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杉本大虎と久保井仁菜が優勝、注目の梅北眞衣は初戦敗退を喫す・世界ジュニア選手権2017第1日4階級即日レポート

(2017年10月19日)

※ eJudoメルマガ版10月19日掲載記事より転載・編集しています。
杉本大虎と久保井仁菜が優勝、注目の梅北眞衣は初戦敗退を喫す・世界ジュニア選手権2017第1日4階級即日レポート
(男子55kg級、60kg級、女子44kg級、48kg級)
■ 55kg級 ジャバ・パピナシヴィリが優勝、高野大地は初戦で準優勝のナティグ・グルバヌリに敗退
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55kg級決勝、ジャバ・パピナシヴィリがナティグ・グルバヌリから右大車「技有」。

(エントリー32名)

【入賞者】
1.PAPINASHVILI, Jaba (GEO)
2.GURBANLI, Natig (AZE)
3.NARBAYEV, Bauyrzhan (KAZ)
3.LKHAGVAJAMTS, Unubold (MGL)
5.BOLATBEKOV, Damir (KAZ)
5.NINIASHVILI, Vano (GEO)
7.MONORI, Daniel (HUN)
7.ISAEV, Adam (RUS)

ジャバ・パピナシヴィリ(ジョージア)と昨年のヨーロッパジュニア選手権王者であるナティグ・グルバヌリ(アゼルバイジャン)が決勝に進出。右大車に小手投げ風の片手右釣腰と豪快な大技で2つの「技有」を奪ったパピナシヴィリが優勝を果たした。パピナシヴィリはシニアで活躍しているアミラン・パピナシヴィリ(ジョージア)の弟。密着しての腰技のほか足技や担ぎ技も得意としており、準々決勝では3位を獲得したルハグヴァジャムツ・ウヌボルド(モンゴル)から髙藤直寿ばりの切れ味鋭い右小内刈で「技有」を奪っている。技種の豊富さと技の切れ味は60kg級でも十分に通用すると思われ、今後の活躍が楽しみな面白い選手だ。

日本代表の髙野大地(国士舘大1年)は初戦で決勝に進出したグルバヌリと対戦し、お互い「指導」2つを奪い合っての3分50秒に故意に場外に出た咎で3つ目の「指導」を失い「指導3」反則(3:50)で敗れた。試合自体は五分以上に戦えており、最後の「指導」失陥も動きの中で自ら場外に出てしまったミスによるもの。組み合わせに恵まれなかった不運はあるが、取れる試合を落とした形のもったいない初戦敗退であった。

【3位決定戦】
バウイルジャン・ナルバエフ(カザフスタン)○GS技有・大外落(GS0:31)△ダミル・ボラトベコフ(カザフスタン)
ルハグヴァジャムツ・ウヌボルド(モンゴル)○隅落(2:43)△ヴァノ・ニニアシヴィリ(ジョージア)

【決勝】
ジャバ・パピナシヴィリ(ジョージア)○優勢[技有・大車]△ナティグ・グルバヌリ(アゼルバイジャン)

【日本代表選手勝ち上がり】

髙野大地(国士舘大1年)
成績:1回戦敗退


[1回戦]
髙野大地△反則[指導3](3:50)○ナティグ・グルバヌリ(アゼルバイジャン)

■ 60kg級 杉本大虎が優勝、古賀玄暉は準決勝で敗れて3位
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60kg級決勝、杉本大虎がカラマット・フセイノフを右背負投で攻める。

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古賀玄暉は準決勝でフセイノフに変形の左袖釣込腰「一本」を奪われて敗退。

(エントリー47名)

決勝に勝ち上がったのは杉本大虎(日本体育大2年)と今年のヨーロッパジュニア選手権王者カラマット・フセイノフ(アゼルバイジャン)。決勝はケンカ四つの両者による左右の担ぎ技の応酬となり、GS延長戦の開始直後に杉本が肩車で掛け潰れたフセイノフを正面から攻めて崩袈裟固「一本」(GS0:39)を獲得、みごとジュニアカテゴリ世界一の座を手に入れた。学生体重別選手権大会では初戦敗退となった杉本だが、今大会では初戦から動きが冴えており3回戦のラマザン・アブドゥラエフ(ロシア)戦以外はすべて「一本」(反則を含む)で勝利する圧勝劇を披露。今後に大きな展望が開ける大会となった。

一方もうひとりの代表であった古賀玄暉(日本体育大1年)は準決勝でフセイノフに両手で袖を掴んでの左袖釣込腰「一本」(1:15)を奪われトーナメント本戦から脱落。それでも3位決定戦ではアユブ・ブリエフ(ロシア)を送襟絞「一本」(3:02)に仕留めて3位を獲得した。

【入賞者】
1.SUGIMOTO, Taigo (JPN)
2.HUSEYNOV, Karamat (AZE)
3.JAGVARALDORJ, Amarbold (MGL)
3.KOGA, Genki (JPN)
5.PENNA, Robson (BRA)
5.BLIEV, Ayub (RUS)
7.EZ ZERRAD, Naoufal (BEL)
7.YUSIFOV, Ahmad (AZE)

【3位決定戦】
ジャグヴァラルドルジ・アマーボルド(モンゴル)○崩上四方固(2:58)△ロブソン・ペナ(ブラジル)
古賀玄暉○送襟絞(3:02)△アユブ・ブリエフ(ロシア)

【決勝】
杉本大虎○GS崩袈裟固(GS0:39)△カラマット・フセイノフ(アゼルバイジャン)

【日本代表選手勝ち上がり】

杉本大虎(日本体育大2年)
成績:優勝


[2回戦]
杉本大虎○反則[指導3](3:19)△バウイルジャン・ジャウインタエフ(カザフスタン)

[3回戦]
杉本大虎○GS技有・大外刈(GS4:41)△ラマザン・アブドゥラエフ(ロシア)

[準々決勝]
杉本大虎○背負投(2:17)△アユブ・ブリエフ(ロシア)

[準決勝]
杉本大虎○横四方固(4:00)△ロブソン・ペナ(ブラジル)

[決勝]
杉本大虎○GS崩袈裟固(GS0:39)△カラマット・フセイノフ(アゼルバイジャン)

古賀玄暉(日本体育大1年)
成績:3位


[1回戦]
古賀玄暉○優勢[技有・送足払]△キム・ヨンゴン(北朝鮮)

[2回戦]
古賀玄暉○優勢[技有・大腰]△ズミトリー・ムジャイラ(ベラルーシ)

[3回戦]
古賀玄暉○背負投(1:01)△ムグジャン・シャムシャディン(カザフスタン)

[準々決勝]
古賀玄暉○腕挫十字固(3:25)△ナオウファル・エズゼラド(ベルギー)

[準決勝]
古賀玄暉△袖釣込腰(1:15)○カラマット・フセイノフ(アゼルバイジャン)

[3位決定戦]
古賀玄暉○送襟絞(3:02)△アユブ・ブリエフ(ロシア)

■ 44kg級・久保井仁菜が全試合で抑え込み「一本」を奪い優勝を飾る
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44kg級1回戦、久保井仁菜がジュスティーヌ・デレイルから左小内刈「技有」。

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44kg級決勝、久保井がアビバ・アブジャキノワに縦四方固「一本」。

(エントリー19名)

【入賞者】
1.KUBOI, Nina (JPN)
2.ABUZHAKYNOVA, Abiba (KAZ)
3.PETIT, Lois (BEL)
3.BULGAKOVA, Kristina (RUS)
5.MURATBAEVA, Gulnur (UZB)
5.FERREIRA, Laura (BRA)
7.JO, Son Hyang (PRK)
7.BERINGER, Fatime (HUN)

久保井仁菜(京都文教高2年)とアビバ・アブジャキノワ(カザフスタン)が決勝まで勝ち上がり、「横返し」からの縦四方固「一本」(1:11)で勝利した久保井が優勝を飾った。久保井は初戦からヨーロッパジュニア選手権王者のジュスティーヌ・デレイル(フランス)と対戦する厳しい組み合わせであったが、この難敵に一本背負投の形に腕を抱いた左小内刈で「技有」2つを奪った末に縦四方固「一本」(3:44)で完勝。以降も全試合で得意の寝技による「一本」を獲得する素晴らしい内容で勝ち上がり、みごと表彰台の頂点へと上り詰めた。44kg級が存在するのはジュニアカテゴリまでであり、その最高峰である世界ジュニア選手権を制したことで久保井は一つの山を登り切った形だ。今後は48kg級での活躍に期待したい。

【3位決定戦】
ロイス・ペティト(ベルギー)○崩上四方固(4:00)△グルヌル・ムラトバエワ(ウズベキスタン)
クリスティナ・ブルガコワ(ロシア)○袖釣込腰(3:53)△ラウラ・フェレイラ(ブラジル)

【決勝】
久保井仁菜○縦四方固(1:11)△アビバ・アブジャキノワ(カザフスタン)

【日本代表選手勝ち上がり】

久保井仁菜(京都文教高2年)
成績:優勝


[2回戦]
久保井仁菜○縦四方固(3:44)△ジュスティーヌ・デレイル(フランス)

[準々決勝]
久保井仁菜○縦四方固(1:37)△クリスティーナ・ブルガコワ(ロシア)

[準決勝]
久保井仁菜○横四方固(3:15)△グルヌル・ムラトバエワ(ウズベキスタン)

[決勝]
久保井仁菜○縦四方固(1:11)△アビバ・アブジャキノワ(カザフスタン)

■ 48kg級・梅北眞衣がまさかの初戦敗退、アンバー・ヘルシェスがトーナメントを制す
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48kg級決勝、アンバー・ヘルシェスがローラ・アベレンダ=マルティネスを左大内刈で攻める。

(エントリー29名)

【入賞者】
1.GERSJES, Amber (NED)
2.MARTINEZ ABELENDA, Laura (ESP)
3.STANGAR, Marusa (SLO)
3.HURTADO MUNOZ, Melissa (CUB)
5.NAUATBEK, Akmaral (KAZ)
5.PICHKALEVA, Daria (RUS)
7.HIDALGO LEDO, Celia (ESP)
7.TYNBAYEVA, Galiya (KAZ)

優勝候補の筆頭であったユニバーシアード王者の梅北眞衣(山梨学院大1年)が1回戦でガリヤ・ティンバエワ(カザフスタン)にいわゆる「巴十字」で「一本」(1:15)を奪われまさかの初戦敗退。梅北に勝利したティンバエワも表彰台に辿り着く前にトーナメントから姿を消し、前述のユニバーシアードで五輪のメダリスト2人を破りこれから階級の序列を一気に登ろうという梅北にとっては非常に厳しい結果となった。

本命が消えたトーナメントを決勝まで勝ち上がったのは今年のヨーロッパジュニア選手権王者であるアンバー・ヘルシェス(オランダ)とローラ・アベレンダ=マルティネス(スペイン)の2人。決勝は両者「指導2」を奪い合った状態でGS延長戦へともつれ込み、ヘルシェスが相手の偽装攻撃による「指導3」反則(GS2:37)で優勝を決めた。ヘルシェスは大外刈や内股といった技が中心のパワーファイターだが、シニアで戦うためにはパワー、技術ともにまだまだ不足しているという印象。今大会に優勝したことで今後シニアの大会への出場が増加すると思われるが、そこで結果を残すためにはもう一段の積み上げが必要だと思われる。今年のヨーロッパ選手権チャンピオンであるダリア・ビロディド(ウクライナ)は今大会には出場しなかった。

【3位決定戦】
マルサ・スタンガル(スロベニア)○優勢[技有・小内刈]△アクマラル・ナウアトベク(カザフスタン)
メリッサ・フルタド=ムノス(キューバ)○袈裟固(4:00)△ダリア・ピチュカレワ(ロシア)

【決勝】
アンバー・ヘルシェス(オランダ)○GS反則[指導3](GS2:37)△ローラ・アベレンダ=マルティネス(スペイン)

【日本代表選手勝ち上がり】

梅北眞衣(山梨学院大1年)
成績:1回戦敗退


[1回戦]
梅北眞衣△腕挫十字固(1:15)○ガリヤ・ティンバエワ(カザフスタン)

※写真は権利者の許諾を得て掲載しています。

文責:林さとる/eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版10月19日掲載記事より転載・編集しています。

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