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グランドスラム東京2017・最終日男子4階級プレビュー

(2017年12月1日)

※ eJudoメルマガ版12月1日掲載記事より転載・編集しています。
グランドスラム東京2017・最終日男子4階級プレビュー
(81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級)
■ 81kg級 横一線の大混戦、日本勢が海外の強豪に挑む
(エントリー40名)

階級全体のレベルが高く上位陣の実力差が少ないため、どの大会でも荒れ模様の混戦になりがちな本階級。今大会にも世界大会のメダリストこそいないものの、パリ大会にアブダビ大会と今年グランドスラム2大会を制している若手のフランク・デヴィト(オランダ)、威力のある担ぎ技で常に階級の上位に位置しているヴィクトール・ペナウベル(ブラジル)、担ぎ技を主体に戦うニャムスレン・ダグヴァスレン(モンゴル)と密着しての捨身技が得意なオトゴンバータル・ウーガンバータル(モンゴル)のモンゴルのパワーファイター2人など、複数の実力者が顔を揃えた。

対する日本勢は絶対的エースの永瀬貴規(旭化成)が膝の故障による長期離脱中であることもあり、講道館杯王者の佐々木健志(筑波大3年)を筆頭に若手選手を4人並べてこれを迎え撃つ。国内の代表争いを考えた場合には現在国際大会で目立った成績を残している選手はおらず、全選手がほとんど横一線に並んでいる状態だ。今大会で存在感を示して集団から抜け出す選手はいるのか。注目して見守りたい。担ぎ技と寝技という国際向きの武器をもつ佐々木にはひときわ期待したい。組み合わせも悪くなく、十分メダルが狙える配置だ。

【プールA】
第1シード:フランク・デヴィト(オランダ)
第8シード:ヨアキム・ボットー(ベルギー)
日本選手:山本悠司(天理大4年)

【プールB】
第4シード:ヴィクトール・ペナウベル(ブラジル)
第5シード:エティエンヌ・ブリオン(カナダ)
日本選手:藤原崇太郎(日本体育大1年)

【プールC】
第2シード:オトゴンバータル・ウーガンバータル(モンゴル)
第7シード:エドゥアルド=ユウジ・サントス(ブラジル)
有力選手:イ・センス(韓国)
日本選手:佐々木健志(筑波大3年)

【プールD】
第3シード:ニャムスレン・ダグヴァスレン(モンゴル)
第6シード:アスラン・ラッピナゴフ(ロシア)
日本選手:小原拳哉(パーク24)

■ 90kg級 本命なき混戦トーナメント、向翔一郎は予選ラウンドで2連覇狙うクコルと対戦
(エントリー32名)

海外からの大物は2連覇を狙う今年のヨーロッパチャンピオン・アレクサンダー・クコル(セルビア)と、並外れた膂力で相手をねじ伏せるブダペスト世界選手権3位のパワーファイター、ウサンギ・マルギアニ(ジョージア)の2人。そのほか、アジア王者のコムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)やヤキョー・イマモフ(ウズベキスタン)ら実力者がスポット的に参加しているものの、グランドスラムとしてはトーナメントのレベルは低め。

国内の90kg級はベイカー茉秋(日本中央競馬会)という突出した存在がいるのみで、それ以外に国際大会で安定して成績を上げている選手はいない。このあたりは81kg級と事情は相似。今大会は日本代表の4人にとってはグランドスラム優勝というわかりやすい実績を積むチャンスであり、クコルやマルギアニといったトップ選手を相手にどのような戦いぶりを披露するにかに注目したい。

【プールA】
第1シード:アレクサンダー・クコル(セルビア)
第8シード:エドゥアルド・トリッペル(ドイツ)
日本選手:向翔一郎(日本大4年)

【プールB】
第4シード:長澤憲大(パーク24)
第5シード:ザッカリー・バート(カナダ)

【プールC】
第2シード:コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)
第7シード:シリル・グロスクラウス(スイス)
有力選手:ヤキョー・イマモフ(ウズベキスタン)
日本選手:小林悠輔(旭化成)

【プールD】
第3シード:ウサンギ・マルギアニ(ジョージア)
第6シード:ダヴィド・クラメルト(チェコ)
日本選手:釘丸太一(センコー)

■ 100kg級 ウルフアロンは欠場、優勝狙う飯田健太郎は3回戦でリパルテリアニと対戦
(エントリー37名)

ブダペスト世界選手権チャンピオンのウルフアロン(東海大4年)と、同大会でウルフとともに代表を務めた羽賀龍之介(旭化成)が揃って欠場。ウルフの背中を追う講道館杯王者の飯田健太郎(国士舘大1年)にとっては距離を一気に詰める千載一遇のチャンスとなった。非常に選手層が厚くどの大会でも非常にハイレベルなトーナメントとなる本階級だが、今回もこの例に漏れず世界中から数多くの強豪が集まった。

飯田にとって最初の山場は3回戦のヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)戦。今年2月のグランドスラム・パリ大会では内股「一本」で勝利している相手だが、階級変更したばかりの当時よりも100kg級に慣れてより厄介な相手になっているはずだ。また、その次に対戦が濃厚なチョ・グハン(韓国)もしぶとさが売りの典型的な「嫌な相手」であり、予選ラウンドから息の抜けない強敵、難敵との対戦が連続することになる。厳しい戦いが続くことが予想されるが、飯田には名をあげるチャンスだと前向きな気持ちで挑んでもらいたい。

【プールA】
第1シード:マイケル・コレル(オランダ)
第8シード:アドラン・ビスルタノフ(ロシア)
日本選手:下和田翔平(京葉ガス)

【プールB】
第4シード:ペテル・パルチク(イスラエル)
第5シード:トマ・ニキフォロフ(ベルギー)
有力選手:グリゴリ・ミナシキン(エストニア)
日本選手:西山大希(新日鐵住金)

【プールC】
第2シード:ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)
第7シード:ヨアキム・ドファービー(スウェーデン)
有力選手:チョ・グハン(韓国)
日本選手:飯田健太郎(国士舘大1年)

■ 100kg超級・王子谷剛志に試練の配置、若手2人の戦いぶりに注目
(エントリー25名)

ダヴィド・モウラ(ブラジル)、ルカシュ・クルパレク(チェコ)、ナイダン・ツヴシンバヤル(モンゴル)、オール・サッソン(イスラエル)と、「動ける」戦術派タイプの選手が数多く顔を揃えた。ブダペスト世界選手権、マラケシュ世界無差別選手権と連続で冴えない戦いを見せてしまっている王子谷剛志(旭化成)は初戦でナイダン、準々決勝でクルパレクとの対戦が濃厚な非常に厳しい配置からのスタートとなった。王子谷としては影浦心(東海大4年)に小川雄勢(明治大3年)と若手が出場しているなかで上位戦に進出することなく負けるわけにはいかないはず。気持ちのこもった本来の王子谷らしい戦いに期待したい。

また、久々の国際大会出場となる小川は初戦を突破すると袖口担ぎ技ファイターのサッソンと対戦することになる。サッソンはリオ五輪準決勝でリネールと大熱戦を演じ、以後のリネール打倒における「絞って担ぎ」のトレンドの発信源となった選手。圧力が生命線の小川が、組み負けた形から担ぐことのできるサッソンとどのような試合を繰り広げるのか、非常に楽しみな一番だ。原沢と王子谷が不調のうちに突き抜けてしまいたい影浦の勝ち上がり、繰り上げでグランドスラム東京代表の座を得た業師・上川大樹(京葉ガス)の華麗な足技にも注目だ。

【プールA】
第1シード:ダヴィド・モウラ(ブラジル)
第8シード:キム・スンミン(韓国)
日本選手:影浦心(東海大4年)

【プールB】
第4シード:ルカシュ・クルパレク(チェコ)
第5シード:王子谷剛志(旭化成)
有力選手:ファイセル・ヤバラー(チュニジア)、ナイダン・ツヴシンバヤル(モンゴル)

【プールC】
第2シード:オール・サッソン(イスラエル)
第7シード:ステファン・ヘギー(オーストラリア)
有力選手:バトトルガ・テムーレン(モンゴル)
日本選手:小川雄勢(明治大3年)

【プールD】
第3シード:ユーリ・クラコヴェツキ(キルギスタン)
第6シード:ロイ・メイヤー(オランダ)
有力選手:ヴラダト・シミオネスク(ルーマニア)
日本選手:上川大樹(京葉ガス)

文責:林さとる/eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版12月1日掲載記事より転載・編集しています。

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