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グランドスラム東京2017・第1日男子3階級プレビュー

(2017年12月1日)

※ eJudoメルマガ版12月1日掲載記事より転載・編集しています。
グランドスラム東京2017・第1日男子3階級プレビュー
(60kg級、66kg級、73kg級)
日本で行われる唯一のワールドツアー大会、グランドスラム東京2017があす3日、東京体育館で開幕する。

今大会から「当年の世界選手権金メダリストが優勝すれば、翌年の世界選手権日本代表に内定」との新システムが採用され、これが大会の様相を大きく変えた。男子の出場者では60kg級の髙藤直寿、66kg級の阿部一二三、73kg級の橋本壮市の3名がこの権利を持つが、73kg級では橋本の独走にストップを掛けるべくリオデジャネイロ五輪金メダリスト大野将平が参戦を表明しており、この両者の対戦なるかとその勝敗の行方が大会を通じた最大のみどころ。60kg級では「権利者」の髙藤に、直接対決で2連勝中の永山竜樹が立ちふさがる。

女子は日本が誇る新旧2人の世界王者に加えてムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)、ガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)、ジョン・ボキョン(韓国)が参戦して世界選手権を超える陣容となった48kg級、志々目愛と角田夏実の金銀メダリストにホープ阿部詩が挑む52kg級とこちらも軽量級が熱い。

海外勢も充実、どの階級にも「グランドスラム」の名に恥じぬ強豪が集った今大会、各階級のトーナメントの様相をそれぞれ簡単に展望してみたい。

■ 60kg級 日本勢が上側に集中、直接対決で雌雄を決す
(エントリー28名)

中堅の有力選手は数多いものの、日本人以外で「世界大会でメダル圏内の強豪」となると実はモンゴルのツートップのみ。「グランドスラム」としてはむしろややレベルが低めのトーナメントとなった。

注目の日本勢は、髙藤直寿(パーク24)、永山竜樹(東海大3年)、志々目徹(了徳寺学園職)の上位3選手が揃って上側の山に配されており、プールBの準々決勝で永山と志々目が、準決勝でその勝者と髙藤が対戦することになるという過酷な配置。今大会に優勝して来年の世界選手権代表を決めてしまいたい髙藤に、ここで優勝することで再浮上のきっかけをつかみたい永山、そして志々目と、どの選手も絶対に負けられないバックグラウンドを抱えており、いずれの試合も熱戦になることは間違いない。直近の試合内容から考えると永山が髙藤との対戦まで勝ち上がる可能性が濃厚であり、その場合は昨年の本大会決勝から続く因縁の対決が実現することになる。現在2連敗中の先輩髙藤が意地を見せるのか、それとも永山が勝って再び存在感を示すのか。ここが事実上の決勝戦となる可能性も非常に高く、ファンとしては絶対に見逃せない注目対決だ。

【プールA】
第1シード:髙藤直寿(パーク24)
第8シード:フェリペ・ペリム(ブラジル)

【プールB】
第4シード:永山竜樹(東海大3年)
第5シード:志々目徹(了徳寺学園職)
有力選手:ヴィンセント・リマール(フランス)

【プールC】
第2シード:ガンバット・ボルドバータル(モンゴル)
第7シード:シャラフディン・ルトフィラエフ(ウズベキスタン)
有力選手:ルスタン・イブラエフ(カザフスタン)

【プールD】
第3シード:ダシュダヴァー・アマーツヴシン(モンゴル)
第6シード:エリック・タカバタケ(ブラジル)
有力選手:ワリーデ・キア(フランス)、チョイ・インヒュク(韓国)
日本選手:宮之原誠也(国士舘大4年)

■ 66kg級 強豪多数のハイレベルトーナメント、阿部一二三がダヴァドルジへのリベンジを狙う
(エントリー35名)

アン・バウル(韓国)とゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)のもと世界王者2人(※ザンタライアは60kg級時代)に、今年の世界選手権で3位を獲得しているヴァジャ・マルグヴェラシヴィリ(ジョージア)など、歯ごたえのある強豪が複数エントリーした激戦階級。現役の世界王者である阿部一二三(日本体育大2年)が絶対的な優勝候補だが、同じプールに過去2敗と相性の悪いダヴァドルジ・ツムルフレグ(モンゴル)が配された。まさしく「刺客」というべき嫌な相手ではあるが、、現在の阿部の実力であれば敵ではないはず。ここは豪快な「一本」に仕留めてしっかりとリベンジを果たしておきたいところだ。対戦予定は準々決勝。

その他、磯田範仁(国士舘大4年)をはじめとする戦術派が詰め込まれたプールB、丸山城志郎(ミキハウス)が技の威力で階級屈指のパワーファイターであるヴァジャ・マルグヴェラシヴィリ(ジョージア)に挑むプールC、田川兼三(筑波大3年)がアンとザンタライアのトップ選手2人に挑戦するプールDと、いずれのプールも見どころ盛り沢山だ。

【プールA】
第1シード:阿部一二三(日本体育大2年)
第8シード:ダヴァドルジ・ツムルフレグ(モンゴル)

【プールB】
第4シード:バルチ・シュマイロフ(イスラエル)
第5シード:ドフドン・アルタンスフ(モンゴル)
有力選手:アンザウル・アルダノフ(ロシア)
日本選手:磯田範仁(国士舘大4年)

【プールC】
第2シード:ヴァジャ・マルグヴェラシヴィリ(ジョージア)
第7シード:チャールズ・チバナ(ブラジル)
日本選手:丸山城志郎(ミキハウス)

【プールD】
第3シード:アン・バウル(韓国)
第6シード:ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)
日本選手:田川兼三(筑波大3年)

■ 73kg級 大野将平が畳に復帰、最大の見どころは橋本壮市との世界王者対決
(エントリー46名)

リオデジャネイロ五輪金メダリストの大野将平(旭化成)がいよいよ73kg級の舞台に復帰。最大の注目ポイントはもちろん橋本壮市(パーク24)との新旧王者直接対決なるか、そしてどちらが勝利するのかだ。二本持っての強烈な技で相手を真っ向切り伏せる大野に、トリッキーな組み手で相手を翻弄し、片手状態を厭わず左右に癖のある技を仕掛ける橋本と、その柔道スタイルは対称的。対決が実現するとすれば決勝、絶好調の橋本にコンディション整い切らぬとの情報聞かれる大野がどのように戦うのか、2020年五輪出場への「シナリオ」の取り合いとなる今大会の対決は、見逃せない。

また、橋本には立川新(東海大2年)、大野にガンバータル・オドバヤル(モンゴル)という刺客がそれぞれが配されており、どちらも一筋縄ではいかない難敵。特にガンバ―タルは袖口グリップを駆使したパワー柔道で今季一気に出世、ブダペスト世界選手権では銅メダルを獲得したばかりの今が旬の選手であり、大野の復調具合を測る物差しとしてはまさしく最適。まずはこの試合に注目したい。

現在急成長を見せている野上廉太郎(筑波大1年)も含めて、日本勢の陣容は極めて厚い。楽しみな階級だ。

【プールA】
第1シード:橋本壮市(パーク24)
第8シード:サム・ファンテヴェステンデ(オランダ)
有力選手:ピエール・デュプラ(フランス)

【プールB】
第4シード:トハル・ブトブル(イスラエル)
第5シード:マルセロ・コンティーニ(ブラジル)
有力選手:アントワーヌ・ブシャー(カナダ)、ドミトロ・カニヴェツ(ウクライナ)、ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)
日本選手:立川新(東海大2年)

【プールC】
第2シード:ガンバータル・オドバヤル(モンゴル)
第7シード:ディルク・ファンティシェル(ベルギー)
有力選手:ニコラス・デルポポロ(アメリカ)、ベンジャマン・アクスス(フランス)
日本選手:野上廉太郎(筑波大1年)

【プールD】
第3シード:トミー・マシアス(スウェーデン)
第6シード:アーサー・マルゲリドン(カナダ)
日本選手:大野将平(旭化成)

文責:林さとる/eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版12月1日掲載記事より転載・編集しています。

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