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リネールとツシシヴィリが2回戦で早くも激突、日本勢2人は比較的戦いやすい組み合わせ・2017年世界無差別柔道選手権大会男子プレビュー

(2017年11月10日)

※ eJudoメルマガ版11月10日掲載記事より転載・編集しています。
テディ・リネールとグラム・ツシシヴィリが2回戦で早くも激突、日本勢2人は比較的戦いやすい組み合わせ
2017年マラケシュ世界無差別柔道選手権大会・男子プレビュー
→2017世界無差別柔道選手権組み合わせ(http://www.ippon.org/wc_open2017.php)
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■ 男子
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優勝候補筆頭はやはりこの人、テディ・リネール。

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もっか自他ともに認める打倒リネールの一番手、グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)。リネールとの対戦は、なんと2回戦に組まれた。

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日本からは王子谷剛志と影浦心が参加。

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ユニバーシアード王者の影浦。実は昨年から数々の国際大会を経験しながら、海外選手には無敗。

(エントリー40名)

2011年チュメニ大会以来となる体重無差別の世界選手権がモロッコのマラケシュで開催される。今大会では優勝者に8万ユーロ(約1050万円)という柔道競技においては破格の賞金が与えられることもあり、8月に行われたブダペスト世界選手権で10度目の100kg超級世界一の座に輝いたテディ・リネール(フランス)をはじめ、100kg超級と100kg級を中心にベテランから若手まで非常にキャラクター豊かな選手たちが顔を揃えた。その数総勢40名。無差別カテゴリには世界ランクが存在しておらず、よって今大会にはシード枠が設定されていない。このことが選手配置の偏りを生み、トーナメントは序盤戦から注目対決が頻出する、選手にはハードだがファンにとっては魅力的なものとなった。

まずは絶対王者リネールが配されたプールA。2008年ルヴァロワ=ペレ大会以来となる無差別王座の奪還を目指すリネールだが、組み合わせは全選手中もっとも、と言っても差し支えないほど厳しいものとなった。1回戦から100kg超級屈指の業師であるユーリ・クラコヴェツキ(キルギスタン)との対戦が組まれており、さらに2回戦ではブダペスト世界選手権準決勝で非常な苦戦を強いられた今年のヨーロッパ100kg超級王者グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)の挑戦を受けることになる。前回の対戦ではGS延長戦における浮技「技有」でリネールが勝利しているが、袖口を持って左右関係なく袖釣込腰を仕掛けてくるツシシヴィリはリネールにとってはまさに天敵。勝敗読み難く、この試合が優勝争いに直結する、序盤戦最大の見どころだ。

続いてプールB。ここの勝ち上がり候補は王子谷剛志(旭化成)。ほかにもアダム・オクルアシヴィリ(ジョージア)など強豪選手が配されてはいるが、どの選手も王子谷を脅かすレベルではないはず。ブダペスト世界選手権で不本意な結果に終わった王子谷にとって今大会は格好の汚名返上のチャンス。準決勝でリネール(ツシシヴィリ)と対戦するところまではなんとしても勝ち上がりたいところだ。泥臭くも力強い、王子谷らしい戦いに期待したい。なお、勝ち上がりにはあまり影響がないと思われるが、100kg級のベテラン選手ヘンク・グロル(オランダ)と90kg級のナシフ・エリアス(レバノン)が対戦する1回戦はなかなかに面白いカード。今年81kg級から階級を上げたばかりの曲者ナシフが見せるであろう、いやらしい試合ぶりに注目だ。

プールCは実力的に飛び抜けた選手がおらず、最も勝ち上がりが読みにくい。純戦力的な強者は先日のグランドスラム・アブダビ大会100kg超級を制して大型選手に対する適性を示したシリル・マレ(フランス)と、ツシシヴィリと並んで対リネールの一番手ポジションに座るオール・サッソン(イスラエル)の、リオデジャネイロ五輪銅メダリスト2人(マレが100kg級、サッソンが100kg超級)。しかしこの両名は初戦(2回戦)でいきなり潰し合うことになっている。この試合を勝ち抜いた選手がこのプールの進行の軸になるだろう。

その他、38歳となったアレクサンドル・ミハイリン(ロシア)や、かつて対リネールの一番手(今では前述のとおりツシシヴィリとサッソンにすっかりその座を奪われてしまったが)であったレヴァニ・マティアシヴィリ(ジョージア)、そして「ボーアンドアローチョーク」の名手である100kg級のトマ・ニキフォロフ(ベルギー)にも注目したい。組み合わせと選手間の相性を鑑みるにマティアシヴィリが勝ち上がってしまう可能性も意外と高いと思われる。

最後にプールD。こちらも非常に濃い陣容となったが、勝ち上がりの候補は影浦心(東海大4年)。影浦は1回戦でバルナ・ボール(ハンガリー)、2回戦でヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)、3回戦でロイ・メイヤー(オランダ)とイリアス・イリアディス(ギリシャ)の勝者と、いずれも名の通った強者との連戦となる。しかし、どの選手も影浦とは比較的相性が噛み合うタイプで、破綻なく戦えば十分撃破可能とみる。準々決勝でマッチアップするイアキフ・ハモー(ウクライナ)が器用なタイプで少々厄介だが、この試合さえ勝ち抜けば十分決勝進出が見込めるだろう。1年ぶりに畳に復帰するイリアディスの戦いぶりにも注目したい。

【プールA】
有力選手:グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)、ユーリ・クラコヴェツキ(キルギスタン)、テディ・リネール(フランス)、ファイセル・ヤバラー(チュニジア)、バトトルガ・テムーレン(モンゴル)、ステファン・ヘギー(オーストリア)

【プールB】
有力選手:ナシフ・エリアス(レバノン)、ヘンク・グロル(オランダ)、アダム・オクルアシヴィリ(ジョージア)、アントン・クリボヴォコフ(ロシア)
日本選手:王子谷剛志(旭化成)

【プールC】
有力選手:アレクサンドル・ミハイリン(ロシア)、ウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)、シリル・マレ(フランス)、オール・サッソン(イスラエル)、レヴァニ・マティアシヴィリ(ジョージア)、トマ・ニキフォロフ(ベルギー)

【プールD】
有力選手:アレックス・ガルシア=メンドーサ(キューバ)、イアキフ・ハモー(ウクライナ)、アドラン・ビスルタノフ(ロシア)、バルナ・ボール(ハンガリー)、ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)、ロイ・メイヤー(オランダ)、イリアス・イリアディス(ギリシャ)
日本選手:影浦心(東海大4年)

文責:林さとる/古田英毅

※ eJudoメルマガ版11月10日掲載記事より転載・編集しています。

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