0 白鷗大足利高(栃木)
埼玉栄高(埼玉) 1-0 佐久長聖高(長野)

【Dブロック準々決勝】

崇徳高(広島) 2-0 埼玉栄高(埼玉)

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