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グランドスラム東京2017・第1日女子4階級プレビュー

(2017年12月1日)

※ eJudoメルマガ版12月1日掲載記事より転載・編集しています。
グランドスラム東京2017・第1日女子4階級プレビュー
(48kg級、52kg級、57kg級、63kg級)
■ 48kg級 超ハイレベルトーナメント実現、渡名喜風南と近藤亜美はベスト8で激突
(エントリー25名)

ガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)、ムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)、そしてジョン・ボキョン(韓国)と、アジア圏のトップ選手3人が漏れなく参戦。ここに日本勢から渡名喜風南(帝京大4年)と近藤亜美(三井住友海上)の新旧世界チャンピオン2人が加わり、世界選手権と比べても遜色のない、いや、それ以上(ジョン・ボキョンはブダベスト世界選手権に参加していないので)の超ハイレベルトーナメントが完成した。

上記の強者たちの配置はかなり偏っており、渡名喜と近藤がプールB、ムンフバットとジョンがプールCに同居、それぞれ準々決勝で対戦することになる。どちらもそのまま世界大会の決勝と言っても通るほどの好カードであり、絶対に見逃すことができない大山場だ。2018年バクー世界選手権の内定を狙う今年度世界王者・渡名喜と、なんとしてもそれを阻止しなくてはならない近藤のライバル対決がこのトーナメントを貫くストーリーの主軸。

【プールA】
第1シード:ガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)
第8シード:ステファニー=アリサ・コヤマ(ブラジル)
有力選手:カン・ユジョン(韓国)、メラニー・クレモン(フランス)、マリア・ペルシズカイア(ロシア)

【プールB】
第4シード:近藤亜美(三井住友海上)
第5シード:渡名喜風南(帝京大4年)
有力選手:シラ・リショニー(イスラエル)、タシアナ・セザル(ギニアビサウ)

【プールC】
第2シード:ムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)
第7シード:ジョン・ボキョン(韓国)
有力選手:ガブリエラ・チバナ(ブラジル)、モニカ・ウングレアヌ(ルーマニア)
日本選手:森﨑由理江(宮崎大教)

【プールD】
第3シード:ミリカ・ニコリッチ(セルビア)
第6シード:ノア・ミンスカー(イスラエル)
日本選手:遠藤宏美(ALSOK)

■ 52kg級 日本勢が潰し合う厳しい組み合わせ、高校生・阿部詩が世界選手権のファイナリスト2人に挑む
(エントリー26名)

ブダペスト世界選手権で決勝を争った志々目愛(了徳寺学園職)と角田夏実(了徳寺学園職)がトップを走り、そのすぐ後ろに阿部詩(夙川学院高2年)が猛烈な勢いで迫っている国内の52kg級。海外からのトップ選手の参加がないこともあり、本階級は上記日本勢3人による対決がそのまま最大のみどころと規定して良いだろう。シード順の関係で3人は揃って上側の山に配置されており、志々目と阿部がプールAの準々決勝で、そしてその勝者が準決勝で角田と対戦することになる。階級屈指の投げの威力を誇る志々目と阿部、寝業師の角田とそれぞれの特徴は明確。激しい投げ合いになること必至の準々決勝、投げ対寝技の準決勝と、いずれもファンにとって目が離せない好勝負となるはずだ。

【プールA】
第1シード:志々目愛(了徳寺学園職)
第8シード:阿部詩(夙川学院高2年)

【プールB】
第4シード:角田夏実(了徳寺学園職)
第5シード:アモンディーヌ・ブシャー(フランス)
有力選手:エヴェリン・チョップ(カナダ)

【プールC】
第2シード:ギリ・コーヘン(イスラエル)
第7シード:エカテリーナ・グイカ(カナダ)

【プールD】
第3シード:アレクサンドラ=ラリサ・フロリアン(ルーマニア)
第6シード:レカ・プップ(ハンガリー)
有力選手:パク・ダソル(韓国)
日本選手:立川莉奈(福岡大3年)

■ 57kg級 3連覇狙う芳田司は好配置、講道館杯覇者の山本杏は準々決勝で五輪王者シウバと対戦<
(エントリー30名)

各プールに満遍なく強豪が配され、非常にバランスのとれたトーナメントとなった。本大会3連覇を狙う世界選手権銀メダリスト・芳田司(コマツ)は第1シード選手としてプールAに配されており、この山は無風区。準決勝進出までは既定路線と考えて差し支えないだろう。序盤戦の見どころは下側の山に集中しており、プールCでは2回戦で宇髙菜絵(コマツ)対エレン・ルスヴォ(フランス)、レン・チェンリン(台湾)対出口クリスタ(カナダ)という注目対決が実現する可能性が濃厚だ。

講道館杯を制して復活の狼煙をあげたばかりの山本杏(パーク24)はプールDに配されており、初戦で今年のアジアジュニア選手権王者である夙川学院高2年のキム・ジス(韓国)との対戦が組まれている。山本の勝利自体は堅いと思われるが、日本のファンにとっては勝敗を超えて是非見ておきたい試合だ。山本はこの試合に勝利すると、次戦でリオデジャネイロ五輪金メダリストのラファエル・シウバ(ブラジル)に挑戦することになる。ここで敗れると予選ラウンド敗退となってしまう厳しい配置ではあるが、シウバがメンタルコンディション直截にその出来に影響する「ムラ気」タイプの選手であることも織り込めば、十分勝利は可能なはず。久々の国際大会となる山本が継続して存在感を示すことができるのか、注目して見守りたい。

【プールA】
第1シード:芳田司(コマツ)
第8シード:ティムナ・ネルソン=レヴィー(イスラエル)

【プールB】
第4シード:ジェシカ・クリムカイト(カナダ)
第5シード:ネコダ・スミス=デイヴィス(イギリス)
有力選手:ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)、テルマ・モンテイロ(ポルトガル)
日本選手:玉置桃(三井住友海上)

【プールC】
第2シード:エレン・ルスヴォ(フランス)
第7シード:レン・チェンリン(台湾)
有力選手:クリスタ・デグチ(カナダ)、アナスタシア・コンキナ(ロシア)
日本選手:宇髙菜絵(コマツ)

【プールD】
第3シード:ラファエラ・シウバ(ブラジル)
第6シード:テレザ・ストル(ドイツ)
有力選手:キム・ジス(韓国)、ヨワナ・ロギッチ(セルビア)
日本選手:山本杏(パーク24)

■ 63kg級・日本勢のプールがすべて分かれる好ドロー、各選手に準々決勝で山場が組まれる
(エントリー29名)

全階級を通じた大会の「目玉」となり得る存在であったクラリス・アグベニュー(フランス)が直前で出場を回避。優勝の難易度は大きく下がったが、それでもリオデジャネイロ五輪王者ティナ・トルステニャク(スロベニア)とカトリン・ウンターヴルツァハー(オーストリア)のトップ選手2人がシードを占め、グランドスラムの名に恥じないハイレベルトーナメントであることには変わりなし。

ドローの結果、日本勢は4つのプールに分かれて配されることになったが、津金恵(筑波大4年)にはトルステニャク、田代未来(コマツ)にはアリス・シュレシンジャー(イギリス)、鍋倉那美(三井住友海上)にはウンターヴルツァハー、そして土井雅子(環太平洋大4年)にはエドウィッジ・グウェン(イタリア)と、各選手にそれぞれベスト8で山場が設定されている。講道館杯での戦いぶりを見る限り純戦闘力で考えれば田代が頭ひとつ抜けているという印象だが、他の3選手も今大会に優勝すれば代表争いという文脈では十分逆転できる位置につけている。田代がこのまま優位を確定させるのか、誰かがそれを阻止して1番手に名乗りを上げるのか、優勝の行方はもちろん、国内の序列争いにひときわ注目して観戦したい階級。

【プールA】
第1シード:ティナ・トルステニャク(スロベニア)
第8シード:カタリナ・ヘッカー(オーストラリア)
有力選手:キヨミ・ワタナベ(フィリピン)、
日本選手:津金恵(筑波大4年)

【プールB】
第4シード:アリス・シュレシンジャー(イギリス)
第5シード:エイミー・リヴェシー(イギリス)
有力選手:キャサリン・ブーシェミン=ピナード(カナダ)
日本選手:田代未来(コマツ)

【プールC】
第2シード:カトリン・ウンターヴルツァハー(オーストリア)
第7シード:鍋倉那美(三井住友海上)
有力選手:ハンナ・マーティン(アメリカ)

【プールD】
第3シード:エドウィッジ・グウェン(イタリア)
第6シード:バルドルジ・ムングンチメグ(モンゴル)
有力選手:ユール・フランセン(オランダ)、ケトレン・クアドロス(ブラジル)
日本選手:土井雅子(環太平洋大4年)

文責:林さとる/eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版12月1日掲載記事より転載・編集しています。

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