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第1部は兵庫県警察が5年ぶり2度目の優勝、大阪府警察の4連覇阻む・第69回全国警察柔道大会即日レポート

(2017年10月17日)

※ eJudoメルマガ版10月17日掲載記事より転載・編集しています。
第1部は兵庫県警察が5年ぶり2度目の優勝、大阪府警察の4連覇阻む
第69回全国警察柔道大会即日レポート
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第1部優勝の兵庫県警察

団体戦で警察柔道日本一を争う第69回全国警察柔道大会(主催:警察庁、後援:(公財)日本武道館)が17日、日本武道館で行われ、七人制で行われる第1部は兵庫県警察が5年ぶり2度目の優勝を飾った。決勝は4連覇を狙う大阪府警察を2-0で破った。

六人制で行われた第2部は熊本県警察、五人制で行われた第3部は沖縄県警察が優勝した。全勝賞は新垣直也(沖縄県警察)が獲得した。

第1部戦評および各部の入賞者と試合結果(1部の全試合結果と準決勝以降の対戦詳細、2部と3部の全試合結果および3位決定戦と決勝の対戦詳細)、第1部優勝監督のコメントは下記。

■ 第1部
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準決勝、大阪府警察先鋒の藤阪太郎が神奈川県警察・吉田惟人から肩車「技有」

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糸井滉平が小野瀬拓見から大内刈で1つ目の「技有」

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倉橋功が白本周太郎から浮技「技有」

(先鋒66kg級、次鋒・五将81kg級、中堅・三将100kg級、副将・大将無差別)

【戦評】

[決勝まで]

12チームが参加し、4ブロックに分かれての予選リーグを経て各ブロックの1位がトーナメント戦に残るという形式で争われた第1部。激戦を勝ち抜いて決勝に進出したのは4連覇を狙う大阪府警察と、5年ぶりの優勝を狙う兵庫県警察の2チーム。

大阪府警察は同組に警視庁と千葉県警察が配される厳しい組み合わせでのスタートとなったが、初戦で警視庁を4-0と一蹴。千葉県警察戦は中村剛教が加藤博剛に腕緘「一本」を奪われる場面もあったが、2-1で勝ち抜けて準決勝進出決定。

迎えた準決勝では神奈川県警察と対戦。これまでの試合と同様大阪府警察は前衛が好調、先鋒藤阪太郎が吉田唯人から開始19秒の肩車で「技有」奪取、さらに3分7秒にも左一本背負投で「技有」を奪う圧勝で先制点を確保。続く次鋒糸井滉平も小野瀬拓見から終盤引き出しの右大内刈「技有」、小外刈「技有」と連続で投げを決めて2連勝。大阪府警はさらに五将住谷仁志が高梨優也を相手に「韓国背負い」で「技有」を奪いほぼ試合の様相決したかと思われたが、高梨は残り6秒で引きずり出すような右内股を決めて「技有」奪還。この試合は引き分けに終わる。神奈川県警は続く中堅戦では宮﨑賢司が村上亮から「指導3」の反則で勝利してスコア2-1、反撃機運を高めたが、以後は大阪府警が再加速。副将川北大祐が砂田勇登から「指導3」の反則で勝利してこの時点で決勝進出決定、さらに大将倉橋功が白本周太郎から残り24秒で浮技「技有」、そのまま崩上四方固「一本」でスコアを伸ばして終戦。結果4-1の大差でこの準決勝をものにすることとなった。

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長尾翔太と柴崎裕宣による代表戦、いずれにポイントが入ってもおかしくなかった柴崎の返し技。

一方の兵庫県警察は北海道警察を5-0、佐賀県警察を3-1で下して順調に予選リーグを突破。迎えた準決勝では福岡県警察と大熱戦、攻撃力の高い選手を揃えた相手にしぶとさで対抗し、先鋒戦から大将戦までの7戦すべてを引き分けで終えることとなる。

注目の代表戦の抽選は副将戦の再戦、エース格の長尾翔太と柴崎裕宣がマッチアップ。自軍から歓声が上がったこの試合はしかし大熱戦、持つなり担ぎ技を繰り返す長尾に上からの組み手で圧力を掛ける柴崎という構図で一進一退。長尾が繰り出した背負投崩れの大内刈を柴崎が抱き返し、どちらにポイントが入ってもおかしくない場面も現れ試合の行方は混沌となったが、最後は長尾の手数が勝る形で柴崎に「指導1」宣告。これで兵庫県警察の決勝進出が決まった。

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田原仁志が村上洋平から腕挫十字固「一本」

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会心の先制点に田原が拳を握りしめる。

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長尾翔太が川瀬孝司から一本背負投「一本」

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辻本拓記が背負投を連発、倉橋功に攻め返す暇を与えず。

[決勝]

兵庫県警察 2-0 大阪府警察

先鋒戦は大阪府警察・藤阪太郎と兵庫県警察・佐々木貴大ともに右組みの相四つ。開始早々に藤阪が浮技で佐々木に尻餅をつかせ、58秒佐々木に「指導1」。ここまで大阪府警の快進撃を支えてきた藤阪が快調な出だしを見せた格好だが、以後は相手のリズムに慣れた佐々木が鋭い足技を連発して藤阪を封殺。藤阪は終盤に内股からケンケンの大内刈に繋いで再加速を試みるが、佐々木はこれを自身の内股に変換して譲らず。この試合は佐々木が健闘した形で引き分けに終わる。

そして次鋒戦は衝撃の展開。兵庫県警・田原仁志が村上洋平に対し試合が始まるなり巴投、下から腕挫十字固に食いつくとそのまま立たせず極め切ると12秒「参った」で試合終了。田原会心の一本勝ちで兵庫県警が先制に成功する。これまで前衛の奮闘をテコにする形で常に試合を優位に進めてきた大阪府警には非常に苦しい展開。

五将戦は右相四つの糸井滉平と北浦大基ともに譲らず、糸井に「指導1」、北浦に「指導2」が与えられて引き分け。中堅戦もケンカ四つの村上亮と寺本裕基の攻め合いに決着つかず引き分けとなり、スコア1-0のまま試合は終盤戦へと引き継がれる。

そして迎えた三将戦は大阪府警・川瀬孝司に対し長尾翔太が担ぎ技でペースを掴んで47秒「指導1」奪取。直後、長尾が引き落とすように低い左一本背負投に潜り込むと、川瀬は立った姿勢からそのままズルリと滑り落ち「一本」。これでスコアは2-0に広がった。

副将戦は大阪府警察の得点源・倉橋功が登場。対峙するはここで引き分ければチームの勝利が決まる立場の辻本拓記だが、試合はしかし次々倉橋の懐に潜り込んで思い切った背負投を撃ち続ける辻本ペース。1分41秒には倉橋に「指導1」、以後倉橋は得意の大外刈と支釣込足で取りに掛かるが散発、辻本は最後まで担ぎ技の放列を緩めず、迫力の背負投に飛び込み続けてフィニッシュ。この試合は引き分けとなり、この時点で兵庫県警の勝利が決まった。

大将戦は兵庫県警の木下泰成がケンカ四つの川北大祐を位押しに押し込み、引き分けで終了。結果、最終スコア2-0で兵庫県警5年ぶりの優勝が決まった。

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第1部優勝の兵庫県警察

【入賞者】
優 勝:兵庫県警察
準優勝:大阪府警察
第三位:福岡県警察

兵庫県警察・山本紀市監督のコメント
「5年ぶり2回目。最初から優勝を目指していました。大阪府警察には今年6月に9人制で勝っているので自信はありました。負ける要素はなにひとつなかった。田原は選手権前に怪我をしていてまだ治っていません。痛み止めを打ちながら『体が壊れても最後までやらせてください』と言って戦ってくれました。今大会は『攻めて終わろう』をチームの合言葉に戦い、それが優勝に繋がったと思います。選手たちはこちらが止めないといけないくらい稽古熱心。自主的な選手が多く練習後も出稽古に行くなどしていました。大阪府警察の方が実力的には強い選手が多いと思いますが、詰めた稽古をできたことが勝因だと思います。」

【予選リーグ】

大阪府警察 4-0 警視庁
大阪府警察 2-1 千葉県警察
警視庁 4-1 千葉県警察

※大阪府警察が勝ち抜け

神奈川県警察 4-0 宮崎県警察
愛知県警察 4-0 宮崎県警察
神奈川県警察 ①-1 愛知県警察

※神奈川県警察が勝ち抜け

兵庫県警察 5-0 北海道警察
兵庫県警察 3-1 佐賀県警察
佐賀県警察 2-1 北海道警察

※兵庫県警察が勝ち抜け

福岡県警察 3-1 埼玉県警察
福岡県警察 4-0 京都府警察
埼玉県警察 ③-3 京都府警察

※福岡県警察が勝ち抜け

【準決勝】

大阪府警察 4-1 神奈川県警察
(先)藤阪太郎〇優勢[技有・肩車]△吉田唯人
(次)糸井滉平〇優勢[技有・大内刈]△小野瀬拓見
(五)住谷仁志×引分×高梨優也
(中)村上亮△反則[指導3](3:34)〇宮﨑賢司
(三)川瀬孝司×引分×中西努
(副)川北大祐〇反則[指導3](3:05)△砂田勇登
(大)倉橋功〇崩上四方固(3:57)△白本周太郎

兵庫県警察 〇0代-0△福岡県警察
(先)佐々木貴大×引分×小倉武蔵
(次)北浦大基×引分×秋吉俊汰
(五)田原仁志×引分×中園史寛
(中)寺本裕基×引分×古田卓也
(三)長尾翔太×引分×柴﨑裕宣
(副)木下泰成×引分×安田知史
(大)辻本拓記×引分×松雪直斗
(代)長尾翔太〇GS指導1△柴崎裕宣

【3位決定戦】

福岡県警察 3-1 神奈川県警察
(先)小倉武蔵〇優勢[技有・背負投]△吉田唯人
(次)秋吉俊汰×引分×高梨優也
(五)安田知史〇優勢[技有・一本背負投]△小野瀬拓見
(中)古田卓也×引分×宮﨑賢司
(三)松雪直斗×引分×中西努
(副)上林山裕馬〇反則[指導3]△砂田勇登
(大)後小路裕朗△反則[指導3]〇白本周太郎

【決勝】

兵庫県警察 2-0 大阪府警察
(先)佐々木貴大×引分×藤阪太郎
(次)田原仁志〇腕挫十字固△村上洋平
(五)北浦大基×引分×糸井滉平
(中)寺本裕基×引分×村上亮
(三)長尾翔太〇一本背負投△川瀬孝司
(副)辻本拓記×引分×倉橋功
(大)木下泰成×引分×川北大祐

■ 第2部
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第2部優勝の熊本県警察

(エントリー18チーム)
※先鋒66kg級、次鋒81kg級、四将と五将100kg級、副将と大将無差別の六人制

【入賞者】
優 勝:熊本県警察
準優勝:愛媛県警察
第三位:鹿児島県警察

【1次リーグ】

茨城県警察 3-2 富山県警察
鹿児島県警察 3-0 茨城県警察
鹿児島県警察 4-1 富山県警察

石川県警察 4-1 群馬県警察
熊本県警察 5-0 群馬県警察
熊本県警察 1-0 石川県警察

長崎県警察 5-1 長野県警察
山口県警察 3-1 長野県警察
山口県警察 3-2 長崎県警察

広島県警察 3-0 静岡県警察
広島県警察 2-1 岐阜県警察
静岡県警察 2-1 岐阜県警察

岩手県警察 2-0 和歌山県警察
岩手県警察 ②-2 皇宮警察
皇宮警察 1-0 和歌山県警察

愛媛県警察 3-1 新潟県警察
愛媛県警察 2-0 宮城県警察
新潟県警察 1-0 宮城県警察

【2次リーグ】

熊本県警察 ②-2 鹿児島県警察
熊本県警察 2-2 山口県警察
鹿児島県警察 2-1 山口県警察

広島県警察 2-1 岩手県警察
愛媛県警察 4-2 岩手県警察
愛媛県警察 3-1 広島県警察

【決勝】

熊本県警察 4-1 愛媛県警察
(先)江藤康太○腕挫十字固(1:44)△浅見喜尚
(次)藤本正寛○優勢[技有・体落]△藤田一生
(四)塚本健太郎○袖釣込腰(0:13)△武本晃季
(五)柳口史和△小外掛(2:02)○影野裕和
(副)森内椋平○反則[指導3](2:49)△高橋茂
(大)杉山良太×引分×河坂有希

【3位決定戦】

鹿児島県警察 3-0 広島県警察
(先)池田宏次郎○反則[指導3](3:41)△藤賀健司
(次)山田泰裕○優勢[技有・背負投]△小茂田尭
(四)内健治郎×引分×北岡宏樹
(三)矢櫃晃生×引分×宇都宮光樹
(副)盛田勝義×引分×福本翼
(大)飛松直樹○反則[指導3](3:02)△三宅浩之

■ 第3部
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第3部優勝の沖縄県警察

(エントリー18チーム)
※先鋒66㎏級、次鋒81kg級、中堅100kg級、副将と大将無差別の五人制)

【入賞者】
優 勝:沖縄県警察
準優勝:香川県警察
第三位:栃木県警察

【1次リーグ】

岡山県警察 3-1 奈良県警察
福井県警察 ②-2 奈良県警察
福井県警察 ②-2 岡山県警察

香川県警察 ②-2 三重県警察
三重県警察 4-1 福島県警察
香川県警察 2-1 福島県警察

島根県警察 3-2 青森県警察
高知県警察 2-1 島根県警察
青森県警察 3-0 高知県警察

栃木県警察 3-1 滋賀県警察
栃木県警察 3-2 徳島県警察
徳島県警察 1-0 滋賀県警察

秋田県警察 3-0 鳥取県警察
沖縄県警察 3-0 秋田県警察
沖縄県警察 4-1 鳥取県警察

山形県警察 ②-2 山梨県警察
山形県警察 0-0 大分県警察
大分県警察 3-0 山梨県警察

【2次リーグ】

香川県警察 3-1 福井県警察
香川県警察 2-1 青森県警察
青森県警察 2-1 福井県警察

栃木県警察 2-2 沖縄県警察
沖縄県警察 2-1 大分県警察
栃木県警察 ②-2 大分県警察

【決勝】

沖縄県警察 2-1 香川県警察
(先)泰川剛兆○優勢[僅差]△坂野裕樹
(次)新垣直也○横四方固(1:21)△出田龍太郎
(中)崎原永佑×引分×形部安彦
(副)池原一史△反則[指導3](2:40)○鹿谷武史
(大)漢那宗樹×引分×滝大輔

【3位決定戦】

栃木県警察 2-1 青森県警察
(先)菊地海×引分×風晴昇
(次)渡邉恭祐×引分×平川洋典
(中)山田洸弥△大腰(2:24)○大杉翔
(副)今泉雪太郎○大外刈(2:25)△佐々木素也
(大)星野朋久○内股(3:30)△須藤孝清

取材・文:古田英毅/eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版10月17日掲載記事より転載・編集しています。

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